『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バレンタインで友チョコをあげた。喜んでくれて嬉しかった。女同士だから気軽に渡せるから手作りのをあげた。大変だったけど作ってよかったと思う。
〖バレンタイン〗
色とりどりのチョコレートを、
僕は毎年横目に見ながら通り過ぎていた。
渡す人もいないし、
自分の為に買おうとは思わない。
けれども、そこはとても素敵で、
マーケティングとはすごいものだという顔をしながら、
僕は選んでいる人を少し羨ましく感じた。
今年、僕はきらきらした売り場に足を踏み入れる。
君は、何が好きかな。
どんなものを喜んでくれるかな。
どうかずっと、
この日にわくわくできますようにと願いながら、
僕はひとつ手に取った。
「お前私のこと嫌いだったりする!!?」
どうしてそうなった、と聞きたいが今はひとまず我慢だ。
もらったチョコを無作為に摘みながら「なにを……」とサスペンスのクライマックスのような返しをしてみた。が、意に介さずと言ったふうに友人はスマホの画面を私の鼻先に押し付ける。
「マシュマロを寄越したでしょバレンタインに!」
「そうだね、お前好きじゃん」
「ちーがーくてーーー!」
友人が地団駄を踏み始めたときには、私はマシュマロの意味が大変ネガティブであるというトピックの先、『グミのネガティブな意味は……!』トピックまで読み進めていた。
「なんか縁起悪いじゃん!」
縁起は関係ないし、当人が思ってなかったらその意味もないだろ。
やれ花言葉だの月が綺麗だの、物に内包された意味をつけるのがお好きなことだ。
くだらないと手元の友チョコに目を移す。
私がマシュマロを贈ったことに申し訳無さを感じなければいけないとしたらお前もだろ。グミだグミ。これも良くないんだろ。
「だってお前グミ好きじゃん!!」
言うに決まってる。
プレゼントなんて人間関係への投資だ。
そんなものに意味を込める時点で曲がりなりにも愛だ。
【バレンタイン】2024/02/14
あきてる。
クラスのとある女子が好きだった。
俺にだって優しくしてくれる彼女が。
女友達はいないし、男友達がいなくても、彼女がいれば自分は幸せなんだろう。
今日はバレンタイン。
彼女から、チョコを貰った。
みんなそうだ。
彼女は付き合いが良いから。
こういう人を、八方美人って言うんだろう。
仲が良ければチョコをあげる。
そんな感覚なんだろう。
俺の友達も貰ってた。
俺だけ、チョコの中身がみんなと違った。
きっと、クラスの女子の誰かが取り替えたんだろう。
俺だけが違うなんてありえない。
そう思いながら、ちょっと期待してた。
彼女にとって、俺が特別な存在なんじゃないかって。
当然、そんなわけもない。
ありえない、この俺に限って。
ホワイトデーが楽しみで、でも、正直言って来てほしくなかった。
バレンタイン!!
女子の私は友達から予想以上に貰っちゃった(汗)
1人分がすごく少なくなっちゃうよ。
というか、「バレンタインデー」の対となるのが「ホワイトデー」って、なんでだろう。
「デー」を取ったら、「バレンタイン」だけど、「ホワイト」になっちゃうじゃん。
普通「ホワイト」の反対は「ブラック」でしょ。
でも「ブラックデー」って、正直言ってなんか嫌だな。
というか、「ブラックデー」って存在した気が……。
バレンタイン
言葉にするのが俺はどうにも苦手だ。
ドラマに出てくるような奴らみたいにサラッと気の利いた台詞を言えたら、隣を歩く寿々歌が今より安心出来るのは分かっている。だが、それが出来ないからこんなに悩んでいるわけだ。俺は学ランのポケットに手を突っ込む。小さな箱が早くここから出せと言うように手にあたった。言葉が無理ならせめて行動で示せ。と追加で言われているような気もする。
「幸晴、家着く前にこれ――」
「待った!」
「えっ?!」
寿々歌がカバンから袋を取り出す前に俺はそれを止めた。案の定、寿々歌は困惑した顔をしている。
「柄じゃねえのは分かってるけどよ」
「うん?」
「こっちから渡すのもたまには有りだろ」
俺は顔に集まる熱をなんとか無視して寿々歌にポケットにいれていた小さな箱を差し出す。ピンクのリボンでラッピングされたそれに寿々歌が驚きながら「幸晴が買ったの?」と言う。頷くと寿々歌が小さく笑う。それに、「あのなあ、俺がどれだけ恥を忍んで買ったと……」と愚痴をこぼそうと顔を見るとそこにあったのは、自分が想像していたからかうような表情ではなく、何も言わなくても分かるくらい“嬉しい”という気持ちが溢れている表情だった。
