七夕』の作文集

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七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/7/2024, 11:17:52 PM

「七夕の話って知ってる?」
不意に、恋人が言ってきた。
「七夕、ですか?」
昔、彼にもらった本に書いてあった内容だと、織姫と彦星という真面目に働く若者たちがいて、神様がそれに感心して出会わせたけど、二人共お互いを好いている余り、仕事をやらなくなったので、神様が間に川をかけてしまったので、会えなくなったが、年に1回真面目に仕事をしたら橋がかけられる、というはなしだったはず。
その時、二人で私達みたいじゃない?と彼が言っていたから、僕が知ってるのは、彼は知っているはずなのに…。
相変わらずよくわからぬ方だ…、と心の中で首を傾げるとこちらの思いを見透かしたように言った。

「実はね、その川って渡ろうとすれば一応渡れるらしいよ。」
えっ、と思った。ならどうして2人は渡ろうとしないのだろう。
「その年に1回を楽しみにしながらら働きたいかららしいよ」

僕は驚いた。
まさかそんな話もあるとは知らなかったからだ。
「これも、私たちに似てるね。」
そう微笑んだ。
今日は、5回目の一年に1回の逢瀬だ。
彼が、僕にキスを落とした。

7/7/2024, 11:14:56 PM

短冊も近未来的原色に舟は笹舟心許なし

題目「七夕」

7/7/2024, 11:10:51 PM

月舟の無き天の川 鳴くカササギ
縮まらぬ距離に 願いの橋かける
明け方の空に 瞬き消えゆ 約束の星

___________

 幼い頃、織姫の星と彦星の星は本当に少し近づいてみえる天体ショーがあるのかと思っていました。
 そんな事は一切ないと知った大人の今、天体的には何も無いのに、形を変え色んな行事やお話をごちゃ混ぜにしながらも万葉集の昔から百人一首を経て現代まで続く七夕の凄さを改めて思うのです。
 
 昨夜は晴れの熱帯夜。舟にする(日本)には心許ない二日月。天の川が氾濫すればカササギが橋をかけてくれる話(中国)もあるけれど、星がよく見えない我が家からは心許ない瞬きの白鳥座。
 ところで、フィンランドには、死後星となり空で分かたれた愛し合う夫婦が、会うために星屑を集めて光の橋(天の川)を自分達でかけて、やがてシリウスで落ち合う話があるそうな。私はそれが良いな。愛する努力が美しいし、冬の星であるシリウスは今は明け方にしか見えないけれど、強く輝いてくれるから。
 それに、月の舟は8月10日の「伝統的七夕の日」(旧暦の七夕?で毎年国立天文台が定めてる)には丈夫な底の厚さで出港するかもしれないですしね。

