『ココロオドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さっさ。しゅっ。あの日、貴方が去ってから、気分転換にと絵を描いた。だが、ソレも貴方よりも心が踊る事は無い。
貴方と他愛も無い話をしている時が1番楽しかった。まるでその時だけは私だけの貴方の様で。
何故貴方が消えてしまったのか。理由を聞きたいけど聞き出せない儘、時が過ぎて行く。
嗚呼、神様。もしも再び私の元に貴方が戻って来たのならば。その時は、貴方と再び。
: ココロオドル
他愛も無い話が出来ますように。
まだ言葉を知らない僕に、
ずっと語りかける外からの声はぼんやりと聞こえる。
水槽で1人、足を抱えこんで唯一の管を頼りに時を待っていた。
天地が返り浮力に体を預けてプカプカと、まだここにいたいななんて夢心地を堪能していると、
突然水槽にヒビが入り水が漏れ出した。
警報ブザーが鳴る。
外のけたたましい音が鮮明に聞こえる。
外に出る時間が来たらしい。
僕は地球へ降り立つ。
【ココロオドル】2024/10/10
“ココロオドル”
何かあったかな。
そうだな、私にもなんだかよく分からないけれど。
喉の調子が悪くて何度も咳き込む私を心配して『大丈夫?』って顔を覗き込んでくれた。
顔を上げたら、貴方と目が合った。
私の唯一の友達とよく似た、優しそうな目。
あんまりにも不意だったから、心臓が跳ねた。
隣を歩いてくれていた貴方が、いつもよりも近くて。
優しすぎる貴方にはそんなつもり全くないんだろうけれど、私は時々、私の心が貴方の手の上で踊らされているような気持ちになってしまう。
でも。
それでも。
貴方と少しでも日々を共有させて貰えるのなら、一向に構わないのだけれど。
「映画どころじゃない」
母のせいで、大変なことに気がついてしまった。
映画の前売り券をたまたま入手したからと、隣の家に住む幼馴染が、一緒に行かないかと誘ってきた。
公開されたら絶対観たいと私が言っていた映画。
前売り券は既に自分でも入手していたけど、推しの女性アイドルの初主演映画なのだから、何度観てもいいではないか。
いよいよ、今日は約束の日。
なぜか映画館の近くで待ち合わせすることになっているから、そろそろ家を出なければ間に合わないのだが、なかなか服が決まらない。
「あら、まだ出かけてなかったの?」
部屋で唸っている私を見て母が驚いている。
「いくら初デートだからって……そんなに気合い入れる必要ないわよ。物心つく前からの付き合いなんだから」
「で、でーと?」
母の発言に思わず手に持っていたハンドバッグを落とす。
「デートでしょうよ。年頃の男女が約束して出かけるのだから」
「ち、ちがう!」
「いーえ、お母さんはデートだと思うわ。そうでもなきゃ、隣に住んでいるのに、わざわざ街の方で待ち合わせしないわよ」
「……ええ……」
「それに、ただの幼馴染と映画行くだけなら、普段着で出かけてるはずよ」
「それは、街に行くから……」
「もう時間ないんでしょ。ブツブツ言ってないで、お母さんが選んであげるから、早く行きなさい」
母が選んだ服は、普段の私が着ているものよりも少しだけシックな雰囲気のワンピースとカーディガン。
今年の誕生日に「そろそろこういう靴もあった方がいいわよ」と母がくれた、低めのヒールの靴。
「うん、可愛い。さ、いってらっしゃい。デートだからって、気負わずにね」
追い出されるように家を出る。
バス停まで駆けるように歩き出す。
これって、デート、なの?
今すぐに確かめたいけど、今それを知ってしまったら、この胸の鼓動が何なのか、認めなくてはならなくなる。
ああ、もう!お母さんのバカ!
映画どころじゃないじゃん!
────ココロオドル
私はゲームが好き。だからココロオドルときは新しいゲームを買った時、見ている時かな。人付き合いが得意ではない私にとってその時間はかけがえのない存在だと思う。最近はペルソナ5、スイカゲーム、リトルナイトメア等々を買った。受験期で辛いというのに受かったら早速やろうと思う。楽しみすぎて口角がどこかに行きそう。
「ココロオドル」
ココロオドル
ココロオドル アンコール わかす Dance Dance…
「お前の歌じゃ踊れねぇよ」
「ヘタクソ」
「酷くない!?」
補習で残された放課後の教室は静かだった。補習というからには課題があり、プリントに向き合っていたところ、突如音程の外れた歌が響き、一気に緊張が解け騒がしくなる。
「分かってると思うが、プリント5枚、終わるまで帰れねぇからな」
席を外していた担任が戻り釘を刺される。
口々に返事をし、再びプリントに向き合うも。
ココロオドル アンコール わかす Dance Dance…
「っあー!ダメだ、頭ん中でリピートするわー」
「俺もー」
「どうしてくれんだよ、集中できねー」
しかもオリジナルでなく、コイツの調子っぱずれな歌が脳内再生されんのが余計腹立たしい!
