『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バレンタイン
今年のバレンタインはお父さんとお兄ちゃんにあげる!他にあげる人がいないから今日はお兄ちゃんだけにあげてお父さんは単身赴任でいないから帰ってきた時にあげようかな
心の奥底からの贈り物。
その中には、チョコレートでも、ミルクでも無い。
愛情という名のスパイスがある。
それに気づいた時、
祝福は、訪れる
貴女の気持ちはたくさん伝わったの。
私があとは決めるだけ。
【バレンタイン】
この時期のチョココーナーは面白い。
主婦、学生、会社員、おばあちゃんなど、あらゆる女性が悩みながらチョコを選んでいる。
この時期にしかみないチョコ製造メーカーであるが、こんなにあるんだなと驚く。
フランスやドイツなどの国名が出るほど、すごいんだろうかと思わざるを得ない。
貰われた人はそんなこと気にも留めないのだろうだろうが。
バレンタインはいつから始まったのだろうか。
女性が男性にチョコを渡す。
企業絡みとしか思えないが、このイベントは今では学生を中心に喜ばしい結果をもたらしている。
悲鳴をあげる人も多いだろうが、私は純粋にこのイベントを楽しんでいる。
あげる人も貰う人もニヤニヤしている。
女子同士であげあったり、家族でチョコを食べたり。
さも気にしてませんよ、と強がっているあいつはきっと誰からも貰えないのだ。
チョコを渡すなんて変なイベントである。
相手に気持ちを伝えるという名目だが、気持ちはいつでも伝えられるであろう。
その口火を切るのがこのイベントなのだ。
誰かのためにチョコを買って(作って)渡すってのが粋なのだ。
この瞬間の感情は、次のバレンタインまで続くはずはないのだから今渡しておくべきだ。
それに比べてホワイトデーの取って付けた感は何なのだろうか。
3月の何がホワイトなのか。う~む不思議である。
毎年、浮足立ってたな。前年の惨敗も忘れて。
しなくてもいい期待を胸に、万が一の逆転ホームランを信じて。
そして踏みにじられるプライド。人生の厳しさを噛みしめる。
良くないよ、あーゆーイベント。(一部の)青少年の健全たる成長を妨げる。
バレンタインさんが尽力したのは、結ばれてるカップルの結婚を成就させることで、
別に「ねるとん」とか「あいのり」とか「テラスハウス」とか「バチェラー」を流行らせた訳じゃない。
なんでそれがいつの間にか、恋愛の成就に置き換えられたのか。
まあ、バレンタインさんには会ったこともないから、ホントのところは知らんけど。
それでも、いくつかは貰えてたんだっけな。
あれが、異性を恋愛対象として意識した始まりだったのかもしれない。
自分達とはまったく別の、何だかドキドキさせられる存在。
貰ったチョコレートが嬉しくて、机の引き出しにテトリスみたいに並べて、引き出しを開けるたびにニヤついてた。
ゲームを始めたばっかのちっちゃなテトリスだったけど。
まあ今は、家族にもちゃんと貰えないし、職場ではそんな日であることを微塵たりとも思い出さなかった。
でもそれは、血糖値高めの自分には願ったりなことだし、すでにこうして結婚を成就させているのは、バレンタインさんのご利益なのかもしれない。
…まあそれはさておき、今頃、今日一日を思い出して、ほくそ笑んでる人、悔し涙の人、いろいろなんだろうな。
明日は明日の風が吹くから、調子に乗らず落ち込まず、気を取り直して明日を迎えよう。
今日はドキドキしても、明日はフツーの平日なのです。
忙しい貴方には渡す暇なんてないわ
言い訳を並べる臆病者は、
少しだけ前進した今年だって甘い想いを持て余してる
バレンタインというけれど あまり私には興味がない話だと思いますというのも 独り身であまり売れた経験がないので 義理チョコ しかもらったことがありません 風俗でも義理チョコ 飲み屋でも義理チョコ 昔の嫁はんからも義理チョコ 義理チョコ 義理チョコ 本命チョコ なんか もらったことないわ
バレンタイン
あなたに渡せなかったこと、
いつか思いだして後悔するだろうか
皆でわいわいと手作りお菓子を自慢し合うようなあの空気は大嫌いなのに
あなたに渡したかったものは、私の臆病のせいで、もう渡すことは出来ない
あなたに笑ってほしかった ただそれだけ
我が家にはオーブンがない。
