『とりとめもない話』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『とりとめのない話』
けたたましい銃声と耳をつんざくような爆発音の後、敵軍に向かって地上を走っていたはずが塹壕の中で目が覚めた。上から銃撃の音は聞こえない。俺の下敷きになっている奴や、周りに見える奴らに息があるようには思えなかったが、たまらず無事なやつはいないかと呼びかける。
「うるせえな。静かにしろ」
応えた声の主は少し離れた場所に壁に背を預けて座っていた。腹に布を当てており、その布は赤く染まって重たげだった。男が手招きをするので若干ためらったが傍へと近寄る。
「腹が痛くてたまんねぇんだ。なんか気が紛れるように話してくれよ」
近づいた男の顔中に脂汗が垂れており、そして顔色は失われつつあった。衛生兵を呼んだほうがいいのではないかという考えは過ぎったが、俺は話をした。自分がどこから来たのか。家族がなんの仕事をしていて兄弟は何人いるのか。自分の町では何が有名で何が美味いのか。男は最初わずかに相槌を打っていたように見えたが途中から聞いているのかどうかわからなくなった。痛みにしかめられていた顔は少しだけ安らかになったように思えた。
今日ね
◯◯が
あってね。
△△も
あってね、
それが
面白くてさ。
□□を
見つけてね。
出てくる話題は
どれも
オチもないし
大して面白くもない
雑談だけど
今日の
わたしの
1日を
あなたに
聞いていてほしいの。
#とりとめもない話
とりとめもない話をしよう。
そう言って語り始めるとしたら、何が正解か。
このテーマを見たのは深夜2時を過ぎた時だった。最近寝るのがすっかり遅くなってしまってダメだなと思いながら、布団に潜る。
昼間は暖かったのに夜はすっかり冷えてしまって、包まった布団の中でこのテーマについて書く内容を考えていた。
とりとめのない話。とりとめないとは何か。
まぁ、目覚めてから何を書くか考えていたことの8割は頭から抜けてしまい、今書いているこれも書こうとしていた内容だったかも怪しい。
覚えていた2割は、このように「とりとめのない話について論ずる」事と、冒頭に書いた「とりとめのない話をしよう」という文だけ。
それで2割が埋まるのだから、元々考えいた内容の薄さが目に見えている。それでもしっかりオチまで考えていたんだから、寝る前としては上出来ではないだろうか。
そもそも「とりとめのない話」というのは何なのか。
今や私の辞書とかしているこのスマートフォンで検索をかけてみたところ「まとまりや結論が無く、バラバラした内容」と出てきた。類語として「たわいない」「よしなごと」「漠然とした」「取るに足らない」などが挙げられるらしい。
私の中で「とりとめのない話=たわいない話」類語を=で繋いで良いのかという疑問はさておき、そういう認識があった事は確かなので、言葉の意味として知っていた事と差異が無かった事は良かったが、取るに足らないも類語となると急にこの言葉がマイナスなイメージなように感じられてしまう。
「たわいない」では、和気藹々と、気心知れた、朗らかな雰囲気、落ち着いた、などの印象が挙げられる。
たわいない話と聞くと、これと言って内容はないものの悪い話をしている印象は無いだろう。
しかしどうだろうか、これが「取るに足らない」という言葉に変えられると……急に会話の内容が不必要な物だった様に思えてしまう。
内容が全く同じだったとしても、何を話したのかという問いに対しての答えが「取るに足らない」だったとしたら、そこで過ごしていた時間が無意味だったと、楽しくはない物だったようには思えないだろうか。
これは受け方次第なのかもしれないが、少なくともそういう受け取り方をしやすい、誤解される可能性が高い言い回しではあると思う。
普段の会話では気にならないかもしれない。会話なら「取るに足らない話だったよ」と返された場合「つまらなかったの?」と聞き返せば良い。そこで楽しい話だった場合は「いや、とても有意義な時間だった」とでも言えば良いのだから。
気を付けねばならないのは、文章の時。
例えば小説で「取るに足らない話をした」という人物の行動描写があったとする。読者はその一文から「この人物にとっても有意義ではない時間だった」と解釈するだろう。しかしこれが「たわいない話」と書かれていたら「この人物にとって有意義な時間を過ごした」と解釈出来る。
同じような意味でも言い回し一つで印象がこうも変わってしまうのだ。やはり日本語というものは、難しくて面白い。奥が深いとも言える。
さて、とりとめのない話をしようと言った私のこれはとりとめのない話になったのだろうか。
この話が読み手の貴方にとって「たわいない話」になったのか「取るに足らない話」になったのか。
