『キャンドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〚キャンドル〛
夜が嫌いだ
闇と孤独に呑まれそうになるからだ
今日犯した失敗を一つずつ嫌でも思い出し、噛み締め、気持ちが収まるように処理しなくてはならない
そんな私の憂いを和らげてくれるのがアロマキャンドルだ
火を付けると、ほのかにカモミールの香りが漂ってくる
それは私の疲弊しきった重い体を優しく包み込み、軽くしてくれる
今日も明日も明後日も私はカモミールの、強くフルーティーな香りで体を満たし自我を保つ
小さな灯火。
それは、一見すると弱々しい儚い灯火
けれど、それぞれ違う一年に一回の、とある日に。
私達の大人になるための階段への道を、小さく照らしてくれる
大きな光となるのだ。
ほら、君も。
そこの小さな炎を消して
新たな大人への階段を、一歩のぼろうよ
---二作目---
最近眠れていないと言う君(わいむ)に、月の形をしたアロマキャンドルを贈ろう。
『心地良い花の香りで、優しい眠りにつけますように』
『夜の静かな時間も、素敵なものになりますように』
...そして
『愛してる』
の意味を込めて。
#キャンドル
123作目
キャンドル
暗闇でイルカのぬいぐるみを抱く。
布団を被って座っている。
遠目に灯りを見つめている。
ピアノを聴く。
旋律を撫でる手が見える。
か弱くも強かな曲線美を
流転する旋律に乗せて
私は穴の空いた心に和紙を貼った。
一つずつ今日も増えていく。
それらを見ながらおれはまた同じように微笑む。
「ミコトさん、今日はなんだか多くない?」
「馬鹿言え。君、昨日も言ってたぞ」
「え、うそだ」
それだけ、嬉しいこと限りなし、というその小さな火は、息を吹いても消えない。消せない。
一つずつ今日も減っていく。
それらを見ながら私はまた同じように哀しむ。
「リンネ、今日は少ないと感じるのだが」
「やれやれ、ミコトさん君、昨日もそれ言ってた」
「はあ?」
それだけ、悲しきこと限りなし、というその小さな火は、息を吹けばスッと消えていってしまう。消されてしまう。消えてしまう。
日々の感謝を、周りへの愛を、自分への愛情を、大切に。
そうしていける未来が、君には見えるかい?
私?私は見える。
おれ?おれは見えるようにさせる。
さあ、君は?
_2023.11.19「キャンドル」
私の空想上ゲームのリンネ、そしてその新キャラミコトです。
★キャンドル★
外がすっかり寒くなった冬の夜
明かりの消えた部屋で、そっと火を灯す
優しく、温かく揺らめく炎をじっと見つめていた私は、やがて目を閉じる
静かに、ゆったりと流れる時間
疲れた心が解かされていく
さあ、明日からもまた頑張ろう。
#キャンドル
「半年だったけど、ありがとうね」
「ああ、、」
夏に付き合い始めた私達は今日、別れる事に決めた。
何が原因だったかな。多分お互いまだ好きなんだと
思う。それでも別れを決めたのはこの先、2人では
幸せになれないと感じたから。
仕事で海外に行く事になった彼。毎日のように
会っていたから遠距離に耐えられなかった。
それは、彼も同じだったみたい。
「仕事頑張ってね…!」
「ああ、そうだな。じゃあそろそろ行くわ」
「あ、そうだね…!今までありがとう…」
「なあ、幸せになれよ。俺が幸せにさせたかったけど」
「、、、っ。うん、あなたもね…!」
「ああ、じゃあな」
そう言って彼は遠い国へ旅立っていった。
扉が閉まった途端、涙が止まらなかった。
テーブルに置いてあったキャンドルに火を灯す。
彼からもらった物だった。
この火が消えたら前を向けるようにするから。
ううん、
このキャンドルが小さくなるまで前は向けないかも…。
暖かな光の中で私の心は冷え切っていた。
#キャンドル
広末涼子が結婚したとき、旦那さんは芸人なのかと思った。
キャンドル作家と言われても“カメヤマ”以外の情報が蝋燭については、ない。
あとは工芸品の会津の絵蝋燭しか知らない。
「どれがいいと思う?」
「普段こんなオシャレなとこ来ないんでよくわかんないですけど、、」
「いいからいいから!」
「じゃあ、これとか。似合いそうですし」
色とりどりのものが並んだ雑貨屋で、慣れない雰囲気にそわそわしている君が選んでくれたキャンドル。
自分の好みとかじゃなくて、当たり前のように似合うかどうかで選んでくれたのが嬉しくて嬉しくて。
ゆらめく炎を見つめているうちに諦めようと決心した心が揺らいでいく。
せめてこのキャンドルが消えて無くなるまでは想い続けていてもいいかな。
〈キャンドル〉
お題
『 キャンドル 』
11月後半、ハロウィンの季節もあっという間に過ぎ
若い子達の口からは「彼氏欲し〜!」とか楽しそうな声
あぁ、そういえばもうそんな時期か……
今年もクリぼっちか、と思いながらクリスマスの装飾を探してみる
その中でひとつ私が目を留めたのはキャンドルだった
別に特別な物、そういう訳では無い
けれど妙に惹かれた
何も無い今日
リビングで1人、灯りをともす
ほんわりゆれる光をを見つめながら
キャンドルなんて私には似合わない
って思っていたけど
君に貰ったキャンドルを
お風呂でつけてロマンチックにしてみた。
なかなか良いぢゃないか〜
これはハマりそう!
