『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
また会おうね。
そう言って別れた相手とはもう随分と会っていない。
数少ない友人達とも、もう何年会ってないのか分からないくらい会っていない。
また会おうね。
そう言って送った猫ともあれから一度も会えてはいない。
夢の中にさえも現れてはくれないので、きっと僕の方がそちらに行くまで会えないんだろうと思い始めた。
また会いましょう。
それは、まぁ、社交辞令だ。
会ったところでどうしていいか分からない相手にかける
さようなら。と同じ意味の言葉だと思えてきた。
会いたい相手なら、会わなきゃいけない相手なら、
言うより先に会っている。
また会いましょう。
また会いましょう。
マタアイマショウ。
また会いましょう。
・・・歌っていたのは誰だっけ?
笑った顔を見るのが好きでした。私と遊ぶとき、楽しそうに笑う顔が好きでした。ご飯をくれるときの、「お手」と言うちょっと真剣な表情も好きでした。お散歩のとき、私に笑いかけてくれるその声が好きでした。あったかいお布団の中で、あなたの腕の中で眠るのが好きでした。いたずらしたとき、呆れた表情をして私が散らかしたものを片付けている背中が、とても優しくて好きでした。仕事で疲れて帰ってきたあなたを少しでも慰めたくてそばに寄り添ったら、あなたは泣きだしてしまった。わたしの首に腕を回して涙を流すあなたを、抱きしめてあげたい、と何度思ったことか。
あなたと共に笑い、泣き、遊び、ときには衝突しながら生きた日々は、わたしにとって宝物でした。
今、わたしの寿命は尽きようとしています。あなたが最後までわたしのそばにいてくれて、本当に嬉しい。
ねえ、泣かないで。わたしは幸せでした。あなたと出会えて、あなたと暮らせて幸せでした。
最後に、あなたの笑顔が、わたしが大好きだったあなたの笑顔が見たい。ほら、笑って。あなたは、笑顔が一番素敵なんですから。
生まれ変わったら、必ずあなたの元へ帰ります。それまで待っていてくれますか?
ああ、あなたの体温が温かい。
愛するただ一人のあなた。また会う日まで、どうか幸せに。
瞬間に浮かんだ人がいる。
マタアイマショウ…。
何故浮かんだか…もう会わないからだよね。
別れてはいない。そんな言葉も交わさないまま
「またね」くらいの温度で別れた。
あれから何年も経つね。
もう会わない貴方をこれからもっと思い出さなくなるね。
それで良かった。
それが良かった。
「ありがとう」すら伝えなかったから
今、それぞれ勝手に自分の足で立てているんだから。
いつか本当のサヨナラが来る。
それすら言えないだろうけど
どうか幸せであって欲しい。
6,また会いましょう
また会いましょう、そう言って、別れたことって今まで生きてきたなかでないし、そう言って会うこともないんだろうなって思う。
けど、来世でまた会いましょうと言って別れた人が、今世で例えば、親や友人となって会えたなら、それはまた会えましたねってことになるんだよね。
それってなんか素敵だなって思う。
2023.11.13
お題 また会いましょう
また会いましょう。
それでは、さよなら。
手を振るあなたが前を向く
僕を忘れて前を向く
知っているんだ、本当は
僕らはもう、会えないのでしょう
あなたの笑顔の裏側で
そう語るのを聞いたから
諦め悪い僕だから、その名を呼び止めたくなる前に
さっさとケリをつけなくちゃ
さようなら。
いつかどこかで、また会いましょう。
いつか、君にこの声が届いたら
振り向いてくれるのを待ってます
「未来は明るいものですか。」
誰かが言った
明るいものだと思いますよ 貴方がそう思うのなら
貴方がそう信じるのなら、きっとそうなります
「感情って大切ですか。」
また誰かが言った
大切なんじゃないですかね なかったら寂しいものですよ
無かったら空の青さに感動もできませんからね
「死にたいけど死にたくないです。おかしいですか。」
またまた誰かが言った
おかしくなんてないですよ
私は死にたくないから生きてます
仕方がないから生きてやるよって、そんなフランクな感じで生きればいいんですよ
「『また会いましょう。』のまたっていつですか。」
誰かが言った
さあ、『また』という単語は実に不可解で不可思議で理解不能な言葉ですからね
難しいですよ 時間の流れが人と違うように
人の感情はメジャーでは測れませんから
「また、会ってくれますか。」
ええ、もちろんですよ。
『また会いましょう。』
また会いましょう
そんな別れ方したかったな
二度と顔も見たくない!
その方が吹っ切れる?