出来れば前者であって欲しいと願うばかりだ。
しかし、オチがついてしまった。これではとりとめのない話とは言えないだろうか。
取り止めのない話をしようとしてするのは、案外難しい事なのかもしれない。
#とりとめのない話
帰り道
公園のブランコにのりながら、キミととりとめもない話をする。
きっと、まだ帰りたくないんだね。
それは僕も同じだよ。
とりとめもない話
「ねえ君、サッカーは好き?」
「サッカー?うーん…観てるのは好きだけどやったことはないかも…」
そう会話するのは高校のとあるクラスメイト2人である
この2人は新しいクラスになって仲良くなったためこうして時折話すのだ
「野球ってありますよね?スポーツの」
公園のベンチで日向ぼっこをしながら、子どもたちがボールをおいかけ回っているのを見ていた時、不意に話しかけられた。いつの間にか隣には初老と思しき男性が座っていた。
「アレいつも思うんですけど、腑に落ちないんですよ……ワタシ」
こちらの考えなど意に介さず、男は続けて話してくる。
「なんで打たれる可能性があるのをわかっていながら投手は球を投げるんですかね?」
そういうルールだからだろうに。
「ルールだからって言ってしまえば確かにそうなんですけどね。でも、打たれたくないなら投げなきゃいいのにって思いません?」
この男は何故、野球の話を俺にしているのだろう。そんなことはお構いなしになおも続けてくる。
「そもそも、変ですよね。互いのチームが別のことをやるスポーツって野球くらいじゃないですか? ほら、他のスポーツ。例えばサッカーとかは互いが互いのゴールを目指してボールを奪いあったり、バレーとかだったら互いの陣地にボールを打ち込む。野球だけじゃないですか? それぞれが違うことやってるスポーツって」
言われてみれば確かにそうかもしれないが。
「あのスポーツ。時間決まってないから、平気で延長とかするでしょ? 今でこそテレビで中継なんて滅多にないから別にいいんですけど、そのせいでみたかったテレビ番組が後ろ倒しになっちゃったりするじゃないですか」
もっともな意見である。小さい頃に好きだったアニメ番組が潰されたことに腹を立てた記憶もあるし、みたかった番組が深夜帯に流れて見れなかったこともある。
「そもそも非効率なんですよ。1回終わるごとに攻めと守りが代わるとか」
いつの間にか先ほどの子どもたちの姿は見当たらない。公園にはオレとオッサンと群れからはぐれたハト一羽。
「そうそう、腑に落ちないといえばフィギュアスケートとか体操とかのあの得点の基準ってなんなんですかね?」
たわいもない話は今もなおつづく。
時間にきっちりとして
人に迷惑をかけない様にして
生産性のある会話をして
意味付けをして
日々の生活リズムを整えて
どれだけ、型にハマった
考え方をしてるんだろう?
時には
とりとめもなくおしゃべりをしたり
とりとめもなく行動してみたり
とりとめもなく美味しいもの食べたり
とりとめもなく旅行しても
いいんじゃない?私
とりとめもなく湧き出た思い
書き出してみた
[ #48. とりとめもない話 ]
とりとめもない話
「ねぇ 今日の放課後 新しく
出来た クレープ屋さん寄ってかない?」
そう 友達に声を掛けられ お喋りに
夢中になっていた私を含む 数人の
女子達が振り向く
そして 一斉に
「行く」 「私も!」 「私も!」と
賛成の声を上げる。
そんな 放課後の寄り道を楽しみに
真面目に授業に勤しみ
お昼休みは、来週のテストの話で
憂鬱になり 週末 勉強会をしようと言う
話になり
午後の授業は、眠い目を擦り 欠伸をし
睡魔と闘いながら 何とかノートを取る。
そして放課後 楽しみにしていた
クレープ屋さん
バナナチョコ イチゴ生クリーム
ツナサラダ メロンカスタードなど
メニュー決めで時間を浪費し
やっと決まり 一息吐いたら
いつの間にか恋バナ大会に話が発展し
誰々ちゃんと誰々君が実は付き合ってるだの 誰々ちゃんは、誰々君に片思いしているだの
はたまた 私達のグループの中で
好きな人は、居るのか それは、誰なのか
など 恥ずかしがりながら 名前を隣の子に耳打ちして こっそりおしえる子や
頑なに追及されても絶対に口を割らない子など様々だ。
これが私達のとりとめもない日常
とりとめもない会話だ。
初雪は暴風雪と佐渡の友
今からユンボで雪かきとう
気をつけて
友達ととりとめのない話をしてお茶を飲む。
意外と貴重な時間。
話してみないと解らない
話したとしても解らない
他者のこと…
日常を伝えたりから
突然に 羨ましいとか から
会話ぎこちなくなったり
此方が冗談つもりが
相手を怒らせて 喧嘩とか
とりとめない 話し
楽しい時間ばかりならな
多々はそうだから 何よりだ
