『何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【何もいらない】
「何もいらないよ。」
そう言う私はこの時17になる頃である。
誕生日プレゼントはなにがいい?と聞かれるが、大して欲しいものはなかったのだ。
いや、実はあったのだが、高い山の景色と同様に私には手が届かない。
では親は届くかというと、これもまた届かないのである。嗚呼無常。人生とはこんなもんである。
手がかからない子ね、などと笑っている母であったが、こう言ったら本当に何も買ってもらえず誕生日を迎えることを私は知っている。
だから高くも安くもない、当たり障りのない物をねだったりしたものだ。
ねだるというより、提示してあげるといった具合である。
こうして私は本当に欲しいものを口に出さぬまま大人になっていく。
あのときは子供としてまともな神経だと自称していたが、大人になるとこの考え方は苦しい。
現に私は苦しんでいる。
本当に欲しいものややりたいことがわからなくなっているのである。
この出来事が起因しているわけではないが、親に依存した考え方や価値観は、いつの間にか自分のことを犠牲にしている。
なにかしていないと評価されない、認められない、自分の望みがわからない。
まさに遭難である。
何もいらないとは、満たされているからこそ言える言葉なのだと思っていた。
しかしそうではなく、満たされているように思い込んでいるわけでしかない。
私は何もいらないとは言わない。
私が私を認めるように、何かを手に入れたい。
私が次に欲しいのは私という存在と、自己受容なのだ。
誰でもなく、私が手に入れようとするしかないのだ。
勝ち以外何も要らない
昇格以外何も要らない
あー、勝ったんだ
やっと
嬉しいな
大好きだ
ずっと
何もいらない
もう何もいらない...?あぁ、そう。
じゃあ全部貰うよ、君のもの。
私物も家も友達も。家族も感情も、命も。
ね、それで良いんでしょ?
...ねぇ、本当にいいと思うの?
「何もいらない。あなたが傍にいるなら」
妻は確かに
そう言ったはずなのに
なんでオレは
バーゲンセールの整理券の列に
真夜中からずっと並んでいるのだろう?
「肌寒いですね…」
「ええ…」
隣の旦那さんも同じだって言うし
#何もいらない
"何もいらない"んじゃなくて、
"何を貰っても申し訳なくなる"んだよね。
何かが欲しいと思ってはいるのに、貰ったら貰ったで
自分を責めてしまう。
そんな優しい心を持つ人達が幸せになれますように。
何もいらない
おもちゃもグッズも遊び場も。
どれもこれもいらないよ
生も死も運命も
なんでもかんでもいらないよ
愛も神も友情も
全部全部いらないよ
なんにもいらない
なんにもいらない
全部全部捨てちゃえば
比べるの いらない
惨めな気持ち いらない
全部全部いらないの
命も自由も人生も
何もいらない
ナニモイラナイ―
何かが欲しい。そう、皆何かが欲しい。自分の人生を彩る、彩ることのできるものが欲しい。例えそれが何ももたらしてくれなくても。
お休みなさい。(いつも♥ありがとうございます。)
なんでも欲しいものがもらえるとして、私はなにもいらないと言えるほど大人ではない。
・・・いや、“大人”はなにもいらないなんて言わないか。
何もいらない
そんな人はきっといない
みんな何かがほしい
平日の午後、心の中で私は叫ぶ。
「もう何もいらないから、
身体ごと溶けてイデアへと帰りたいー。」
楽しいことより辛いことの方が多い人生で、
この理不尽な世界から逃げたい。
選んだ逃げ先はイデア、
かの哲学者プラトンが提唱した愛とか善とか観念の世界。
エヴァンゲリオンでも人類補完計画とかあったけど
ちょっとだけ実現を望んでいる自分がいる。
Komm, susser Tod(甘き死よ、来たれ)
何もいらない
そんなこと
思う人いるの
みんな欲だらけでしょ
わたしは
何もいらない
なんて思いたくない
なな🐶
2024年4月20日1022
何もいらない
「君以外何もいらない」と言うくせに命は欲しい君。
「何もいらない」は、命も魂も消えること。
子供の頃 誕生日やクリスマスに
何が欲しいか よく聞かれた
何もいらないとは 言ったことはない
よく おもちゃや ゲームソフトを
買ってもらった
(ゲームボーイ! 懐かしい)
大人になった 今でも
欲しいものは 色々ある
人間 欲は捨てられないものだ
欲しいものはない
何もいらないと 言う人はいないと思う
「何もいらない」
当然、一度は手に入れてから
言ってるんですよね?
