『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
闇の中に浮かび上がる光
それが君だった
僕を照らすために来てくれたのか
そう思うのがとても自然なぐらいに
ここは闇で、君は光だ
(光と闇の狭間で)
PM. 光と闇の狭間で
平日の夕方の雨は悲しい気持ちになる、
光と闇の狭間で君を見た...
まだ私はずっと夢の中に居るみたい。
光と闇の狭間で
眼の前には、吸い込まれそうな闇。
後ろは、振り返れないくらい眩しい光。
「……何ココ」
さっきまで布団で温まっていたのに
気づいたらこんな場所にいる。
意味がわからない。
というか
「───寒い!」
そう、とてつもなく寒い。
「何だよマジで…何処だよここ、今真冬だぞ?
暖房ねぇのかよ……」
腕を擦りながら周りを見渡す。
当然、暗闇の中なのだから何も見えない。
だからといって振り返ると
今度は逆に眩しすぎて何も見えない。
「あぁ゙〜!マジでここ頭悪い空間だなぁ!
そもそも何でこんなとこに居ンの!?オレ!」
叫んでみても木霊さえ帰ってこず。
本気ですべてを呑み込みそうな闇だ。
「───あ、」
何かを思いついたようだ。
「寝ちゃえば良いンじゃね!?多分寝てから
ここに来たんだし、寝れば万事解決じゃね!」
なんとも頭の悪い思いつきだった。
それでもこの状況でマトモな判断を下せるのは
極々少数だろう。
「じゃ~オヤスミどっかの誰かさーん……」
寝てしまった。
……本当に寝てしまった。
「スゥ、スー…」
ヤスラカな寝息とともに
後ろの光が強さを増す。
やがて男を呑み込みフッと消える光。
ソコに男は居なかった。
暗闇はやがてフローリングに敷かれた布団を吐き出した。
そこにも、男の姿は無かった。
何時でモ光が安全だと思わなイことだネ
教ぅ訓,ダネ!
『光と闇の狭間で』
少ししか違いの無い
あの人と私。
やりたくない事はやりません。
と言うのが
あの人。
やりたくないけどやらなければいけませんか?
と聞くのが
私。
イイ感じに盛り上がってるので
ここでお願いします!
と言われバトンを渡されてきても
では、ぶち壊しにしてください。
と帰ってしまうのが
あの人。
えっ、下手くそですが
それでは…
と、バトンを受け取るのが
私。
そういうふうに生きて来た
天と地。
光り輝く
あの人。
大きな悩みを抱えて
闇の中をウロウロする
私。
少ししか違わない
その狭間。
『距離』
顔を近づけてベットに寝っ転がる
コイツのフガフガっていう鼻息
癒やされつつ目を閉じて間もなく
ゴソゴソと顔と背中の位置を逆さにする
私はフガフガが聞きたくて
また位置を戻す
何十秒かは堪えられるらしいが
やっぱり背中を向けられる
顔と顔の距離が近いのはイヤなんだな
そのクセ
足が好きらしく
寝相の酷い私が寝返りをうつ度
ピッタリふとももあたりに身体付けてくる
私に押しつぶされなければいいのだけれど…。
いつも一緒に眠られて
私は幸せでしたよ
ありがとう私のわんこ
温かい距離が懐かしいよ
私はなんだかんだで不幸が好きなんだろう。
昔からよく情緒が不安定で、泣きながら太ももを叩いたり呻き声をあげて髪をぐしゃぐしゃにするのが日常であった。
布団から全く動くことができない日もあり、1日を自己嫌悪の涙で過ごした。
そんな日常から逃げたくて逃げたくて。
現実と向き合えば、当たり前に自分よりも優れた人がいて。
努力家を見て自分の怠惰を恨み、善人を見ては自分の愚かさが許せなくなった。
インターネットには自分と似た境遇の人が沢山いて。
どっぷりと浸かったら、外には出られなくなった。
もちろん流れてくるのはマイナスな話題ばかりだ。
だがその中にも、今日のテストがよかった、友人とのカラオケが楽しかった等のプラスな話題も少しだけ流れる。
外から見れば嬉しい話題だ。でもこういったものは反応をもらいにくい。
当たり前だ。私含めその界隈は不幸と付き合っている人が多いからだ。いつでも隣の芝は青い。
プラスを排除してマイナスのみを残す。それが私が所属している小さな小さな世界。
傷の舐め合い。
そんな私にも安定した時期が来た。
自己嫌悪に蝕まれる機会がかなり少なくなった。
安心できた。
安心できたはずだった。
でもそれは私の人生じゃなかった。
常に不安と生活を共にしてきた私にとって、隣人が居なくなることが一種の不安になったのだろう。
心に空いた穴、そこに素材の違う何かを無理やり押し込んだような。
そんな無を感じた。
あんなに求めていた幸せ。
