イルミネーション』の作文集

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イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/14/2023, 10:40:04 AM

駅の改札を出たら、なんだかいつもより足元が明るく感じた。
釣られるようにロータリーの真ん中に目をやる。

あ、もうそんな季節。

いつの間にか現れた大きなモミの木に色とりどりの電球が巻き付いてチカチカしている。
そう言えば帰り道の商店街ではジングルベルが流れていたような気がする。

私が小さい頃、この時期になると母は私を車に乗せて少し遠くにある高級住宅街に連れて行った。
隣近所と競い合うように家を飾る派手なイルミネーションを見るためだ。
豪華なご馳走も、たくさんのプレゼントも用意できない貧乏な家で母が私にクリスマスを味わわせるために考えたせめてもの作戦だった。

今では自分でケーキもチキンも、プレゼントだって買える。
それでも私のクリスマスは、この色鮮やかな小さいライトがなくては始まらない。

12/14/2023, 10:36:19 AM

「わたしにはね、パチパチと弾けているようにみえるの」

 寒い寒いと手を擦りあわせながら言った彼女は眩しそうに目を細めていた。
 日も落ちてほとんど夜に飲み込まれてしまった暗い空にイルミネーションはよく映える。街路樹に飾られたものは美しく色を変えながら夜道を照らし、店先に置かれた安っぽいものでも一点物のオブジェのように輝いている。
何をみてもどこにあっても美しいと思えてしまうこの季節と暗さに酔っていたのだろうか。それとも彼女と並んで歩けることに浮かれていたのか。急に発せられた言葉を理解できず、足を止めた。
 もっと、こう。きれいだねとか、ロマンチックだねとかそういう感想を期待していた分がっかりしたような気持ちになったのだ。

「強い光が苦手でね、イルミネーションとかそういうのはじっくりみたことなかったんだ」

「あなたのいうきれいな景色をみられないことがね、うん。ちょっと悔しいし寂しいから嫌い」

 数歩先でマフラーで口元を隠す仕草をみて、なんだかどうでもよくなってしまった。苦手だと口では言っているのに目線はいつまでも『きれいな景色』を見上げていた彼女に、何も言えなくなってしまった。

「うそつき」

 離れた数歩分の距離をつめて、イルミネーションを遮るように彼女の前に立った。口下手で素直でない性格はお互い様だから、もういいや。
 期待通りにいくはずがない。そんなのわかっていた。それなのに許せてしまうのはきっと、惚れた弱みなんだろうな。



           【題:イルミネーション】

12/14/2023, 10:31:11 AM

いつか君と、一緒に行きたいクリスマスみたいなかんじ君と観るもの綺麗にみえる

12/14/2023, 10:31:10 AM

12月になると街はイルミネーションで輝き出す。何故かいつもよりカップルが目に付く。寄り添う2人は幸せそうで、独りぼっちの私は場違いだ。昨年、イルミネーションの下で別れを告げたのは私だった。君はもう誰かの隣で見ているのか。それとも。

12/14/2023, 10:30:41 AM

イルミネーション

 帰り道のイルミネーションが、最近進化した。
 ツリーを模してハの字に組まれた電飾が、異様なネオンカラーを放ちながらチッカチッカと光る。
 クリスマスというよりもはやナイトクラブのようにしか見えない。端的に言って治安の悪さとよく似合ってしまっていて悲惨でしかないのだ。
 誰がイルミネーションを魔改造したのかと皆噂している。私も知りたい。
 せめて点滅の速度を三分の一にしてくれないと目が潰れてしまいそうだ。
 今年はこの町に、風情はないらしい。

12/14/2023, 10:30:06 AM

いつだったか

あのキラキラ光るのが見たい

そう言って、わがままを言った日

初めて見たそれは、キラキラと輝いて

吐息と混ざって反射する光は

まるで別世界

ここならどんな願いも叶う!

そう思ってワクワク、ドキドキ



次の機会は
まーこんなもんだよなぁ



その次は
この寒いのに何でこんなに人がいるんだよ
年々派手になっていくなぁ



そのまた次は
それどころじゃねー別のことに気を取られて
キレイも寒いも余裕がなかった



次は?
あのキラキラ光るのが見たい

そう言って、わがままを言われた日

そういえば、昔々同じことを言った気がする

忘れてしまった大事な記憶を

すこーし呼び起こしてみる

ちょっとだけ暖かい気持ちになるのが照れくさい

あと何回、このキラキラを見にこれるかな?

