『上手くいかなくたっていい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『上手くいかなくたっていい』
空はいつだって空だ
上手くいかなくたっていい
おひさまの進みとおつきさんの歩みで
日進月歩っていうからね
上手くいかなくたっていい
急がば回れ、人生いき急ぐこともない
のんびり行こうじゃないか
「上手くいかなくたっていい。
失敗さえしなければいいんだよ^ ^」
って優しく言われてうっかり心が軽くなりかけたけど…
上手くいかないけど失敗しないってどう言う状態なんだろう?
普通に上手くいかそうとするより難易度高いぞ!
-お題『上手くいかなくたっていい』36
『上手くいかなくたっていい』
「どうして結婚しないんだ?」と周りは言う。
私が結婚しようがしまいが、その人には痛くも痒くもないことだろうに、熱心に、時にしつこく結婚を勧めてくる。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、と言うだろう? 上手くいかなくたっていいんだ。まずは結婚してみろ」
懸賞金でも出ているのか。
私を結婚させたら五億円貰えるとか、そういう。
それにしても。
ふふ、誰が結婚していないなんて言った?
私たちの結婚生活は素晴らしかった。
ただ、他の人たちの結婚生活とはちょっと違っていたかもしれない。
私たちは世間から隠れて、ふたりだけになりたかった。
どうしたらそれが叶うか、考えに考え、いろんなことを試した。何度も何度も試した。
もう十年以上前のことだ。
私の伴侶は今、私に結婚を勧める人の隣であくびをしながらスマホを弄っている。
もちろん、気づかれていない。
上手くいかなくたっていい?
いいえ。
私たちは、この上なく上手くいっている。
上手くいかなくたっていい
今日は午前中に夏休みの宿題をしよう。でも、もう少し寝ていてもいいよね。それで気付いたらもうお昼。
それを毎日繰り返していたら、夏休みの半分が過ぎ去った。宿題は微塵も手を付けていない。
それはまずい。このままではあっという間に最終日を迎えてしまう。明日は絶対にやろう。
起きてすぐに取り掛れるよう、あらかじめワークを机に広げておく。これでいける。
時刻は午前零時。部屋の電気を消して、ベッドにどっかりと横たわる。
アラームをセットしてYouTubeを開く。
さあ、今宵も甘美な夜更かしタイムと洒落こもうじゃないか。
プレッシャー それがどうした?
エゴイスト それがどうした?
背負うもの それを楽しめ
感情の高鳴りを力に変えてゆけ
間違えたっていい
ぶつかって転けては立ってを繰り返す日々
でも 膝の傷は勲章になる
“粋がってろ”とバカにされても
そんな言葉 私は知らない
背負うもの それも楽しめ
同情につきあう暇はない
“不可能”と笑えばいいさ
そんな言葉 僕は知らない
上手くいかなくったっていいどうせ上手くいったって自己犠牲でしかつかみ取れない成功であるからだ、そんなことをしても誰も救われない、それなら、自己犠牲ではなく人に頼ることをすすめるそのほうが、自分が傷つかずに済むからである、共感しなくてもいい、共感なんていらない。
上手くいかなくたっていい
諦めなければいいんだ。
『上手くいかなくたっていい』
久々に訪れた母校の私立大学は、夏季休暇期間中だというのに、学生たちの声で賑わっていた。サークル活動に打ち込んでいる者、勉学や研究に熱中している者など、多くの学生たちが構内に出入りしている。
学生の頃は、まさか自分が文化会サークルの特別講師として招かれることになるとは思ってもみなかった。現在交際中の藤崎亜実にそう話したら、彼女は品のある笑みを浮かべて言った。
「文化会OBの中で、隆太がそれだけ有名ってことだよ。自信を持って行ってきなさい。たとえ上手くいかなくたって、私は隆太の味方でいるよ」
まるで最初から俺が失敗することを期待しているような言い方にむっとしながらも、怒る気にはなれなかった。講師控室となっている六号館二階のゼミ室へ向かう途中も、亜実の優しい笑顔を思い出して、俺の頬は自然に緩んだ。
