『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 優しくしないで
もう、優しくしないで。
偽りの優しさなんていらない。
わかってるんだよ。みんなが本当は私の事嫌いだって。
だって、いつも言ってるじゃん。
みんながいない時は「死ね」とか「消えろ」とか。
なのに自分の評価ばっか気にして、今度は道具として使う。
みんなの前では、優しくしてくる。
その優しさが、だいきらい
優しくして欲しいって思うのに、優しさが大嫌いなんて。
私は壊れちゃったのかな。
壊れちゃったから、今こんなことしてるのかな。
首にはハンドタオルが結ばれてる。
あとは手すりにかけるだけ。
頭に何かが集中して集まる感覚がする。
息が吸えない。足の力は抜いている。
自分の体重全部が首にかかる。
人間、死ぬのは簡単だ。
ただ気持ちが決まらないだけ。
そんなことに今気づきながら死んでいく。
今更気づいても遅いかな
気づいた時には何も無かった。
天国も地獄もない。【無】
それでもいい。私には生きる勇気がなかっただけ。
天国に行きたかったんじゃなくて、地獄から逃げたかっただけ。ただそれだけの人生だった。
『優しくしないで』
本当はわかってるの。
私に優しくしてくれるのは、私が他とは違うからなんでしょ?
見えなくなった右目に、動かせない下半身。
私が暴力によって失われたものは他にも沢山ある。
どう考えても私は厄介者なのに、あなたは優しい笑顔で接してくるばかり。
そんなに優しくしないで。
あなたの優しさに依存してしまうから。
今日も変わらぬ笑顔で、優しく私の頭を撫でるあなたに、私は「ワンッ」と泣くしかなかった。
優しくしないで 5/2 (木).
優しくしないでほしい。
悩みを話した時、頭を撫でて抱きしめてくれたあなた。
「大丈夫だよ あなたは悪くない。
あなたは とても 優しい人だから。」
違う 私は きれいなところしか話していない。
汚いところ、怖くて言えてない。
汚いところを話したらあなたは
私のことを嫌いになるのかな…
誰にでも優しい君は、今誰よりも傷ついていて。
みんなの痛みを引き受けながら、いつもひとりで泣いていたのを知っている。
もういいよ。もう、優しくしないでいいから。
君が壊れてしまいそうで怖いから。
どうか君が、酷い人になれますように。
優しくしないで
なんで、なんで、そんなに見るの。
痛い、苦しい、怖い、助けて……
見ないで、見ないで。私を見ないで。
助けて。たすけてよ、兄さま────
*
どうしてそんなに私を見るの?私が変だから?
みんなやってることでしょ。しょうがないでしょ。
結局そうやって、みんな私を見下すのね。
貴方は違うと思ったのに。
でも、見られてもあの恐ろしさはないの。
*
なんで、どうして?
こわくない。暖かい。心地よい。
おかしいじゃない。
その札束、どうするつもり?私まだ、何もしてない。
……初めて笑ってくれた。やっぱりおかしい。
おかしいのは私ね。望んでたことのはずなのに。
わがままだけど、お願い。
そんなに優しくしないでよ。
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自創作 硝煙は笑う より
優しくしないで。
私はもう、あなたが嫌いだ。
そんな風に、私に笑いかけるのはやめてよ。
まるで太陽みたいに尊いあなたの笑顔は、皆を幸せにする。皆に好かれているんだから、別に、私に笑いかけなくてもいいでしょう?
