『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光と闇の狭間で
表立って顔も名前も明かさず
プライバシーは裏で尊重される。
不特定多数の人が集まるが
その中で独りぼっちではない。
思うままに伝えられるが
誰ひとり責めたりしない。
このコミュニティ『書く習慣』は
そんなリアルとネットの狭間にある。
「before your eyes」
テーマ 「光と闇の狭間で」
ショートショート ユーモアファンタジー
瞼を開くと、霧がかったどんよりとした空が見えたんだ。そして、ここが木製のボートの上だということは分かった。そしてどこかへ向かっているみたい。けれど漕いでいるのは僕じゃなくて、別の人。人っぽいんだけれどどうみても顔がキツネさんなんだ。キツネみたいな顔つきという意味じゃなくて、まるっきり顔がふさふさのキツネなんだ。腕もオレンジ色と金色を混ぜたような綺麗な毛色でふさふさ。そんな人がボートを漕いでる。その人は僕のことをじっと見ててちょっと怖い。ボートの上にはそのキツネみたいな人と僕の2人だけ。どういう状況なのか僕は分からないまま、落ち着かないし、不安で、夢の中なんじゃないかと思えてきていた。
「君は裁かれにいくんだよ」
優しいけれどどこか悲しげな声でそう聞こえた。
キツネみたいな人はゆっくり、ゆっくりオールで漕ぎながら続けた。
「君は何をしていたのか覚えてる?」
僕は突然声をかけられ、慌てふためいておどおどしてしまった。僕は記憶を辿ろうと思ったけれど、ぼんやりとあいまいなことしか覚えていなくて、答えられそうにない。
大人になるとわからなくなることばかりになる
世間体とか周りの空気とかばからしいことばかり
なにが正しく、何が悪いのか
なにが善で悪なのか
あの人は言う
「これは正しいことだ」
この人は言う
「いや、これは悪いことなのだ」
光と闇の狭間で、ボクは、キミは、どう判断する?
テーマ「光と闇の狭間で」 2023年12月3日
光と闇のあいだに、なにかが存在できるような、「狭間」と呼べるスペースがありましたっけ?
光と闇は、単独では存在できない、離れがたい隣り合わせです。
[光と闇の狭間で]
独白【光と闇の狭間で】 2023/12/3
この世、なんでもバランスだなと毎日のように思う。
正義も悪もどちら側かから見た主観でしかなく、光と闇もきっと同じものなのだろう。
私は天邪鬼なので、光を目指そうと言われるといやいや闇も存在意義あるよと言いたくなる。実際そういうこともあると思う。
でも出来れば光と闇、正義と悪の間のグレーゾーンからみんなが他者を思いやることのできる世になればいい。
光の闇の狭間で。
僕はまた仕事をしている。
ここは空想と言われている、通り門案内所。
光の通り門と闇の通り門、そして転の通り門があるのだが、僕はどのにも行けずに雇ってもらうことになった。
生きてる時も働き詰めだったのに、死んでまで働かなきゃいけないのか。
‥もうそろそろあの子に会いたくなる時期だなぁ。
「僕は、どこに?」
と優しそうなお兄さんが僕の前に来る。
名前を聞いて、新死者の欄を漁る。
その間は待合室に居てもらう。
今日は300人くらい捌いたかな。
この人は…詐欺師(更生無)の三人殺害。
「こちらの紙に沿ってお進み下さい。あちらです。」
"ありがとうございます!"とルンルン気分で歩いていく彼が進む方向。
それは、闇の通り門。だって黒だったから。
仕方のないことだ。
明日も明後日もその次も、人をただ捌いていくだけ。
楽しいからやってるんじゃない、他にやることがないからやっているだけなんだ。
他にゲームがあるなら、それをやるさ。
これで給料ないんだから、ブラックにも程があるよな。
まぁ、給料もらっても、食べないし買わないもんな。
ただただ白い広い部屋にいる僕達。
ここに何も無いし。
僕の選択肢はこれだけだ。
これ以上もこれ以下もない。
面白くない世界から、僕は抜け出したい。
120テーマ【光の闇の狭間】
漫画書けるかもな。《バグ》
光の闇の狭間で。
僕はまた仕事をしている。
ここは空想と言われている、通り門案内所。
