『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#七夕〜一作目〜
ーねぇ。今宵は、きっと会えるよねー
そう。今日は、待ちに待った七夕の日。今年は、火傷しそうな程に快晴だったから、今年こそは、きっと彦星様に会えるわよね…そろそろ地上で願い事が叶う事を待つ人間様の願い事を全て叶えなければならないのだから…今の所、天候の変化も無く、カンカン照りには、変わりないわね…良かったわ…このまま、夜まで快晴が続けば…
ー夜ー
良かったわ♥️今年は、ちゃんと、彦星様にお会い出来たわ。さぁ!世界中の皆様方!願い事は、何かしら?皆の願い事を私達、織姫と彦星様が叶えるわよ!
#七夕〜二作目〜
今日は、何と!待ちに待った七夕の日。今年は、願い事が有り過ぎて、願い事全部書いちゃったな…💦でも、その中の願い事は、全て叶えて欲しい願い事だから…彼との事に、彼の事、私の事、家族の願い事…昨日、貴方に「今日は、七夕よ!貴方の願い事は、何かしら?」と問うと、貴方は、「世界平和!」と即答したね。そうね、この世にまだ足りてそうで足りてない物。それは…世界平和ね。貴方の願い事がそれだけって事は、貴方は、きっと私と違って、欲張らない方なのね。自分の願い事じゃないって事は、きっと、全ての願い事が叶ってるのね。素敵よ、貴方。この先もそんなに素敵過ぎる彼と永遠にそばにいれるなんて…私は、物凄い幸せ者ね。これからもどうぞ宜しくね💕︎
思えばこのアプリを始めた日が去年の7月7日で、お題も七夕でした。
そこから今日までこつこつ1年続けられて、なんだかある種の達成感みたいなものを感じています。
時には面倒くさいと感じたり、やっつけみたいな作業になった時期もあったりしました。
想像力鍛えるために遊び感覚で始めたつもりが苦痛だと感じたことも。
でもやっぱり、そういう思いをしても書くことで気持ちが落ち着いたり整ったりするので、なんとかでも続けてて良かったと思います。(時には忘れちゃって、2日分のお題合わせて無理矢理書いたこともあったりしたけど。)
今日からまた、1年頑張って書き続けたいなぁと思いますが、それで自分を追い詰めるのは違うと思うので、書けない日ができてしまってもそれはそれでいーや、と思うことにします。
肝心なのは、“書きたい”と思えるテンションの時に書くように心がけたいです。
【七夕】
願いよとどけ
そんな気持ちも
河を流れて
溶けていく
あまりに多くの人々でごった返す交差点のど真ん中に立って、私は空を見上げた。
七夕祭りの装飾やら屋台やらの光で、天の川なんて見えたもんじゃない。まったく何のための祭りなのか、これでは分からない。
笛の音、太鼓の音、人々の話し声や笑い声…
一年に一度、待ちに待ったきょう、やっとの思いで再開したふたりは、こんなどんちゃん騒ぎの中で色々するハメになるのだ。
ハグとかキスとか、あとはまあ、その先とか…。
まったく、ムードもへったくれもないな。
年に一度しか会えないなんて、今の俺には耐えられません。
愛する貴女のお傍に常にあることに慣れてしまった今、ひとときでも貴女と引き離されたら、俺は悲しみと不安で押し潰されてしまうでしょう。
いえ、けれど、もしそうすることが貴女のためになるのならば、俺は喜んでそうします。泣きながら、暴れながらではあるかもしれませんが、拒むことはありません。
そんなことにならないよう、貴女のためになれることを、俺は全力でやり続けますね。
無垢な心を持っていた頃は、織姫様と彦星様が願いを叶えてくれると信じていた。
経験をつみ、知識がついてくると七夕など非現実だと思うようになった。
人として円熟してきた今は、非現実的と知りながらも七夕を信じている。
あの人が今もこれからも幸せでありますように。
「七夕」
食事も菓子も、このイベントにちなんだ
美しい食べ物はいっぱいあるから。
あんたのことなんか、思い出してやんない。
笹を刈り引き摺って持ち帰った幼き日
特別なご馳走は無いけれど
白玉団子が食べられるのが嬉しかった
何故か七夕の日は雨が多く
てるてる坊主も作ったっけ
母と一緒に団子を茹でたのは今も覚えてる
なかなか行事をこなしていくのは難しくなったけど
また白玉団子を茹でてデザートでも作ってみよう
「七夕」
『七夕』
七夕とは
技芸を磨いて働くことの大切さを説いた話
って知ってた?
