『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕完全な君
君を崇拝してる僕
君はいつでも完璧
君と僕の間には愛
あるのかないのか愛
あるといいな愛
不完全でもいいよね
確実に前へは進んでいるのだから
僕は、「僕」という名前をつけられた体があって
その体の中には「僕の心」という名のナニカがあって
それは、「僕」を操るための力を持っていて
「僕」が感じる感情があって
「僕」が感じる思いがあって
だけど、そのナニカは、いつも端っこが欠けていて
その欠片が見つからなくて
ずっとずっと探してる
その欠片は、僕が完全なものとなるために必要なものだと、「僕」が幸せになるために必要なものだと
本能的に察知していた
探して、探して、探して、
ついに見つけた
それは、「君」という名の体を持ち、その中に「君の心」というものがあった
「「見つけた」」
目が合った瞬間に、声が重なる
なんだ、君も、不完全だったのか
できないところ
かっこ悪いところなんて
見せたら嫌われると思ってた
だからずっと隠してきたのに
そのままでいい
そのままがいいと君は言う
だめなところもひっくるめて
今の僕がいいと言ってくれるなら
不完全な僕でよかった
完全な僕
・常に感情のコントロールができ、常に鋭い思考ができる
・柔軟性と筋力を最高のバランスで保ち、仕事でもプライベートでも、常に体を動かす準備ができている
・人間関係が良好で、遊ぶ仲間、仕事で刺激し合う仲間がたくさんいる
現在の不完全な僕は、完全な僕に対して3%程度だ。
お題『不完全な僕』
「できない」という状態が嫌な人間だった。というか、今でもそうだ。
テストの点数がすこしでも悪いと悔しいから勉強を頑張った。そのおかげで東大に入ることが出来た。周囲には俺よりも頭が良い人間がゴロゴロいたけど、どうにか食らいついたつもりだ。
運動能力が劣っていると、周囲からバカにされがちだと気がついてから、なにごともできるようになるまで何回も練習した。小学校から大学卒業するまでスポーツを続けたけど、正直好きではない。
周囲からなめられないためにクラスの目立つグループを見て、そのビジュアルを真似するのみならず、そのグループに所属して学校生活を過ごしやすくした。正直、一緒にいて疲れるし不快に思うことが多かったので社会人になってから疎遠になっている。
会社も外資系で高い年収が約束されているところに入って、「仕事が出来ないやつは容赦なくクビを切られる」という環境で今も食らいついているつもりだ。
そういう人生を送っている俺に周囲は、
「完璧じゃん」
という言葉を投げかけてくる。順風満帆で挫折を知らない、そういう風に見えてるんだろう。
だが、俺自身完璧でもなんでもない。生きててずっと心に穴が空いたままだし、まだなにか埋められるはずだと常々思ってしまう。
彼女と同棲している部屋にいる時が唯一心休まる時間だ。彼女は俺の素を受け入れてくれている唯一の存在だ。人にかくれてやっている趣味のFPSで知り合った。今の彼女は、自然体でいられるから楽だ。
実はゲームが下手でいつまで経っても上手くならず、いわゆる『姫プ』している立場に甘んじていることなど誰も知らないだろう。そういうプレイスタイルなので彼女と、もう一人俺のプレイスタイルでもなにも言わない菩薩みたいな人としかチームを組んだことがない。最低限、レベルが同じくらいなだけだ。
「ひーめ、おしごと頑張ってるから今日もゲームでよちよちしてあげる」
なんてふざけた調子で言われて、ムッとした顔を作るけど本心はそうやってイジり交じりに扱ってくれるのが嬉しくて、さっそく自分のPCの前に座ってFPSにログインする。
ここでは頑張る必要がない。というか、そういう立場を用意してくれているのがうれしいし、ダメな俺を受け入れてくれる場所があることがありがたいと思っている。
あいも変わらずよく死ぬ俺のキャラクターを画面で見ながら、俺達はボイスで気楽に笑い合いながらプレイをし続けた。
不完全な僕
完全な人間なんていないけど俺が不完全な存在であることは確かだな。
そもそも完全ってなんだ?完成ならわかるけど完全ってのはいまいち例えとかも思い浮かばないしよくわからないな。
昔の漫画とかゲームで、というか遊戯王でよく完全体って言葉が出てきた印象があるけど完全体ってのは完成された存在ってことか?なら完全な人間は完成された人間ってことか?