光の通り門と闇の通り門、そして転の通り門があるのだが、僕はどのにも行けずに雇ってもらうことになった。
生きてる時も働き詰めだったのに、死んでまで働かなきゃいけないのか。
‥もうそろそろあの子に会いたくなる時期だなぁ。
「僕は、どこに?」
と優しそうなお兄さんが僕の前に来る。
名前を聞いて、新死者の欄を漁る。
その間は待合室に居てもらう。
今日は300人くらい捌いたかな。
この人は…詐欺師(更生無)の三人殺害。
「こちらの紙に沿ってお進み下さい。あちらです。」
"ありがとうございます!"とルンルン気分で歩いていく彼が進む方向。
それは、闇の通り門。だって黒だったから。
仕方のないことだ。
明日も明後日もその次も、人をただ捌いていくだけ。
楽しいからやってるんじゃない、他にやることがないからやっているだけなんだ。
他にゲームがあるなら、それをやるさ。
これで給料ないんだから、ブラックにも程があるよな。
まぁ、給料もらっても、食べないし買わないもんな。
ただただ白い広い部屋にいる僕達。
ここに何も無いし。
僕の選択肢はこれだけだ。
これ以上もこれ以下もない。
面白くない世界から、僕は抜け出したい。
120テーマ【光の闇の狭間】
漫画書けるかもな。
音をたてないように襖を開くと、少しばかりの隙間から光が流れ落ちるように細い道を作った。薄暗いその側では小さな子供がかわいらしい寝息を立てて眠っている。
きっと、昼間にはしゃいだせいだろう。私は自然に口もとが緩んだのがわかった。小さなこの子は今年で7歳になる。もう言葉を覚えて久しいが、まだまだ育ちざかりの好奇心には限りが見られず、たまにこちらがぎょっとするようなませたことを言うのだ。少々生意気に感じるところもあるが、私たちの顔を見て、したり顔をするのがまたかわいらしく、子供はこのように大きくなるのだなと感心させらせる。身体も四つん這いでいた頃が懐かしく思うくらいだ。
愛しい子の寝顔を眺めていると、夫が心配そうに低い声で尋ねてきた。
「おい、お前。あの人間はいつ食べるんだ」
蝋燭の灯りの中から、じっと夫の目が私を見つめている。
「もう少し、もう少し大きくなったらさ」
「どうして、もう食べ頃だろう」
「いいや、その方がうんと脂が乗って旨いんだ」
振り返らずにそう言えば、夫は諦めてそれ以上何も言わなくなった。彼の考えていることは分かる。この子は、彼が体調を崩した私に精をつけさせるために連れてきた子だ。だから彼のためにもこの子を食べてやるのが正しいと思うし、この子のためにもそうしてやるのが一番なのだ。そんなことは言われずとも、自分がよく分かっている。
恨めしい気持ちで子に目をやれば、すうすう気持ちの良さそうに眠っている。襖から伸びる薄明るいのが気になるのか、子がううん、と寝返りを打つとぽってりとした赤い頬が見えた。これがまた柔らかそうで、美味しそうで。
きゅっ、と瞳孔が縮まるのを感じながら暗がりの中へ手を伸ばすと、子は私の気配を感じたがために、寝ぼけた声で、
「おかあさん…」
それを聞いて、私は途端に我に返り、ぞっとするような、泣きたくなるようなたまらない気持ちで胸がはち切れそうになった。子に伸ばした手を自分の胸の前まで引いて、拳を堅く握り、大きく息を吐いた。
「どうやら私は、お前の母にも鬼にもなれないらしい」
聞こえぬようにそう呟く。愛しい子はやはり先程と同じようにまた微かな寝息を立てはじめた。後ろでは夫が大きな欠伸をしたのが聞こえる。
私は長い爪を浅い取手に引っ掛けて、ゆっくりと襖を閉じた。
#光と闇の狭間で
光と闇の狭間で生きてる、そんな人がいる。
一歩外に出れば、
ニコニコして元気そうに色んな人とお話ができる。
でも1人になったら、
考えて辛くなって布団の中で1人で涙を流す。
辛くても寂しくても何とか踏ん張って夜を超えて
次の日の朝には無理矢理頑張れてしまう。
誰にもバレずに、平気そうに振る舞えてしまう。
この辛さを誰よりも知っている私。
光と闇の間の住民、
隠れるのがすごくすごく上手なみんなだから
私だけかなって不安にもなる。
大丈夫、ちゃんと頑張れてるよ。
人は闇を知ることで光の中で輝くし、
闇の中にいる人を助けることができる。
