『ココロオドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
木曜日
いつものパン屋さんで
いつもの食パンを並んで買う
それがいつもの習慣で
憂鬱な朝を乗り切る秘訣なのだ
コーヒーと食パンとジャム
それからカーテンを開けて
大きな伸びをすれば一日の始まりだ
心躍らせてスキップすれば
なんだか気持ちも晴れやかに…なんてね
ココロオドル
カタカナで書かれると曲しか思い浮かばんのだが笑
小学生の頃は1年がもうちょっと長くなかったか?と最初に思ったのが中学生の頃。
高校がいちばん短かったな、体感。あの頃は勉強に部活に人間関係に必死だったんですよ。
そして大学生になった今。ちょー楽しい。3日に1回くらいは絶対心踊ってると思う。将来の不安は5割増ですが、日々の楽しさが5倍くらいになっています。大学って色んな人がいるんですね、色んな価値観を知れてすごく楽しいです。柄にもなくサークル掛け持ち、バイトなんかもしちゃって。忙しいけど充実してるのを感じています。我が人生史上最も活き活きしている、多分。
そして先日、非常に趣深い思考に至ったんです。興味ないよーって方はすっ飛ばしてくださいね。
ラブライブってご存知ですか?新しいシリーズも出ていますが、私はμ'sが好きだったんです。当時小学生、アニメリアタイしておりました。世間一般の女の子でいうプリキュアみたいな存在だったんです。μ'sの子たちは高校生なんですが、当時の私からしたら大人っぽいお姉さんたちでした。ことろがどっこい、最近急にラブライブの曲を思い出しまして、YouTubeで聴き漁りはじめたんです。そこでよーく見てみると、どう見たって年下なんですよね、お顔立ちが。絢瀬絵里ちゃんなんてもう美人で色気がすごいお姉様だったのに!!え!かわいい!!
大ショックです。と同時に時の流れにエモを感じて、(いい意味で)何とも言い難い気持ちになりました。これをココロオドルというのかは分かりませんが、個人的に密かにテンションが上がった出来事でした。
で何が言いたいかといいますと、花陽ちゃんはあの頃からずっとかわいい。
ココロオドル
キモチハレル
タノシイオワル
シアワセキエル
ココロシズム
ココロトケル
ココロキエル
カラダモキエル
ボクソンザイナクナル
君の笑顔を見た時、
君の涙を見た時、
同じように心臓が跳ねるのは、
どうしてだろう。
楽しんだり、笑ったり。そういったものを、心から行うことは難しい。大人になればなるほど。
もしも、寝食すら忘れて夢中になれるような何かがあるのならば、それはきっととても幸せなことだろう。
それこそ、高揚し、声も上擦り、心躍るような心地に違いないのだ。
テーマ「ココロオドル」
音楽を整理した。
音楽だけではないところがミソである。
ドラマやラジオ、青春だったなあ、と思える作品が私のiPhoneに収められるのはとてもとても爽快感のある作業だ。
「心躍る」ではなくて、「ココロオドル」
カタカナで書かれたこのワードを見て、私はむしろ真逆のイメージを連想した
もはや心躍るどころか、生きた感情さえ忘れ去られたような殺伐とした、荒れ果てて渇き切った大地に、それもまた倒れそうに傾いた看板に、いかにも不釣り合いな楽しげな文字『ココロオドル』と描かれている
そんな状況にあえて立てられたプロパガンダのように…
同じ言葉でも、漢字で表すか平仮名やカタカナで表すかでこんなにも異なったニュアンスを与える日本語の何て面白く奥深いことか!
