『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【モンシロチョウ】
子どもの頃、春になるとモンシロチョウが飛び交う当たり前の風景の中にいた。あの頃、モンシロチョウはどこからきてどんな風に成長してチョウになるのかなんて考えたこともなかった。そのくらい当たり前の風景だった。
そもそも春に卵を産むモンシロチョウはどこからくるの?
キャベツしか食べないの?
昔から存在するならキャベツが出てくる前は何を食べていたの?
中年になった今、まるで子どものような疑問が浮かんでは消える。きっと今ならネットで調べればすぐ分かることかもしれない。でも、調べないでおこう。不思議だな、と思う気持ちが対象物に対して畏敬の念を抱くなら。モンシロチョウ、摩訶不思議なり。
flamme jumelle
モンシロチョウ
春麗らかな日々を送ると見かけるのは虫の仲間たち
私は特に虫は嫌いでもなく特別に好きでもないのだけど
花を見ると虫を見る その虫を鳥が食す
その鳥は狐や狸に狩られる
という自然と営み、生存競争も同時に見る
でも本当に不思議な世界 いつもある世界なのに
視線を変えるだけで何かが変わる
前世はモンシロチョウと言われても
それならば青虫の時代があって
そこから蛹になり
モンシロチョウとして羽化した
最後に番に会えたのかわからないけれど
それはきっと【他の生き物の役に立てることができた】
のだと、自分は誉をもらったと思える
それはだれも信じなくてもよい
【大歓声】
モンシロチョウ
お話の中の虫はともかく現実は苦手だ
だから、モンシロチョウもあまり好きではない
―けれど、蝶のふわりとした飛び方は嫌いではない
白いレースが舞うように飛ぶ蝶は綺麗だ
私もいつかそんな風に空を飛びたい
行き着く処が何処なのか?
まだ『知らない…』
口に放り込んだ
チョコがおへその奥で
柔く甘く作用する
白地にそばかすの私は
モンシロチョウ
何処に向かうか分からないけど
蜜をすう
明日に向かって
❈ モンシロチョウ
「蝶のように舞う、あいつ」
ひらひら。ふわふわ。へらへら。
あっちへ行ったり、こっちへ来たり。
捕まえようとしても、ひらり。
確信を突こうとしても、ひらり。
花畑を舞うような、あいつ。
ひらひら。ふわふわ。へらへら。
あいつは誰にも本気にならないの。
誰もあいつの口説き文句を本気にしてない。
ただ、あたしだけが、あいつに手を伸ばしてる。
────モンシロチョウ
モンシロチョウ。それを聞くと、小さい頃はゲームでよく手捕まえてお金稼ぎをしたことを思い出す。
今にして思えば、もっと効率的なお金稼ぎを考えてすれば良かったのに、当時は無駄なことをしていた。
けれど、そのぐらい昔の頃の私の方が今よりもずっと純粋にゲームという物をプレイしていたのだから成長に悲しさを覚える。
下心と欲に忠実になってゲームをするのも楽しいが、昔の頃のように純粋な気持ちでゲームをしたい。
もう、あの頃には戻れないことを知ってしまった初夏の夜の話。
モンシロチョウ
黄色いのはモンキチョウっていうらしいね。
赤と青はいないみたいだけど紫はいた!