12/14/2023, 10:29:35 AM

庭に電飾を飾る両親は、今はいない。
 クリスマスイブには、ふたりが料理やケーキを用意してくれてたのにな。
 ふたりを取り残して、季節は巡る。恨み言を吐いても、止まらない。
 独りきりだったら、どうなってたかな。
 溜め息をついて、クリスマス飲み会に思いを馳せた。

12/14/2023, 10:29:10 AM

今年も
あと少し。

いよいよですね。

バタバタと
駆け抜けて
毎日が
過ぎていく。

忙しい中でも、

街中は
クリスマス🎄

仕事が
終わり、
日の落ちた、
街を歩いて、

どこも、
キラキラと
輝く

イルミネーション。

何も
なくても、
ワクワクしちゃう。

今年の
自分の
ご褒美は
何に
しようか?

考えるだけでも、
気持ちが
上がる。

上がる感情もあれば、
下がる感情もある。

ワクワクの間に
少しの

切なさが
過ぎる。

わかったるよ。

今の
私は
私自身が
選んだ道。

毎日を

今が一番。

1分
1秒


過去になる。

せめて、
今だけは
輝きたい。

拗ねちゃ駄目よね‼️

私の
味方は

私。

12/14/2023, 10:25:39 AM

【イルミネーション】

去年の今頃は、イルミネーションを見るのを楽しみにしていた
隣にあなたが居たから
そしてクリスマス、きらきらした綺麗な景色をあなたと見て
幸せな気持ちでいっぱいだった

だけど今年は一人きり
少しずつ飾り付けられ始めた街を見て
そろそろイルミネーションの輝く季節なのだと思う
綺麗できらきらしていて、隣にあなたが居て幸せだったのは
もう過去の出来事になってしまった

仕事の帰り道
駅で輝くイルミネーションを見ても
物悲しく寂しいものにしか感じなくなった
楽しかった思い出が蘇って
時間は巻き戻らないのだと改めて思って

どうにもならないのが苦しくて
あの光も過去も見たくないから
イルミネーションに背を向けて
家に向かって駆け出す
小さな優しい光たちも
今の私の心には鋭い棘のように刺さる
その光をまた笑って見られる日まで
さようなら

12/14/2023, 10:17:13 AM

〈イルミネーション〉
好きな人と寄り添って見られることは
嬉しいことだね

12/14/2023, 10:13:00 AM

ふっ。お題は、イルミネーションか。

よせ、お題。その言葉は、俺に効く。

12/14/2023, 10:12:51 AM

イルミネーション
今年の冬は、例年とは、違う。何故なら、私は、今年、遂に生まれて初めて、心から愛せた愛する未来の旦那と同棲してるから(⑉• •⑉)❤︎例年とは、違って、一人肌寒く眠りにつく事も、人恋しくなる事もだいぶ減った。そして、今年の冬は、そんな心から愛する未来の旦那と、沢山の“初めて“をする。例えば…初めて、自分達が暮らす愛の巣から、二人で、車で、遠出をしたり、二人で、愛の巣から、車で、沢山のイルミネーションを見に行ったり、愛する未来の旦那が、今までして来た事を、これからは、全て、私としてくれる嬉しさ(⑉• •⑉)❤︎あー…私、こんなに幸せで良いんでしょうか…?良いんです!今まで散々間違った道選び続けて、沢山の人を傷付けて来てしまったけど、そんな私でも、幸せになれる時がようやく訪れたんです!今年は、愛する貴方と幾つのイルミネーションを見に行けるかな?

12/14/2023, 10:11:21 AM

昔、ある人が言ってたな
木々に巻かれてる沢山のキラキラした電球に
木々の中の生命サイクルが狂わないかって。

キラキラしたものの裏に
犠牲になってるものが
あるかもしれない

(イルミネーション)