僕の名前はココロオドル。ピチピチの小学五年生✨️
名前の由来は、どんな時でも明るく元気にこころ躍らせる人になってほしいて、おばあちゃんが言ってた。お父さんとお母さんは、遠い所で旅に出て、今はおばあちゃんと二人で住んでる。少し淋しいけど僕は元気に過ごしてます。
今日は月曜日で学校に行く日。朝の支度をして、おばあちゃんに行ってきますを言って学校に登校する。
「おい、愉快人また薄気味悪い笑顔して気持ち悪いんだよ」
教室に入ると同級生の恫喝剛くんが話しかけてくる。周りから僕はいつもニコニコしてて、ココロオドルだから愉快人て呼ばれてる。
「やぁ、剛くんおはよう」
僕は笑顔で楽しそうに挨拶した。
「休み時間になったら校舎裏に来いよ。絶対だからな。」
釣り上げた目で僕を見ながら剛くんは、言いたいことを言って、席に戻った。チャイムが鳴ったので僕も席に戻り、一日の朝が始まった。
「やっと来たな、さっさと金を寄こせ」
ここは、校舎裏で誰も人が寄り付かない場所。剛くんは、僕がおばあちゃんからお小遣いを貰ってることを知っていて、毎回、お金の要求をしてくる。断ると、お金を渡すまで殴られ続ける。それでも僕は、笑顔で渡す。約束だから。
「たったこれだけかよ。仕方ねえな。また明日ババアから金分捕ってきた金寄こせ。分かったか」
そう言って、お金を受け取ると興味を失って教室に戻っていた。そんな剛くんの後姿を見ながら僕は、笑顔で見送った。
「おばあちゃん、ごめん、お手伝いたくさんするからまたお小遣いください」
学校が終わり、家に帰った僕は、おばあちゃんにお小遣いを貰いに行った。
「また、虐められてるのかい」
そう言ったおばあちゃんの顔は悲しい顔していた。なので、精一杯の笑顔を見せて(違うよ)と否定した。良い子にしたら、毎日楽しくしていたら、お母さんとお父さんが返ってくるて約束したから。だからお小遣いがほしいとおばあちゃんに言った。
「もういないんだよ。お前が小5の時にお前の両親は事故で亡くなったんだ。現実を受け入れるのは辛いかもしれない。でも、高校生になったんた。少しでも前に進んでくれ」
涙を流しながら必死に訴えるおばあちゃんを見て、僕は安心させるように言った。
「大丈夫だよ。おばあちゃん、絶対お父さんとお母さんは帰ってくる。だってこんなに僕は、毎日ココロオドらせて楽しく過ごしてるんだから」
ケタケタと笑いながら口を釣り上げておばあちゃんを見つめる。
“ココロオドル”
最近はなんだか
通知が届くだけで心踊ったあの人の実況も
あのゲームも
あの音楽も
あんなにも好きだったのに
私の心は動かなくなっちゃった
とても綺麗な声の人
あなたと目が合った
ギュッと、苦しくなるほどに胸が高鳴った
錆び付いてしまった私の心をもう一度動かしてくれたのは
あなただった
あ 怖いかい?
い いえ、ただ…
あ ?
い ワタシで良いのかと
あ もちろん
い …
あ もう、キミも人だ
い 正確には、みたく…ですが
あ さあ、始めよう
『ココロオドル』
さて晩のごはんはなににしようかな
ピザ寿司中華?全品割引
「ココロオドル」
帰宅して
カツ丼食べて
風呂入り
書く習慣の
新しいお題
「ココロオドル」1
廊下から駆け寄る笑みごと受け止めて
『廊下を走っちゃ?』 『今日誕生日!』
「ココロオドル」3
【ココロオドル】
今まで嬉しかったことがないから喜び方を知らなかった
教わってないから怒り方を知らなかった
心臓を刺す言葉を受けると哀しいと感じるらしい
それだけは僕が1番詳しい自信があった
だからそれ以外の感情は知らなくたっていいでしょ
感情がこんなに苦しいものなのに他にも知りたくない
でも出会ってしまったんだ
機械のきみが僕に教える楽しい歌
こんなに晴れやかな気持ちがあるなんて
知ってしまった怖さと
束の間だとしてもこの感覚に浸かりたい想いで
揺れる様さえもリズムに乗っているようで
これがココロオドル楽しいという感情なんだ
2024-10-09
ココロオドルと言えば有名なあの曲が思い浮かびますね、最近心踊ったことは外を歩いている時に秋が視界に入ることですね、
また書き込みます
(2024/10/10 00:02:37)
ココロオドル。
何かで心躍る事が有るだろうか。何かで心を埋め尽くされることが有るだろうか。
私は最近言われた、若い女性は扱いにくいと。若い女性の私を目の前にして言ったあいつは、更に続けた。あれ?自分でも分かってくれてた?