何もいらない
もう貴方は私を好きじゃないのね
貴方が幸せになれるなら
私は、何もいらない
離れるよ
貴方から
バイバイね
何もいらない
そんなことないけど
突然何もしたくないし
何も考えたくない
本当になんでだろうね
でも僕は
幸せだと思える時間があれば
それ以外は何もいらない
誰でもいいから
このおかしな考えを笑ってくれ
お題『何もいらない』
「何もいらない」
あなたの心が欲しい。
それが一番、手に入らないものだから。
一緒にいれたら
それだけで何もいらないと
ひとりのときは思ってたのに
こんなに欲深くなってしまった
あなたといるわたし
しあわせな孤独
『何もいらない』
何もいらない
手に入れてしまえばもっと欲しくなるから私は何もいらないよ。
『もう、いらないから。』
彼女は少し寂しげな顔をしながら、目の前の男に言った。それは目の前の男に言っているようで、自分に言い聞かせているようでもあった……。
わたしがそれを預かったのは、今考えたら偶然ではなかったのかもしれない。
その時のわたしは幽霊研究会、まあいわゆるオカルト部に所属していたのだが、実際は霊感がある訳でもなんでもない。ただ「とりあえず何かしらの部活に入るか」と活動の緩さに惹かれて入った人しかいなかったのだった。
ーーそう、言葉を選ばず言ってしまえば、"それ"は本来の役割を果たせてはいなかったのだ。
その流れが変わったのは、ある新入生が入ってから。メガネをかけていて一見真面目かと思えば、真顔で変わったことを言ったりする子で、最初は距離を置かれていたが、あることをきっかけに部にも馴染んだようだった。
今回はその事件は置いておくが。
とりあえずその子がきっかけなのだ。
ある夜のことだった。いつも通り部活が終わり、珍しくその子とわたしと友達と4人で帰っているときのこと。突然、背筋が寒くなった。
あまりにも驚いて、友達の方へ顔を向けると友達も顔をうっすらと青くしていて、「え、?」と掠れた声を発していた。
やっぱりオカルト部なんてものに入ってるからだろうか、まず最初に浮かんだ言葉は"幽霊"。
でもそんなの普通に考えているわけが無い。でも、もしかしたら……。そんな考えが頭をぐるぐる回って思考を溶かす。どうしよう、同すれば。
……その時のわたしはその場から立ち去ることに必死で周りが見えていなかった。
だから全く気づかなかったんだ。後輩は異常な程顔を引き攣らせて、「またなのか……?」恐怖を浮かべていたことに。
結果から言うとその時は何もおきなかった。幽霊が現れることもなかったし、ラップ音なんて欠けらもならなかった。
けど。
わたしの日常はここから大きく変わってしまった。変化に気づいたのは、翌日の帰り道だった。駅のホームで電車を待っているとき、たまたま前にいた男性がどことなく気になった。
別におかしな格好をしていた訳では無い。よくいるサラリーマンが来ているような平凡なスーツ。
なのに、何故なのか。
無性に彼のことが気になり不審に思われない程度にじっと彼の肩を見つめていた。
そこからが、始まりだった。突然、わたしの視界の中にたくさんのものが写るようになった。それはいわゆる幽霊と呼ばれるもの。
最初に見たのは先程まで話にでてきた、サラリーマン、の肩に乗っかっていたおばあちゃんの幽霊。どうやら孫が心配だったらしい。
ーーたくさんの死者が見えるようになり、同時に恨みつらみの深い怨念なども見えるようになった。
最初は少し楽しかった。今まで知らなかった死後の世界が覗けたみたいでわくわくしてた。でもそれは本当に最初だけ。あとから気づく。
あーしんどいなって。死って突然訪れることばかり。神様からあと何日で死にますよーなんてお便りが来ることは永遠にない。何かの拍子に死んでしまったら、それでおしまいだ。
やり遂げたかったことは、終わらないまま。言いたかったことは、言えないまま。
ーー死者は思い残したことがたっくさんあるんだ。
でも幽霊からそんなお話を聞いても、わたし達がなにか出来る訳でもなくて。泣いて謝ったこともある。『力になれなくてごめんなさい』『あなたの願いを叶えて上げられなくてごめんなさい』
ーーだから、、『後輩くん。霊感返すね』
だって私には活用しきれないんだもの。あなたが今まで通り使ってくれればいいと思うの。
そう言ったのに。後輩くんに凄く変な顔をされてしまった。
そして言われた言葉。
「先輩……
自分が死んだの気づいてないんですか?」
結論。
霊感もやけに周りに不幸を引き寄せる後輩もいらねーな