『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ココロが
壊れたときの音は
「ぱりん…」
ちいさな
乾いた音だった
たぶん
きっと
あの時
あの音
✩ 音 (82)
✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢
あなたとの想い出は
数えきれないほど
あるけれど
中には
涙の雨で
ぐしゃぐしゃに
濡れたままの想い出も
青空広がる日があれば
凍てつく寒さに震えた日
小春日和の暖かさに
胸踊らせた日や
ところにより
雨の日もあったりと
心の空模様は
七変化
今となっては
そのどれもが
みな
愛おしい
# ところにより雨 (81)
――明日の北部は晴れのち曇り。ところにより雨がパラつくでしょう。
「ここじゃなくて良くない?」
完全に油断した。
天気予報見てなかったわけじゃないけど、「ところにより」と「パラつく」は、もうほぼ傘の出番無しじゃんよ。
ご丁寧に、空はニンゲンの嫌がることが分かるんかってくらいドンピシャ下校時間。
まあ、傘さすほどじゃないのがせめてもの救いかな……。
そういえば、この「傘さすほどじゃない雨」が都会人には通じないらしい。
進学で都会に出た従兄弟が、「傘さすほどじゃない」を発動したら「傘さすほどの雨ってなんだよ」って笑われたって話してくれた。
ウソじゃん。分かるでしょ、何となくさあ。
「はあ……」
こうやってグダグダ考えてるのも、パラつく雨が止まないかなって粘って見てるだけで。
心なしか雨足も弱くなった気がする。いや、弱くなってる。きっと弱くなってる。
昇降口で立ちっぱの自分に傘を差し出してくれるイケメンも美女も居ない。
せめて自分だけはと、ここ以外の「ところにより」を食らってきっと同じ目に遭ってる可哀想な人間に思いを馳せつつ、濡れたコンクリートに一歩を踏み出した。
#ところにより雨
「ところにより雨」
晴れの国のお姫さま
雨の国の王子さま
姫は雨を知りたくて
王子は晴れを感じたい
二人はいつもひかれあう
愛を知った二人には
心に晴れがひろがり
ところにより雨も降りました
ところにより雨
慌てて飛び込んだ
駐輪場の屋根の下
そこから眺める風景は
違う世界を映し出す
向こうの空は晴れ
晴れと雨との共演
雨の強さって
何だろう
打ち付ける力?
降る量のこと?
光が射し込んで
雨はその強さを
光に消えて失う
水溜まりに映る
ここからまた
世界が変わっていく
これからもっともっと幸せになる貴方へ、
大親友の私から天気予報をさせて頂きます!
ここからずっと、大体快晴となるでしょう!
いつもお洗濯日和!お散歩日和!
朗らかな気持ちで2人、朝を迎えることができるでしょう!
ですがところにより雨が降るでしょう!
悲しい時、辛い時なんかの雨に備えて、
旦那さんといつもご一緒にね!
曇り空の時もあるでしょうが大丈夫!
2人一緒なら晴れるでしょう!
え?根拠?今の貴方たちの笑顔です!
雪の時も大丈夫!
貴方たち2人ならどんな辛いこともきっと、
いずれは良い思い出になるでしょう!
貴方たちの絆は、雨ニモマケズ風ニモマケズです!
2人一緒ならどんな天気でも最終的には幸せになれるでしょう!
以上になります!幸せになれよ馬鹿!
「ところにより雨」
ところよに雨...予報発表区域の半分より狭い範囲で雨
が降ることを表す.......だって!
描くことないなー
話思いつく人すごいな〜
私は、なにも思いつかないよ〜
書けるのなんて明日好きな漫画が出ることと
部活がないこと以外なにもないな〜
まあ良いか
こうゆうのもあってもいいよね?
ああ、あとハート?が四百いきました〜
みなさんのおかげです〜ありがとうがざいます。
では、明日がいい日になれますよように!
ところにより雨
関東地方では、ところにより雨が降るでしょう……
ぼんやりとした寝起きの頭の中に響くニュースキャスターの声は、妙に大きく感じた。
ああ、また死ねなかったんだ。と、手元に置かれた薬瓶を見て思った。
____ところにより雨?
窓の外を再確認して驚いた。
僕の視界に映る空は、確かに快晴だ。
優しく降り注ぐ太陽の光は、僕に生きる勇気をくれた。
天気予報は、ずっと曇り時々雨
チラッと母の顔を見やると
少し疲れた顔
「今日は、学校どうするの?」の
お決まりの問いには無言で返した。
頭を、ポンポンと触れてきた
母の手が嫌だった。
「行ってきまあす」と、パートに出てゆく母に
「傘は?」と言いかけてやめた。
それが、最期のやり取りに
なるとも知らずに…
頭を、ポンポンと触れてきた
母の手が当たり前ではなかったんだと
あの時の私はまだ知らない。
【お題:ところにより雨】
今のここの心は雨。
明日は晴れ予報期待してます!
