『やるせない気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【やるせない気持ち】'240825 07:43
『2016.XX.XX. Nagoya , Aichi』
私はいつも通り短大の授業を終え帰路についた。
「さぁ、少し休んで学童のアルバイトに行こう」
授業を終えた元気いっぱいな子ども達を続々と出迎える。
ある小学三年生の男の子は、
ピンク色の可愛らしい鞄を大事そうに持っていた。
私は、その子が「自分らしくいられている」
ことが嬉しかった。
学童長のおばあちゃんが来た。
「そんな!女の子のもの好きになったらあかん!」
と一括。
その子は、「俺、別にこんなん好きやないし!
家にこれしかなかったから持ってきとるんやし!」
私は、その時に、
「ごめんなぁ、ほんまは言いたくなかったよなぁ」
って思った。やるせなかったなぁ。
「自分の好きなものを持ってたらええんよ」
と一言だけ伝えて、さようならした。
また明日、その鞄を大事に持ってきてね。
EP.05
NANA
#34 やるせない気持ち
[哀れな罪人]
苦しいから、弱き者を虐げる。
苦しいのは自分だけだろう、
だからこれくらい良いだろう、と。
その先に未来はない。
きっと、
死後は蜘蛛の糸を切られたカンダタのように
なることだろう。
お釈迦様は全てを観ていられる。
けれども、
罪人は己の過ちに気づくまで罪を重ねていく。
気の毒な罪人だ。
やるせない気持ち
やっちまったあ~朝曇り空だからって
お天気アプリで調べもしないで洗濯機を
回してしまった。
そうして洗濯機を掛けた時にお天気アプリで調べたら関東地方曇りのち雨だった。
何故すぐ調べない私~
だけどこの前は、朝から曇り空だったから
洗濯を遠慮したり最初からお天気アプリで
調べたりしたのに~日中から晴れ間が
でてきたりしたから~ぁ~あああっ
確かに台風が近づいて来ていると言っていた。
火曜日と言っていたからまだ大丈夫だと
思ってぇ~えええぇ~
天気予報外れないかなあと どうにもならないやるせない気持ち。
やるせない気持ち
実家の両親
さすがに老いがはっきり目に見えてくる
ちょっと入院したときには
驚異的な回復を見せたものの
筋肉が落ちますます小さく
弱々しく見えることもある
あんなに頼りにしていたはずなのに
いまは頼られることも多い
自然の摂理とはいえ
これは結構やるせない気持ちを感じざるを得ない
救いなのは毎日なんやかんやと
2人で楽しんで笑っていてくれること
I'll write it later.
お題「やるせない気持ち」
やるせない気持ち
たまにやってくるやるせない気持ちといえば…
家の中で柱やドアに足の小指だけをぶつけた時
目の奥に銀色のチカチカが見えるわ
心拍数は一気に上るわ
とんでもない痛みに支配され一瞬思考が止まる
うずくまって痛みをこらえながら
悲しみとともに湧き上がる感情
そう誰も悪くない、どうしようもない
だって私がぶつけんだもの
せいぜいその場にしゃがみこみ
「く~~っ」と小声で唸ることぐらしかできない
この時はとてつもなくやるせないわ…
スポンジのように吸収する、とか茹だるような暑さ、とか。
自分の思いや感情を、手垢のついた表現方法でしか伝えられない時に、どうにもやり場のないじりじりした気持ちに駆られてしまう。
あの人ならもっとオリジナリティ溢れる言い回しができるだろうなとか、我ながらn番煎じでつまらん喩えだなとか。
でも、最近になってこうも思う。
確かに他と同じような、月並みな表現にはなってしまうかもしれない。
しかしそれでも、古着屋さんや古本屋さんで売られている商品みたいに、その言葉はどこそこの誰兵衛の手に渡ったり袖を通されたりして、確りと愛されていたのではないのかとも。
特に昔からずぅっと使われ続けている言葉なんて、淘汰もされずに生き残っているなんて、遥か昔から現代に渡って人々の心に生き続けている証拠だと思うのだ。
そう考えれば、古の人にならって私もそれを踏襲するのは満更悪いことでもないのだろうな。
温故知新。故きを温め新しきを知る。旧いことも新しいことも全て大切、常に勉強勉強。
いつの間にか私のやるせない気持ちは宇宙の果てまで飛んでいってしまったようだ。
《やるせない気持ち》
どこで、今の現実を、
作り出してしまったのだろう
こんなはずじゃなかったのにな…
わかば
━━━
《やるせない気持ち》
あなたの手を
離さなければよかった
あおば
「やるせない気持ち」
頑張っても頑張っても報われないとき。
これ以上頑張らないでおこうと思うのは自己防衛だ。
許せないとは違うんだよね
どうにもできない悔しさとか至らなさとか
もっとああできた、とか
こうできたんじゃないか、とか
後悔とかそんなのが沢山あって
やるせないんだよ
それでも今日も日は昇るから
闘いながら生きるんだ
そういう気持ちを抱えながら
生きてやるんだ…。
やるせない気持ち
父親が乗せられたパトカーを追いかけて
転んで、泣いているいる少女がいた。