今日俺が担当するのは、脚本執筆のワークショップだ。文化会の中から、演劇と映画製作、文芸の各サークルメンバーが参加すると聞いている。控室で各サークルのリーダーたちから改めて説明を受け、時間になったので俺は会場へ向かった。廊下を挟んで隣にある講義室が、今回の会場となる。
講義室には、想像を超えるほど多くの学生たちが集まっていた。最初に、一人一人の自己紹介が行われた。その中で俺は、一人の男子学生に目を留めた。
どことなく憂鬱そうな表情をしたその男子学生は、自分の番が近づくにつれて、そわそわし始めた。前を見ていた顔が段々と俯いていき、そして自分の番がきた時には微かに震えている有り様だった。緊張した様子で彼は立ち上がり、俯きながら言葉を発した。
「映画製作部の長沢……アートです。創作の創と書いて、アートと読みます」
自信なさげに彼が言った途端、近くの席にいた数人の学生が小さく吹き出した。力なく着席した長沢創の顔は、羞恥からか真っ赤になっている。ああ、よく問題になっているキラキラネームか。俺は納得した。平凡な名前をつけられた俺などにはわからないような、数多の苦しみを彼は背負って生きてきたのだ。
自己紹介が終わり、脚本の書き方をレクチャーする時間になった。今まで学んだ理論を、実例や経験談なども交えて説明していく。レジュメに目をやりながら、俺は何となく長沢の様子を気にかけていた。
長沢は集中してメモを取っていた。もしかしたら、スポーツ選手で言う所のいわゆるゾーンに入っているのではないかと思えるほど、熱い気迫を放ちながら真剣な顔で、彼はボールペンを走らせている。その様子を見ているうちに、俺は今の自分と長沢が静かに重なったような感覚を覚えた。
俺は劇団内で、変人と言われている。気楽な心持ちで生きている人間からすれば、夢を真剣に追いかけている人間は皆、そのように映るのかもしれない。長沢も、きっと変人と言われるような変わった人間性の持ち主なのだろう。今年二十九になる俺と、二十歳そこそこの長沢ではもちろん違いだってあるかもしれないが、俺たちは世代を超えて何か強いもので繋がっている。それこそ、変人、などという言葉では表せないような強い何かで。
ワークショップが終わりに近づき、最後に俺は彼らに伝えた。
「私にも、先輩方から教えられてきたことがたくさんありました。中でも心に残っている言葉は、劇作家は楽をしてはいけない、というものです。後で調べた所、あるベテラン小説家の受け売りだったのですが。皆さんも、本気でものを書くのであれば、決して楽をせずに熱意を持って取り組んで下さい。結果として上手くいかなくたっていい。皆さんが今持っているものは、皆さんだけの個性ですから。それを花開かせるために、たくさんの失敗をしながら全力で書き続けて下さい」
終わりの方は、長沢に向けた言葉になっていた。周りから笑われるようなキラキラネームだって、立派な個性だ。
俺は長沢に視線を飛ばした。長沢は、真剣な顔をして話を聞いていた。
上手くいかなくたっていい
は やさしい
上手くいかなくたっていい
は 上手くいくこと以外も許している
深い湖の中に
上手くいかなかった事が
溜まっている
今日はその中で
ゆらゆら ただよいたい
上手くいかなくたっていい
それが上手くいったかどうかなんて
死ぬときに初めて分かるのだから
そして、
死ぬときは全てが上手くいったと
思い込めばいいだけだから
『上手くいかなくたっていい』
シャーペンを机の上に置く。右手に出来たペンダコのせいで、人差し指がじんじんと痛む。
「………4時間か」
目の前に置かれた時計は18:00を指していた。勉強をし始めたのが14:00だからちょうど4時間やったことになる。しかし、机の上に置かれた問題集はまだ6ページほどしか出来ていない、本当は10ページほどさっさと終らしてしまいたいのに。親指で人差し指のペンダコをぎゅっと押さえる。こうしておくと、痛みが少し和らぐのだ。