今日の天気は…遠くニュースの音が聞こえてきて目を覚ました。彼は先に目覚めていたらしい。
「おはよ」「うん、おはよう」と何気ない会話をする。
今日もいつもと同じ1日。感情の起伏なんかない。
でもそんな日々が意外に幸せなんだろうなーなどと思いつつ、洗面台で自分の顔を眺めながら歯を磨いた。
その日は日曜日。
買い物に出かけるくらいの予定で家を出てスーパーに歩く。買い物を済ませて店を出ると、雨が降っていた。
走るか……そう思ったその時、スッと傘が差し出された。「え?」見上げると彼の顔。
普段こんなことしない恥ずかしさからなのか走ったからなのか顔が少し赤い。
久々にキュンとしつつも『なんで急に』と思っていたら彼が口を開いた。
「君が家出る前に言い忘れたと思ってさ。追っかけてきたんだ。今日の天気は…
─ところにより雨─
『ところにより雨が……』
天気予報はかろうじてもっていた天気を、瞬く間に雨へと変えていった。
2階の作業部屋から眺める外の様子はまだ曇り。
しかしそろそろポツリといくのだろう。
私は低気圧の影響だが、昔の腰痛がじんじんきていた。
「桜も散るのかなぁ」
痛い腰を擦りながら寝室へと行き、仮眠をとることにした。
数時間後……
「やばい、寝すぎた」
慌てて起きたのは、外から聞こえる雨の音が耳に届いたからだ。
外を見てみれば、思った以上に土砂降りではないか。
「あぁ、これじゃ桜散っちゃうよ……」
しっかり花見もできないうちに、桜の季節は雨に取り上げられてしまうかのようだった。
自分ところが雨かどうかの瀬戸際
油断してるとまあまあな感じで降る
ところにより雨
静かに…ゆっくり
雨の音を聴いて過ごす
ひと時
ふと…想う
あなたのこと
大切に想う
『ところにより雨』
泣いて笑って
七転び八起き
人生晴れたり曇ったり
時には
自分を見失い どん底を味わい
どしゃ降りの日なんてことも…
明けない夜はない
止まない雨はない
いつか朝が来て
日が登り
澄みわたる空の下
未来への一歩を踏み出す
そうやって
今まで乗り越えて来た
思い通りではなく
間違って迷って
雨ばかりの日々に
もう終わりにしようと思ったけど…
本当は まだあきらめたくない
ところにより雨降る日々も
傘をさして鼻歌でも唄いながら
歩いて行けたらいいんじゃないかな…
まぁ人生はそんなに甘くはないけどね…
ところにより雨
春の長雨の季節。今年は菜種梅雨の影響により、青空の下で満開の桜を眺めることは難しそうだ。霞がかった空の下でもいい。ところにより雨程度なら桜も救われるだろうか。
「夜は冷えるのよね」
「雨宿りしたいわね」
そんな声が聞こえてきそうだ。
頑張って咲いてくれよ
雨は少し嫌な思い出がある。
中学生のときにはじめてできた友達と言い合いになってしまった日だ。相手が悪いとかじゃない。相手の気持ちに気づけなく理解できなかった私も悪い。その時の天気は丁度雨だった。学校から帰る頃には晴れてた。まるで言い合いしたことをもみ消すような。
嫌なことは水に流すともよく言うが、これは流すべきではない。その子とも高校を卒業したあとも和解できずにいる。ずっと…ずっとこれだけが学校生活の中で心残りである。このことがいつか晴れるときがくるのか、ところにより雨が降ってる部分が消えることはあるのだろうか。
『ところにより雨』
「ところにより雨」そんなときもある。
「ところにより金平糖」そんなときがあって欲しい。
「ところによりクレヨン」そんなときは絵を描こう。
「ところにより針千本」そんなときは逃げろ。
「ところにより愛」そんなとき……
さきほどまで曇っていたはずなのに歩いて移動したさきでは雨が降っていた。
だが、今の私からすれば雨は好都合だ。
流した涙も汗も全て雨が隠してくれる。恐ろしいほど強く冷たい雨が降るここに、出来ることならば永遠と居たい。
道すがら私を狂っているとでも言いたげな目で見ていく人々の視線も今や気にならない。
ところ雨が広がれば良いが、そうは行かないだろう。
ところにより雨が降っている今日、私は貴女を思い泣く。
あっ、傘忘れた。
雨降ってないとついつい忘れちゃう。
なくなったら困るのに、
いつの間にか他のことで頭がいっぱい。
いつも気づくのは、
バスを降りて外を見た時。
傘を持ってないことに気づく。
ところにより雨。
いつも突然自分のところにくる。
雨みたいに自然に任せて旅したい。
#10 ところより雨
20年振りにふるさとに帰った
住んだ町並みを歩く
時折幼い頃を思い出す
今と昔町並みがかわっていて
私が育った場所なのかとさみしくなる