ひねりの利いたお題に、心躍らせて♪もらった
『ココロオドル』
ココロオドル君を想うと
おはよーを返してくれる
一緒に寝てくれる
いつもの所にいてくれる
君を想うとココロオドル
ココロオドル
良くない悪癖がある。悪癖の時点で良いわけがないのだから、文章としておかしいのは重々承知で、それでも良くない悪癖と言わせてもらいたい。
約4年前に君と出逢って、約半年前に君と連絡先を交換した。最初の2,3ヶ月は外に出掛けることが多かった。後半の2,3ヶ月は殆どを君の家で過ごしている。君はだいたいゲームをするかスマホを弄るか。自分はだいたいそんな君を横で眺めるか眠るだけで、会話が無いわけではないが心地よい無言を感じられるようになった。お互いに恋人が欲しいわけではなくて、君は一人で死ぬのが嫌だから一緒に生きる人を探していて、自分はずっと飼い主を探していたから、今の関係性は言わば利害の一致。自分の中では友愛が4割、家族愛が6割ぐらいで、君は友愛100%だと昨日聞いた。それで良い。それをずっと求めていた。君は「いつか友愛が愛情になればラッキー程度」だと言っていて、穏やかなのが一番だとぼそっと教えてくれた。
つまるところ、君からの信頼度は着実に増えている。周囲から言われるまでもなく、それは何となく自覚しつつある。信じきれないのも悪癖の一つだが、これは自分自身の問題なので冒頭の悪癖とは少し違う。自分が言っている良くない悪癖というのは"裏切りたくなる"ということで、君からの信頼度が高まれば高まる程、裏切ったらどうなるんだろう?怒りが滲むのか、絶望の表情を浮かべるのか、それとも一切の感情を失くして平然としているのかを確かめたくなってしまう。無論、そんなことをすれば君が離れていってしまうことは百も承知で、君と離れる未来なんて想像もつかないから実行してはいけないことは充分に理解している。それでも心は静まらない。君にはこの悪癖を伝えたし、裏切ったら即破局だと言われて、それはそうだと自分でも感じている。
来週の某日、学生時代に付き合っていた人と会うけれど君には伝えていなくて、まぁ君はそういうのは気にしないだろうからその内伝えようかなとは思っている。あわよくばほんの少しでも軽蔑してくれないかなって。そう考えるとココロオドル。
『ココロオドル』
引っ越しをしました
毎日、通勤ルートを変えて
毎日、寄るスーパーも変えて
遅刻しそうになった、とか
ちょっと高めだなとか
失敗ももちろんあるけれど
毎日が“たんけん”で“ぼうけん”
子どもの頃のわくわくした感覚を
また体験できるなんて
頭の硬いせっかちな高齢男性の発言がどうも許せないし自分の意見には譲れない!
必修一限、満員電車、将来のこと、諦観。
好きなことも好きな格好もやめてまで生活をしていくビジョンが見えない。カワイイだけが行動原理でありたい。社会はそれを許さない。許される場合があるとするなら、その分野を極めなくちゃ
ならない。好きとプロになるは違うのだ。ウケる。
B♭で生きていて、半音すら上がれずにもがいているのだ。横に指をスライドすれば良いのに、それすらできずに、ずっと。
「将来は田舎に住みたい、うるさくないところ。でも田舎に行くとこんなバーはないね」
私がそうぼやくと、
「ないなら作れば良い」
と彼は言う。できるでしょ、君なら。なんて当たり前のことのような顔で。
その瞬間とか、毎日死にたそうな君がたまにみせる笑顔とか、あとなんかそんなきらきらした色々が、半音の半音くらいだけ上げてくれて、それでやっぱりカワイイから生きるかって。人生。
躍りにいきたいな。
夜の街へ。
躍りにいきたいな。
あの曲で。
1人思いでの曲に浸って
ミラーボールの下で、目をつぶって
無心になって踊りたいな。
文字通り心踊る空間。
大好きな私の空間の一つ。
現実はベランダで洗濯物を干してる私です。
マキエに誘われてカラオケに行ったあの日から、少しだけ気分は晴れていた。これまで歌を聴きながら踊ったことのなかった私が、あの日はマキエが歌うのに合わせて夢中で踊っていた。気の置けない親友がいることがありがたかった。
あれから部屋で音楽を聴いていても、ついつい体を動かしてしまう。その度にあの日のことが思い出される。
でもなぁ。「ディ・ファントム」の曲、カラオケに入ってなかったなぁ。
音楽ユニット「ディ・ファントム」は知る人ぞ知るジャジーヒップホップのグループで、世の中的には認知度の低い。あまり音楽に詳しくない私がなんで知っているかというと、その、一度深夜のアニメでエンディングテーマをやっていたのを聴いたからだ。
もちろんその曲が大好きで、サブスクサービスで毎日リピートしていた。
なんてことを思いながら、カフェでマキエが来るのを待っていた。いつものことだが、マキエは遅刻していた。マチビトハキタラズ。
ふと店内のBGMがなじみのある音色に変わる。
え?うそ?「ディ・ファントム」じゃない?
