『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方の顔が見えずとも、
誰も彼もが同じであろうと、
私は貴方が好きよ。
貴方といるこの夕暮れが好き。
自分だけ特別とか絶対嘘
俺はちゃんと特別だと思ってたのに
自分が大事にされてる実感が欲しかった
1番で居れてるって思いたかった
彼はこの度出席しなかった。あの通夜の1日に気を取られまだ、ショックを感じている。周りは誰1人声を掛けてくれる人はいなかった。まさか本当に。彼が殺した妻。それはそれは不慮の殺人鬼だ。こんな、結末、誰も予想されなかった。
そう、妻を崖でおとして、それを颯爽と見届けてニヤついていた?自覚あんの?
妻が目の前で死んで行く、夢か現実の栄えすら、、、。彼はいつも同じ似たような服しか着ないその時は妻と2人で買い物していたが気がついたら妻死亡。この現実に彼は付いていけない。感じて入りけどその時の記憶だけ消えている。一体何があったのか記憶だけ。くりとられて、何がなんだかわからない。ても明らかにあの崖に、いたのは彼だった。でも、確かな事は彼は変人だ。とにかく死に対しての執着、こだわりがある。また、何回も結婚しては殺しの、繰り返し。また、次から次へと相手を捕まえて、結婚しては妻を殺人の題材にする。相手も何故身の危険を感じないのか知らないのか、どういった経路でで合って、どんなプロポーズして、結婚、、、。わからない。興味本位で調べてみたい。
チャレンジ72(たそがれ)
この言葉が似合うのは、あと1ヶ月くらい先ではないだろうか。秋の深まった頃か、初冬を想像する。枯れ葉の舞う道。傾いた日差しは弱く、行き交う人の影が長く伸びる。風が冷たくなる晩秋か初冬の夕暮れ。それが、たそがれだと思う。季節を問わず、一般的に「夕暮れ」の意味だとしたら、私の勉強不足です、すみません。
たそがれに浮かぶ君の顔を、
雲霞に響いてくる君の声を、
全部、覚えているのが、
恐ろしくて、怖くて、まだ
外は暑いのに、じわりと
寒気で眠れなかった。
これはもう全くの個人的な感情ですが、12ヶ月のなかで一番心が乱される黄昏は、4月。
制御不能のノスタルジーに襲われる感じ。
何かあったんでしょうか。
忘れました。
でも未だに殴りかかってくる。
ああ見えて凶暴なんよ、春は。
たそがれ
今日最後のチャイムが鳴り響く。
図書室は静かで、チャイムの余韻がずっと残る。
ここの学校は夕方にチャイムが鳴る。
春は18時、秋は17時を最後にチャイムが鳴り、
チャイムが鳴った後で校内を歩いていると、
基本的には先生に帰らされる。
それまで僕は図書室でのんびり本を読む。
どーせ先生が迎えに来るならそれまでの時間を
有意義に使わせてもらおう。
窓の外からは沢山の男女がきゃいきゃいとはしゃぎながら
校門へと歩いていく姿が目に入る。
みんななんでそうはしゃげるんだろうか。
ずっと本を読んでいた方が有意義だろう。
いつの間にか本を読むのをやめて頬杖をつきながら眺めていた。輝く夕焼け空が彼らを照らしていたのと、
この感情に気付いて深いため息が零れた。
語り部シルヴァ
10月といえど夏日。
外で猫と戯れてたら大量に蚊に刺されてしまった。
痒みを和らげるにはお湯で流すといいと聞いたことがある。
ちょうどお風呂に入るタイミングだったので、シャワーの温度を一番【高】にして(40℃くらい?)蚊に刺されたところにあっっつい!!!!と叫びながら当てた。
お風呂からあがったら痒みは全くないし腫れも跡もなくなってたんだけど、、、
どう考えても火傷の肌触りがする。
自分の中の闇が溢れる
きっかけなんていつも些細な事で
その闇に蓋が閉まるまで
今度はどれくらい時間が掛かるだろうか
苦労なんかした事ないでしょ、
何気なく言われた言葉に
喉の奥で何かがつっかえた
そのまま息が止まれば良かったのに
夜の隅でたそがれる
誰にも邪魔されないこの時間は
僕は嫌いじゃないんだ
心は痛いけど、息は詰まるけど、
思う存分自分に殺意を向ける
どうやったら楽になれるか
涙ではなく笑みがでてきて
そんな夜をもう何度も過ごした
そうしないと自分を保てないから
でもほんとは
闇が溢れたままそこで溺れて
そのまま眠ってしまいたい
最期くらい、本当の自分のままで
たそがれ
小さい頃はなんとなく『かっこいい』と思っていたけれど今は『切ない』と感じる
大きくなって自分の価値観が変わっていくのは嬉しくて少しさみしい
たそがれる空を見つめて自分の心もたそがれる
✦たそがれ✦
えっ誰?
