『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く青い空
見たことのない世界の果てまで、この青い空は続いている。
そう思うと、胸がワクワクした――
妄想と現実の境目は?
絶望と恐怖で混乱した心はいつか救われるのだろうか
助けたかったんだ
力になりたかったんだ
でも、僕は無力だ
ただ君を見守ることしかできない
君は今、独りでうずくまっている
誰も信じられないと泣いている
僕のこともきっと
信じられないのだろう
でもね、
僕は変わらず君の側にいると誓ったんだ
この先どんな困難が待ち受けていたとしても
僕だけはずっと
ここにいるよ
君が僕のことを
忘れてしまったとしても
どうせ死ぬなら晴れの日がいい。
それもどこまでも続く青い空を見上げて。
そう言った友達の留学が決まった。別に驚いていない。以前からそんな話は聞いていた。それが今日になっただけ。
「なんだ。泣いてくんないの?」
そうおどけてチケット胸ポケットにしまう友達。
「……門出は晴れのほうがいいでしょ」
「わかってんじゃん。湿っぽいのも水臭いのもなし」
そうとも。だから今日はテコでも泣かない。
「生きてれば会える。……連絡するね」
そうゲートを潜る。
ああ、遠い。
搭乗はスムーズで離陸も予定通り行われた。
私は空を見上げて友達が乗っている飛行機を追いかける。
「ほんと遠いなぁ……」
空も、音も。
どこまでも続く青い空を横切っていく飛行機も。
なにもかも。
どこまでも続く青い空
秋晴れ…そんな言葉がぴったりなスカイブルー…公園、ベンチに寝転んで見上げる空は、何処迄も青く限りなくて。時々過ぎてゆく風が少し冷たいけれど、柔らかな陽射しが心地よく…一人で過ごす午後は、矢張り何処か淋しくて…もしも、もしも君が隣でそっと微笑んでくれるなら…なんて、叶わない淡い気持ちを、この青い空に溶かすことが出来ないかな…と独り言を漏らしていると、何処からか落ち葉を踏む足音が近付いて来る…
幼い頃、想像力で世界はできてる
空の端っこは?
空のてっぺんは?
車に乗ってもついてくるお月さま
大昔と同じ疑問を辿る
現実を聞かされても理解不能。
成長する。
大人になる。
想像の世界に重力が付き、
地球は丸くなる。
そして今。
目の前にはきれいな空が広がっている
#どこまでも続く青空
【どこまでも続く青い空】
心が吸い込まれていく
否が応でも心の雲が吸い込まれていく
嬉しいような
やめて欲しいような
眩しすぎる純粋無垢な青色
私は真っ青な空に
青々と木々が茂った天を見上げて
『どうにも隣の芝生が青すぎて嫌だ』
って歌詞を聞きながら
進まぬ足を一歩ずつ運ぶ
そんな朝が好き
きっとこの澄みきった眼差しで
こんな私も
どこかの知らない無垢な子供のことも
みんなを包んでいるのだろう
それでもどこかで
この広い広い果てしのない青
境界線のないこの空間全て
私が独り占めする私だけのものって
思っていたい
#比較症候群
私ね、青い空はずっと続くと思ってた。
でもあの日、あの時一瞬にして赤く染った空をみて私は何も言えなかった。
どこまでも続く青い空
子どもの頃、青い空が好きだった。
空が青いだけで、心が踊った。
きっと、晴れた日には、
楽しい事が多かったのだろう。
運動会や遠足は、くもりでも開催されるが、
やはり晴天だと気分が上がる。
雲1つない、どこまでも続く青い空。
ところが、今はどうだ。
夏、猛暑の中に、
どこまでも続く青い空を見て、
心が踊るなど皆無である。
酷暑は、私から夏のウキウキ感を
奪ってしまったようだ。
どこまでも続く青い空は、
今も昔も変わらないのにね。
paki
『どこまでも続く青い空』
見て!さかなぐも!
曇って乗れるのかな?
過去に黒く赤く染まった曇
だけど
その上には青い空が広がっている
失敗の壁の先には
青い空みたいな
綺麗な景色が待っている
きっと…ね
空はこの地球に1つだけ。どこで上を見ても同じ空がある。大好きな友達も、家族も、大好きだった彼も、まだ会ったことのない人も、これから死ぬまで一度も会わない人も、この世界にいる限りみんな同じ空を見られる。そう考えるだけでふっと心が軽くなる気がした。実らなかった恋をいつまでも引きずってしまうけれど、彼が私を忘れても、あの日あの場所に2人で笑っていたことは変わらない、変えられない。このどこまでも続く青い空の下で今日も彼があの笑顔で笑えているのならそれでいい。でもこれは彼のためじゃないな。そう自分に言い聞かせてるだけだ。来年のクリスマスも一緒にって言ってくれたこと、忘れられないよ。君はずるい。もう少しだけ待たせてね。
100万光年
「どこまでも」という事と
「青い」という表現から
これは時間ではなく距離の話だとわかったとき
過去に見た有名なセリフを思い出す
その世界にまだ夜はなく、曇りもなく
たとえ羽がなくても空を駆けて移動することができる
※どこまでも続く青い空
恋愛なんて、面倒だ。
だから特定の相手なんか作らなかったし、作ったところでほらまたこのザマだ。
「忘れものは」
「多分ねぇよ」
簡素に答えた言葉に、そう、と小さく短い言葉が返ってくる。
忘れ物なんてあったところでコイツは同じ職場の同僚だから困ることは無い。それも手を伸ばせばすぐ届くところにいる隣の席の住人だ。
今、向かい合って立つこの距離とさほど変わらない所にいるのだ。これからもずっと。
「今までありがとう…その、また、明日」
「おぅ」
別れの言葉と“また明日”のどうにもチグハグな言葉に口元が緩む。そのまま軽く手を挙げ言葉に応えると、いつものようにドアを閉めて歩き出した。
「…さぁて、どうするかねぇ」
独り言ちる言葉に応える人はいない。
宙ぶらりんの言葉に、胸がなんだかチクリと痛む。
また自由になった。
それなのに、すっきりとしないのは何故だろうか。
あの部屋にあった自分のものを詰め込んだ小さなボストンバッグを持ち直しながら、元恋人が、隣席の同僚が、よく見上げていた空をいつものように見上げる。
どこまでも続く青い空だけが、晴れやかだった。
すべては思ったようにしかならない。思う事、思う事の大切さ。どこまでも続く青い空を思ってごらん、思っただけで嬉しくなってくるでしょう!