また会いましょうってまた会う人って案外少ないよな
って思う。人の出会いがまだない…つか自分から出会いを求めてないからな
また会いましょう
地球から真っ直ぐ、アンドロメダ銀河を抜けてどこまでも。星間1号線に終わりは無い。日々膨張し続ける宇宙と同じスピードで道路は伸び続ける。
終わりない道路の先が見たくて、僕は5年前から軽星間走行車(うちゅうようバイク)に跨っている。
「馬鹿なことを考えるやつだな」
友達の言葉を思い出すには、これまで走った道を双眼鏡で4光年見返さないといけない。もうきっと会えないから、僕は前を見る。
道路を真っ直ぐ横切る道灯の列が見えた。
「交差点か」
星間101号線と唯一の交差点。
交差点には星間走行車のエネルギー補給ステーションがある。僕はエンジンを思い切り吹かして、ステーションに向かった。
「ゴショモウノ サービスハ ナンデスカ」
相変わらず無愛想なロボットだ。
各ステーションには全く同型の補給用ロボットが常駐している。わざと機械音声風に作っているらしく、聞く度なんだか笑ってしまう。
僕はいつも通り光子エネルギーの補充と、1ヶ月分の食料、休憩用にブルーベリージャムベーコンサンドを注文した。
「いい趣味してんじゃん」
背後から声がした。
「ロボ。私にもブルーベリージャムベーコンサンドを頂戴。ベーコンはカリカリにね」
「カシコマリマシタ」
ロボはカウンター奥へ颯爽と抜けていく。
振り向くと、そこには赤毛を肩まで伸ばしたラフな格好の女性がいた。
「誰?」
僕は尋ねた。
「ギンガノ・ワタリドリ」
嘘つけ。偽名だろ。
「キミは? 」
彼女は大袈裟に腕を振って聞いてきた。
「スーツケース・ノ・ワタリドリ」
当然、僕も偽名を名乗る。
「スーツケースって呼んでも?」
「勿論。ギンガノ、でいいよね?」
「もちろん!」
フフフ――…………。
ウフフ――…………。
なぜだか分からないけど、僕と彼女の目的は同じで、お互いそれを察した気がした。
「ギンガノは何処から?」
ギンガノに僕は尋ねる。
「森の星から」
「森の星?」
そう聞くと、彼女は人差し指を口の前に立てた。
「それもそうだね」
「分かってくれて嬉しい」
彼女は寂しげに呟く。
それは別に当たり前のことだった。
僕たち旅人は昔のことをあまり話さない。行き先が帰り道になってしまう気がするから。
「スーツケースはどこから?」
「水の星から」
「……それじゃ分かっちゃうよ?」
「まぁ、いいじゃんか」
「……それもそうだね」
僕と彼女にブルーベリージャムベーコンサンドが届いた。
「いただきます」
手を合わせて一礼する。
「丁寧だね? 」
上目遣いのギンガノ。
「今日は特別だから」
「カッコつけたい相手、いるんだ」
「まぁね」
ウフフ……
彼女も一礼した。どうやら彼女も特別で、カッコつけたい相手がいるらしかった。
「丁寧だね」
僕と彼女は同じタイミングでサンドにかぶりついた。
「なんだ。僕の真似?」
「私の真似でしょう?」
「かもしれないね」
「私も、君の真似な気がしてきた」
「適当言って」
「それがそうでも無いんだよ」
彼女は優しく微笑んだ。
……。
「ギンガノも宇宙の先が見たいの?」
「うん。101号線の先が見たいの」
「そっか」
「スーツケースも?」
「うん。1号線の先が見たくて」
僕は彼女を見なかった。
お互い妥協点は無さそうだ。
なら言えることなんてもうなさそうだ。一緒かはともかく、隣を見ながら目指したかったんだけど。
「ロボ。僕のサンド、ホイルで包んでくれないか」
「カシコマリマシタ」
ロボットは僕のサンドをあっという間に持っていく。ちょっとくらい待ってくれてもいいのに。
「私もそうしようと思ったのに。早いね」
「……」
「……ごめん。言い過ぎちゃった」
彼女は微笑んだ。もちろん、僕も。
「僕も言いすぎても?」
「うん」
「カササギ・ツカサ。本名。ギンガノも、良ければ教えてくれない?」
「……ナギウミ・カモメ」
彼女は視線を下ろして少し考えたあと、はにかんで告げた。
カモメ。あまり知りたくなかった女性。もう二度と会えないだろう彼女に僕は告げる。
「カモメ」
「……なに?」
「また交差点で」
「……うん。また交差点で」
また会いましょう
同じではなく
違っていて
過ぎていく
また何処かにいる
何処にいても同じではなく
何処にいても違っていて
何処にいても過ぎていく
またが
会っても
なくても
きっと此処ではない
過ぎていく日々に別れて
また会いましょう
『また会いましょう』
成田空港の出発ロビー。普段なら、独特のどよめきや雰囲気を感じるはずであろうが、今は妙な静けさに包まれている。3年前、何もかもが自粛されたまさにその時だ。
別れというものは、案外あっさりしたものだ。出国審査のゲートの手前に、見渡す限り人々が押し寄せる。長い長い列にまみれ、あっという間に見えなくなってしまう。悲しみに暮れる暇もない。そういうものだと思っていた。
