『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お母さんは甘い甘い
素敵なみかんが好き
私は甘酸っぱい
元気なみかんが好き
実は弟は柔らかい
みかんを揉むのが
好き
父さんの
みかん剥く手は
真っ黄色
自分は食べずに
笑ってあげてた
【みかん】
炬燵で美柑を頬張る
花言葉に詳しい彼女が居るその彼女が
「美柑の花言葉知ってる?」
『知らない』
「純愛」
『そうなんだ』
こんな告白…俺がしたかった…
でも…
「ありがとな、」
この都市の特産品のみかんを剥いて、なんとなくおまえに差し出したら、ぱくりと食べた。
ひとつずつ、そうして食べさせてやると、嬉しそうに目を細めて笑う。
懐いた猫みたいな恋人。
俺は、この男のことが本当に好きで、幸せにしてやりたい。ふたりでなら、それが叶うと信じてる。
金曜の部室に部誌と同じ数ぶんだけ並ぶみかんとだるさ
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元好きだったひとが大好きだったみかん
今でも俺みかんは唯一フルーツで
食べれるんよねそう言っていたのを
覚えてるよ。
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Theme:みかん
隣のおばちゃんから みかんをもらった。
ひとり暮らしのおばちゃんには食べ切れない、箱いっぱいのみかん。
大きいのにとっても甘くて、長く楽しんだけれどひとつも悪くならなかった。
その翌年におばちゃんはしっかりとは歩けなくなり施設に入ってしまった。
毎冬 あれは美味しかったねと家族で話しながら、スーパーで買ったみかんを食べる。
気づいた時には
こたつの上に常駐している
これから
君の手は少し黄色くなる
みかん
冬休み
探せば
あるかも
楽しい思い出が
****
みかん
小さめのが
うまいなり
みかん
やかん
あかん
おかん
土管
弛緩
時間
図鑑
保管
ポカーン
お題がみかんだったから久しぶりにみかん買ってきちゃった。みかんは好きなんだけど意外とお値段するから買わなくなっちゃって。
実家にいた頃はよくご近所さんから頂いていたから値段とか気にせず好きなだけ食べてたんだけど、今は無理だなぁ。
あとはセブンに売ってる蜜柑のお酒が好き。夏は冷凍フルーツを氷の代わりにグラスに入れて飲んだりもしてるよ。
箱の中のみかん同士が、皮を擦り合って汚れを落としている。
どうやら大掃除のようだ。
よいお年を!
そう挨拶しながら。
温かいこたつの中で食べるみかんは美味しいんだけれど
以前給食で出た冷凍みかんだけは好きになれない。
まるごと凍らせるのはどうかと思うんだ。
中身はシャーベットみたいで美味しかったけれども
外側が凍ってるのは剥きにくいし冷たいし。
…どれだけ冷えていても美味しいみかん。
友達からもらったみかん、食べきれずに腐らせてごめん…
「あっ、おみかん」
…
「最後にみかんを食べたのって…いつですか?//」
#みかん
君がくれたから好きじゃないみかんも
好きになれそうな予感がする。
小さくて、甘酸っぱい、淡い恋心も君に投げ返せたらいいのにな。
そっと、口に含んだ一口は、甘いけど、酸っぱくて
なんだか、幸せな味がしたんだ。
#__みかん__
冬に炬燵で食べるみかんはいい。
甘くて酸味があればなおいい。
夏に出回るものよりも私は好きだ。
チラシで折ったゴミ箱に皮を捨て、ゴロゴロと過ごすこの瞬間が何よりも至高である。
『みかん』
みかん美味しい()
最近どんどん語彙力がなくなってきてるから来年には赤ちゃんに退化してそう
みかん美味しい
みかん
こたつの机に置かれた三つのみかんを一つずつ、くるくるくると両手の中で転がしてから、ひとつ、ふたつ、みっつと積んでいく。ふたつ目は簡単。みっつ目が難しい。三段重ねが成功すると、ちょっと良い気分。
みかんの筋を丁寧にとる、あの繊細な指先がとても好きだった。白くて少し骨ばっている、冷たい手。みかんを剥くにはもってこいの手だ。みかんを美味しく食べるためなら、我慢強くて器用で優しい手になれるのに、と無意識でため息をついたら、「それやめろよ」とほんのり怒気のまじった声が飛んできた。みかんに負けた女は、一体何になら勝てるんだろう。そう思いながら、まだ筋のついたみかんをそろりと盗んで、そっと食べた。
皮剥けば柑橘の香の放たれて
猫は顔まげ炬燵へ逃げこむ
#みかん