果てしなく大きくて広い青空を思い続ける事により、ついついうれしくなる。
何を見ても、何をしても、歩いても、寝ていても、嬉しさを底辺に置きつつ接して行く。
嬉しくて感謝して生きる。そしてその感謝は報恩に変わっていく。
どこまでも続く青い空
ママ
ちきゅうって丸いんだぁ
そう言って空を見て笑った
ずぅーーっととおくまで空がつづいてるの
ここのみちをずっとまっすぐ行ったら
どこにたどりつくのかな
ねぇ
このみちをあるいてたら
いつかママに会えるのかな
そう言って幼い頃の私は空を見上げて泣いた
お母さんはもうこの世にはいない
この
どこまでも続く青い空の何処を探しても
私の大切な人はいない
あぁ、いつからだろう。
自分ばっかり否定され続けてきたのは
あぁ、いつかはだれにも否定されないような
青くすみわたる空を自由に飛べる鳥になりたい
どんなに大きな夢を見ても否定されないような
『どこまでも続く青い空』
に、はばたけたらどんなにいいのだろう
私は今日も思いをのせて空を見上げた
今日はいい天気、今日は今日を始めるさぁ頑張ろう死ぬ気で、大丈夫…死にはしないから…
どこまでも続く青い空
世界は一つに繋がっている
あなたも見上げているだろうか
どこまでも続く青い空に溶けていこうと思った空ソラ
居酒屋でバイト明けの薄明るい裏路地でライムを刻む新人ラッパー、角谷ミツルギである。
soraは空でもいいしラシソラソラドレミ、でもそらそらそら!でも良いが自分の中で決まるのは空ソラだ。溶けてしまう空へ「ソラ」と解き放つリリック。
そんな、方法論を語っても仕方がないしビール瓶の箱は重く腰が痛んだ。
明日はバイト休み、仲間で集まってmeets石井の作ったメロディに角谷のリリックを乗せる。つまり今が宿題の締め切り限界。湧き立て俺の魂、湧き出せ俺のリリック、韻を踏めライム、タイムアウトの前にYou!
…と無駄に単語を掻き立てるも角谷の魂に響くライムは降りてこない。おれにすら響かないライムがどうして石井の魂を湧き立てさせる。どうしたんだ俺の魂、ワ、石の様に堅物だったのか?
速度はラップの命だ滝のように浴びせろWord、の中に込めろ意味を超えた先にある俺の魂、に似たお前の魂、を揺らす為のライム。
「余計なことは考えつくんだよなあ…」
ーー方法論なんてジジイの繰り言か評論家の仕事だぜーー
感性だけで何者かにのしあがろうと企み持つ角谷ミツルギ、23歳。終わらない厨二病真っ盛りの青春が明けていく空に青く、淡く溶けていく。時間は更に溶ける。
了
いつまでも、どこまでも続く青い空。
世界中の人がこの空を見て、心がひとつになる。
なんてこともなくて、感情は人それぞれ。
空を見て「綺麗」「素敵」「頑張ろう」と思う人。
空を見て「晴れてる」「暑い」「興味ない」っていう人もいる。
他にもいろんな感情がある。
だって1人の人間だもん。
好きな食べ物も好きなことも好きな人も嫌いな食べ物も嫌いなことも嫌いな人も全て違う。
俺だったらブルーベリーヨーグルトが好き。
好きなことは読書。
好きな人はN君。
嫌いな食べ物はグミ、お菓子のラムネ、パプリカ、マンゴー、雲丹とか色んなのあるよ。
嫌いなことは朝起きること。
嫌いな人は俺のこと否定し続ける人。
これを読んでる貴方と全部合ってた?
人の価値観は人それぞれだよ。
明日の空はどんなのかな。
いつも下ばっか見てる人もたまには空を見るために上を向いて見ませんか?
どこまでも続く青い空なんて最初に言い出したのは誰なのだろうか。そんなものは存在しないのに。
世界には同じ瞬間に青い空だけでなく白い空や黒い空、赤い空なども存在する。私が知らないところで知らない空が広がっている。だから空は心を揺さぶるのだろう。
「もう行くの。」
名残惜しそうに聞こえてしまうだろうか。
「明日は早いから。」
こんなときでも彼はそっけなく返す。彼は明日、戦地に赴く。これから家族に最期の挨拶をしに帰るのだ。
「そう。気をつけてね。」
これが最期の会話だった。
今となってはあれが正解だったと思う。家族でも恋仲でもなかった私達はあれ以上何も言うべきではなかった。彼が最期に会いに来てくれた。それが答えだ。
あの瞬間、全てが溢れ出してしまっていれば未来には悲劇しか生まれなかっただろう。
ただ、彼が最期に見た空が何色だったとしても、どうしようもなく美しかったことだけを願う。
“どこまでも続く青い空”