僕は最近言われた。打ち込んでいたスポーツの、休日大会に出るのに、私生活を優先し過ぎじゃないかと。黄金時代を知ってる自分達では、考えられない行動で、甘えてない?たるんでない?
こんなにココロオドル日は、今までに無い。
この、目の前の相手を、どんな風に妄想で殺してやろうかと。どれだけイタぶっても、笑っていられる。何故ならこう続けるからだ。
ハラスメントになってないよね?
自分の中に残虐さが無いとは思っていない。けれど、普段働く良心とか、体裁とか、抑制なんかが全て取っ払われる様な感覚。
ココロオドル。
心 折れる。
自分が、踊る人形の様に、すり減っていく。
これが、社会人になるという事?
ココロオドル
中学生の頃、突然私の心を躍らせたのは「本」という存在だった。
本はすごい。私の浅く狭い知識と視野をどんどん広げてくれた。
自室のベッド、リビングのソファー、教室の席、見た慣れた景色の中でも、ひとたびページを捲れば、もうそこは知らない世界。
本の中では、なんだって出来るのだ。ある時は中世ヨーロッパの公爵令嬢、またある時には世界を救うスーパーヒーロー、なんだってなれる。
その頃の私の心をこんなに躍らせるのは、本以外他に無かった。
新刊が出てないだろうかと、毎日本屋や図書館へ通う事が何よりも楽しかった。
それは今でも変わらない。
私は相変わらずページを捲っている。
あの頃みたいに毎日では無いが、やはり本屋に通っている。
電子も便利だが、あの紙独特の匂いと、指を滑る音、手に乗っかる重さがたまらなく好きなのだ。
私の心を躍らせるものは、あの頃より増えたけど、それでも一番真ん中には「本」がいる。
END.
ココロオドル
ついに曲に手を出しましたか…、まぁいいでしょう、書けませんけどね。しばし休業中です。
フ〇ードルみたいな口調にしてみた。(文スト)
作品No.192【2024/10/09 テーマ:ココロオドル】
心踊るナニカを
心躍らせてくれるナニカを
求めて
さがして
それが何かもわからないまま
この世界を生きている
ココロオドル
気が付くと、心が、動かなくなっている…花をみても、四季の移ろいをみても、何もかもが、虚ろに見える…秋の澄んだ空も、風に靡く稲穂も、可憐な秋桜も、鮮やかで美しく見えるのに…
目に映る景色は、美麗なのに、心は、灰色の儘、霞んでいる…日の入りが、目に見えて、早くなっている所為なのか…沈み込んだ気持は…
地球温暖化の影響か、毎年好きな季節が遠くなってる感覚がします。でも、さすがにそろそろ長袖に変えましょうか。
/ココロオドル
ふぅーっと深呼吸する。心が少し落ち着く。
ここは、ステージの舞台袖。いつも練習しているちゃちなホールより、何倍も大きい。
胸に手を当てる。心臓は、相も変わらず規則正しく踊る。でも。
一歩ずつ、光へ向かう。私だけが、明るく輝く…!
手が、足が、自然と動き出す。心臓が熱を持って盛り上がる。皆々、私の引き立て役にすぎないんだ…!音楽も、スポットライトだって!
やっぱりこの瞬間が一番楽しくて好きなんだ
ステージの上で踊っているのは身体なのに。
とても楽しくて、どうにかなってしまいそうで。
ココロオドル、なんて言葉では絶対に言い表せない。
ココロオドル
子供の頃のように
目を輝かせ
わくわくすること
好奇心をくすぐられること
心が動かされることって
なんだろう。
季節限定のお菓子?
散歩中に見つけた綺麗な景色?
今日のご飯に食べたいもの?
推し活?
夜空に浮かぶ月を見た時?
可愛い動物を見たとき
新作のゲームや漫画、小説がでたとき
たくさん、たくさん
日常に転がってる気がする
大きなものじゃなくても
些細なことでも
ココロオドルこと
きっと隠れてるよ