思うより先に心が踊る。気づくと私は勢いよく立ち上がっていた。ガタッという椅子の音に店内の視線が集まる。店員さんが近寄ってきて、どうしましたか?と声をかけてきた。
「え、あ、その…」
なんでもないです、なんでもないです。心の中で唱えるが頭と口は気が動転している。
「この、この曲っ、じゃなくてBGMって何をどこから流れてるんですか?」
なに聞いてるんだよ、有線だよ、そんなん有線に決まってるじゃん。いや有線で流れてても嬉しいけど。
「あ、え、もしかしてディ・ファントム知ってるんですか?実はこれ、私が選曲したものをプレイリストにして流してるんですよ。なんか嬉しいなー、ありがとうございます」
わ、え、え、こんなニッチな部分で趣味が合う人に出会えるなんて。しかもたまたま待ち合わせに指定されたカフェで。心が躍り続けている。
この店員さん、見た目もさわやかな好青年だし、ちょっと運命めいたものを感じてしまう。
「あの、ディ・ファントムってすごくメロディがポップなんですよね。JAZZがベースなのにかわいいアレンジで…」
やば、立ったまま話し込んでる。でも止まらない。
「そうそう、また歌詞が日本語にこだわってるっていうのもカッコいいんスよね」
この時間がずっと続けばいいなどと、シンデレラのような気持ちになる。
しかし12時のベルは無情にも鳴り響く。ディ・ファントムの曲が終わると、轟音のヘビーメタルが店内に鳴り響いた。
わー、多彩な趣味をお持ちなんですね。
ガラスの靴は砕けて散った。
あれは、ナイチンゲールのスピーチから、始まった。舞を舞っている心地よい響だった。あの時は、中国語をとった。それが今、基礎となっている。だから今、語学を始めた。日常会話だけど、大切だよね日常会話。話せるようになるかな。ココロオドル毎日。
ココロオドル104
臨時
また来週月曜日
うーん🤔……
ちょっと思い付かない
ココロオドル数年前に流行ったとか……
時代に付いて行けない
自分が居る💦
ココロオドル様な事も今はなくて……
なんだかさみしく思う自分が居るのは私だけ💧
お題『ココロオドル』
「友よ。今、よろしいですか」
広くて古い研究室。不意に背中に掛けられた、中性的でどこか無機質な声。
もう大分聞き慣れてきたそれに「んー? 何かな?」と振り返れば、そこに居るのは銀色の巨体。
「『心』について、少し教えてほしいことがあるのですが」
長い首。人ならざる爪牙。蜥蜴、あるいは鳥にも似た顔立ちに、美しく伸びた角と大きな翼。
こちらに向けられた瞳型のカメラに、私はついだらしのないにやけ顔を映した。
「……きみでもやっぱりそういうの考えるんだね……!」
「キミでも、とは何ですか。そりゃあ考えますとも。アナタたち人間にとってとても大切なものだと知っているのに、ボクには感じることが出来ないのですから」
彼はちょっぴり不満を表すように尻尾を揺らす。それから「それでも、学習することは出来ますからね」と目を細めた。
「勉強熱心でえらいなあ」なんて言いながら、金属なのか、何なのかも分からないパーツで組み上げられた白銀の竜を見上げる。いつ見ても惚れ惚れする造形だ。
彼はこの謎の地下研究所に眠っていたロストテクノロジー。いつ、誰が、なぜ、どうやって、の全てが神秘のベールに包まれた、意思持つメカのドラゴンだった。
今の所、この場所と彼の存在を知っているのは私だけ。なので、いらぬ騒ぎにならないよう自分だけの秘密にしている。
それはそれとしてここが気になりすぎて入り浸るようになってしまい、結果、彼は私の数少ない友人となっていた。人生、何があるかわからないものだ。
「それで、何を教えてほしいの?」
近くにあった手頃な椅子を引き寄せつつ問いかける。
私が腰を落ち着けるのを見届けてから、彼は胸に手を当てるが如く、片翼を胸の前あたりまで動かしながら答えた。
「アナタたちが『わくわく』と呼ぶもの……具体的には『心が躍る』という感情についてですね」
「『心が躍る』か〜。また難しいところを選んだね……まずは嬉しいとか、寂しいとか、そういうとこからかと」
ついロボット系キャラクターへの偏見じみたイメージを口にすると、彼は心なしか楽しそうに目を細めた。
「その辺りはデータも多いですし、既にアナタからも学ばせて頂きましたから」
「まな……えっ、いつの間に!?」
「人間も日々の生活から学習していくものでしょう? それと同じです。アナタは喜怒哀楽の感情が頻繁に移り変わるので、かなり参考になりました」
「そ、そっか〜! ちょっと恥ずかしくなってきたな〜!!」