でも今は違った。辺りを見回しても、数えるほどしかいない人。端から端でも会話が出来そうだ。国際空港とはなんと名ばかりであろう。そんな有様であった。
怖かったのだ。別れが。その瞬間が。涙を流すのが。静かな、どんよりとした空気感が、さも一生の別れかのように強迫してくる。
歩みだす。超えられない隔たりが迫る。自然と歩幅が狭まる。そして、ゆっくりと立ち止まった。
振り返って、あなたが言った。
「生きてさえいれば、いつか会える。また会おう」
涙が、私の頬を静かに流れた。
あなたの足音だけが、甲高く響いた。
また会いましょう
こんなにも、もがき苦しむことはなかった
誰がなんといおうと
わたしには、その言葉を口にすることは許されない。
「又、今度」其れすらも。
其れに近い言葉すらも、あの人を苦しめてしまう。
あの人は、甘い嘘をつかない。
あの人は、軽々しく約束できないものを約束したり、なんてしない。
誠実さと同時に、とても残酷な人。
嗚呼、どうして、こんな人を愛してしまったのだろう。
どうして、次に逢う約束が出来ぬ、あの人を愛してしまったのだろう。
あの人の帰りを待つ、その時ほど苦しいものはない。
でも、あの人と過ごす時ほど…幸せな時を、わたしは知らない。
あの人との別れの時が……いつ来ても良いように、
今日もわたしは、覚悟を決める。
今日もわたしは、あなたと過ごす時を噛み締める。
今日もわたしは、あなたを送り出す。
どうか、また、あなたに逢えますように。
どうか、少しでも、あなたの生きる時の中に、多くの幸を……。
あなたを送り出す時、心の中で、いつも祈っております。
惹かれあった恋人たちが
冬の下でライトを眺める
首元をぶ厚いマフラーで覆い
身体は滑らかなコートに包まれる
それでも両手は必ず裸で
互いの温度を感じて共有する
周りもみんな同じようで
寒さに負けない
寄り添うような暖かさを求めてる
そんなみんなと見て比べて
私の隣は光のように暖かい
「また会おうね」
貴方の返事は頷きだけで
私は寂しさに心が沈む
そんなことも知らない貴方は
そっと微笑み消えていった
次に会えるのはまた来年
クリスマスは大切な日だけど
貴方に一度しか会えないその日は嫌い
どうしてひとりで去ってしまったの
私も一緒に居たかったよ
だから私はひとりで生きてく
貴方の居場所はずっと守るね
私の隣にずっと居て
私も逝くまで ずっとだからね。
_ ₁₃₄
彼女が荷物をまとめている。
この家を出ていくそうだ。
付き合って5年。結婚して10年。
好きで好きで、おれから猛アタックして付き合った彼女。何度断られても諦めずにプロポーズして結婚した彼女。
大好きだった。
一生愛して守る。教会でそう誓ったのに、おれは今、その誓いを破るのだ。
彼女が荷物を手に取り、振り返る。
部屋に残されたおれたちの思い出。
写真の中の笑顔、幸せな瞬間。
かつて、この部屋に溢れていた温かな空気を物語っている。
「また会いましょう」
彼女が微笑んで囁く。
こんな時まで綺麗な彼女に涙が少しこぼれそうになる。
部屋は彼女の出発で寂しくなるだろう。
けれど、追いかける真似はもうしない。
「ああ、また会おう」
おれは一歩下がり、彼女の背中を見送る。
彼女が前へ進むように、おれも進む。
さあ、新しい章への旅立ちだ。
また会いましょう
またねと別れて、また会う人と
またねと別れて、もう会わぬ人
距離が違うのか、関係か御縁か
また会う人と、もう会わぬ人と
これから先も、出逢っていく
会いたくてたまらない人がいる。
それは家族も知らない、私だけの秘密。
ある雪の日に一度だけ出会った男の子。
なんとなく一緒に遊ぶ流れになって
2人で雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり…
小さい頃の事だからあんまり覚えていない。
けど、一つだけ確かなことがある。
それは彼と遊んだ一時が楽しかったこと。
別れ際、また会いたいですと言えなかった。
必死に言葉を探して出てくるのはいつも「受かったら」来年も会ってください。
浪人生のこの身では、既に私の志望する大学に受かったチューターさんに軽々しくまた会おうなんて言えなかった。
歳が離れてるなら共通の話題がなければダメだろう。相手の人間性にいくら惹かれても私の会いたい気持ちばかり押し付けちゃだめだ…
予備校の空気は昨日から違う。外の空気も張り詰め始めた。もう頃合いなのだ、誰が受かるのか。
受かってくれ。今なら神も信じよう。
逢うには遅すぎて
合うには早すぎて
きっともっと、君だけを知れたらなんて
来世にでも持っていこうと思うよ
かじかんだ手を、形をなくした貴方はやさしく包み込む
不思議と温もりを感じられた
もし、違う空の下に再び逢えたなら、私が包み込みましょう