今でこそオーブンなしのレシピが世にあふれているが、少し前まではお菓子作りと言えばオーブンが必須で作りたくとも作れず悔しかったものだ。
そんな中、恐ろしく簡単で恐ろしく美味しく出来るお菓子のレシピがあった。生チョコである。
溶かした板チョコを生クリームと混ぜて冷やし固めるだけ。あとは四角く切ってココアパウダーをまぶしてもよし、丸めてチョコをかけてトリュフにしてもよし、タルト生地に流し込むもよし。
今日はバレンタインデーだ。きっとどこかでは甘酸っぱい青春が繰り広げられているのだろうと思いながら、市販のキャンディ包みのチョコを口に含む。あげる人がいなければ作りがいもないのだ。
『バレンタイン』
彼女は綺麗なリボンが結んである、
可愛いピンク色の箱を取り出して
「はい!友チョコ!」
彼女は私に笑顔で渡してくれた。
私は笑顔で「ありがとう!」と答えた
彼女は他の友達にも渡しに行く。
私は友チョコなんて欲しくない。
私は友達でいたくない、
「いつか私に本命チョコをくれる日がくるのかな」
なんて淡い期待を
甘いチョコに溶かしながら喉を通した。
甘くて苦いこの恋はいつか実るのかな
#バレンタイン
愛おしい人に愛を伝える日。
昔は友チョコ、義理チョコ、世話チョコなんて色々ばら蒔いていたけど、今は一つだけ。
――愛おしいあなた。また1年、よろしくね。
バレンタイン
渡したことがあるのは、
弟だけ。
好きな人も
いないし、
本命チョコを
渡したことなんてないな。
お父さんも
バレンタインを
意識する年頃には
離婚しちゃってるし、
今更になって
そういえば
渡したこと無かったなって
気づいた。
なんだかんだ
私にとっては、
バレンタインデーって
普通の日と一緒。
驚いた!
前日までは
盛り上がり
バレンタインが
まだ今日なんて!
お題☆バレンタイン
友達が好きな人に本命チョコを渡したんだって、
私にも真剣に恋をできる人に出会いたいなって羨ましくも思うけど
素敵な家族や友達がいればまあ…いっか!
ミルクチョコを口に頬張りながらそう思うんだよね
「バレンタイン」
バレンタイン
今日は私の誕生日
沢山の人がお祝いしてくれて嬉しい気持ちで溢れてる
とても良い一日になったと思う
でも、1番お祝いして欲しかった貴方からはなにもこない
それが唯一の心残り
甘いものは好き、チョコレートも好き。
だけどデパートの催事で売られるようなちょっとお高めで捻ったフレーバーのチョコはあまり好きじゃない。だから私のバレンタインは15日から始まる。だって売れ残った徳用チョコが安くなるから。
渡す前に何も計画しなかったのが間違いだった。
考えなかったわけじゃない。きちんと検索した。
『生チョコの作り方』『バレンタインの渡し方』『お菓子の意味』
気がつくと検索履歴がいっぱいになっていて結局何も計画できず、いや、する勇気が出ずに今日が来てしまっていた。
そうだ、次からは計画を立てよう。
……いや違う。次からは、というか今から、「計画を実行する勇気」を持たなければいけない。私に今、1番足りていないものは勇気だ。
このまま終わるな、片想い。
バレンタイン
好きだなんて言えないけど
いつもありがとうって
チョコを渡そうと思う
そう思うとドキドキする
ありがとうが増えた。
バレンタイン前日。意気揚々と本命チョコ作りに励んでいる親友を見ながら、オレは応援する気持ちと共に親友の本命に対する少しの嫉妬を抱えていた。
バレンタイン当日。親友からその本命チョコをもらったのは、オレだった。
その時は、嬉しいとか戸惑いとかいろんな感情がごちゃ混ぜになって、やっと出てきた言葉が、本命の目の前で本命チョコ作るなよ、というなんともぶっきらぼうなものだった。
さすがにみっともないから、来月は最高のお返しを作ろうと思う。
【バレンタイン】
#バレンタイン
『はいはい、没収~』
他の教員のこの言葉を聞くのは何度目だろうか
ピンクや黒、箱型に袋型
甘い香りを放つものを持ってくる子たち
取り上げられてはぶーぶー文句を言う子たち
『…先生のクラスは居ないんですね、』
『僕のクラスなんてもう五人も見つけちゃって』
「あは…大変ですね、」
居ないわけがない
見て見ぬふりをしてるだけ
「お前ら絶対内緒だからな‐」
没収するのが面倒というのもあるが、
折角用意したものを渡せず帰るのも
可哀想だなという僕の勝手な思いで
没収はしない
他の先生に
バレたら怒られるだろうなぁ…、