『二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
二人ぼっち。
これまた不思議な言葉だ。
ちょいと辞書を引いてみよう。
【二人】人数が二であること。また、その数の人。
【ぼっち】一人ぼっちの略。
【一人ぼっち】仲間や肉親がいなくて
ただ一人であること
一人ぽっち
「ひとりぼうし」の転
子供のような事を言うが、二人は一人ではない。
二人ぼっちの言葉が持つ不思議な感じは、
多分この数字の違和感が原因だろう。
意味から求められないのなら
情緒的なところに落とし込んで考えるしかない。
例えば、
二人いるのに「ぼっち(一人)」と感じているから、
二人ぼっちなのかもしれない。
例えば、
「ぼっち(一人)」が二人いるから、
二人ぼっちなのかもしれない。
どちらにしろ、孤独や寂しさ、人との壁のようなものを感じるのに変わりはない。
これが二人「きり」という言葉になると、
期待や喜び、緊張等を感じるが、孤独等は感じない。
「ぼっち」
たった三文字なのに、随分強い言葉だ。
これが「ぽっち」になると
途端に頼りなくなるのだから言葉とは本当に面白い。
彼らは親友だった。
楽しい時も、苦しい時も、悔しい時も。
あらゆる時を共に過ごしたというのに、親友という関係の名のもとに彼らは隔たれていた。
共にあるはずなのに
「二人ぼっちって言葉、大嫌いなんだけど、分かる?だってさ、二人ってぼっちじゃないじゃん!?二人じゃん!?なのにさ、ぼっちとか言うのひどくない?本物のぼっちに対する冒涜じゃない?なんかさ、今日客にさ、『ぼくら、二人ぼっちでいようよ』とか自分達に酔ってる風の男と女がいて。結構でかめの声でそんなこと言ってたの。わたし、その時は怒り通り越して鼻で笑えたんだことさ、今は怒りが再燃してんの。だってさ、考えてみてよ。信じられなくない!?なんかさ、その男と女さ、悲劇の主人公ぶってそうな感じがまた気持ち悪くって。いや、知らないよ?あいつらがどんな生活してるとか、どんな人生歩んできたとか。そりゃ、悲劇の連続だったのかもしれないけど。まあ、そんなの興味ないし、どうでもよくて。とにかく、今現在、そういう気障なこと言える相手見つけれてるだけで、あいつらはぼっちじゃないわけ。あいつら、なの。あいつ、じゃない時点でもうぼっちじゃないのにさ!ほんと気色悪い。ほんと、わたしに対するとんでもない嫌味なのかと思ったよ、ほんと。あー、気持ち悪い、あー、ほんと。」
なんて、一人観葉植物に語りかけているわたしが本物なのだ。
私は一人が嫌い。
だけど大人数でいるのも好きじゃない。
かと言って3人組は孤立してしまうか、
孤立した人を見るかのどっちか。
だから私は2人ぼっちが好き。
#『2人ぼっち』
No.74
鏡の前にいるアナタは私なのね。
普段はどんな姿をしてるのかなんて見えやしないから
洗面台の前で2人っきりね。
別れ際
君の頬へと
手をかざす
揺れる唇
二人で一つ
前のお題、ちょっと急用でかけませんでした
前回に続き申し訳ないです
最近ロマンス系の俳句書くのがうまくいくので少し多くなると思います
下手な長文書くよりは良いですよね、多分。
友達は少ない方がいいと思う。(多い人を否定してはない)自分は寂しいと思うことがあるし、1人だと不安にもなるけど人間関係は得意じゃない。誰かの考えなんてわからないしわかろうともしない。めんどくさいから。だから友達は2人でもいい。実際特に仲のいい友達は4人なんだけど・・・。
二人ぼっち
“ごめん”
ずっと一緒にいたかったけど
もう、飽きちゃった
手に持ったナイフを握りしめて
彼の背中に突き刺した
悲鳴をあげながら彼はもがいた
もがいて、もがいて、苦しんで…
あぁ、こんな彼見たことない
最・高 ❤︎
ずっと二人でいようね
この言葉、キライ
だって料理だってずっと同じ味じゃいやでしょう?
あーあ、また一人ぼっちになっちゃった。
【二人ぼっち】
空は高い。
ちくちくとする芝生の上に、二人で座る。
わずかに風が吹いて、髪を揺らす。
「二人きりだね」
右側がそう囁いて、左側が静かに頷く。
「どうなるのかな、これから」
「どうなってもいいよ、一緒だから」
話して、見つめ合って、微笑む。そっと手を繋ぐ。
空は高く青く、そして何もない。
何も、ない。
二人ぼっち
真冬の朝に
雪のつもった階段
ゆっくり上がる後ろ姿を追いながら
わたしも登る
堤防の上、二人ぼっち。
隣にぴたりとくっついて座って獲物がかかるのを待つ。
ピクピクとどちらかの竿の先が反応すると二人して視線を合わせる。
獲物がかかれば喜びあってハイタッチ。
何気ないこの瞬間が一番愛おしいと知るにはまだ早かったみたいだ。
『二人ぼっち』
君と僕の二人ぼっち。
そんな世界ならいいのに。
二人ぼっち
なんなら一人ぼっちが良かった..