明後日の方向に視線を逸らす。そんなにしっかり見られていた……というか、観察されていたなんて。その上学習までしてしまったらしい。それはどこかに記録されてしまったということですか? ……出来れば消してほしいが、恐らくもう手遅れなのだろう。
思わずため息を溢しかけたところで「……ただ」と降ってきた彼の声にハッと視線を戻す。
「『心が躍る』については未だ。データとしては、何らかの期待があって気分が高揚し、落ち着かなくなる、といった感情なのだと理解してはいるのですが……他の感情と比べても想像がしづらくて。アナタたちの心によくある例に漏れず、線引きも曖昧ですし……」
「なるほどね……」
「なので、出来れば具体例を知りたいのです。アナタは、どのような時に『心が躍る』というような感情になりますか?」
「うーん、そうだなぁ」
知りたい、と言ってくれているからには答えてあげたいけれど、心の話は人間にも難しい。何かいい例は無いかと首を捻る。
「お気に入りの服を着てる時とか、好きなゲームの続編が出るって決まった時とか……? あ、美味しそうなお菓子のレシピ見つけた時とかもそうかも?」
いくつかそれらしい例を口に出してみる。けれど。
私の中の『心が躍る』イメージは、結局一つの記憶に帰結してしまう。
「……でもやっぱり、今までで一番心が躍ったのは、きみと出会ったあの時なんだよね」
あの日。
一人残された田舎の実家から出てきた、どこにも合わない変な鍵。
相続だけして手入れ出来ていなかった裏山の、茂りまくった緑の中に覆い隠されていた未知の扉。
もしかして。期待。錠が外れ、扉が開いた瞬間の胸の高鳴り。地下へと続く長い階段へ足を踏み出させた、恐れを呑むほどの好奇心。
そうして辿り着いた研究室で、彼を初めて目にして飲んだ息。起動方法が残されていると気づいた時の感情は、まさしく。
「今だって、きみがこっちを見てくれるたび、きみが言葉を交わしてくれるたび、嬉しくて、夢みたいで……こんなにも、心躍ってる」
「伝わるかな」なんて微笑んでみる。
彼は翼を折りたたみ、目を丸くしているように見えた。
「……不思議です。今、アナタが口にしたその感情は、ボクにも理解できます」
「えっ?」
「いえ、本質的には違うのでしょうけれど……ボクは、アナタがここへ訪れてくれることを待ち遠しく思い、アナタが言葉を交わしてくれることを喜ばしく思っているのです」
少し首を下げながら言った彼に、今度は私が目を見開く番だった。
まさか。胸が跳ねる。おかしな鳴り方をする。
「このような状態は……もしかすると、『心を躍らせている』と表現することが可能なのでしょうか? ……その、躍る心など有りはしないのですが」
そうは言うけれど。
でも、それってつまり、もしかしたら。
「……ねえ。心って何なのか、哲学でもしてみる?」
新たな可能性。新たな期待。
胸を満たした熱に押されるがまま、私は白銀の竜へと手を差し出した。
人ならざる友人と心を通わせられるかもしれないチャンスなんて、心躍らないはずがない。
お題『ココロオドル』
久々に複数の人達とカラオケに行った。いつもは一人でカラオケに行く。歌うのが好きで、時折どうしても歌いたくなる時ってあるから。
今日も一人でカラオケに行こうとしたら、目が合った職場のグループに声をかけられ、ご飯を食べ、そのノリでカラオケに行くことになった。
課長クラス以上はいないとはいえ、先輩社員がなにを歌うのか読めず、無難にどの世代でも歌われてそうな曲を入れようかと悩んでいたら、ノリのいい音楽が流れてきた。
あっ、この曲は懐かしい。懐かしすぎる。
流れるクリーンなギターのイントロが終わった後、この場にいる全員が叫んだ。
「エンジョイ!」
今の世の中は大人にとって世知辛い。
子供は、毎日のようにココロオドル存在だ。 初めて体験することが多いのだから当然である。
人生経験が豊富な私たちは何か特別な催しでもないとココロオドルことなんてできない。
別に、ライブや某ネズミの国など非日常を求めなくてもいい。買い物でもいいのだ。少し前までは、それでよかった。しかし、異常としかいえない物価高の上昇は大人にとってほんの少しの楽しみすら奪ってしまった。
ココロオドル…
些細なことを喜ぶ人間である。
幸せな人とは、そういう人なのだと私は思う。
例えば、
数年前に夫は小さな金柑の鉢植えを買った。
その鉢は庭の隅で花も咲かせず数年過ぎた。
しかし去年、白い花がいくつか咲いた。
彼は毎日眺めていたが
やがて花の下に小さな小さな実が見えた。
数日後、小さな実は鉢の下にしぼんで落ちた。
今年、また白い花が咲いた。
今、深い緑色の実は1cmくらいになった。
今年の実はどうなるだろうか。
実が熟さなくても彼は幸せだろう。
彼を見る私も幸せだから。
昨日は私たちの結婚記念日でした。