『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
紅色のリップを塗り、
丈が足首より少し上の
歩きやすいドレスを着て、
お城の舞踏会へ向かう。
と言っても、
私は踊りを楽しみに来たのでは無い。
銀髪の少女を連れ去るように言われたのだ。
まずは少女に近づいても怪しまれないよう、
仲をそこそこ深めることにした。
"Shall we dance?"
と言って少女と踊り、
そこから雑談などで
馬が合うように仕向けた。
あまり一緒に居すぎると
良くない気がしたので
フラフラ歩いて
適当な人と踊った。
途中、
黒髪の少女が
別の部屋へ移動するのが見えたが、
頭の片隅に置いておいた。
そして20時頃、
銀髪の少女の飲み物に
あらかじめ睡眠薬を溶かしておいた
白く濁った液体を入れた。
直後、
後ろから青銀髪の少女が
銀髪の少女の手を掴んで
庭へ連れていった。
追いかけようとすると、
ちょっと待ってくださる?
と、
黒髪の少女に引き止められた。
別の部屋へ連れられ、
アナタ、銀髪の子の飲み物に何かしたでしょう。
流石に不自然過ぎたか。
ここら辺の人だと
気づくのもよくわかる。
だが黒髪の少女は
戦闘力が低そうだ。
このまま逃げることもできる。
選択肢がありすぎて気が抜けた。
…何も言わないのね。
銀髪の子ね、私の知り合いなのよ。
聞いてて心地よいこの少女の喋り方。
私は黙秘を続けた。
まあいいわ。
今度しっかり聞くから
また会いましょう。
来るわけない。
だって私は
青銀髪の少女と別れた銀髪の少女を
直接眠らせ連れ去った。
連れ去るように言った人に引き渡し、
何ヶ月か監禁すると言われたので、
銀髪の少女に変装をして
予定をこなした。
毎週舞踏会へ通っていたのは
正直驚いたが
それ以外はまあ大丈夫だった。
ウィッグを外し
寝る前のこの時間が
1番私だと思いながら
眠りについた。
"Good Midnight!"
また会いましょう
去り際に次会う為のおまじないをする
貴方を引き留める最後の言葉
また会いましょう
ひらひらと
舞う花びらの
約束を
遠く
遠くで
貴方を憶う
元気かな?ふと思ったら会っとこう
みんなビミョーなトシゴロだから
#また会いましょう
また会いましょう
「じゃ、またね」
「うん。また会いに来る」
350km先に向かう新幹線のドアが閉まった。
次に会う約束をして。
約束は前倒しになることもあって。
上手くいっていると思っていた。
1年が過ぎた暖かな春の午後。
通知音がした。
『ごめん』から始まるライン。
嫌な予感がした。
『いつか……また……』
もう、その日は来ないんだなって思った。
また会いましょう
また会いたいな…
死んでしまったペット
学生時代の親友
人以外なら…
お母さんが作ったオムライス
運動会のトロフィー
………
また会いたいな…
#02 また会いましょう
また会いましょうなんてきっともう会わないよ。
私もあなたも愛想笑いだけは上手だった。
狡い大人の切り抜け方を知っていただけ。
あともう少し何かを共有して本音を隠しすぎないでいたら、もっと友達になれたかも知れないけれど、それも、もう今さらのたらればでしかない。
でも、私もあなたも狡いから、最後はきっと笑顔で「また会いましょう」って言うんだろうね。
ええ、またいつか会いましょう。
傲慢で一方的な別れに
伝えることは疎か
思うことすらできなかった
「また会いましょう」
また会いましょう
そんな意味を含んで
私は友達と何年後かの未来を語る
「浮浪者になったら家を探して上がり込むわ〜」
「20歳超えたら旅行行こ」
「30になって5人で集まったら皆の子供の面倒みるわ」
私達はそれぞれ夢があって
皆、必死に努力していて
だからそれぞれの道に無事に進んでいってほしい
でも、それでお別れになってしまうのは切ない
だから
ちゃんと夢に向かって進んでいく人みんなへ
卒業しても
"生きて"また会いましょう
別にもう会わなくてもいいんだけど
でも「金輪際会いたくありません」なんて
普通は言わないもんね
「また会いましょう」とか言ってるけど
そっちも別にまた会いたいとは思ってないでしょ
でも、良い笑顔で言えるよ
「また会いましょう」
その先はご縁次第で、ね
お世話になった先生の異動がきまった。覚悟はしていたことだった。既に何年もこの学校に勤めていて去年の時点で「来年はいないだろうから」といって笑っているような先生だったからだ。
とはいえそう言ってたからといって喪失感が薄れる訳では無い。とても良い先生で教え方は丁寧で分かりやすく、クラス内でトラブルがあった時には即座に動いて対応してくれるような先生だった。その影響か他クラスからも相談を持ちかける生徒が多発していたのも見てきた。
退任式の日、最もお世話になった人間として私が花束を渡す係を務めることになった。その場では感極まって泣いてしまったが最後にキチンと想いを伝えることができたから後悔はしていない。
しかしそこで先生が言っていた「また会いましょう」という言葉の意味はしばらくの間分からないままだった。
当然暫くは喪失感が無くならないままだったが
そこから数ヶ月後、最後の夏の大会で対戦相手となった学校のベンチには、なんとあの先生が座っていた。
挨拶に行った私に向かって先生は笑って言った。「だから言ったでしょう、また会いましょうと」
また会いましょう
からの2回目3回目って会話続かないから困る。
話したくない訳ではないのに、なに話していいかわからなくて沈黙になる。
やっぱり会話できないと友達とかできないよな~
テクニックとか色々調べたけど、実践する人がいない。
どうしたらいい?
