『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これは、遠い誰かの夏の思い出でしょうか。
ふわりふわりと風になびく白いワンピース。そこは向日葵畑でありました。向日葵の黄色とワンピースの白の組み合わせは、千年分の夏を集めたくらい、夏らしい色でした。それから少しして、彼女がふりかえり、僕に微笑みました。その笑顔は、朝、カーテンを開けた時に目が合う、太陽の様でした。
『カーテン』
祖母の家の居間にはカーテンがない、なんなら1番大きな窓は最初から鍵さえかけてなくて誰でも入って来れる。
田舎だからといって安心せず新しい窓に直した方がいいんだろう。だけれど祖父母の友人にはこの窓を開けて入ってくる人もいる。コーヒーやお茶を飲みながら軽く話して帰っていくのだ。この繋がりも大切にできたらと思う。
#カーテン
ガラス越しでも
あなたのことは
全て知っていたいと
思っていたあの頃
でも知らないこともあっていい
そんな思いが近頃
私のキモチを支配する
信じられなくなったわけじゃない
近づけば近づくほどに
ほどほどの距離感が必要になるの
わかる?あなたに…
だから時には
二人の間にカーテンを掛けて
互いの気配を感じながら
周りの世界を透かして見ながら
二人 活きていけたならいいね
今日はカーテンを開けて
あなたの笑顔に触れて見ようか
閉め切ったカーテンを少し開いて、僕は窓際の床に直接腰を下ろす。
窓の向こうは白い霧に包まれており、冷えきった窓に顔を寄せると、僕の息で白く曇った。
こんなにも寒い日は、独りで居ると、とても落ち着く気がする。
世界が冷えていて、自分も冷えていて。
すべてがどうでもよくなるような、どうでもいいような。
苦しかったことも、全部許せる気がして。
けれど実際は、そんなことない。
劣等感も、罪悪感も、不安も不満も、痛みも。
すべて許せるわけがない……。
窓の向こう、霧の中で薄っすら街明かりが浮かんでいる。
いつか僕は許せるだろうか、僕自身のこの苦しみを。
僕より優れていた弟の存在を、その弟に意地悪してきた僕の罪を、弟がいなくなった後に残された、不甲斐ない家族である僕らを。
僕はぼんやりと浮かぶ街の明かりを、静かに見つめて思う。
まるで人魂のようだ。
カーテン
いつも風がこっそり教えてくれた。
うちの庭に今日小さな花が咲いたことを。
今日の夜は、星がキレイに見えることを。
私はただ部屋の空気を入れ換えたいだけなのに、お節介だなと思う時もあった。
でも、今ならわかる。
風は、『未来の私』だったんだね。
どんな仕組みでそんなことができるかはわからないし、そこに私は全然興味はもてないけれど。
過去の私を変えようとしてくれて、ありがとう。
今日は、今までの感謝を伝えさせてほしいんだ。
ねぇ、受け止めてくれる?
私は、微笑みながらカーテンに手をかけた。
"カーテン"
枕元に置いていたスマホから目覚ましのアラームが鳴り響き、意識が急浮上する。
「ん〜…」
小さく唸りながら目を擦って、ゆるゆると瞼を開けると、カーテンが外の陽の光を吸い込んで室内を淡く照らしていた。もそ…、という効果音が聞こえてきそうな程ゆっくりと布団を剥いで、上体を起こしながらベッドの端に腰を掛ける。
「む〜…」
先程よりもやや大きな声で唸る。再び唸ったその声はまるで駄々っ子のよう。唸った後は渋々と、油切れのブリキのおもちゃのように立ち上がりカーテンの元へと歩く。カーテンに両手をかけると、まだ眠気まなこだと言うのにカーテンを開ける。
案の定突然の強い光に目がくらみ、反射で目を閉じるがすぐに慣れて目を開け、窓の外を見る。日が昇ったすぐ後のようで、まだ太陽が地平線に半分程隠れている。そして昼間の青空とは違う、淡く鮮やかな空が広がっている。外の空気を吸おうと窓を開ける。流石に最近肌寒いのでほんの少しだけだが。開けた窓の隙間から、朝の肌をひりつかせるように冷たく新鮮な空気が吹き抜けてきて、目を閉じて深呼吸をする。その冷たさにまだおぼろげだった頭が覚醒する。そして今度はぱっちりと目を開ける。
「…よし」
と気合いを入れて身を翻し部屋を出て、一日のスタートを切った。
★カーテン★
今でもハッキリ覚えてる。
手術の前の日のこと。
ベッドの上で一人……手術の不安や家族と離れて過ごす心細さで落ち着かなかった、そんな時ーーー
「佑紡希さーん」
聞き覚えのある、大好きで温かな声が私の名前を呼んだ。
静かな病室に、先生の優しい声が響く。
返事を返すとカーテンがそっと開いて……そこには初めて見る、白衣姿の先生が立っていて。
ドクン…心臓が少し大きく鳴ったのがわかった。
あれ…?白衣ってこんなに眩しかったっけ…?