「逆チョコかあ! 本当に嬉しいよ。ありがとう、幸晴」
「……おう」
「幸晴大好き! はい、私からもチョコどうぞ!」
「――っ、ああ、サンキュ……」
渡されたの水色のリボンがかけられた袋を受け取り、潰さないようにリュックに入れる。
寿々歌は鼻歌を歌いながらまだ箱を見つめていた。
――これだけでこんなに喜んでくれるなら、バレンタインに俺からチョコを渡すのも悪くはない。
▼登場人物
小宮 幸晴(こみや ゆきはる)
高城 寿々歌(たかしろ すずか)
「好きです。付き合ってください」
あの頃は、この一言に全ての青春が詰まっていた。
学生時代、バレンタインというと、それは色めきだつイベントだった。
普段は使わない台所を占領して、遅くまでオーブンと睨めっこした。近所のチョコレート売り場をひたすら巡回した年もあった。
友チョコも盛んな時代だったので、名簿がいるほどお菓子を交換したものだ。
そんな思い出も今は昔。気がつけば、社会人4年目が終わろうとしている。
今の会社は、義理チョコ文化が廃れているそう。定休日もあって、一人チョコレート菓子を口に放り込んでいる。
片手にはスマートフォン、中身はTwitter。好きなキャラクター達が、渾身のチョコレートを受け取っている。
そういえば、ハロウィンも、クリスマスも、同じように過ごしたかな。節分は恵方巻きだけコンビニで調達した。
年々、画面越しに楽しむイベントが増えている。続けば寂しくなるのかもしれないが、少なくともまだ嫌じゃない。
今は他人の感性を借り、季節を満喫している。
バレンタイン…
Would you please be my valentine?
君を見てると優しくなれる
バレンタイン(2月14日)
最後に渡したのはいつだろう
1年前?2年前?
いや、もっと前だと思う
しかも本命チョコなんて渡したことさえ
ないんじゃないかな
好きだった人に渡しとけばよかったな
いまさら後悔したって遅いけど
僕はバレンタインになにか特別なことを
するわけじゃないから
今日がバレンタインということを忘れかけてた
いつか本命チョコ 渡してみたいな
どうでもいい(?)僕のことについて教えます!
自分のこと僕って言ってるけど実際女子です
リアルでは僕って言ってないんですけど僕のほうが言いやすいので僕を使ってます
以上、僕のどうでもいいお話でした!!
読んでくれてありがとうございます!!
あれ、今日って「バレンタイン」?
お菓子を手にした君が口にした言葉。
まさか私が渡すまで気づかなかったなんて。
昨日の夜から、どれだけ緊張してると思ってるんだ。
君に渡すだけで精一杯で、授業だって集中できなかったのに。
それなのに、忘れてたなんて。
「どうせ貰えないだろうから」
「はぁ?何それー、まぁ嬉しいけど」
と言ってさっそく袋から取り出そうとしている。
別に告白する予定はなかったからいいけど。
遠回しには伝えてみよう、とは思ってた。
でも、無理そうだ。これだけでもう頭がいっぱいだ。
「で、一応聞いておくわ」
「何?」
「これ、何チョコ?」
「へ?」
「ほら、あるじゃん。義理とか友とか」
意外にも、向こうから聞いてきた。これは痛い。
義理や友と答えてもこの後がない。
正直に答えても後が怖い。どっちにいっても無理。
でもせっかくのバレンタインだ。
この日はこの時のためにあるんだから。
「義理でも友でもない、かな」
ひと粒の勇気で叶う恋なんて
ひと口の間に溶けてしまうわ
/お題「バレンタイン」より
キノコ型ジャンドゥーヤ。
華やかベルギー産。
白ワインの生チョコ。
発酵クリームの黄金の円盤。
キラキラの半球。
何層にも重なる美味しさを
味わって食べるチョコのお祭り。
題「バレンタイン」
récit œuvre originals
「バレンタイン」
どうしてこんなイベントがあるんだろう
めんどくさい
いつだって告白するチャンスはあるのに
まあいいか
たまには高級チョコを差し上げましょ
それなりに、ありがと
お父さん
おひとつ分けてよね
ついに何もないバレンタインとなった。
旦那の会社の義理チョコも今となっては有り難かったな
鞄の中から出せず
本命チョコは渡す相手をなくした
(仕方ないや。自分で食べよう…)
こっそり校舎の裏で取り出した
本命チョコ
ミルクスイート味のトリュフは
「あ、わーーー!すげぇ美味しそうでいいなぁぁあ!