週末のお楽しみにしよっと♪
明日からまた現実に戻るけど…
頑張るっきゃない!!
まぁなんとかなるでしょ(笑)
私は深く考え過ぎないよぉにした。
ゆらゆらと、君の瞳のなかに揺れるキャンドルの光
みつめていると、色々なことを忘れられるのだと
そう言って、黙った
僕には消せないもの
癒やすことも出来ないもの
それでも、ひととき、忘れさせることができるのなら
いつだって、この火を灯すから
またおいで
僕は、ずっと、ここで待っている
(キャンドル)
灯火が消えてしまっても
溶け残っているのなら
また灯せばいい
溶けきってしまう前に
灯せる何かを
灯してくれる誰かを
見つけられるのならば
それはまだ終わりではないのだ
/お題「キャンドル」より
あなたに出逢えた嬉しさと、
あの人を知った喜びと、
君を愛した寂しさが、
― ボクノ " 幸運 " ノ最ノ果テ ―
僕の心を灯すキャンドルよ。
あとどのくらいその炎を揺らせるのか。
【キャンドル】
今日、理科の実験の仕方を宿題のノートにうつした。
理科で火を使う時はガスコンロを使ってる。
危ないから使い方をノートにうつしてた。
学校で実験したんだけど…仕方も結果も全て。
昔はアルコールランプとかガスバーナーとかを
使ってたらしい。
これは予想だけど、もっと昔はキャンドルとか
使ってたりして。
昔は電気もなかったからろうそくだったからな〜。
ろうそくとキャンドルって日本語か英語か、
それしか違わないのに、なんか違うって思っちゃう。
まあ、時代は進化したってことだよね。
「キャンドル」
明日から平日!
頑張りましょう〜!
そういえば、休日にスプラ3のフェスがあったんです
けど、皆さんは何にしたんだろう…(聞けない笑)
私は大判焼きにしました。(東北地方住み)
真剣に悩んでママにオレンジのアロマキャンドル買ったダイソー
誕生日
今日は誕生日。33歳の誕生日だ。
そして-彼女-がいる。彼女も同じ誕生日。俺って最高やん。けど今日は彼女が運悪く仕事。実家にでも帰って祝ってもらおっかなぁー。
そうして知らぬ間に歩いていた俺は、近くのDAISOで
-キャンドル-を買うことにした。
「2と1と5と9と0のキャンドルで550円です。」
店員の声が俺の耳に渡る。接客もいい。DAISOってすげーな。
さてとー。ケーキ作りますかー。
「彼女がいないからなんか虚しい。」
うーん。だろうな。
少し-仕事-を休ませるか。
でも仕事は休ませられない。だから無理矢理休ませることにした。
バサッ
「不審者だー!対処せよ!」
こんな対策小指だけで十分。-会社-をささっと制圧。
「ひぇ…どうかご勘弁を…」
「さぁ、帰るぞ。」
バサッ
即家に帰った俺はケーキを作ることにした。そして、俺は彼女に全てのケーキをあげた。そして、俺-は-33歳の誕生日を迎えた。
解説
彼女は12歳の奴隷。仕事とは学校のこと。意外と彼は優しい。学校から奴隷を奪って、ようやく気付いた。
「奴隷のせいで生活が壊れる…!?」
そうして奴隷が要らないと思った彼は毒入りのケーキを渡し自分だけが誕生日を迎えたのだった。
キャンドル
クリスマスが近づいてくる
それぞれに意味を持つキャンドルを準備し
毎週一本ずつ火を灯してゆく
希望
平和
喜び
愛
キャンドルは単独では周りを照らすことが出来ない
火とそれを灯す人がいて照らすことが出来る
どこかでそんな事を聞いたような
誰かが私に火を灯して明るく照らしてくれるように
私もほんの少しでも誰かに火を灯す手助けが出来ますように
世界中で人を傷つけ、いたずらに命を奪ってしまうことに火を使う事が少しでも減っていきますように
誰もが周りを温かく穏やかに照らす光を灯すことが出来ますように
「疲れてるでしょ?ゆっくり寝られるように好きそうなにおいのキャンドル探しといたから。ちゃんと寝な?」
気遣い屋の友だちからアロマキャンドルを貰った。
口出しはせず、でも度を越した疲れを溜めそうになるといつもこうやってまったりグッズをプレゼントをしてくれる。
家に帰り、以前貰ったまったりグッズの抱き枕を抱えながら、言われたとおりキャンドルを焚いてみた。
…たしかにいいにおい。
揺らめく火を見ていると、考え事で頭一杯だったことを忘れるほどゆったりとした思考になってきた。
気遣い屋さんにありがとうを込めたメッセージを送り、布団に潜る。
今日はゆっくり寝られそうだ。
231119 キャンドル
人の寿命の長さはキャンドルの長さ
生きていても意味がないと
命の灯を吹き消したくなる衝動にしょっちゅう駆られていた
でも、もう吹き消すことはない
新しい命が灯るのだから
お気に入りのアロマキャンドルの香り、ゆっくりと揺らぐキャンドルの炎、スマホから流れる心地よい音楽、他にもお気に入りのものがたくさん。
そのすべてが疲れた心身を癒やしてくれる。
もちろん、嫌なことや悲しいこと全部を忘れさせてくれるわけではないけれど。
だけどほんの少しでも癒やせることができるなら、私は自分を元気づけるために、大切で大好きなものに囲まれたいの。