ちゃんとあなたの強みになる。
だから生きて、生きてさえいれば
ちゃんと認められるときがくる。
「なあ。俺とお前ってまた会うの?」
休憩という名目でほんの3時間ほどの時間を共に過ごした相手。私がどうしようもなく愛する人。薄暗いベッドの上で、帰るための身支度をする時、いつも決まってこの質問をされる。
「会うよ。会いたいから」
「......」
「逆にもう私とは会いたくない?」
「いや、別に」
この関係性になってから、拒まれたことはただの一度もないけど、彼のほうから会いたいと言われたこともない。そもそも彼は、こんな形で2人きりで会っていい相手ではなかったりする。もし2人揃ってこの建物から出る所を私か彼を知っている人に目撃されたとしたら、きっと2人とも社会的に抹殺されてしまう。
無遠慮に響く、ライターで火をつける音。帰る前に1本だけ、煙草を蒸すのも彼の習慣らしい。
「お前普通にしてたらいい出会いありそうなのにな」
「要らないよそんなの。他の人なんて要らない」
彼に、そして私自身に刻み込むように吐き捨てる。何があっても凝りもせず遊び歩く彼も大概だとは思うけど、そんな彼から離れようとしない私だって同罪だ。
光なんて要らない、ずっとずっと彼と闇に堕ちて、その中で生きていきたい。
「またな、近いうち連絡する」
「ん」
彼が部屋を出てった後、彼の煙草の匂いの残る部屋の窓から外を見つめる。まだまだ明るい、日中の陽の光が今の私には眩し過ぎた。
多分服と髪に染み付いてしまった彼の煙草の匂い。ずっと消えなきゃいいのに、って思う。
『ありがとうまたな』
彼からの素っ気なくも優しいメッセージの通知に、恍惚とした笑みが漏れるのを自覚した。
陽の光を浴びて並んで歩くことは出来ない2人。暗く狭い部屋の中が全てな罪深い私と彼。でもこの闇から抜け出す意思は、私にはない。
違いすぎる。
あなたはそっちなのに、自分はこっち。
天使のような考えと、悪魔のような考え。
それが重なり合って僕の耳元で囁いてくる。
「先に勉強しちゃいなよ」
「いや、遊んでからでもいいんじゃね」
どちらも正反対の考え。
自分は……自分、は――
〜距離〜
〜光と闇の狭間で〜
ビックリマンチョコが再アニメ化されてるらしい。
昔のビックリマンのEDが好きでよく口ずさんでたんだよな。
(ちなみにアニメは観たことがない)
♪スーパーヒーロー、スーパーウォーズ
負けたら くやし涙
スーパーヒーロー、スーパーデビル
夢も希望も 黒くぬりつぶせ
夢も希望も 白くぬりかえせ
口ずさむたびに何ともいえない気持ちになってたんだ。
世界はスプラトゥーンみたいに飽くなき闘争で
延々と白黒オセロが続いていって
まったく終わることがない。
それでも決して希望が絶えることはなくて、
でも決して悪夢も消えることはなくて。
リアル世界は絶望の合間のささやかな幸せを糧に生きていく。
黒くなってしまった夢と希望を
白くぬり返し、ぬり返し、ぬり返し、ぬり返し。
狭間のほうが絶望が深いよな。
希望と絶望のその狭間。
みんな狭間に足を踏み入れる。
スーパーヒーローはいないんだし。
白くぬり返すエネルギーを振り絞る市井の人たち。
白くぬりかえせ。
白くぬりかえせ。
______________________________
【6】光と闇の狭間で
光と闇のはざまで
光と闇のはざまって生物だね
どうってことはない
または奇跡的で
有限で時間がある
光にも闇にも死はない
もしかしたら存在しない
私達が捉えているだけの幻想かもよ
そのはざまには生がある
生をどう捉えたいのかが課題
我々は生きていて
それをどう思うのかはさておいて
なんてことなしに呟いている
それが光と闇のはざまでだったりして
光と闇は対てはなくて
光と闇を対として人間がいるぽい
そんなことを思い付いたり
【光と闇の狭間で】
光にも闇にもなれない
表に出る様な闇を抱えているはけでもない
みんなを照らす様な光になることも
一体僕は何者になれるんだろう
「ここは?」
眩しいのか暗いのかよく分からない。前に進んでいるような気がするのだが後ずさりしているような気もする。
僕は何してたんだっけ?