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メモ
・フィンランドの話はザカリウス・トペリウスさんの著作、Linnunrata(天の川)から。19世紀の人らしいから、結構新しい。民間伝承が元かとか、本当にアルタイルとベガの話なのかは不明。
・万葉集の七夕の歌を読んで知ったのですが、旧暦の七夕は立秋後のため、七夕も天の川も秋の季語。ついでに朝顔も秋の季語。言うて今でも8月。先の季節を楽しみにするご先祖さん達。
・カササギの渡す橋の話は、七夕の元になった裁縫芸事が巧みになることを乞うて物を供えて祭る(奠)中国の星祭り乞巧奠(きっこうでん)から。天帝の娘織女と牽牛の二星が結婚するも仕事しないから天帝から天の川で引き離されて年一で会うことになる話。実父怖い。
 と思ったら織女の母たる西王母によるパターンもあった。織女の羽衣隠した牽牛が織女と結ばれるも、西王母に織女取り返されたから牛の皮被って天界について行こうとしたら途中で気付かれて、簪で間を引き裂かれたら天の川になったという話。ここでも最後白鵲が一年に一度橋を渡す。実母も怖い。
・日本にカササギ基本居ないからか、東向きの白鳥座概念なかったからか、通い婚時代だったからか、万葉集では月を舟に彦星から乙姫に西へ向かってるのが多数派。彦星が乗った月の状態か月の擬人化か、月人壮士(つきひとおとこ)とも。
・タナバタは棚機という立体的な当時の高級織機とそれを織ることができる渡来人の職人さんを手に入れることが神様にもその役割の人がいる(古事記等)くらい権力の象徴であって、職人が女性の場合タナバタツメというところから、織女と混ざった説が一番腑に落ちた。
・室町時代の「天稚彦草子」による七夕伝説は面白い。古事記の恋愛に溺れ地上平定の仕事を忘れて、催促の神使の雉子を射殺したらその返し矢で逆に殺された美男な神様アメノワカヒコがキャラモチーフ。実は大蛇に擬態していた海龍王で、大蛇に贄にされた娘と結婚する。天に仕事に行った夫を追いかける娘。天若子の父は義娘を認めず害しようとするが生き残り1ヶ月に一度の逢瀬を認め天の川作る。娘聞き間違えて一年に一度になる。義父も怖い。
・七夕に素麺食べるのは星とは関係ない疫病退散のお話から。健康祈願で小1に西瓜贈ったり、七夕の翌日に禊して仕事しようとしたり、知らなかった民間の風習や昔話がどっさりある七夕。単なるメモのつもりがおーわーらーねー。これくらいにしとこう。
___________

まれの逢瀬に 見る余裕なき願い事
2人の、世界の、自分の、あなたの
幸せを祈る 大合唱する 我等星々

7/7/2024, 11:08:42 PM

今までも色んな願いを書いてきたけど

今年は何を願おうかな?

やっぱり受験生だから

形だけでも合格祈願でもしといたほうがいいか。

でも沢山いいことあってほしいから

いいこと沢山起こりますようにとか?

願い事ありすぎてどうしよう。

今年も色んな願い叶いますように





─────『七夕』

7/7/2024, 11:00:36 PM

七夕と聞くと自動的に
実家近くの商店街のお祭りを思い出す

食べ物の匂いを嗅ぎながら
賑わいを歩くだけで
活力が湧いてくる気がする

そうやって日常をリセットするために
昔の人が非日常を作ってくれたのかも

7/7/2024, 10:54:55 PM

小学生の頃は何を願ってたっけ。そんな曖昧な記憶の中で残っているのは、お父さんが働きますように?とかだっけ、そんなこと書けないか。誰もが願っていることを願い事に書いたのかもしれない。

今の願いは。。

人に言うと叶わない?
それなら、ここのところでやめにしておこう。

7/7/2024, 10:50:54 PM

たくさん
ないたけど
ばかみたいに
ただただ、すきだよ


って思えるなら
どんな結果になろうと
良い恋って事

#七夕

7/7/2024, 10:50:39 PM

君と何時から会ってないかな。それでも連絡は頻繁に取り合っていたし、お互い元気だという報告も必ずしていた。そしてお互い、毎回こう誓う。
「また、いつか絶対会おう、あの祭りに一緒に行こう」

家庭の事情で海外に行った君。国境という川が僕らを隔てているように感じる。こんなに連絡を取っているのに、直接顔を合わせられないもどかしさと、こんなに近く感じているのに、川の流れが邪魔で渡れない苦しさから逃れられない。

今夜は七夕。天の川を隔てた2人が1年に1度だけ鵲の渡す橋を渡って会うという、伝説の夜。本来は学業などの上達を願うものらしいが、きっと織姫と彦星にはこのどうしようもない気持ちがわかるはず。笹の葉に願いを込めた短冊をそっとかけた。

星に願いを。

7/7/2024, 10:43:05 PM

今日は七夕。一年に一度だけ織姫と彦星が会う日だ。


「ボス、どんなお願い書きますか?」
「うーん、そうだなぁ、健康でいられますようにとかか?」
「ベタすぎません?それ。ある意味耄碌してません?」
「してねぇわ!てか何でだよ」