人が嬉しい何かを発信する度に恨んでいた幸せ。
自分には訪れることなどないのだと思っていた幸せ。
手を伸ばせば掴める位置に今、私はいるのだろうか。
それとも今いる場所はまだまだ不幸の延長線上で、自分がそう感じているだけであって、本当の普通とは違うのか。それはまだ分からない。
きっと私は一生幸せになれない。
私の幸せは不幸と共にあることだと気づいてしまった。
今日も光と闇の狭間で私は息をしている。
光と闇の間で、私はゆらゆら揺れている。けれど何とかやり過ごそうと、ついついいつも光の方へと歩んでしまう。そうして明るく笑う。
迎えに行かなければ。
闇の中に押し込んで、ずっと隠してきた自分を。本当は、笑いたくないと思っている自分を。
そしていつの日か光り輝く場所で、自分を抱きしめてあげたい。
「何でも持ってる物語の主人公みたいだな」
おれは嫉妬と悲哀を込めてそう言い放った。
分かってる。解ってる。判ってる。
あいつがおれより強いのも、
友達だって言ってくれたのも、
おれから奪ったものも、
全部。
あいつみたく強ければ、あの神だっておれについて来てくれたかもしれないのに。
主人公の持つ不思議な力がおれにもあれば、
おれにも、
あれば…
恨んだ。憎んだ。妬んだ。大嫌いになった。
「全部君のせいだよ」
憧れた。愛しかった。羨んだ。好きだった。
「もっと…強くならないと」
ああ、もう、
強くて優しくて光のような勇敢な君に惹かれた自分がいた。
同時に、強く闇のように嫉妬した自分がいた。
自分の感情がぐちゃぐちゃになった。
悲しくて、悔しくて、苛立って…。
誰に向けていい感情なのかわからなかった。
感情のやり場が無くて全ての根源である君にぶつけた。
それなのに、
それなのに…
おれの全部をさらりと受けとめてしまう君はやっぱり、おれなんかに構う勝負なんて…。
…………。
…………………。
待っててな…………。
_2023.12.2「光と闇の狭間で」
今日やっとpk進められたんですが、苦しい…………。
「………何が?」
ヒョエッ
小学校でスライド投映があったとき、黒いカーテンを閉めて照明を落とした瞬間、暗闇の中で子どもたちのわあっという声が響いたのを思い出す。
スライドが終わって照明がついたときの眩しさとざわめきも。
今でも映画館で本編上映前に一瞬だけ真っ暗になると、期待も込みで少しだけ緊張する。
明るさにゆっくり馴れてもらうためか、最近の劇場のライトは控えめだ。だから上映後は余韻を静かに味わいながらスクリーンを後にする。
柔らかな光は目に優しいけれど、かつて体感したことのある、強い光を浴びて暗闇の世界が一変する瞬間を懐かしく感じる。
『光と闇の狭間で』
光と闇と狭間で
青い空に光り輝く太陽。
暗い闇に切なく輝く星。
地面に小さく光る一輪の花。
木陰に出来る小さな闇。
いつも人気者で光のように笑うあの子。
いつも一人でいる闇のような私。
私たちは光と闇の狭間で息をしている。
人間は光と闇の狭間にいる。
時にはポジティブに生き、時にはネガティブに生きることがある。
明るい人間も心の中では闇を持っていたり、
くらい人間も心の中では光を持っていたりする。
人間は様々な感情を出すことによってコミュニケーションを成立させるのだ。
『光と闇の狭間』#4
いつの間にか空いた 貴方との隙間は、広がったり狭くなったりしていた。
隙間なんて無くなればいいのに。
無くなれば…こんなに…
縁側で
日向ぼっこの
母在りし
姿映りて
残像にあり
光と闇の狭間で
夕暮れの夕焼けから、蒼くなる刹那…数分毎に変わりゆく空の色…蒼から少しづつ夜の帳が拡がって来ると、家々の灯りが優しく光り始める…そんなひと時が、少し切なくて何処となく愛おしい…一人、街灯が点々と並ぶこの道を歩き乍ら、冷たい夜風に背中を押されるように、家路を急いだ…
すがりつく手を押しのけて
通し続けたその自我はどうなりましたか
ああ
すがりつくほどに切羽詰まった
この悲しみに
気づこうともしなかったのか
光と闇の狭間で
揉まれることもなく
じわじわと窒息する
ただただ飲み込まれていく
「光と闇の狭間で」
光と闇の狭間。
光と闇の狭間。
まあは眩しいくらいの
光。
ゆうはどこにいるか
わからなくなるくらいの
闇。
この間で
ゆらゆらと動く私は
ずっと幸せ。
多分他の人に
ばれないように
闇の方へ。
「sunset」
用事を終えて外へ出ると突き刺すような冷たい風が頬を撫でる。厳しい残暑も終わり、すっかり冬になってしまった。まだ11月だというのに、駅前に並ぶおしゃれな店々はすっかりクリスマス商戦真っ只中だ。