#また会いましょう
また会いましょうなんて言わなくても
あなたはいつも私のそばにいてくださる。
あなたから与えられた恵みと感謝を大切に
今日もまた新たな1日を過ごします。
ありがとう、かみさま。
14歳の私から神様へおくるメッセージ。
#また会いましょう
中高生の私はアニメとゲームが大好きで、カラオケで歌うのもそういう曲ばかりでした。
そんな私が必死で覚えた数少ないJPOPの中に、SEAMOさんのマタアイマショウがあります。ラップが本当に難しくて、結局上手く歌えなかったのですが、メロディ部分は未だに口ずさむ事があるくらい好きです。
笑顔で別れたいから「また会いましょう」と言うけれど、多分二度と会わないとわかっているし、会いたいわけでもない。
この恋は未来に誇れるし、だからこそ素晴らしい過去にしたい。
切ないのにキラキラしていて、寂しいのに清々しい。
なんで別れの曲ってこう心に刺さるんでしょうね。米津玄師のlemonも、HYの366日も、Official髭男dismのPretenderもみんな好きです。歌詞もメロディも切なくて心を揺さぶられる気がします。そんなロマンチックな別れを体験したことはないのに、歌詞の世界に浸って聴き入ってしまうのが歌の力なんでしょうか。気付けば、アニソンを除いて歌える曲の過半数が別れの曲です。
別れの曲だけでカラオケで何時間歌えるのかやってみたいです。
……また全然違う話に着地してしまいました。
#また会いましょう
またがいつを指すのか分からなくても何も怖くない
約束を取り付けないことに疑いがない
それでもパッと思いついた時に
いつも通り待ち合わせられる
また会いましょうが社交辞令じゃない
未来にいるのが当たり前
大切にしたい人たちとの大切な関係
【また会いましょう】
月明かりに照らされて君はくるくるくるくる。
湖の上をまるで背中に羽があるかのようにくるくるくるくる。
手を伸ばせば君に触れられる距離。
それなのに―
「…っ」
どうしてこんなにも息が詰まる程、君は美しいのか。
あぁ、もう帰ろう。これ以上君を見続けるのは憚れる。本当は君に近づきたい。その身に触れたい。全てを奪ってやりたい。彼女から溢れる色香に思考が支配される。いくつもいけない考えが浮かんでくる。やはり、彼女は妖女なのだろうか。肌は透き通るように白く、髪も風になびくような白髪。瞳は光に照らされ瑠璃色がキラキラと煌めき、唇は深紅に濡れていた。それならば早くここから立ち去ろう。その瞳で微笑まれたら、俺の魂はきっと君に呑み込まれる。そう思い立ち、俺は踵を返した、だが…
パキッ―
「ッ(しまった!)」
うっかり足元に転がっていた小枝を踏んでしまった。彼女に気付かれてしまっただろうか?