中国から入ってきたものらしい
別に織姫と彦星は悲しい別れをしたのではなく
結婚して、仲良すぎて仕事をしなかったから
仕事を頑張ったら七夕にだけは会って良いよ!
って離れさせられたんだってw
こう言うの…
幼稚園や保育園で教えてくれなくない?
短冊に願い事書かされるくらいで
だから私のように
歪んだ記憶になってるんじゃない?
でもさ
なんか…こんなバカップルみたいなの
昔もいたんだなーって思ったらウケるし
今も昔も人間なんて
大した変わらないのかも知れないなぁって思った
幾ら、ボンボンやお嬢でも
ちゃんと働け!ってことらしいw
親の七光りとかあるけど…
努力しない奴は結局消えていく
芸能界でも一般企業でも…
そ~いうことを言いたいのが『七夕』らしいよw
因みに私の願い事はね…
1日でも長く君と日々を過ごせますように…★
「七夕」
今日は七夕だ。天気は可もなく不可もない。
まあいずれにせよ、ここは夜でも明るいから天の川が見えた試しがないが。
「やあやあニンゲンくん!!!今日は七夕なんだね!!!七夕というのは、本来裁縫やお習字なんかの上達を願った行事らしいね!!!今も形を変えて残っているのは素晴らしい!!!」
へー。……七夕にしても、初詣にしても、なんか自分の欲深さというか、努力もせずに願いを叶えようとする怠慢なところが見えて、少しうんざりするんだよな。
「まあまあそんな否定的にならなくてもいいじゃないか!!!叶えたいことがあるならほんの小さなことから、ゆっくり始めたらいいのさ!!!」
「意気込めば意気込むほどに辛くなるから、あんまり深く考えなくたって良いのだよ!!!」
深く考えなくたって良い、か。
「それはそうと!!!キミのお願い事は何だい?!!ほら、短冊があるからこれに書きたまえ!!!」
「ついでに笹もあるよ!!!」「笹。まじかよ。」
いつの間にやら部屋に折り紙で飾られたデカい笹が置いてある。
「ほらほら、願い事は???」
そうだな。自分の願い事は───。
「ふむふむ……良い願いじゃないか!!!」
“毎日をもっと楽しく過ごせますように”
で、あんたはなんて書くんだ?
「ボクはねえ!!!ほら、見てよ!!!」
“大事な宇宙たちがずっと安定して存在しますように!”
「それから!!!」え?それから?
“キミともっと仲良くなります!”
「どうだい???良い願いだろう?!!」
そうだな。もっと仲良くなれるといいな。
「もー!!!」
「そうだ!!!七夕ゼリーを買ったことを忘れていたよ!!!もちろん、キミの分もあるよ!!!今から一緒に食べよう!!!」
七夕ゼリーか。懐かしいな。というか売ってるものなのか?
まあいいや。
ふたりで食べるゼリーは小さい頃食べた時よりもちょっと美味しかった。
こんなふうにずっと暮らせたらいいな。
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「前回までのあらすじ」
(番外編だから必要ないのだが、一応載せておくよ!!!)
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見する!!!
そこで、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て、原因を探ることにした!!!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!!!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!!!
聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!!!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!!!悪気の有無はともかく、これ以上の被害を出さないためにもそうせざるを得なかったワケだ!!!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにした!!!
すると、驚くべきことに!!!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚!!!さらに!!!アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかった!!!
ボクも色々と探しはしたものの、きょうだいはなかなか見つからない!!!そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!!!
ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作った空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!!!
しかも空間は大胆な加工済み!!!ボクのきょうだいは一体何を考えているんだ?!!
あとあだ名とはいえ名前を呼ぶのはやめたまえ!!!全員に名前を知られると相当困るのだよ!!!