「でもさー、1人より2人がよくなーい?」
え、何?君、私の心読めるの?
「うん、まぁ、二人の時ぐらいだけどね」
どういうこと?笑
「んー、まさに二人ぼっちって感じよぉー!笑」
二人ぼっちかー、
ねぇ、友達ならない?
「友達じゃなくて、親友はどうかな?」
親友、?私、そんな親しい関係になろうと思わないけど、、
「そっかぁー、笑 残念」
「じゃぁ、友達から始めて、親友にまで追いつこうね!」
何それ、笑
二人ぼっち
二人ぼっち
相手の事が
よく見れて
話も聴けて
快適なんだ
お題☆二人ぼっち
夢の中では
好きな人と
一緒にいれる
夢と気づくまでは
二人ぼっち
夢なんだから
もっと好きにしていいのに
一緒に海外りょことかさ
ハネムーンとかさ
でも恥ずかしいのは
何でだろね
二人ぼっち
ホワイトデーもらえなかっただけで
人生全否定された気持ちの
私をどうにかしてください
私とあの子は、毎日一緒にいる。
小学校に入っての初めての友達で、誰よりも付き合いの長い親友、だから。
学校でいつも一緒にいるのは当たり前。友達の中で一番、仲がいい。喧嘩なんて、一回もしたことがない。
それは高校に入った今でも続く関係。
私たちは当然のように同じ高校を受験して、同じ科目をとって、移動教室の時は、別グループで話していようと真っ先に集合して、二人になる。
磁石みたいだよねー、二人って。グループのみんなは言う。
どっちも絶対に裏切らないよね〜、まさに二人ぼっちってカンジ?って。
そう、私たちはいつも二人。二人ぼっち。
「じゃあ、また明日ね」
「うん、また明日」
あの子の家の前で、いつものように挨拶して、いつものように鍵の音を聞きながら、背を向ける。
一人で歩き出す。明日、あの子と一緒に行かなきゃいけない教科ってあったっけなーとか考えて…ふと、思う。
そういや、私今日、あの子と何喋ってたんだっけ?
…なに喋ったんだっけ?全然出てこない。……そもそも、最近あの子とどんな風に帰ってた?
なにも出てこない。当たり前だ。ここ最近、あの子と喋った記憶がない。
私たちはただなんとなく集まって、一緒に歩いただけ。
私、その時普通になに考えてた?あの子のこと、考えたっけ?
……思い出せない
グループのみんなと、私とあの子の話をしてた時の、会話の続きを思い出す。
「二人ぼっち!!なにそれ、ぴったりじゃん!」
「いいな!私も二人ぼっち欲し〜」
「…ん?ちょっと待って、それ、なんか言葉の使い方、おかしくない?」
「出たよ国語オタク」
「え、どっか引っ掛かるとこある?」
「ああ、うん、えっと…“ぼっち”ってさ、“ひとりぼっち”とかって使うじゃん?」
「うんうん」
「その時の“ぼっち”ってさ、寂しいひとりってのを強調するために使うじゃん?“ぼっち”単体もそういう意味だし?」
「まー確かに」
「なんとなく分かるわ」
「だからさ、“ぼっち”がそういう意味なんだったらさ」
「二人“ぼっち”って二人なのに寂しいって意味になんない?」
…あの時、みんなはなんて答えたんだっけ?
でも、今の、確かにさっきの“二人ぼっち”って感じじゃない?
二人でいたけど、私は何も考えてなかった。一人で帰るのと変わんない。二人だけど、一人。二人ぼっち。
胸の奥から、カルキ水みたいな切なさが込み上げる。
寂寥感、っていうんだよ。お節介な脳が囁く。
二人だけど、一人。二人だけど、寂しい。
…そっか、私たち、二人ぼっちだったんだ。
冷たい風が、私を追い越して行った。
「二人ぼっち」
忘れないよ、あなたと二人ぼっちだった瞬間を。
あなたと嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、愛おしいこと、笑っちゃうくらい他愛のないことを話した時も、
あなたが頭を撫でてくれた時も、手を握ってくれた時も、抱きしめてくれた時も、二人並んで歩いた時も、
二年間も伝えるのを我慢した「好き」をやっとあなたに伝えた時も、
私たちは二人ぼっちだった。幸せだった。
生まれ変わっても、あなたと二人ぼっちで生きていたい。
愛してる。
こころが
どこにあるかわからない
もうなにが不安なのか
わからないほどに
不安が染み付いて
頭からずっとずっと消えなくて
でもいまやめたところで
きっとなにも変わらなくて
なにもしてないのに
なんにもしてないのに
もう休みたくて
肺を覆い尽くすほどに
なにか息をできなくさせるような
黒々としたなにかが
胸に詰まっていて
いつも吐きそうで
どうして笑っていたのか
どうして希望を持っていたのか
なにもわからなくて
助けてほしい
けどもはやなににすがればいいのかすら
わからない
今日も君と二人ぼっち。
こんな幸せがあって良いのだろうか。
贅沢過ぎるのではないか。
そんな僕を見て
春の木漏れ日のように
君は優しく微笑む。
どうやら僕の居場所は
ここのようだ。