「もし。その様なところにいらっしゃらないで、此方に来なさいませ。」
「…」
終わった。俺の魂は妖女に呑み込まれ永遠にこの世に戻ることはないだろう。
「そう、怯えなくともあなた様に危害など加えません。どうか、普通に振る舞いください」
彼女は俺の顔を真っ直ぐに見つめ微笑みをくれた。
「…何が目的だ?」
俺は警戒した。気を抜けば、一発で妖女の腹の中だ。
「目的だなんて。その様なもの私にはありません。ただ」
再び彼女は微笑むと。
「ずっと私を見ていらっしゃいましたよね?」
「…ッ!?」
言葉が出てこなかった。覗き見に気付かれていたのだ。
「あぁ、別に責めてはいないのです。」
そう妖女が付け加えた。
「どうでしたか?」
「は?」
妖女はうつむき、両指を動かしている。
「私の舞いは、あなた様から見てどうでしたか?」
妖女は顔を上げ俺を上目使いで見つめる。その表情は不安げに揺れている。
「…」
俺は少し動揺した。まさか、こんな展開なろうとは。答えなければ俺はどうなるのか。いや、答えたとうてどうなるのか。
「…はぁ、そうですよね。」
「え?」
俺が答えあぐねている間に妖女はひとり納得して俺に背を向ける。
「私、次の満月の夜、月の国の繁栄、豊穣を願っての祈りの儀式を命ぜられそこで民皆の前で一夜舞い踊るのです」
「あんた…やっぱり」
「ええ、人ではございません。私は月の御使い。神子なのです」
「月の…あんたもしかしてあの伝説のかぐや姫か!?」
俺は目を丸くした。目の前の神子様は微笑む。
「その姫様に使えるのが私なのです」
そう言って神子様は愛おしむように半分欠けた月を見上げる。
「失敗することは許されません」
そう決意するように神子様は掌を握りしめる。よく視るとその手は朱く爪の傷跡があった。何度その掌を握りしめたのか。努力と決意のあとがそこにはあった。
「なら、あんたの舞いは申し分ない程見事だったよ」
「え、?」
俺はそっと神子様の手を取り、懐から手拭いを出しそれに巻き付けた。
「だからあんまり気負いすぎるな。せっかく綺麗な指なのに」
「あ…」
神子様は俺の手拭いが巻かれた掌を見つめた。そして、
「ありがとう」
何度もらったかわからない微笑みを今度は素直に受け取ることが出来た。
「…じゃあ、盗み見て悪かったな。あんま無理すんなよ?じゃな」
と、会話が途切れ、急に照れ臭くなった俺はこの場にいるのがいたたまれなくなり今度は違う意味で立ち去ることした。
「あ、あのっ!」
「は!?」
背中を向けた俺に神子様が勢いよく上衣を掴んだ。俺は顔だけを向けて間抜けな声を出した。
「また来てくださいますか?」
「え?」
「貴方に見てていただきたいのです」
そう言う神子様の頬は少し赤らんでいた。
「…だめ、ですか?」
そう言って今度は上目使いで俺を見上げる。そんな可愛い顔で見られたら男は―
「…俺でよければ」
こう言わざる終えない。俺がそう言えば神子様はぱあぁっと瞳を輝かせ、俺にこう言った。
「それでは、明日の晩。今宵と同じ時刻に―」
"またお会いしましょう"
約束を反故にした友に会いに行く「またね」ってのは来世か?バーカ
題-また会いましょう
最初の友達
私は生まれてからと言うもの、友達という存在がいなかった。
もしかしたら近寄り難い雰囲気でもしていたのかもしれない。
そんな私に友達が出来た。
名前はみみ。
私の生まれて初めての友達だ。
清楚系美少女といった容姿で皆が彼女に釘付けになるほど。
そんな彼女が何故、私と友達になってくれたのか分からない。
けれど、私は彼女と一緒にいるととっても楽しいと思う。
なんと言うか心が安らぐ気がする。
まぁ、本人に打ち明ける気はないのだけど。
それから1年、彼女は転校することになった。
どうやら、親の転勤が決まったらしい。
私は彼女と別れの日まで、一緒にカラオケに行ったり、ゲーセンでプリクラなどを撮った。
彼女……みみとの思い出を作るために。
そして、みみの引越しの日に私は熱を出した。
こんな日に限って、私は運悪く体調を崩してしまう。
(もう……会えないのかな)
私は布団の中でぼんやりとそう考えているとスマホの着信音が鳴った。
誰からだろう?と確認すると、みみからだ。
彼女からメッセージが送られていた。
『また、会いましょう』と。
そのメッセージを目にした私は一粒の雫をスマホの画面に落としてしまった。
END
お題『また会いましょう』
ふと目を開けるとそこは夢の中だった
目の前には川がありその向こうに側人影が見えた
そこに向かって歩いてみるといたのは
桜さんだった
「……桜さん…?」
無意識に話しかけていた
すると桜さんは振り返ってこちらを向き
手招きをした
桜さんの方へ向かおうと
足を1歩踏み出そうとした時
脳内に3人の仲間たちの顔が浮かんだ
あぁ、私はそちらにまだ行けない
仲間がいるから
川を渡ってあなたのいる岸の方に
行くことは出来ない
私は静かに後ろを向き静かに呟いた
「また会いましょう、桜さん」
この声が彼に聞こえていることを願って
これは二次創作です
またね
また会いましょう
では今度また…
それっていつなの?