『どこにも書けないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
確かにその時々にあったんだよ。
誰にも言えないこと、どこにも書けないこと。
その時は本気で悩んでいたはずなのに。
でも今、今書けないということは、
その程度のことだったと思うより、その時のワタクシ頑張ってたんだなと褒めてあげたいなって密かに思ってる。
子どもを迎えにいく途中に
このまま 1人で どこか遠くに車を走らせる
そんな妄想を している自分を
不思議な気持ちで 俯瞰している自分
あーめんどくさい
と声に出してみて
駅から湧き出てくる人たちの中に
家では見せない顔をして
音楽なんか聴いている我が子を見つけると
誇らしいような
黙って乗り込む息子に
ただいま ありがとうくらい言いなさいよと
そっけなくしてしまうけれど
これぞ家族なのかな
昨夜は 大げんかしたんだけどなぁ
どこにも書けないこと
…は、ここにも書けないかな。
だからこの「書いて」に辿り着いた。
ひとつのお題に対して自分の想いを書く。
本当に書きたいことは、きっと誰にも受け入れられない。他のアプリで一度、書きたい事を書いてみたけど、何となく虚しさを感じただけだった。
みんな「今」を生きている人ばかりで、立ち止まっている僕には見向きもしないみたいに。何だかみんな、忙しそうだったな。
そうして、彷徨ってここに来た。
ここは、何か書けば共感のハートが励ましてくれる。
文章を読んで、気に入った人はお気に入りに追加してくれて、また読みに来てくれるかもしれない。
文章を読んで、気に入らない人はハートを押さないし、通りすがりみたいな感じ。それが丁度良い。
ここには鍵が掛からないのも、いいのかも。
僕が居なくなったとき、何を想いながら過ごしていたのか、スマホを見つけた誰かさんがこれを見るかもしれないから。
でもあの人は、僕の想いになんて興味がないだろうから、きっと気が付かないかもね。
ここに書いておこうかな?
あの漫画みたいな名台詞を。
愛してくれてありがとう。
どこにも書けない
誰にも言えない
言葉を得たことで秘密は増える
言えない苦しさ
書けない苦しさ
人間だけがそれを背負った
知能や文明がしあわせなのかと
君に問われても答えられない
その真っ直ぐな眼差しに
目を逸らした回数は数え切れない
【どこにも書けないこと】
夜の帷に隠した秘め事。
わたしとあなただけのひみつ。
一回書いてみたけど、投稿前に消した。
そういうことだ。
【どこにも書けないこと】
どこにも書けないこと
それは醜い自分のこと
嫉妬深くて
我儘で
冷酷で
それなのに愛を求める
そんな余りに歪んだ自分
そんな余りに愚かな自分
誰にも知られてはいけないから
自分でも見たくなんてないから
だから静かに蓋をしているけれど
偶に大波となって溢れてしまう
貴女にだけは知られたくない
だって、貴女といる時だけは
本当の私だから
だって、本当の私が笑える
唯一の人だから
どこにも書けないこと
自分の内面のこと、たとえば物事の考え方とか、見方とか、どういう経緯でそう思うのかは、人と話す機会があまり多くなくて、こうして文字の海に流し込んでいる。
些細な出来事に対して、深く考えることが好き。
でも、あまり分かってくれる人はいない。そこまで考える?と言われるのがおち。
書けないというか、言えないこと。
私は自分のことを知られたくないと思っている。
初めて会う人や話す人、みんな、なんであんなにスムーズに会話ができるのかが不思議で仕方ない。
職業も、年齢も、趣味も、普通の会話の話題。それが私は苦痛。
これを仕事にしてるんだ、何歳なんだ、こういうのが好きなんだ。
そんなので自分をジャッチされそうで怖い。
自意識過剰な愚かな私、だから、生きづらい。
誰にも知られなくない。
私という人を知って欲しいのに、知られくないなんて矛盾してるよね。
SNSの中でさえ、私は自分を隠したがる。
このアカウントが私だと知られたらどうしよう、私という人が知られたら。
好きなものを好きと言えない。嫌いなものも嫌いと言えず、体裁だけ整えて、それっぽいこと、万人ウケするものでなんとなく誤魔化している時間は胸が痛い。
でも、収めている気持ちを胸の中だけでしまっておくのは、少しつらい。
私は自分の内面的な考えや感じたことを書くのが大好き。