……キミは忘れてしまったかもしれないが、ボク達は後に続く指示に「必ず」従うように作られているからね。
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昨日は七夕のコンサートに行って来ました。
同時に出店されていたドリンク屋さんとお菓子屋さんの食べ物と飲み物がとても美味しくて、そして演奏も素敵だったのでとても癒されました。
そんなつもりはまったくなかったのに、あっという間に時間が過ぎていってしまうので、この時間が終わってほしくないなぁとずっと思っていました。
アーティストの方の、「星は近くて遠い存在」という言葉が印象的でした。見えないけれど、手を伸ばしても届かないけれど、いつだってそばにいる。
そう思うと、ほんの少し心が温まる。
そんな気がしませんか?
全国的に晴れた昨晩
みんな願い事をしただろうか
願いを書こう
願いを言葉にしよう
私は
運命的な出会いができますように
(かわいいワンコと!)
#七夕
「そうねぇ、ブラック企業の無能上司と社畜ってところかしら」
「………え?」
涼しい顔をしてそんな事を口にしたのは、高校からの親友だ。
高校入学直後、カーストトップにいた女子生徒の気分でイジメのターゲットにされた私は暗黒の高校生活を覚悟していた。
そんな私を救ったのが彼女だ。
まぁ、彼女からしてみれば救ったとかそんなつもりはこれっぽっちもなかっただろう。
その日私は1冊のノートを図書室に置き忘れてしまった。
中学の頃から勉強の合間に書き綴っていたオリジナルのファンタジー小説を書いたノートで、その時既に7冊目に突入していた。
小説を書くのは私のストレスのはけ口で、故に話の中身も、冒険あり、恋愛あり、ミステリーあり、謎解きあり等など何でもありのごちゃ混ぜ話だった。
そんな14歳の妄想全開な話を書いたノートを忘れてしまったのだ。
全身の血が凍るとはこの事か、と思うほど血の気が引いた。
心臓が止まるかと思うほどの全力で、駅まで歩いた通学路を引き返して図書室に滑り込むと、そこには真剣な眼差しで私のノートを手にしている彼女がいた。
奇声を発しながら飛びかかった私を彼女は華麗に避け、私は机の上をスーパーマンが飛ぶように滑り反対側に頭から落ちた。
『大丈夫?』
強かに打ち付けた頭をさすっている私の頭上から、どこか呆れたような声が降ってくる。
視線を床から声のした方へと転じると、そこには私の顔を覗き込む、ビスク・ドールのような顔をした美少女が立っていた。
こんな顔で生まれたら人生バラ色だろうな、とか、化粧でどうにかなるレベルじゃないよな、遺伝子の違いはどう頑張ったって覆せるものではないな、とか、ぼぅっと考えていた私の視界に例のノートが映りこんだ。
咄嗟に手を伸ばすと、ノートはひらりと私の手を躱して遠のく。
さっ、ひらり、ささっ、ひらひらり。
どれくらい、その攻防を交わしていただろうか。
『あなたのノート?』
恥ずかしい、けれど返してもらわないともっと恥ずかしいことになる可能性が高い。
腹を括って私は真っ赤な顔で頷いた。
『凄いわ!』
『へっ?』
いきなり視界が真っ暗になった。
そして頬に当たる柔らかい感触。
ふわぁぁぁ、気持ちイイ…、天国だぁ、ってそうじゃない。
耳元で何やら色々話しているけど、何語だろう…、日本語ではないような?