(*_*)へぇ〜
(-_-)あぁ そう〜
( ˊ̱˂˃ˋ̱ )まぁねぇ〜
ってとりあえず言っておく
深刻な相談以外には (u_u)
「とりとめのないはなし」
いやあー急に寒いねぇ 「ホントだねぇ」
もうすぐクリスマスやら正月だけどさ、
気ぜわしいだけで何にもしてないのよ
「ウチもおんなじよう まだ何にもしてないわ」
お金も無いしさぁ 「あらウチもよ」
どこもしんどいわよね「ホントよ」
まあ、なんとかするしかないわよねぇ
「ねぇ、まあ体には気をつけてお互いに」
そうね 乗りきりましょう長々ごめんね
「いえいえこちらこそ じゃあまた」
……意味なく会話が出来るのって平和だな
とりとめのない話。調べたらまとまりがなくて目的のない話らしい。要するにただの愚痴とか世間話かな。
しかし今日は寒いな。寒さをはかる方法として息をはいて白くなるかどうかという方法がある。
今日は息が白くなるほどではないけどちょっと寒い。ようやく冬に指先が触れた、そんな寒さだ。
寒いのは嫌いだけど寒いと身が引き締まって気持ちいいし布団の中や風呂に入ると気持ちいい。だから本来俺は冬が好きなんだろう。
だけど寒いとトラウマがフラッシュバックして死にたくなって一日なにもできずに無駄にすることがある。だから冬は嫌いだ。
もし俺が金持ちでなんの不安もない人生を送っていたら冬が好きだったんだろうな。でも現実は貧乏で将来には不安しかない。
なんとも冬より寒く厳しい現実だ。悲しいね。
わたしは今ホームで25分後にくる電車を待っている。
今日は今月最低気温の日らしい。
頬と足を撫ぜる風が異様に冷たくて体の先は冷え切ってしまった。自販機を探してホームを一周し、改札へ行ってようやくお目当てを見つけた
自販機の文字通り「あったか〜い」と思いながらペットボトルをつかみ、ほっと一息つく。
そして思う。「とうとう冬が来た。」
取り留めのない日常の話。
救ってほしい。
誰でもいい。
誰かわたしを救ってほしい
『とりとめもない話』
あなたのコロコロ変わる表情が、
あちこちに散らばる話が、
何処へでも走っていってしまう行動力が好きだった。
卒業した私達は社会に揉まれてあの頃のようにキラキラした毎日じゃなくなってしまった。
あなたととりとめもない話をしたのは何時だっただろう…
窓の外を眺めるあなたはあの時の悲惨な頃に比べて
少しだけ穏やかな気がする
今ならあなたとまた出来るだろうか、
とりとめもない話を…
【とりとめもない話】
放課後の教室でぺらぺらと、毎日のようにくだらない会話を交わす。去年までは考えられなかったことだ。内容なんてほとんど知っている無意味な学校の授業を義務的に終えた後は、すぐに自宅に帰って書庫の本読みふける……それがずっと日常だったのに。
窓から差し込む夕日が、君の頬を橙色に染める。首を傾げた拍子にさらりと揺れる黒髪が美しい。無駄なものが大嫌いだった僕がこんな無駄な時間を愛していることを知ったなら、幼い頃の僕はどんな顔をするのだろう。だけど僕は今のこの無駄ばかりの僕のことが、意外と嫌いじゃないんだ。
君と交わすとりとめもない話に全身を浸している、その瞬間だけは。いつのまにか忘れてしまっていた本心からの笑顔を、浮かべていられる気がするから。
あーもう死んじゃおうかな
勉強できないし
スポーツができないし
美人でもないし
楽しいことなんて何にもない
生きてる意味あるのかな
死んだらこんなこと
悩まなくていいんだろうな
死んだらどうなるんだろう
きっと何もかも消えてしまう
無の世界なんだろうな
もしかするとほんとうに
天国があったりして
自分がしたいことが
何でも叶う
素敵な彼氏ができて
毎日美味しいものを食べて
Netflix 見て過ごすの
いいね
死にたくなってきた
でも もし
そうじゃなかったら?
死んだら全員
地獄行きだったらどうしよう
血の池?
針の山?
鬼たちからの激しい いじめ?
そんなのが
無限の時間つづくとか
えーやだなぁ
それなら今の方がいいかも
でもちょっと待って
ずっと昔から
天国の地獄もあるんだよね
天国に行った人は
ずっと自分の好き放題できる
楽な世界にいるのよね
地獄に行った人は
ずっと苦しい世界にいるよね
人って辛いことや苦しいことから
逃れようとして
発展してきたんじゃないのかな
だとしたら地獄って今
すごい発展してるんじゃないかしら
反対に、人って満足しちゃうと
すぐ堕落するのよね
天国 、大丈夫かしら
どっちがいいのか
わからなくなってきた
誰か死んだことある人いないかな
あ、授業終わった
家 帰ってネフリ見よーっと。
とりとめもない話を
やさしい顔で頷きながら聞いてくれる友
私にとって、とても幸せな時間だ
いつもありがとう
#とりとめもない話
#63