優しくしないで。やめてよ。
些細な優しさが、私を傷つけていく。「大丈夫?」って言われた雨の日も、落とした消ゴムを取ってくれた時も、胸が痛くてたまらなかったんだよ。
嫌いになれない。それが、いちばん苦しい。
「優しくしないでよ…だいっきらい…」
今日も私は、嘘をつく。
[優しくしないで]
私の大好きな彼は
誰にでも優しい
そんな所がちょっぴり嫌いだ。
他の人に優しくしているところを見ると
胸のあたりがズキンっと痛む
(誰にでも優しくしないで)
そんなこと言えるはずもないのに。
No.10
★優しくしないで★
わかってる
わかってる
その優しさが私にだけじゃなく、誰にも平等なものだってこと
医師として……そう、あくまで医師として、患者に接する基本だってこと
でもね、先生……
先生を前にしたら、押さえ込んだ本当の気持ちが騒ぎだす
穏やかな声が、やわらかく紡いでくれる一言一言が、向けてくれる笑顔が、側にいてくれる安心感が……その優しさが
“私に”向けてくれるものだったら…って
どうしてだろう……
何もかもが、苦しくてたまらない
先生を好きになってから、幸せも喜びもたくさんもらったはずなのに
何度も何度も救われたのに
今は、そんな大切な記憶さえも辛く感じて……
たとえ先生自身の性格でも、その優しさが“医師”の線を越えることは、ない
その現実が、痛くて辛くて悔しくて
頭で理解していても
心が全然言うこと聞いてくれないんだ
医師と患者の間には、いずれ必ず“別れ”が来ることを
先生の優しさに触れる度に突きつけられて
身体が震えるほど怖くなる
それでも、“もうこれ以上優しくしないで”なんて、どうしても思えない
捨てられない
先生がくれる優しさに、心ごと全部ゆだねて甘えていたい気持ちを……
助けたいのに
「優しくしないで」
助かりたいのに
「優しくしないで」
あなたが私に優しくするたびに
私は私を傷つけてしまう
私には助けられる価値なんかない、幸せになる資格なんてない
だから優しくしないで
私が幸せになる勇気を持てるまで
俺は なぜ生まれたのだろう?
主人格の女の子は いつも一人だった
俺は 時々見ていた
「こんにちは 俺は 広樹。君のことは
よく見てた。いつも寂しそうだね 俺と話しない?」 話しかけたら びっくりしていた
でも 俺を 受け入れてくれた
時々 入れ替わり 主人格の代わりをした
主人格は とても 優しい
俺は 数少ない友達になっていた
でも これでいいのだろうか?
もう 俺は 必要ないんじゃないか
辛いけど 主人格の為に 消えるべきかもしれない
頼む もう俺に優しくしないでくれ
あなたは誰にでも優しい
わたしは勘違いしてしまうの
だから優しくしないで
優しくすることだけが、優しさじゃない。
厳しくすることが、優しさになることもある。
優しくされると、甘えてしまう。
優しくして欲しくないわけじゃない。
優しくされるのは、うれしい。
ただ、今は、私を甘やかさないで欲しい。
厳しくするべき時は、厳しくしてくれていい。
厳しさも、優しさも、きっと私の糧になるから。
︎︎◌ 優しくしないで ︎︎◌
閉め切ったカーテン。薄暗い部屋の中。
テレビもスマホも、同じ画面で同じ警報を吐き出している。
僕は、机の上のショットに手を伸ばす。
琥珀色の液体を一気に流し込む。
喉に焼けるような熱さが走る。アルコールの香りが、ツンと鼻を抜けていく。
耳の中に煩雑な音が回っている。
頭が痛い。
「優しくしないで」
煩雑な音の外、耳の裏、背後で、途中で音を落っことした、囁き声が聞こえた気がする。
ブルーライトが目に痛い。
映し出された、固い敬語の、諦めたような潔い白抜きの文が、ゆっくり、ゆっくりと画面を流れてゆく。
僕の目は、文字を追うこともできず、ただただテレビ画面を眺める。
閉め切ったカーテンの外は、不気味に静まり返っている。
機械的な警報の唸り声が聞こえてくる。
子どもの頃、世界の終わりについて考えてみたことがあった。
この世の滅亡の日、自分は何をするのか、何を思うのか、最後に何を食べるのか…想像した。