学校帰りの夕方に会ったたそがれさん。
何処から来たのか。
どんな物が好きなのか、嫌いなのか。
何にも教えてくれない。
唯一教えてくれたのは名前だけ。
本当に不思議な人だ。
顔がどうしても見えないし。
いつの間にかいなくなっちゃう。
しかも何故か戦争の時に着るような軍服を着ている。
でもある日から突然いなくなった。
何も知らないままいなくなった。
探しても探してもたそがれさんがいない。
でも僕は何故かたそがれさんが
どうしていないのか薄々気付いてた
8月6日なのだから。きっとたそがれさんは──
今だけ、この瞬間だけでいいから、
君を近くに感じたい
「たそがれ」
たそがれ
いっそ
夜になってしまえば
あっちと そっちで
どっちつかずにならずにすむのに
黄昏なんてものがあるから
こんなにも くるしい
黄昏の街並み
私を飲み込んで
覆い隠す。
私は消える。
消える。
私はちっぽけ。
汚いこの星に
当たる夕日。
あなただけが特別。
学校で黄昏れる。
誰もいなくなった
教室に思いを馳せる。
大好きだった先輩も、
大嫌いだったあの子も、
所詮人間でしかない。
わたしを殺すことも、
生かすことも出来ない。
私以外に私は私を殺せないし、
殺させないし、生かされないし、
生かさせない。
砂埃が舞うこの部屋に、
もう人類は消えたことを改めて感じる。
ツタの生えた建物。
僕はあと何年、
何十年、苦しまなければいけないのだろう。
たそがれ
たそがれは
黄昏と書く
また
夕暮れ時
相手の顔がきちんと見えない様から
誰そ彼
すなわち
誰だ、あなたは?
という語源があるらしい
誰が誰が判別がつかない
少しの不気味さと
夕暮れが見せる
幻想的な風景が
黄昏時をさらに
魅力的なものへと変化させている
昔家族で住んでいたアパートのベランダ。
学校から帰って、洗濯物を取り込んだあと、
よくその場所で過ごしていた。
微かに電車が走る音が聞こえるだけの、
とても穏やかな時間が好きで。
空が薄暗くなって少し肌寒くなる頃、
1人でいるのが少しだけ寂しくなったけど。
曲がり角からようやく現れた人達が、
こちらに気付いて笑いながら手を振ってくれたこと。
幸せってそんな瞬間なんだと思う。
-たそがれ-
“たそがれ”
空のほとんどを星空に乗っ取られ、地平線の彼方へと追いやられた太陽が最期に放つ夕日の強い光が真横から突き刺してくる中を、俺は待ち合わせ場所まで走っていた。約束の時間はもうとっくに過ぎていた。
気の短い彼女のことだ、もう帰ってしまったかもしれない。いや、そもそも来ていないかもしれない。遅れる旨の連絡には既読がつくばかりで彼女からの返事はない。信号待ちの間に横目でちらりと確認をしながら、上がる息を整える。
鈍ったな、とふと考える。衰えた、とはまだ思いたくない。三十路を過ぎ、デスクワークばかりになって、趣味といえば機械いじりと運動する機会はめっきり減ってしまった。少し前まではジムに通っていたけれど、なんだかんだと足が遠のいてしまっていて、風呂上がりのストレッチくらいでしか体を動かすことがなくなっていた。
短く息を吐きながら、ひたすら目的地まで走る。やっぱりジムに通うか、ランニングでも始めるか。悲鳴をあげだす体には気づかないふりをして、最後の関門である緩やかな坂を登り切ると、人気のない小さな公園の柵にもたれ掛かる様にして立つ人影が見えた。強い夕日の光のせいで夕日に背を向けて夜空を眺める彼女の顔ははっきりと見えないけれど、それでもあのまあるい頭の形は見慣れた彼女のものだった。
あと数歩、というところで息が上がって立ち尽くす俺を彼女が首だけ回して振り向いた。
「いいご身分だな、急に呼びつけておいて一時間も待たせるなんて」
「……ごめん、急なトラブルがあって」