この空間にいるのはいつから?
朝も昼も夜もない。自分の体すらどんな形なのかさえ見えない。
「僕は、、、死んだのか?」
その空間に音も響かない。声に出して言ってみたつもりだがそうではなかったようだ。
普段、何気なく過ごしていることが幸せだった。朝がきて陽の光を浴びて鳥たちが鳴いたりキッチンから聞こえてくる朝食を作る音。昼間、会社で声をかけてくる同僚。夜の疲労困憊でのる電車も。毎日が過ぎ去って行くことも。今はきらきら輝いて思い出される。なにもなくなったら日常すら送ることができない。今までの悩みなんか贅沢だった。
なくならないと分からない、こんな幸せの知り方なんてあっただろうか。ああ、あの鬱陶しがっていた朝食を作る音が聞きたい。邪険に扱っていた同僚に会いたい。疲労困憊になるまで働きたい。
僕はこの空間を漂い続ける。なにかがわかるまで。なにかがひらけるまで。いつになるのか、いつ抜け出せるのか分からない。だだひたすら漂う。海に浮かぶ海藻のように。
hallelujahと声が聴こえる。声のようなものが。あなたの耳にはhallelujahとして届くが、あなたに向けられたものではない。それはよくよくあなたも解っている。光と闇の狭間すら手に入れたらあの人はどうなってしまうのだろうかとあなたは怯えている。このhallelujahは光側からの声なのか、闇側からの声なのか。それとも今から失われる狭間の自由の断末魔なのか。祝福と呪いの音である。鉛が貫くその瞬間をあなたは見守っている。ねえ、すべてを失い尽くして、すべてを奪い尽くして、すべてに奪われ尽くして、あなたはどこで眠るというの。
【光と闇の狭間で】
美しい世界が大好きだった
まるで光が降るかのような輝いている街
静かな朝の澄んだ空気
開けた窓から差し込む陽光
この世は光に満ち溢れていると思っていた
けれど街は一瞬にして破壊され
朝から飛び回る戦闘機の音が不安を煽る
闇の中に一日中いるような苦しさが
自分や人々を支配した
あれから時が経ち
街は少しずつ以前の姿を取り戻している
人々の笑顔も戻りつつあった
だけど
二度と元に戻らないものもあった
生涯消えない悲しみもある
それでも生きる限り
人は前を向かければならない
そんな残酷な運命(さだめ)を抱えながら
光と闇の狭間で、生きていく
光と闇の狭間で
私はどこか居心地よく感じてる。
光はまるで父のように力強く
闇はまるで母のように優しく
どちらかを選ぶことはない。
どちらも大切な必要なものなのだ。
n:意味を理解しているのか。
e:嗚呼、勿論。
w:賛成だ。
s:ハハハッ、面白い。私も賛成しよう。
e:盤上一致だな。
n:私は賛同していない。
s:まあ、良いじゃないか。
w:あなたなら、大丈夫だろう。
n:はぁ、分かった。賛同しよう。
e:よし、ならば決まりだ。
『我ら四人の名に誓い、
いつ如何なる時も、我らは何より民を最優先し、
己が滅びの道を辿ることに成ろうとも、
民の自由と平和を守ることを、此処に誓う。
N.E.W.S』
光と闇の狭間で🕶
「愛してる。」
その一言が私を天国にも地獄にも連れていく、
マフィアの彼に全てを捧げてもいいのか
善に生きるか悪に生きるかなんて選択なんて出来ない、なぜなら彼が私の全てだから。
「君は俺を裏切らないよね」
信用を失うのも勝ち取るのも一瞬。
「もちろん」
私の身体も心ももう全てあなたのものなのに
きっとこの質問は私を信用してないからだろう
そう考えてしまう私もあなたを信用していないのかもしれない。
白とも黒とも言えないこのグレーな世界で私たちは生きてる、
「愛してる。大丈夫だから」
「…」
何も言ってくれないのはあなたが私を信用していないから?それとも私を愛してないから?