せ……先輩、義理チョコひとつくれませんか?」
顔を真っ赤にして全力疾走!?
後を追い掛けて来た
気遣い上手な後輩にあげた
-2nd story-
鞄の中に
間違えられて入れられていた
バレンタインチョコ
「代理で"お前が好きだ"と言いに来たぜ!」
「何だと!?代理するかよ、ふつー…
俺はなぁ、そんなてめぇが大好きだんだよっ」
「なに、マジか!?」
「本気を疑るな!」
「あの子もお前に本気だぞ!」
本命と義理は、ボーダーライン
#バレンタイン
初めて好きな人にチョコを渡した昨年度の今日。
彼は意味に気づいてなく、ホワイトデーにクッキーをお返しで渡してきた。
一応意味を調べて見たけど彼がそれを気にしていたかは分からない。
今年度もクラスが違い、LINEで話したことで彼女持ちだとわかった。
私はそのままLINEで告り、連絡先も全部消して視界にも入れないようにした。
その直後、彼が浮気人だということを知り気持ち悪くなったのは今年度の5月。
「昨日一睡もできなかった」
って友達に言ったら笑われた。
仕方ないじゃないか!だって今日は、彼女ができた年の初めてのバレンタインだ。
「そんなに心配しなくても、貰えるだろ」
うるさい。お前は実際に彼女ができたことがないからそんな事が言えるんだ。
心の中でぼやき、俺は空を見上げた。
晴天。絶好のバレンタイン日和だ!
大丈夫!もらえる!もらえるさ!!
震える拳を握りしめて、大きく深呼吸してから、学校への敷地へと踏み込もうとしたその時だった。
「おはよう」
彼女の明るい声が背中から飛んでくる。
俺が何か言う前に、彼女が口を開いた。
「これ、バレンタインのチョコ。家に帰ってからあけてね」
ちょっと上擦った声と、早口。
駆け足で去っていた彼女の耳は真っ赤だった。
「よかったな」
「……おう」
赤いハート型の箱に丁寧な包装。ピンク色のメッセージカードには『これからもよろしく』の文字が彼女の筆跡で踊っている。
俺の口角がいやがおうにも釣り上がる。
これが、あぁこれが、幸せなのだな。
バレンタイン
今日は愛を伝える日だそうだ。
街中に飛び交う、赤、ピンクのハート。
カラフルなラッピングに包まれた箱。
もらった人、渡した人の笑顔が溢れている。
ーまぁ、僕には関係ないか・・・。
そう思っていたのに、学校から帰る途中、
「待って!」と声をかけられ、少し強引に渡される。
小さめの、個包装のチョコレート。
「・・・友チョコだけど、あげる」
そう言った彼女の顔は少し赤かった。
もらえるはずないと思っていた。
関係ないと思っていた。
それが今、手の中にある。
「・・・ありがとう」
HAPPY VALENTINE’S DAY!
この世界の全ての人に今日は愛を伝える日。
バレンタインと言えば女の子が男の子へチョコを贈る日
人生歴15年の私、男の子にあげた記憶ないや
今年のバレンタインは何もありませんでした!
HA☆HA☆HA☆HA☆HA
あげもせずもらいもせず
ほんとにいつもどーーりの1日でした!
私にとっては特別でもなんでもない行事です!
うぅ……
バレンタイン嫌いになりそう……
非リアの独り言なんてどうでもいいですよね!
すみませんでしたあああ!
リア充お幸せに!
ツイデニバクハツシロ