『7冊目!?という事はこれの前に6冊もあるのね?』
『え、あ、うん』
『是非とも読ませて!』
『いや、その、恥ずか……』
『何を言っているの!コレは才能よ!恥ずかしがる必要は全然ないわ!』
聞けば彼女は図書委員で、図書室の戸締りをしようとしていた時にノートを見つけたそうで。
で、中を見れば誰のかわかるかと思い開いたところ…読むのに夢中になってしまった、と。
母親が日本とドイツのハーフで、父親はフランス人という彼女は凄くサバサバとした性格だった。
だから、という訳では無いだろうが、イジメのターゲットになっている私にも気さくに話しかけるし、嫌なものは嫌だ、間違っていることは間違っていると、キッパリと自分の意見を言う。
そんなこんなで、高校の3年間はイジメもそこそこありつつも彼女と楽しく過ごすことができ、大学も彼女が留学するまでは一緒のキャンパスに通うことが出来た。
その間私は彼女の勧めもあり、書き溜めた小説を手直してネットにアップした結果、今は作家として活動している。
「ねぇ、七夕がどうしてブラック企業の無能上司と社畜になるの?普通こうもう少しロマンチックな感じじゃない?」
「ん〜、まず、二人を引き合わせたのは天帝で、その結果2人は結婚して蜜月を過ごす。その間2人は仕事をしていなかったため、方々に迷惑がかかった。故に天帝は2人を引き離し、仕事をすることを条件に1年に1度会うことを許した。っていうのが七夕の要約よね」
「う、うん」
「天帝、コレが無能上司よ。部下の仕事の管理を怠ったが故に、2人が仕事をしていないことに気が付かず周りに迷惑をかけてる。まぁ普通ならこの時点でクビね」
「は、はぁ」
「次は仕事をすることを条件に年に一度の逢瀬って、どんだけブラック企業なのって話じゃない?しかもそれに大人しく従うあたり、2人も社畜だわ。私ならすぐ辞めるわ、そんな仕事」
「あ、はい」
「しかも、これ最悪なのが天帝は織姫の父親なのよ。自分で娘の相手を決めてきて、結婚させて、2人が仲良くなったら引き離すとか、親失格じゃない?それに考えてもみて、もしよ?もしも年1回の逢瀬で子供が出来たとして、その場合子育ては全部母親がやることになるわよね?しかも父親は子供に年1回しか会えない…酷くない?」
「ははは…」
おかしいな、七夕ってこう、もっとロマンチックな感じだった気がするんだけどな。
でも言われてみれば、確かにって気もするし......。
織姫と彦星の伝説って、もう現代には合わない…のかな?
「そうそう、この間頼まれていた通訳の話、日程調整ついたよ」
「本当!良かったぁ」
「それにしても3ヶ月も取材旅行だなんて、思い切ったね」
「うん、まぁ話を考える上で必要だし、それに今はネット環境さえあればどこでも書けるから」
「ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、トルコ…うん、思いっきり楽しもう」
「よろしくお願いします」
「任せて!」
妄想だけではどうしてもふわふわしたイメージしかわかなくて、現実味を加えるために色々と考えた結果、作家デビュー10年目を機に、長期取材旅行を決心。
通訳を仕事にしている彼女の時間を少し分けてもらっての女二人旅。
彼女と一緒だから、行こうと思った。
彼女と一緒だから、すごく楽しみ。
その旅行で、彼女と私に一生に一度の出会いがあったことはまた別のお話。
笹の葉揺れる天の川
流れる星は満天の空
見上げる風景に身を任せ
さらさら流れる七夕の夜
「天の川、織女牽牛、織姫彦星、夏の大三角に笹の葉、短冊、願い事。あと何だ?」
そういや小学生の頃、七夕ゼリーみたいなの食ったような、虚偽記憶のような、気がするなぁ。某所在住物書きはソーダ味のアイスをかじり、冷えた黄金色を飲みながら、扇風機の快風に浸っていた。
久方ぶりの年中行事ネタだ。2月にバレンタインがあり、3月はひなまつり。5月5日の子どもの日は別のお題であった。
「『7月7日』という日付についてのハナシを書くか、七夕からイメージする単語の方を重点的に書くか。伝説系に天文学、欲望に恋愛。切り口は、まぁ、そこそこ複数、有るっちゃ有るのか」
ま、俺はぼっちだから、七夕に誰かと予定なんざねぇけど。物書きは小さく息を吐き、アイスをかじる。
――――――
7月7日だ。七夕だ。猛暑の日曜日だ。