12/14/2023, 10:10:00 AM

幾千もの光を纏って、煌めく街。
この季節の醍醐味でもある。
その光景は多くの人に、綺麗だと思われるものなのだろう。

……いや別に、僕が綺麗でないと思ったわけではない。
勿論、鮮やかに輝く光たちはとても綺麗だ。
しかし、僕の瞳に映っているのはその光たちではなかった。

真っ暗な空に、この世の全ての光が零れたような。
そんな満天の星空が広がるなら、一体どれほど美しいのだろうか、と。

ただ、そう思っただけ。


〝イルミネーション〟

12/14/2023, 10:09:44 AM

街には色とりどりの光が散らばっている。
鳴る音楽も軽快でウキウキする。

今日のコートは薄手だったかな。
少し寒い。

待ち合わせの場所につくと彼が待っていた。
にっこりと笑うと、私の首にマフラーをかけた。

暖かくて、肌寒さが和らいだ。

ご飯を食べに行く前に、貴方とあのイルミネーションを見たいな。

きっとキラキラした目で見るんだろうな。
この素敵な世界を共有できて良かった。

#イルミネーション

12/14/2023, 10:07:12 AM

今年もイルミネーションは綺麗だ。
一人で見るイルミネーションも綺麗だ。
その中に君の笑顔の輝きがあればもっと綺麗だ。

12/14/2023, 10:06:10 AM

イルミネーション


心変わりは
イルミネーション

今この時を
映し出し
またすぐに
変わっていく

綺麗に見えて
前提に暗闇を
必要としてる

綺麗なものだけ
見てればいい

終わった後の
もの悲しさを

わかっていても
一瞬の華やかさを
求めてしまう

儚い思い
終わりの向こう

心に残る
数々の色を

確かめながら
まだ淡い光を
探している

12/14/2023, 10:06:04 AM

夢の世界
一面の光の海
星空のような輝き
虹のような彩り

この世界を
あなたと手を繋いで
歩いてみたいな

【イルミネーション】#38

12/15/2022, 3:44:26 PM

イルミネーション

昔、図書館で働いていた時に

お昼休みは先輩といつも一緒で
お弁当を食べていたら

「私は12月はイルミネーションを見に行くのが好きなのよ〜、あんたも、私より若いんだからさ〜、こんな楽しい季節はどっか見に行きなよ〜。」

そうか、なるほどな〜

近場でたまたま行き当たったイルミネーションが

ピンク街で有名な町の川沿いの桜並木だった

桜の季節こそ、最高に豪華で美しいが、

今は

裸になった桜の木にピンク色の豆電球が無理矢理巻き付けられてチカチカしていた。

なんか……毒々しくて

露骨なイルミネーションだなぁ……
綺麗だけど……

場所柄から、華やかだけど、お色気できわどい服を着て働かされている女の子を連想してしまい呆然とした。

興味本位で近づいた瞬間

「あの〜……こ、こんばんは、
ぼ、僕、この会社で内定をもらったんですけど、

このアンケートをやらないと、
内定取り消しに……

住宅についてアンケートを、

あ、待って、

待って〜!」

泣きべそをかいた青年が追いすがって来た

慌てて猛ダッシュで逃げる羽目に

クリスマスのイルミネーションに引き寄せられて来た人に

哀れな青年を使ってアンケートをさせるなんて

とんだアリジゴク営業だ!

裸の桜の木にピンクのイルミネーション付けたら
枯れ木がピンクにチカチカしてるだけだよ

青年は可哀想だったなぁ……。

可哀想な青年をダシにお客さんをいっぱい釣るんだなぁ。

クリスマスに地獄を見ちゃったよ。

12/15/2022, 1:23:19 PM

―イルミネーション―

僕の隣を歩きながら、
クリスマスイルミネーションを見ている彼女。
僕の方はと言うと、
前方、少し右のイルミネーションに
顔を向けているけれど、目はしっかりと、
僕の右にいる彼女の方を見ているから、
僕の目に映るのは、7割5分くらい、彼女だ。
残りの2割5分は、あくまでも彼女を
より映えさせるためのイルミネーション達。
あれらは優秀な背景に過ぎない。
今はイルミネーションに夢中な彼女だが、
いつ僕の視線に気づくか分からない。
こんなことを知られるのは
あまりにも恥ずかしすぎるから、と、
イルミネーションの方に目を移した。
が、3秒後くらいにはもう既に、
彼女を見ている僕には、自分でも少し呆れた。
しかも無意識に見ていたというのだから、
まあ、困ったことだ。
そんなこんなでイルミネーションを見終え、
彼女と一緒に住む家に帰宅した。
「あの雪だるまのとか可愛かったけど、
やっぱり、1番は巨大ツリーのかなー」
『あのツリー、色がどんどん変わってくから、
見てて面白かったよね
僕は―』
なんて、お互いにイルミネーションの感想を
述べ合うが、本当の感想は、
『イルミネーションに見惚れる彼女の表情が
何よりも神秘的で儚げだった』
なんて言えない。
どのイルミネーションの光よりも輝いてるとか、
僕の彼女、美しすぎる。

という、クリスマスに書いた僕の日記を
見つけてしまった彼女に、後日、
「あの…この前、クリスマスの日に
開いたままの日記帳、
リビングに置いてたでしょ?
目に入ったから、つい読んじゃったんだけど…
私のこと、あんなふうに思ってくれてたの、
知らなかった
本当に好きだって気持ちが伝わってきて、
嬉しいな、とは思った…
…でもね…私にはちょっと重くて、
居心地悪いし、しんどいの…
だから、ごめんね…別れよう」
と言われたトラウマ、
イルミネーションを目にする度に
思い出してしまう
だから…
『イルミネーションなんてクソ喰らえ』
と舌打ちをして吐き捨てた
俺の吐いた毒は、街行く誰の耳にも届くことなく、
しんしんと降り積もる雪に浄化され消えていった

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