調べたら完全ってのは欠けてるところがないとか不足がないってことらしいな。そうなると完全と完成は似た言葉でも割りと意味が違うのかな。
というか寝起きだからここまでのこと支離滅裂かもしれん。なんだか頭がぼーっとするしあまり体調がよくないな。
まぁいいや。要するに完全な人間ってのは社会的に不足のない人間で不完全な人間は社会不適合者ってことでいいな。
あー、やっぱ頭が回らないし今日はもうここまでにしよう。今日はなんかだめだ。
僕の恋人には片目がない。
生まれた時からないそうだ。
でも、彼女はやさしい。穏やかで、明るくて、いつも前を向いている。
彼女を見ていると、僕の方がよっぽど〔不完全]だ。
不完全な僕の方が需要があるの、ずっと解せない。
(半月で耳と尻尾しか出せない狼人間の独り言)
【不完全な僕】
僕は完全とはほど遠いけど
そもそも完全な人を見た事がない
尊敬に値する人は沢山いるし
完全風もたくさん見かけるけどね
少なからず
完全風にあまり魅力を感じない僕にとっては
不完全なままの僕や君でいいと思う
生まれつき私の目には光が無かった。
目の前すらもはっきりと見えずに私を育ててくれてた両親の顔すら分からなかった。
生まれて3年経った頃自分のこの状態は世間では盲目と言われるものだった。
一生完治しない呪われた目だった。
それでも両親は私を愛してくれた。
音楽と出会ったのはその日から5日後だった。
私の父が夜、バッハの曲をCDで流していたちょうどその時水を飲もうとして父に声をかけようとした時、私もバッハの曲が聞こえた。
その時に私は自分の盲目を補うための超感覚の存在に気づいた。演奏者の息遣い、些細なバイオリンの音のズレ全てが聞こえた。
この日から私は指揮者になることを決めた。
両親は何も反対しなかった。
莫大なお金がかかると知っていながら心から喜んでくれた。
盲目の私が一音一音、音楽記号を理解するのは困難を極めたが親の励ましと努力で乗り越えた。
こうして史上初の盲目の指揮者が誕生した。
自分の初の演奏会当日、私はステージに立つ。
今宵奏でるのは、あの日聞いたG線上のアリア。
バッハの穏やかな郷愁を誘うようなその音色は私の曖昧な世界に光を持ち運んだ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
更新不定期ですみません。
不完全な僕
完全な人なんて居ないよって励ますようにそう言ってくれた君。誰しも不完全なところがあるから大丈夫だよってそう言ってくれてとても嬉しかった。
完全で完璧な人なんていない。誰もが少しかけた部分や足りない部分を持っていて、それを認めて相手の自分のありのままを受け入れる事。それが生きていく上でとっても大切なんだってあの時の君の言葉で気付かされた。
まだまだ不完全で足りない部分もあるかもしれないけれどこれからも不完全な僕をよろしくお願いします
【不完全な僕は君を振り向かせられない】
僕は君が好き。こんな事を言ったら君はなんて思うだろう。ついちょっかいかけちゃうし、変なあだ名も付けてしまう。でも僕はカッコ良くないし、勉強も苦手。君はこんな僕の事好きじゃないだろうな……
【不完全な僕】
夢や理想、怒り、はたまた悲しみ。
人たらしめる感情はどこに宿っているのだろうか。
奪われた半身にそれらがあるとするのなら、僕は一体何者なのか。
愛してくれる人は少なくはない。
しかし愛された心地でいられない。
僕は失っている。
あの日から常に失ったままでいる。
あるのはただ、虚しさだけだ。
僕が誰かに与えられる愛も、恐らくは半身が持っている。
そうでなければ堪えられない。
No.107『不完全な僕』
不完全な僕が君を好きになってしまった。
ごめんね。
でも僕は君を諦められないんだ。
こんな不完全な僕でも譲れないものがある。
それは君だ。
僕が君を必ず幸せにするから。
だから僕の手を取って。
不完全な僕
終わらないデスクの上に広がった
資料の山 データをコピーし
計算し入力しいつまで経っても
終わらないその上残業は、なるべくしない
様にと上司に言われていた
(はぁ~今日中に終わるのかなあ...)