でも、君が来てくれるなんて思わなかった。そう言うと、顔の半分を夕日で照らされもう半分はその影に飲み込まれた彼女がふん、と鼻を鳴らした。
「誰かさんが情けないメッセージを寄越すから、どんな情けない顔してくるか気になっただけ」
「俺、今情けない顔してる?」
一歩二歩と近づいてくる、相変わらず憎たらしいほど自信に溢れた顔つきの彼女に問いかけながら自分の顔に手のひらを当てる。そういえば、最近は最低限の身なりしか気にしていなかったな。もうちょっとちゃんと整えてくれば良かった。走ってきたから、髪も乱れていることだろう。いつだってサラサラの彼女の髪が歩く度揺れるのを横目に顔に当てた手を髪に伸ばそうとしたところで彼女整えられた綺麗な爪先が俺の眉間をトンとついた。
「いつも通りの情けない顔だな」
「……いつも通り、か」
ありがとう、ふと口をついた言葉に彼女がやっぱりふん、と鼻から息を吐く。会うのはもう何年ぶりだろうというのに変わらない彼女の態度に心がじんわり温かくなっていくのを感じた。
夕暮れヤバ。烏とか雁が並んで飛ぶのがしゅき。あと日が落ちた後の虫と風の音良すぎて、語彙力溶けた。
と、古典の授業で清少納言も言ってた季節。今日も、めっちゃ群れで飛んでる鳥いる。影絵みたいでかっけー。いやカラスか?あれ。カラスだったら、こんなタソガレドキ?に見なくても影絵だわ。
でも、日が落ちるのも早くなっちゃったから、今すっげー雰囲気あるの。女子高校生が一人で、夕焼けを眺めながら、住宅街を歩いてる。これを『エモい』と言わずにどうしろと。
夕陽が逆光になってさ、周りの家も、わたしも、『通学路です!児童注意!』みたいな人形も、みんな影絵みたいなの。カラスなの。隣を通りすぎる人にさ、わたしはオレンジに光って見えてさ、目を凝らせば、このつよつよ最強顔面が見えるようになってんの。秋の夕暮れ、ガチエモい。清少納言の気持ちマジ共感しすぎて、今なら模試でトーダイ国語A判出る。
………はあ。
でもさ、ガチで好きなんだよ、わたし、この時間が。
だってさ、この時間しかさ、繋がらないんだもん。カナコにも、ミナミにも、サクラにも、マリにも。大親友なのに。
誰かも分からない、影みたいな感じでさ?横通って。そしたら4人とも、振り向いてこっち2度見してくんだよね。
そしたら、わたし、繋がりが切れちゃうの。大親友4人は2度見できませーん、はいしゅーりょー、って感じで。
隣を通った君は、誰そ彼。そんな感じ。夕暮れだけしか会えない。わたしは、ここで一人、みんなが通るのを待ってる。
……つまり、死んだわたしは、今日も生きてるみんなを、この通学路で見守っています。時々化けて出ます。エモ。
お題「たそがれ」(雑記・途中投稿)
黄昏っていうと、相手の顔が分かりにくくなるという意味で夕暮れ時を指す言葉だと認識していたんだけど。
小学校の時(だったはず、中学校だったかも)教室からベランダに出て外を見る人を指して「黄昏れてる」と呼ばれていたのを思い出す。
「黄昏れる」は「人生の盛りを過ぎた人」の意味で使われることがあるらしいけど、物思いに耽る、の意味になっていて不思議だった。
記憶している意味が合っているか確認のためにWikipediaを引いたら「雲のない西の空に夕焼けの名残りの「赤さ」が残る時間帯」と書かれていて、……西の空限定だったの!?と驚いた。
そして「夜明け前を表す「かわたれどき」があり」と対義語が載っていて勉強になった。かたわれ時より瑠璃色な?(以前のお題:夜明け前参照)
黄昏時はマジックアワー……じゃなくて何だっけと思っていたら、マジックアワーは日没後と日の出前だった。そして私の好みはブルーアワー寄りです。(マジックアワーは画像検索すると印象派みたいだなって思ってしまった)
きっともうすぐ夜になってくれる。
─たそがれ─ #81