それと同時に、不安で固まっていた気持ちが不思議とほどけていった。
あ……そうか。きっとそうなんだ。
先生。
私あの日のこと、きっと忘れられない。
先生への“信頼”だけじゃない気持ちに気付いてしまった
あの日のことを……。
お風呂から出ると
夜風にカーテンがゆらゆら
きらめく夜の街を眺め
君はタバコを吸う
煙が揺れては消えていく
君の背中は何処か儚い
だからこそ
消えてしまわないように
そっと抱きしめる
次書くメモ
成功した例だけが受け継がれていく世界
失敗は本人しか知らない
レイノルズ数を操る主人公
境界条件を設定し戦う
カーテン
やっと今週も半分過ぎた。
体力的には全然元気なのに、静まったいつもの部屋に帰った瞬間、また声に出してしまった。
「あぁ、、、疲れた。」
動く気にならない。洗濯、夕飯、シャワー、、、気がめいる。
「、、、ヨシ、やるか」
カーテンをしめ、完全なるパーソナル空間に安堵する。
明日から今週も後半だ。
頑張ろう。
今日も明日も明後日も。
ナリスケ
カーテン
やさしい風
ユラユラと…
そっと肌に触れ
心地いい…
眠りを誘うわ
「カーテン」
カーテンをめくり、窓を開けるたび私は思う。
平和だなぁと。きれいな空気が、入ってきて部屋の中が一気に爽やかになる。草や土など、新鮮な空気が私は好きだ。
『カーテン』
綺麗な人だと思った。
クラスでも明るく誰とでも接している明るい子だ。
私にでもたまに声を掛けてくれる。
リーダーシップもある。
容姿もただただキレイの一言だった。
ある放課後教室に忘れ物をした。
教室に入ると一人カーテンを閉めた状態で窓を開け、
夕日を見ていた。
誰だろうと思い「あ、あの…」
ギリギリ聞こえるかの声で私は話しかけた。
その時少し強い風がカーテンを揺らし、
例の子がこちらを真顔で見ている姿があった。
その子は手招きし私を呼んだ。
私は導かれるように一緒にカーテンの中に入った。
そして耳元で囁かれた。
「私は良い子のフリをしてるだけだよ。」
その声は低く暗く淡々と話しているだけの声。
普段の声と同じ人とは思えない程だった。
私は怖くなりその場を走り去った、忘れ物など忘れて。
次の日、投稿するとその子は口元に人差し指を当て
しーっと笑顔でジェスチャーをしてきた。
引っ越ししたばかりの新居
ワンルームなのに贅沢
大きな窓からは陽射しが溢れるように
差し込んで来ていた
ついでに
両隣のベランダからの視線も容赦なく?
「まあ、隣人は気になるよなぁ」
買い忘れたカーテンの代わりに新聞紙を貼る
新居のイメージが一転したところで
両隣の視線も飽きたようだ
「はーい!みんな元気かい?今夜もご視聴サンキュ!」
実は俺、人気が急上昇中のYouTuberなんだけど
こっちの視線は飽きないでね
#カーテン
メネ・メネ・テケル・ウパル・シン
お前の罪を数えようーー
明日、私の罪がやってくる
長年抱え続けたわたしの欲望、
隠し続けたわたしの罪
それは、青くて
それは、紅くて、
絶望よりも 青く、
孤独よりも 紅い、
連休前に頼んだモンブランインクのロイヤルブルーとバーガンディレッドーー
了
君がシルクのカーテンに身を包んで遊んでた
初冬の朝は眩しい朝の光に包まれたホテルの一室
隣の部屋のふたりと部屋に入る際に一緒になった
彼は強腰しな表情を浮かべて
俺に牽制な視線を
そんな若きふたりが微笑ましくて…
俺はドアを開けてエスコート
君はステキな部屋と言う
僕は照れて…
I love youが素直に言えない…
何度も同じように誘ったけど
いつも君の笑顔に勝てないから
俺は…にやけてしまうよ…
君はワインを開け…
俺はグラスを用意して
エスコートして…
君とふたりの時間…
誰にも邪魔されない時間……
揺れる髪に触れて君を抱きしめ…
君の髪の匂いが気持ちを躍らせ
俺は…君に…
ありったけの愛を
♪I love you…♪I love you…♪
壊れたレコードプレイヤーの様に
囁きを繰り返し続けた…♪
…………♪
静かな朝が訪れた…
陽がふたりを包み…
君は眠気た顔して
昨夜のシーツの海を出て
そのままカーテンに…
じゃれてる…
俺は思った
ふたりこのまま…
この幸せに身を寄せ愛ながら…
ふたりで生きていけたらと…
何気ない暮らし…
ごく普通の風景…
それも幸せだろうなと…
チェックアウトして
外の眩しさに眼を伏せた
笑顔が溢れた眼差しに
やはり照れて
また眼を伏せた
これからの日々で
君の笑顔が眩しいのか…
そう思うと…
これからの永久の誓いを予感した
…………
君が好き…♪
美佐子が好き♪
I love you…♪
…………♪
I love you OK 矢沢永吉
私はカーテンを開けた。そうしたら、雨が降っていた。最悪だ。
そのカーテンを開けると眩しい光が。
新しい素晴らしい一日が始まる合図。
目が覚める 君いま来てた?
木漏れ日が揺れ散る窓辺 天国のドア
#短歌 #書く習慣 20231011「カーテン」
カーテンを開いて外を見てみると車が十台走っていた
車が十台
カーテン
薄い方のカーテンには破かれた跡がある
そのままじゃ困るので適当に縫い付けた
猫が窓辺に上がろうとして
破いちゃったんだと思う
それ以降は出かける前に
カーテンを少しだけ開けておくようになった
その猫がしんでしまって
カーテンの縫われた跡を見るたびに
思い出すから
たぶん
カーテンは買い換えない
何回でも
思い出したいから