「大丈夫…大丈夫…」
何の意識もせずに呟いたその言葉は、デスクライトしかつけられていない暗い部屋に誰にも聞かれずに溶けていく。
私は受験生だ。でも、志望校も決まってないし、勉強だってたくさんしている訳じゃない。今日こうやって続いているのだって一時の偶然に過ぎない。目標や希望もない。ただ、とぼとぼ歩いて行くだけ。
「…………」
背もたれにガッと倒れ、背伸びをすると、不意に壁に張ってあったとある高校のオープンスクールの紙が目に入る。私の頭なんかでは到底行けそうにない偏差値の高校。
……さっきのは嘘だ。行きたいところはある。でも、私はそれに見合う努力が出来てない。どうせ行けないし、今さらしたところでって感じだし。「お前なんか行けるわけない」って笑われるの嫌だし。情けないし。
―――……は、どこの高校行きたいの?―――
―――んー、俺は□□高校かな―――
アイツ、あの高校行きたいんだったっけ。アイツはすごいよな。頭はいいし、スポーツは出来るし、ゲームも上手いし、モテモテだし…
「…クソが」
ガバッと体制を戻し、再びシャーペンを握る。休憩によって疲労感が少なくなった頭は、どんどんと問題を解いていく。
アイツが出来ても出来なくても、私が出来ないわけないだろ。
情けなくていい、笑われてもいい、上手くいかなくたっていい、未来のことなんて誰も分からないんだから。ただがむしゃらに突っ走っる。それが、今私の出来ることだ。
もう4時間。頑張ってみよう。
上手くいかなくたっていい
わかってます。それでも出来れば何もかも上手いことやっていきたいと思ってる強欲な私です。
でもそんな器用じゃないし、行動力もない、何事も人任せな私がやっていけるわけがない。虫が良すぎるって話です。
上手く行っている人はそれこそ裏で懸命に努力されてるのです。
オリンピックで表彰台を目指して努力されてる人は数知れず。それでも、そこに上がれるのは3人だけなんです。(あ、団体戦は置いといて)
ほんとに私って何があるんだろう?何にもないんです。
空蝉が道端に転がってるのをを見ると、自分と重ねてしまい、何とも切なくなります。
いや、彼らはその後、短い生涯とはいえ、その人生を精一杯大きな鳴き声を出して謳歌している。何だかその背中が大きく見えてきました。
「毎年毎年、木にしがみついて必死だなぁ」とか思ってごめんなさい。
私こそ、何かにしがみついてでも強く生きていかなきゃ、と思っております。
これからは、しがみつく何かを探す努力をしようと思います。
応援よろしくお願いします。
ダメ人間end
地震大丈夫でしょうか?怖いけど、怖がりすぎないようにします。怖いけど。
こんな時だから
2024/08/09㈮日記
何か面白いことでも書けたら
良いんだけど、無いなあ。
代わりに、ちょっとしたことを書く。
伊藤潤二コレクションって
いうアニメは必ず曇りの日の
ストーリーだなあと、気づいた事が
ちょっと嬉しかったんだけど
どうでもよい話し。
オカルトアニメなんだから
晴れ、なわけ無いだろうってね、とか
下半期発売予定のゲームソフトを
調べてみたけど
欲しいものはなかった。
それはそれで時間を浪費せずに
済むと考えたら良いっか…とか。
3ヶ月計画をしているけれど
それってパーキンソンの法則の
一部だということに気づいた、とか。
おはようポテトが4枚入りが
再び6枚入りに戻って嬉しい、とか。
パーキンソンの法則って
人間は時間とお金があれば
あるだけ使ってしまうっていう法則。
例えば夏休みの宿題を終わらすのが
ギリギリになってしまったとしたら
パーキンソンの法則に陥ってしまったってこと。
僕も毎年、陥っていた。
こういう人間の心理作用を
学生の頃に知りたかったなあ。
頑張ってね、学生さん。
おやすみね。
君がどれだけ頑張っても上手くいかなくたっていい誰だって上手くいかないことだってあるから落ち着いてやったってだから焦らないで頑張ってればいい頑張ってれば上手くいったってことになるかもしれない!だから上手くいかなくたっていいの!