まさか今、この瞬間に、本当にそんな状況を経験するとは思わなかったが。
ショットに琥珀色の液体を注ぐ。
縁まで注いだ液体を飲み下す。
「優しくしないで」
まただ。また聞こえる。
音の中ほどを落っことす、たどたどしい声。
どこか優しくて、まどろっこしくて、甘い声だ。
「優しくしたら辛いから。優しくしないで」
そんなものだろうか、そんなものなんだろうな
「優しくしないで。優しくしないで。優しくしないで。さよなら」
さよなら
尚も言い募る声と、絶えず耳の中に居座る煩雑な音。
鬱陶しいほどに脳に響く。
ショットに酒を注いで飲み下す。横に置いておいた“とっておき”を手に取る。
アルコールに脳が揺らぐ。
耳の奥がシンと鎮まる。
目の前が霞んで、ほうっと息が出る。
無音の中に小さな覚束ない声が、はっきりと聞こえる。
「勇気を持って。優しくしないで。会いに来て。さよなら」
「ああ、さよなら」
僕はゆっくり目を閉じた。
10年以上前、母の闘病を1人で支え、母の
命が終わりに近づいていた時の事。
思いがけず看護師長さんから暖かい励まし
の言葉を頂き、泣きそうになってしまった。
その言葉は心に刺さり感謝の気持ちでいっ
ぱいだったのだが...。
ピーンと気持ちが張り詰めていて気丈に
振る舞っている時は、どうか『優しく
しないで』何も言わずそっとしておいて
欲しいと思う。
なぜなら優しさに触れた途端、張り詰めて
いた糸がプツンと切れて再び立ち上がる勇気
を持てそうにないから。
〜お題『優しくしないで』〜
詩『優しくしないで』
手加減しないで
同情しないで
見下してるの?
こどもあつかい?
愛しているの?
勘違いさせないで
そう
優しくしないで
ずっとあいつは
ライバルなんだ
いいわけしないで
手を貸さないで
ごめんも言わないで
頭を撫でないで
肩を抱かないで
好きにさせないで
ああ
優しくしないで
いつもあいつで
いっぱいなんだ
仔猫のわたしは
あいつに夢中
お題『優しくしないで』
(今日は幼女主の話はお休み)
同世代以上の方ならもしかしたら思い出すフレーズかもしれませんね。
そう、オフコースの歌、『愛を止めないで』。
私はあの歌が大好きで大好きで……。この楽曲に限らずオフコースは名曲揃いです。
この曲以外だと『言葉にできない』も胸を掴まれます。
聴いたことがない、という若い世代の方でも、オフコースの歌は必ずどこかで耳にしていると思います。ビートルズやロバータ・フラックのように。
歌は時として聴く人をやさしく包み込んでくれたり、またある時はそっと寄り添ってくれたり……。
誰かに諭されるよりも、歌だとスコンと胸に落ちたりもします。
『優しくしないで』
そんな気分のときは、ひとしきり泣いて。
それから耳に素敵な音楽を。唇にはきらきらと輝く歌を。目には美しい風景を。
きれいなもので心を宥めてみるのもいいかもしれませんね。
優しくしないで
どうせ裏切るなら、、、
最初から優しくしないで、、、
また貴方に惚れてしまう、、、
私の口がソースでベタベタでも
怒らないで 呆れないで
勝手に拭こうと優しくしないで
ただそーっとティッシュを渡して
15作目✴️優しくしないで
優しくしないで
可哀想なんかじゃない
同情するなら金をくれ(笑)
「優しくしないで、
なんて言わないよ絶対」と言う曲があったような。
個人的には
「してください。なりふり構わず全力でお願いします。」とお伝えせねばなりません。
いくつになろうと、意地悪されるのは辛いものです。
それに対する仕返しを頭の中で考えても、それを実行する勇気なんぞひとつもない“ミジンコの心臓”の持ち主の私。
人にいい顔するのは得意ですが、腹の中の、どす黒さは隠しきれないようで。歳をとるにあたり、その全てが顔に出るとのこと。恐ろしや。(もう出ているという噂)
ですから。
かような繊細ハートを持つ私の将来のため、常に穏やかに聖母のような笑みを浮かべて接してください。
私もそのように接しますから。(出来ようか)
お互い、腹の中はどす黒くとも。
絶対顔に出るend