オレが短冊に書くことなんてひとつに決まってる。
それは、


〜ボスと今後も一緒にいられますように〜


そんなことを書いている時、空では流れ星がひとつ、走り抜けていった。

7/7/2024, 10:28:49 PM

「何をお願いしたの?」ときみは無邪気に僕へ問う。

 僕を信頼するきみの瞳があまりにもきらきらしていたから、
 私は咄嗟に嘘をついた。

7/7/2024, 10:22:13 PM

七夕の夜は曇りか雨の日がほとんどで
僕の子供たちには

織り姫さまと彦星さまがデートをするのを
人に見られたく無いから隠しちゃうんだよ


話して
星を見たがる子供たちを宥めることが通例と
なって居た

この日はどうなんだろうな

会社帰り
スマホをチェックする
天気予報では少し雲が出るらしかった

まあ
こんなもんだよな
いつものこと

そう思うけれど実は僕自身
星が見たかった

空を見上げる

帷が降りて
ビル街の夜空は
雲があるのかどうかも
分からない

電車に乗って帰宅した

ただいま〜
どうだ

望遠鏡 用意してるのか
今日も雲があるんじゃないか〜?

そう言いながら
子供たちの頭をくしゃくしゃと
撫でた

お父さん 今日は雲ないよ!七夕なのに!

星 見えたー!

なんと
子供たちはベガとアルタイルを
見つけて居た

やるじゃないか!

僕も心が躍る

見せてみろ
どれ…

望遠鏡を覗くと
二つの星が輝いて居ることが分かった

今日はお前たちに
会いたかったんだろうな
織り姫さまも彦星さまも

良かったなあ!

子供たちははしゃいで
代わる代わる望遠鏡を覗き込んでいた

奥さんが

星見つけるの大変だったんだから〜
そろそろご飯にしましょ


微笑んでいる

なんだ
キョウカが見つけてくれたのか

そうよ?
ご飯冷めちゃう

…ありがとう
若い頃も二人で星見てたっけな

ー懐かしいよね

うん


そう話しながら
いただきますを言う

家族っていいな

今日は
そんな日だった

7/7/2024, 10:08:08 PM

仕事を怠けた訳ではないのに

年に一度も会えない

そんな距離

織姫と彦星が妬ましい

7/7/2024, 10:02:00 PM

No.52『七夕』

七夕──それは彦星と織姫が一年の中で唯一会える日。

俺だったら好きなやつを手放そうとも一年も離れていようとも思わない。

7/7/2024, 10:00:46 PM

七夕

熱帯夜の中でただひたすら空を見上げる。
君には見えるの?天ノ川。
私には見えない。天ノ川。
町の光に邪魔されて星が消えて無くなった。
織姫と彦星はちゃんと出会えたのだろうか。
1日だけ会える。そう言っても本当は
一晩しか会えていないのだ。
悲しいな。そんな状況でなんで仕事なんて
出来るのだろう。なんで、
『そんなに強いの?』
そう思った。
七夕のよる。
一晩の夢。
羨む気持ちが漂った。

7/7/2024, 9:59:03 PM

はぁ、。
私はもう彦星とは別れているのに、、、。
人間界の人間たちは。
少し気まずいけど
また好きな人見つけちゃった!
遊びに行こ!!

八夕の誕生、?