天の川を見に行こうとか、七夕の天の川イベントに行こうとか、天の川な七夕そうめん食べに行こうとか。そんな提案が浮かばない程度には酷い熱帯夜だ。
それもその筈。今日は最高気温が35℃で夜の気温も29℃前後。あつい(ふぁっきん熱帯夜)
あつい(大事二度宣言)
7月8日の最高予報が39℃とか絶対虚偽(願望)
七夕がもうちょっと秋寄りとか、なんなら4月あたりの涼しい頃なら、天の川も見に行きやすかったのに。
「つまり、天の川が見たいんだな?」
穏やかな白さの甚平で、晩ごはんの準備をしながら、先輩が私に声をかけてきた。
私の部屋の上階さんが七夕パーティーか何かしてるらしくて、バチクソに酷い騒音と振動なもんで、
管理人さんに対応してもらってる間、長い付き合いな職場の先輩のアパートに避難中。
ただでさえ暑さと湿気でメンタルと自律神経やられてるのに。ガチで迷惑ハナハダシイ。
で、お金とちょっとの食材をリリースして、先輩に晩ごはんとお茶を召喚してもらってる。
エアコンの涼しさの中で飲む40〜50℃前後はお腹に優しい心地で、滋味滋養。
今日のお茶はハーブティー。先輩がわざわざ、いきつけの茶っ葉屋さんから、私の具合の悪さに合わせてブレンドしてもらってきてくれたらしい。
オマケにそこの看板子狐がセラピーフォックスとして、先輩の部屋、私の膝の上に、絶賛無償出張中。
こやーん(コンコンかわいいです)
「来年、2025年9月8日が狙い目だと思う」
で、その先輩が、来年の「七夕じゃない日の天の川」の見方を情報提供してくれた。
「どこか、街の光から遠い、暗い場所。可能であれば山の上が望ましい。皆既月食だ」
「月食?」
「天の川はとても光が弱い。街灯や、月の光でも、見えづらくなる。皆既月食は、月を光らせる太陽の光を、地球全体が遮ってくれるわけだ」
「織姫と彦星の通せんぼしてるのに、弱いんだね」
「私も不勉強だからよく理解してないが、この月食のときに、一緒に天の川が見られることがあるらしい。見頃は、午前2時半付近から3時50分頃までだな」
「ふーん」
天の川って七夕オンリーなイメージあったけど、別に、七夕じゃなくても見られるんだ。
へー、って思いながら、またハーブティーを飲む。
「織姫と彦星も、七夕以外の日にこっそり、実は会ってたりするのかな」
「なんだって?」
七夕と皆既月食が重なる日をスマホで調べたけど、
2047年らしいから、スン……てなってやめた。
「だって天の川だって七夕以外の日に出てくるんだもん。織姫彦星も七夕以外に会ってたり、って」
「天の川が見られるのは天文現象で、織姫と彦星が会うのは伝説だろう」
「民間信仰はたまに後世によって書き換えられるって昔授業で聞いた。今の二人実は時々会ってる説」
「随分、随分な新説だな……?」
僕は、あなたと今日も一緒にいられた。
ただ、隣にくつろいで、
無言で、でも、確かにあなたを感じて。
幾つもの物語が、二人にはあったけど、
また、明日も明後日も二人でいられますように。
これが、僕らの七夕の願い事…。
七夕
1年に一度しか会えなくて可哀想な織姫と彦星★
でもさー
1年に1回だからずっとずっと好きでいられるのよ… ケンカもしないし…愚痴もないし…
【七夕】
年一の遠距離
イメージ的には
スマホのような
通信手段もなさそう
ただその遠距離
起源は知らないけれど
何百年?何千年?と続いているんだろう
案外
それくらいが
程よい距離感なのかもしれない
クシャミしたら昨日食べた焼肉の一部が喉から飛び出てきた。誰か殺して:(il|◦.◦):
七夕には、会えなかったね。
今日じゃなくても、なかなか
会えないけど。
でも、今日会うことが
嬉しいって、思ってる人が
たくさん居たら…なんか良いよね。
電話の向こうから
彼の穏やかな声が聞こえる。
私は、そうだね と少し笑って
返事をした。
あまりに、優しい言葉に
会いたい気持ちが募ってしまう。
寂しい気持ちにさせて、ごめんね。
と、彼は言うけれど
仕事が忙しくても
なかなか会えなくても
大丈夫なのは、あなただからだよ。
と、伝えた。
彼は、少し照れた様子で
どうしたの?と、聞いてきたけど
今日は、素直にそんな気持ちを
言いたかったんだ。
【お題:七夕】
あなたの願いは何ですか
健康?平和?お金持ち?
でも、それはあなた次第なのかも
今日は雨、織姫と彦星は天の川を渡り
会えるのだろうか