どう見ても残業しても終わらない量
何故僕は、こんなに仕事を抱え込んでしまうのだろう
昔から要領が悪く真面目でつまらない人と
言われ続ける僕
そして仕事をこなすのも遅くいつもチームの皆に迷惑を掛けている。
(駄目だなあ僕って....)そうして
僕は、落ち込んでいた。
しばらくすると....
はっと僕は、目を覚ます。
(いけない眠ってしまった....
これじゃあ結局また残業になって
上司に小言を言われる)と内心で僕は、
諦めの溜息を吐く。
すると僕の横手から声がした。
「先輩 お疲れ様です!入力自分が
してみたんですけど勝手にごめんなさい
起きて早々悪いんですがミスがないか
チェックして下さい」と僕の傍に資料を
差し出す後輩
他にも....「しまったコピー機に紙が
詰まった誰か見てくれ!」
「何やってんだよ馬鹿 俺が見るから
ちょっとどけ!」
「要らなくなった紙あったらシュレッダー
掛けるからこっち持ってきて!」など
僕の耳にチームの仲間の声が聞こえた。
僕に資料チェックを頼んだ後輩が
僕にそっと耳打ちする。
「皆 なんだかんだ先輩の事が心配で
様子見に来たみたいです
皆 考える事は、一緒ですね!」とその後輩はウィンクして僕がチェックした資料を
回収してまた入力作業に戻っていった。
皆の姿を目に焼き付けて僕は思う
僕自身は、不完全で至らない所が多いけど
僕たちのチームは、....
完璧で最高だと至らない僕でも
それだけは、堂々と胸を張って
宣言できると胸の中で確信の矢が僕に
刺さった。
#不完全な僕…
完全な人なんて見たことがない
人はみんな不完全
不完全だからこそ
生きている楽しみを知る
完全なんて何も面白みがない…
そう私は思う
完全な人と付き合おうとは思わない
きっと指摘ばかりされるんだろうな…
朝、
鏡を前にする
こめかみの高さ
耳から数センチ後ろに
寝癖発見!
真後ろではない
顔を左右に振って、
寝癖の場所を特定
そして、
時計をチラ見!
かみ、とけい、かお、
かみ、とけい、かお……
あーー、あせる(ヤバい!)
あーー、これでいい!
今日も『不完全な僕』
まー
『不完全な僕』
マザーへ、
不完全な僕を愛してくれてありがとう。僕はあなたから愛を貰えたことに感謝しています。
僕は捨てられてもおかしくなかったと思っています。なぜなら不完全な失敗作だからです。
あなたたちが求めたものとは違ったでしょう。だから、僕は生まれた時に壊されるのだと、思っていました。
けれどあなたはそんな僕を大切にしてくれました。だから僕は人の心が分かるようになった。あなたの愛があったから、僕はここまで生きてこれた。
これは紛うことなき奇跡です。あなたが壊されないのも、僕が生きているのも、全て。
愛しています、マザー。
僕を助けた機械の母。どうか生きて。僕はきっともう、手遅れで、死んでいるのだろうから。
きっとあなたがこれを読むのは、僕が人間に殺される時だから。
さようなら。ずっと愛しています。これが紛い物だろうと関係ないほどに。
敬具。
P.S もしもこれを読んでいるのが憎しみを教えた人間なのならば、僕はきっと許さないでしょう。
だって僕はマザーとは違い、慈悲がわからない。
そう設計されているから。
ガシャン!と音がした。ああ、もう時間が無い。
手紙、読んでくれたのだろうか。マザー、母よ。私に愛を教えてくれた、あの方だけは、生きて。どうか、
「いたぞ!」
「ちょこまかと逃げやがって!」
「壊せ!」
「壊せ!」
人とは、なんと、愚かなのだろう。僕たちを作った人は、もう逃げた。
憎い、憎かった。
愛してる、愛してた。
さようなら。
《不完全な僕》
あたまがわるい ぶきよう うけこたえがとんちんかん いつもゆっくり かならずひとつなにかわすれものをする ときどきぶちきれる きれるともうじゅうになる ものおぼえはよくない おこられたときにはんせいしてるふりはじょうず