7/7/2024, 9:56:12 PM

七夕

あ〜もう!七夕の儀式がまた来るぅ〜

織姫はジタバタとしていた。
既に形骸化した儀式で子供は成人し会いに来るわけではなくて、地上での刹那の時を過ごした夫彦星は地上での生を終えていた。気の毒にとも思う。自分達の愛を貫く為に次の生を受ける事もなく永遠を生きる事になっている。天界に生きる事とは違うのに。

地上はいいだろう。自由に出来ない結婚の不条理とか、それでも愛を貫くなど言って、お願い事までする始末。
橋となるカササギも気の毒だ。
毎回、新人の集合訓練に使っているのだから、ちゃっかりはしている。

妾はどうだ?
会えるのは嬉しいかと言われるとそうでもない。
地上では好き勝手に結婚し別れる、または不倫だ。
願いを書いた者を追跡観察をしてみたら、すぐに心変わりをしていた。今年の願いも同じだろう。
なぜ、皆、想いを遂げたのに貫かぬ?
妾は地上に影響される。願いが澄んでいれば何も躊躇う事なく夫に会えるというに。

今年も妾だけを想って、妾がカササギの橋を渡るのを待っているか心配しなくても良いのに。

7/7/2024, 9:55:51 PM

七夕、着せ替えゲームでアバターを彦星にして他もそれっぽくして終わったな……。本当はね、織姫の服装にしたかったんだけどね、持ってないってことに気づいた。あと今年は七夕ガチャなかったの…。なんかこのゲームつまんなくなってきた。でも10年も遊んでるからなんとなく消せなくってね。4月に1度ログアウトしたんだけど、3週間くらい経った頃に「今イベントやってんのかな」って気になってTwitter覗いたら私の好きな恐竜アイテムがクエストをこなすと貰えたらしくて…。気づいた頃には時既にお寿司……。たしか3日くらい前までやってたんたよね。ショックだった。それで秒でログインしたよ。だからやっぱ辞められないんだよね〜最近イベントとかつまんないんだけどね…。アイテムも目でかいし口なんて遠目じゃ見えないくらい小さいのばっか。一緒やん。服もボリュームあるし。てか猫系のアイテムばっかで他の動物モチーフ全く無いから。誇張抜きでない。

え、七夕ってなにすんの?

7/7/2024, 9:55:44 PM

昨日は本当に暑かったけど

織姫と彦星がそれだけ

仲が良かったってことかな

7/7/2024, 9:32:19 PM

恋人に『七夕』の、年に一度しか会えないなんて。
そんなの本人たちの努力不足だ、会いたいなら会いに行けばいいのに、なんて幼かった俺は言うだろう。
300km以上も隔たれた、物理的な《川》。
自分で稼いでいる大人なら言えただろうが、日常を仕事に食われている状態では時間がなく。
まだ世間も知らぬ、学生の身なら尚の事無鉄砲だと言われても仕方がない。
それでもなんとか抗いたくて、電子の《川》にそっと文を出す。
簡潔に《会いたい》と。

ただそれだけ。

気付けば夜もすっかり更けてしまって、返事は明日か、そのままどこかへ流れていくのもしれない。
我ながら女々しさに嘲笑し、寝転んだ布団は早くも自分の体温を吸って生温く、居心地悪い。
冷えた所を探して転がっているうちに、小さな通知音が聞こえた。
ずいぶん遠くに放った携帯には同じく簡潔に。

《僕もです》

ただそれだけ。
たったそれだけなのに同じ気持ちなのだと知れて心は簡単に浮ついてしまう。
さらに震える知らせ。

《なので、来月の七夕、こっちに来ませんか?》

「なあ!来月七夕ってどういうこと?!」
「わ、びっくりした。いきなり大きな声、出さないでください」

思わずかけてしまった電話に開口一番の憎まれ口。
今回に限ってはこちらが悪いが、それはそれとして。

「今日七夕だろ?!」
「ああ、こっちでは来月なんですよ。花火も上がります。だから」

「あいにきて」

7/7/2024, 9:27:47 PM

このところ梅雨の晴れ間でお天気が良い
7月7日の七夕の夜、織姫と彦星は再会
できたのだろうか…
昨夜は、天の川も綺麗に見えていた…
笹に短冊…情緒のある日本の風習
立ち止まり短冊に願いを書く…
そんな心の余裕をずっと持ち続けて生きていけたら素晴らしいなぁ…

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