モンムラサキクチバという蛾ですがね。
モンシロチョウ
蝶々の標本を作るために、モンシロチョウを捕まえに近くの公園まで足を運んだ。
今の季節は花が多くの咲いているため、たくさんの虫たちが姿を現している。
あ、見つけた、チューリップに止まり蜜を吸うモンシロチョウ。
僕は後ろから、音を立てずに近ずいた。
すると横から、またもう一匹モンシロチョウがやってきた。
まるで、僕の存在を知らせるように、花に止まる蝶に近づき、二匹は並んで飛んで行った。
恋人だったんだろうか、そりゃ、愛する人が、知らない人に連れていかれて、あ逆の果てに標本にまでされたら、、、恐ろしい、、
僕はどれほど恐ろしい事をしようとしていたんだろう、
そう考えると人間は自分勝手だと勝手に感じて、僕は標本を作るのをやめた。
虫であろうと、花であろうと、生きている限り、
皆愛するものが存在するのだ、
無闇に捕まえて自己満足で済ましてはならないのだ。
モンシロチョウ
(本稿を下書きとして保管)
2024.5.10 藍
モンシロチョウ
俺の故郷の近くの街には、
亡くなった人の魂は、
蝶になって帰ってくる…って伝説がある。
春、最初に見た蝶が、白い蝶だと、
その人の家族に不幸があるとか。
蝶は死と再生のシンボルだとか。
麗らかな春に、咲き乱れる花々の間を、
ひらひらと舞う蝶の長閑さとは、
どうにも結びつかない、
暗い話や伝説を多く持つ蝶だが。
それでも、人を惹き付けずにはいられない、
不思議な存在でもある。
それでも。
少しだけ、穏やかな春の日に、
ひらひらと舞うモンシロチョウに目を留め、
僅かに微笑むお前を見て。
俺も道半ばで、戦場で斃れたら、
蝶になって戻ってくるから。
そん時は、邪険にしてくれるなよ、と。
真面目なお前にしては珍しく、
モンシロチョウの存在に、
仕事の手を休めるお前の背中を見て、
俺は、そっと呟いた。
モンシロチョウ
名前を知ったのは小3の頃
あの綺麗な白い蝶
あの時の感動は今も忘れない
モンシロチョウ
どこにでもいる蝶、モンシロチョウ。
私はそんなモンシロチョウと同じように、
どこにでもいる普通の女の子。
いわゆるモブAだ。
だから私は主役にはなれない。
こんな私だから、片想いの相手に対しても、
話しかけられないし、ただ遠くから見つめるだけ。
人目を引くようなアゲハ蝶にはなれないのだ。
モンシロチョウ ひらひらと
自由に 気ままに
飛んで どこまでも
空の下 花から花へと
いつまでも そのままで
結い上げた彼の髪に、何かが付いていました。取ろうと手を伸ばすと、ふわりと羽を広げて……個性的な髪飾りに笑みがこぼれました。絹の様な柔らかな髪が花を思わせたのでしょう。
銀糸を束ねる蝶と、書き物をする眼差し。
時が止まるような感覚に震えながら、カメラを構えます。シャッターを切った直後、蝶は飛び立ち、彼の視線は私に向いたのです。
Title「白き春を捉える」
Theme「モンシロチョウ」
[モンシロチョウ]
虫は苦手だ
虫を見ては悲鳴をあげてた母の影響なのか
意思の疎通が不可能に思えるからなのか
田舎育ちなのに
カブトムシやクワガタムシを捕まえる事も無かった
ちょっぴり損した気分
あ……あれ!!ちょうちょとんでるよ!
泣いてる君を慰めるのには、少し不器用だったかもしれない。
でも君ってば、全然泣き止んでくれないんだもの。僕も泣きそうだったよ。
……あ、ちょうちょ。キイロだ…………え?私はシロが好き?どうして??
「モンシロチョウ」は……貴方との大切な思い出だから
いつもこの時間帯に君は通り過ぎる
帰りは6時くらいにここをまた通り過ぎる
少しずつ見えなくなる君の後ろ姿
寂しくなる
でもまた会える
そうだよね?
今日も空がきれいだ
気持ちいな
あれ、?
あー、僕はもう飛べないや
羽がびちょ濡れだ
あの子は、?
もう見ることは出来ないか
痛い
羽が動かない
足もとれた
僕の白い羽が
つらいよ
ありがよってきた
僕を食べてる
あー
もっと見たかった
#モンシロチョウ
モンシロチョウ
絵のちょうちょは好きだけど、
現実では虫が苦手。
虫が怖い。
ひらひら、ひらひら
くる、くるり
かつて陽気に飛んでいた
土の上に暗く、横たわる翅
「モンシロチョウ」
誰かがその名を囁いた
あなたの名前を
羽ばたいていく、私の愛しい子。
何年も繋いできたあなたの手
今日、私の元を離れていく。
小さかったその手は
いつの間にか私よりも大きくなって
私の手は細く小さくなっていく。
広い控え室
あなたは私の手を優しく握り
「お母さん、産んでくれてありがとう。」
感情が、涙が、思い出がゆっくりと湧き上がる。
「幸せになりなさいね。」
「ずっと、幸せだよ。」
羽ばたいていく、世界で一番愛しい子。
白いベールに包まれた
あなたは私のモンシロチョウ。
【モンシロチョウ】
あとがき
人生で1番幸せな日を迎えた親子のワンシーンを切り取ったお話です。
モンシロチョウって身近だけどすごく素敵な蝶ですよね。
このお話を読んだ皆さんにも、小さな幸せを届けられますように。