今は誰の目も気にせず、インターネットの海に流すことができる。
だって、ここは匿名で、ハートを稼いだり、誰かの求めることを書いたりしなくてもいい。すべての人が素晴らしいと謳っているから。
こんな書き殴りの文章でも、いいんだ。
文章の中では、私は何にでもなれる。
「私」と「私」の対話の場。
気分のままに、私は、「あたし」にも、「僕」にも、「彼」にも「彼女」にでもなれる。
自分のためだけに、自由に心を解放することができる。
どこにも書けない気持ちも、思いも、すべて書いていい。
しがらみも思い込みも固定観念も偏見も、すべて書いていい。
誰にも理解されないような些細なことでも、現実の世界で口に出すのが躊躇われる言葉も、すべて書いていい。
書きたくないことは書かなくていい。
どこにも書けないことは、自分の胸の中に閉まっておけばいい。
そして出したくなったら、またここへやってくればいい。
私が書いた誰宛てでもないメッセージボトルがどこかの岸にたどり着いてるのかと思うと、不思議な気持ち。
届いて読んでくれた人、本当にありがとう。
どこにも書けない
どこにも書けないことをここにも書けない私
生きるのに疲れたということ
助けてもらえないのはわかってるのに
助けてほしいと願ってること
ここから出してほしいということ
助けて。
①
私の頭は図書館。
沢山の情報が詰まってる。
でもどこを探しても自分のことは書いてないんだ。
昨日の晩御飯はカレーだったとか、
明日のテストはどの教科だとか、
そういうことの、本しかない。
きっと書けないんだ。
自分じゃ自分を。
「どこにも書けないこと」
②
ねえ、ご飯しっかり食べてる?
ちゃんと寝ないと明日仕事行けないよ!
私はあなたに伝えたい。
ごみ捨て行ってくれたの?ありがとう!
ごめん…それ忘れてたわ…ほんとごめん…
私はあなたに伝えたい。
でももうできないんだ。
ごめんね、帰ってこれなくて。
もう、伝えられないんだ。
私は、どこにも、書けないんだ。
「どこにも書けないこと」
どこにも書けないこと誰にも言えないことが私には、沢山ある。
多分、それは誰にも打ち明ける事ができないだろうから
墓場まで持っていくことにする。
どこにも書けないことなのだから、ここにも書けるわけが無いだろう、と思うのだが、考えてみれば、私はどこにも書けないほどの大層な秘密は持ち合わせていないように思う。
そりゃあ、恥ずかしいことや、人に知られると引かれそうなことや…、30年生きてきた分、色々な過去が無いわけではない、かもしれない。
だがそれは、人と比べてみて特異なものであるか?と考えてみると、さして変わったものでもないと思う。
人間、それぞれ違った人生を送っている。
だが、言わないだけで、知らないだけで、色々な過去や思いを抱えている。
…その点については、皆同じなのではないか。
そう思うのだ。
「どこにも書けないこと」
青春の頃に書いた
乙女心たっぷりの創作物
胸の内に溜め込んでいた
黒くてドロドロとした汚いものが
僕を苦しめ痛めつける
文字に起こせないほど漠然とした不安を抱え、僕は
心のノートに「助けて」を書き留めた
どこにも書けないこと、それは自分の本音。
上手く文字にできないし、言葉にもできない。
そんな人は私だけじゃないでしょ?
どう書いたらいいかもわからない
書けないことって多分そういうこと
きっと誰でも思ったことはあるだろう
「たすけて」
精一杯の心の叫び
それに気づく人はほとんどいない
思っていても言わない方が良い事とか
思っていなくても言わなければいけないこと
この世の中はそういうものだ
と割り切ることもできず
たださまよっている
それが悪いことでも良いことでもない
手を伸ばす余裕が無いだけなんだ
きっかけをつくり
どんなに小さなヒントも見逃さない
みんなが名探偵になればきっと叶うはず
どこにも書けないこと
どこにも書けないことをここに書くという、
矛盾を起こしている。
僕は僕であり僕では無い。
ポエムみたいだけど本当だ。
自分が作り出した僕と、
他人が作り出した"ボク"がいる。
そんなの当たり前だし、
全ての人がそうだと思っている。
だからこそ生きにくい。
僕の存在はボクにとって邪魔でしかない。
僕なんて居なくなればいいのにね。
どこにも書けない、言えない、
そんな事が最低でも1つはある人生、
そんな中で生きている貴方はとても素晴らしい。
貴方は頑張ってるよ、疲れたら休んでね。