その少女が、いじめを受けて泣いていた
そこから這い上がりたくて嘘をついた
ワタシハ何処かの国のプリンセス
いつか、お父様とお母様が迎えに来てくれる
そんな、精一杯の生きる魔法のような嘘を
包帯のような嘘を見破って。
「嘘は泥棒の始まり」と言う人がいる
やるせない気持ちになった。
けれど、きっとその嘘が包帯のような嘘の
包帯が解けてその子の傷があらわになっても
変わらない人はきっといる、その時初めて
本当の幸せを豊かさをその子は知ることが出来る。
それが、神様からのギフト。
父親が去った家で、記憶の奥に
薄ぼんやりと、ある父親の背中を見つめる少年がいた。
その少年が、父親になろうとする時
その背中の人に会いに行った。
別に、謝罪を求めた訳でも理想の父親を求めた訳でもなかったけれど…傷ついてしまったその子は、やっと、はじめて父親に想いのたけをぶつける、喫茶店の椅子は真っ直ぐに大きな音を立てて倒れた。
「野蛮な!」と眉をひそめて言う人がいる
やるせない気持ちになった。
けれど、父親は微笑んで椅子を片付けて
「喫茶店の椅子を蹴飛ばすんじゃない、もう子供じゃないんだろ」と言った。
そうして、「優しくありたい正しい人の中で疲れたら俺のところに来いよ」と笑っていた。
その子は、少し気持ちが楽になって、知らなかった父親の背中を知ることが出来た。
それが、神様からのギフト。
常識、正論、正義そんなものを越えてしまうのが人の心、だから戦争も犯罪も根絶は難しい…
それを、救えるのが人の情け。
令和6年8月24日
心幸
【やるせない気持ち】
何かが足りない
でも何が足りないのかは
分からない
その足りないものを
満たそうと足掻くとき
どうしようもなく
やるせない気持ちになる
てんしる、ちしる
われしる、ししる
だれかがみている
どこかでみている
きのうのわたしも
きょうのわたしも
いつもといかける
やさしくありたい
じぶんにまわりに
ただしくありたい
じぶんのこころに
おてんとうさまを
みあげてごらんよ
まぶしくあかるい
てんしる、ちしる
われしる、ししる
『やるせない気持ち』
やるせない気持ち
今で手一杯なのに将来まで救える分けないだろなんてノートを広げる
タイトル:やるせない気持ち/作:カラツネ
「なんでそんなやり方でやってんだよ、教えた通りにやれよ、お前バカじゃねーの!」
上司から浴びせられる、私への批判の言葉。それを見てクスクスと笑う同僚。何も知らない人が見れば、私が仕事ができず、怒られていると思うに違いない。
イレギュラーなことが起こった。マニュアル通りでは対応できない。例えて言うなら、通勤電車にヤバい人が乗ってきて、安全のため席を離れたほうがいいと行動するようなものだ。
いつもとは違う状況。仕事においても、それは突然に襲ってくる。
イレギュラーなことは、解決策と再発防止のための原因の追求が必要である。私は急いで対応にあたった。そんな中、周りの状況が読めない無能な上司から浴びせられる批判の声。追い討ちをかけるようにクスクスと笑う同僚。私の心の中では「コイツらマジかぁ」という、やるせない気持ちでいっぱいになり、今日も憂鬱な日を過ごすのであった。
毎日何かやり残した、忘れた、できなかった気をしながら1日を終える。
実際になにができなかったのか、何ができたのかもよくわからない。そもそも、何もできなかったのかもしれない。
今日すごくいい夢みた
自分と同じ環境の男の子の夢
お互いの寂しさ埋め合って、幸せだった
大好きだなって思った、覚めたくなかった
顔が思い出せない
忘れたくない
やるせない気持ち
君を失ってから
日々は色褪せ
心が凍りつき
回復方法がわからないままだ
あの人は本当に楽しそうに駆け上がって
惰性で続けていた私をあっという間に追い抜いていく
何がそんなに楽しいの?
私はこんなにつまらないのに
ずるいずるいずるい つらい
~やるせない気持ち~
私の好きな人には、好きな人がいる。
しかも悲しきかなそれは私の大好きな友達らしく。
いやまあ可愛いけど。わかるけど。
「はぁー、しんど」
「どうしたんだよ」
私の心情なんか知る由もなく、私の好きな人はそんな問い掛けを投げてくる。
無神経か、殴るぞ。
とは言える訳もなく、私は大きく伸びをして「なんでもない」と言葉を返した。
「アナタには関係ありませーん」
「腐れ縁だろ、教えろよ」
「いやでーす」
「なん、」
「ごめーん!待たせたぁー!」
他のクラスの私の大好きな友達が、急いで走ってきたのか息を切らしながら私の所へやって来た。
そんな友達に「大丈夫だよー」と笑いながら手を振って、ちらり、と目線を彼へと移す。
あー、そう。その目。絶対好きじゃんね。彼女の事ね。
その視線に彼女は気付かないのか、私に抱き着いて「ごめんよー」と謝りっぱなしだからその頭を撫でて「クレープ奢ってよー」なんて他愛のない話をして、彼を置いて二人で一緒に歩き出す。
ああ、私は彼が好きで。
彼は彼女が好きで。
彼女は私が好きなんだから。
やるせない気持ちでいっぱいだ。
「やるせない気持ち/20240825」