題名 上手くいかなくたっていい
上手くいかなくたっていい
それを次に繋げられる鍵になるのだから
僕等人間上手くいく人なんて
そう居ないんだから
上手くいかなくたって、
みんなで楽しめたらそれでいい
だって上手くいっても
楽しく無かったら
嬉しく無いし、
やってよかったとか
僕は思わないんだもん、
だから僕は
上手くいかなくたっていい
そう思ってる
ま、僕(中の人?)は分かんないけど笑
「小説?実はちゃんと読んだことないんだよ。はっはっは」
叔父さんは油でテカった髪をわしわしとさせながら笑っていた。
叔父さんは売れない小説家だった。
「漫画なら沢山読んだけどねぇ。小説なんて小学校のときの読書感想文くらいかなぁ。」
「それで小説なんて書けるの?」
僕は叔父さんといるのは気が楽で好きだった。今思えば見下していたところもあっただろう。
「書けるさ。なんたっておじさんは漫画も書いてたからね。」
「漫画と小説は全然ちがうじゃん。」
「見た目はな。でも物語なのは一緒だ。」
「その顔、疑ってるなぁ?いいだろう。おじさんが小説の書き方を教えてやろう。」
「大事なのは読者にいかに伝えるか、だ。楽しいお話をわかりやすく伝えるために絵を使うのか、文字を使うのか。違いなんて結局そのくらいなんだよ。」
「ふーん。なんでよく読んでた漫画は書かかなくなったの?」
「そりゃあおじさんは絵が下手だったからな。伝えたい事を伝えられる絵が描けなかったんだよ。」
「小説はそれに比べていいぞー。文字は絵より簡単に書けるし早いからな。」
「へぇー。」
「お前も書いてみたらきっと楽しいぞ〜。」
叔父さんがにかっと笑う。
「ま、売れっ子になりたいって話になるとそれだけじゃないかもしれんけどな…。」
叔父さんのそんな言葉をふと思い出し、僕はこっそり小さな物語を書きはじめた。
まぁ、確かに、、楽しいかも。
「ボス……すみません」
「ん、お前さんが寝坊とは珍しいな」
襟尾は前日遅くまで予定があったため、起きたら、日がだいぶ高く昇っていた時間になっていた。
「まぁ、こんなこと人生単位で見たら、米粒みたいなもんだ。気にすんなよ」
「ボス〜、優しいですね。顔面はイカついのに。ギャップが1000mありますね」
「どういう例えしてるんだ」
#上手くいかなくったっていい
楽しいことばかりあるってステキ!
思い描いた通りの毎日
それって最高!
でもそんな時ばかりなら
何がステキなのか最高ってなんなのか
実感できないんじゃない?
不幸続きやジレンマの人生は嫌だけど
そこそこ不条理な世界を知って
人のズルさや残酷さに傷ついたり
それがあるから乗り越えてやるとか
負けないとか思えるのさ
そこそこ生きてりゃいいじゃない
上手くいかないそんな日もある
夢中になって追いかけたり
泣きながら歯を食い縛って手を伸ばす
だからこそ得た幸せの価値がわかるよ
心が渇かないように
他人事に目を逸らす事もせずに
不器用に生きていけたらいい
自分らしさがわかればいい
うまく行かなくたっていい
この世の中にはうまく行かないことがたくさんある
今テレビに出てるオリンピック選手だって、
苦労してないように見えるあの人だって
だからうまく行かなくたっていい
でも努力することは大切だ
努力がうまく行こうが行かまいが
それは大きな自信に繋がる
成功は誰が決めるのか?
それは自分自身だ
他人の意見に流される必要はない
それほど怖いことではない
上手くいかなくても
冷静に成功を見つけよう