思ったよりも早く用事を済ませることができたので、昼過ぎには家に帰ってこられた。凍える手足をこすりながらリビングのこたつにダイブする。こたつの上のお菓子をつまみながら、お昼のワイドショーを眺めて一息ついた。
最近のテレビはコンプライアンスの厳しさからか、いつ見ても当たり障りのない食レポやクイズが繰り返されていて退屈だ。
「んっ!美味しい〜!外はサクサク、中はふわふわで〜…」
「ほんとに美味しいですね〜!この味の秘訣はなんなんですか?」
「実はですね、生地にとあるものを練り込んでいて…」
なんの目新しさもない、量産型の番組という感じだ。日曜だというのに、寒い朝から用事を済ませて疲れてしまった。こたつも温まってきて…
はっ、どうやら眠ってしまっていたようだ。つけっぱなしのテレビが何やら騒がしい。
「…繰り返します。NASAの発表によると、地球の自転と公転が止まってしまった、ということです。この後日本政府は緊急会見を開く模様です。首相官邸に中継をつなげます。」
「えー、NASAの発表があった通り、地球は自転及び公転運動を止めてしまったのは事実であるようです。原因はわかっておらず、我々日本政府もJAXAの協力のもと、対応を図っております。混乱が予想されますが、国民の皆様は自分の安全を最優先に……」
なにがおこってるんだろうか。まだ夢の中にいるのかもしれないとも思って頬を強くつねってみるがとても痛い。どうやら現実のようだ。日本はちょうど日没の時間で、おそらくこのまま太陽は動かないのだろう。これからどうなってしまうのだろうか。
地球の静止から数日が経った。地球の静止の原因は未だわからないようで、報道を見る限りではこのまま地球は動かないままだそうだ。
地球の静止によって、地球と太陽の距離を保っていた遠心力はなくなり、地球は太陽へ近づいている。また、どうやら月も地球に近づいてきているようで、確かに前よりも大きくなっている。日本は日没直前の状態で、なんとか保っているが、太陽が沈み切った地域では気温が低下し、極寒の中人々が過ごしている。
地球上は大混乱だ。月は日に日に大きくなり、地球に激突しようとしている。月の重力によって海はうねり、海岸地域は破壊され尽くしてしまった。人々は突然突きつけられた世界の終わりを前に、ただ黙って待つことしかできないのである。
私はこの黄昏の空のもと、地球の最後を見守ることになるのだろう。私は、この光と闇の狭間で、世界の終わりに何を見るのだろうか。
どんなに強い光だって、僕の中の闇を照らすことはできない
鈍感なふりをして曖昧に笑って見せて、誰にも本当の僕は見せないよ
君になんかわかるはずがない
#二次創作 #夏五(距離の続き)
どうしよう、怒らせてしまった。どうしよう…
悟はとてつもない後悔と焦りを感じていた。
追いかけなければ、と頭ではわかっているのに身体は言うことを聞かず、お尻に根っこが生えたみたいにベッドから立ち上がることも声を上げることもできなかった。
傑…傷付いた顔してた。
あんな顔初めて見た。
そう頭でグルグルと思考が巡ると、叫びたくなるような、暴れたくなるような気持ちが渦のように溢れてきて、泣きそうになる。
自分のしてしまったことが憎くてしょうがない。
『うぅっ…ふぅっ…』
とうとう悟はポロポロと泣き始めた。
傑、ごめんなさい
傑の事嫌いなんて思った事ない
そううわ言のように呟くと頭をポンと叩かれる。
『…?』
ゆっくり顔を上げるとそこにはさっき部屋を出て行ったはずの傑がいた。
『すぐ…るっ…!』
『なんて顔してるんだ、そんなに泣いたら目腫れちゃうよ』
『ごめんなさいぃごめんなさい…!嫌いじゃないから…!俺…!』
そう言って首に手を回し傑をギュッと抱きしめた。
『うん、わかってるよ。ちょっと傷付いたけどね。』
『もう絶対言わない。絶対。約束する。』
傑が話してくれた。許してくれた。悟は安堵感から益々涙が溢れてくる。
ずっと泣いていたのだろう、目も鼻も真っ赤にして。私のこと大好きじゃん。
傑はふっと笑いながら頭を撫で、優しく抱きしめた。
目の前の怒られた子猫のように小さくなって泣きじゃくっている恋人が可愛くて愛おしくて、傑は傷付いたことも忘れていた。
光と闇の狭間で
光の世界から闇の世界に
いきなり飛び込んだら
何も見えないし
闇から光へ
それもまた目がなれるまでは
何も見えないでしょう
だから
狭間が必要なのかもしれません
そこで生きることで
どちらの世界でも適応できるように