『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日が沈んでいく、たそがれ時
だんだんと暗くなる様は、
人に物寂しさを感じさせるもののひとつだろう
これから夜が始まるのだ
そんな中で私は、
寂しさとは無縁、周囲の薄暗さとは真逆の感情で、
軽やかに歩を進める
周りが暗くなっていこうとも、
私には一切関係がない
これから長い間会っていなかった友人と、
店で焼肉を楽しみながら
これまでのことや近況を語り合うのだ
たそがれに街が少しずつ暗くなっていくのは、
友人と会う約束の時間までの
カウントダウンのようで心がウキウキし、
夜だというのに私の心は真昼のような明るさだ
さあ、なにから話そうか?
向こうは何を話すだろう?
街は夜に染まっていく
たそがれ。
たそがれで
猫が歩いてるのが好き。
たそがれで
アイス食べるのが好き。
たそがれの
写真を撮るのが好き。
たそがれ時って毎日少しづつズレてくよね。
仕事終わりに明るい夏、暗い冬。
たそがれる様な気分にならない様に生活したいね。
(たそがれ)
たそがれ
想いはしても
巡っていく空の虹色
遠くを感じ
近くを捉えている
空への追憶
記憶は途切れて
夕闇へと沈む
月の輝きに夜空が佇んでいる
忘れてはいても、いつでもそこにいる
そこにいるから
ここにいられるんだと思う
55たそがれ
ふと
立ち止まる
今日1日
なーんにもなかったし
仕事も忙しかったけど
無事に終わって良かったなあ
そんな事を思う
たそがれ
時刻は6時
この世には存在しない筈のものと人が入り交じる時間帯
夕陽が眩しい
海の向こうへ落ちていく太陽の光が
今日はやけに眩しく感じた
目を細めながら歩いていると、
ふいに、誰かとぶつかった
「すいませんっ」
切羽詰まったように謝るその人の声を、
何処かで聞いたことがある気がする
知り合いなのか
確認しようとも、西日が強く顔が見えない
そんなことを考えているうちに
俺の無事を確認したその人は
「じゃあ」
と言って立ち去ろうとしていた
「まって、待ってください!」
大事な人だった気がした
好きだった気がした
ずっと一緒にいたい。そう思ったことがあった気がした
「あなたはー」
夕方6時
この世にはいない筈のものと人が入り交ざる時間帯
その時間のことを、
『誰そ彼』
と人は呼ぶ
たそがれ
上手くいかなくても…
上手くいっても…
経験にすぎない
でも…
やっぱり
たそがれたい時も
あるよね…
黄昏の 母の白眉や 意思強し
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母は頭のキレる白眉な人でもありまして、圧の強い人でもあります。
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物思いに耽るという意味の黄昏れるが本来使われてきた言葉では無いことを初めて知りました。使ってましたし、好きな誤用?です。黄昏れる柴犬と一言書いたときの哀愁さと可愛さを他の言葉で補填できる気がしない。
本来使われない言葉といえば、「贈る言葉」の「暮れなずむ」も好きな言葉です。もっと色々と使われて欲しい。
黄昏と言われるとSPY×FAMILYになるし、かわたれ時(彼は誰)につながって、かたわれ時を経て、「君の名は。」を見たくなっちゃうよね。
言葉で言うと、朝方のレパートリーが好きです。あさぼらけとか、あけぼのとか、語感がほのぼのするんですよね。(かつての横綱も思い出しますが)
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自分用メモ
宵→夜半→暁→東雲→曙
薄明(両 天文学では太陽の高度によって市民薄明、航海薄明、天文薄明という用語が定義されている。)
黎明、未明、朝まだき、残夜、朝ぼらけ、払暁、早暁
朝焼け、夕焼け
黄昏時、逢魔が時、大禍時
かわたれ時(両だが朝多)
夕暮れ、夕間暮れ(夕目暗)、宵の口、薄暮、火灯し頃
白眉は優秀な人が眉が白かったと言う故事からだそうだが、そこからの験担ぎか、眉の白髪は宝眉なんてありがたがられるものでもあるらしい。
「残業」
黄昏時、僕は缶コーヒーを持って会社の屋上へ。
外は日が下がり、既に薄暗くなっていた。
柵に寄りかかり、プシュッと缶を開けごくりと一口。
ふぅ、とため息をつきながら今日もまた残業かぁ、と思いにふける。
『カラオケにでも寄っていかね?笑』
『プリ撮りに行こーよー!』
学生たちは気楽でいいな、学校サボっても何も言われない。
こっちは一日休むだけでも文句言われるのに、この差は何なんだろう。
学生には学生なりの苦労があるのは分かるが、社会人に比べたらそれ程でもないだろう。
学生に戻りたい、なんて思うことはあるが、一日ボケーッとくだらない授業を六時間も聞かされるだけなのにお金すら貰えない。
それと比べたら社会人はとりあえず出社してやるべき事をやればお金が貰える。
こう思えばまだ社会人の方がマシなのでは、なんて思ったり思わなかったり。
缶コーヒーを飲みきり、ゴミ箱へ。
伸びをし、欠伸をしながら、またデスクに。
さあて、今日は何時に帰れるかな。
テーマ:たそがれ
※創作
たそがれと聞いて、今、一番に思いつくものと言えば
忍たま乱太郎のタソガレドキ忍軍
子どもが今、忍たま乱太郎にとてもハマっている
子どものキラキラとした喜ぶ顔が見たくて
親は、ついついレアな忍たま乱太郎グッズを買ってあげてしまう
ダメだよね
#たそがれ
振り返れば
いつもそこにいた
シルエットが優しい闇に
溶けて消えた
秋の風が頬をなぶり
冷たく囁く
どうして追いかけないの?
今ならばまだ間に合うのに…
あなたは誰?と問いかけるほど
心が遠くなってしまったのはなぜ?
あなただけのせいじゃない
でも私だけのせいでもないのよ
たそがれゆく空の色
ゆっくりと夜にむかう。
夕と夜の静寂は
なんだか
異次元に繋がっているようで
不思議な時間。
あっ、
夕餉の匂い…
我に返る。
『たそがれ』
人生のたそがれだって、あなたの隣ならば、私はまっすぐに前を向けるようです。
昨日見た貴方の後ろ姿と、綺麗な黄昏を思い出す
なんだか心がじんわりしてしまって
今日を歩む気力がない。
もっと見ていたかったけど
最近君はボクに怯えているから
控えめに、みまもってるよ。
オレンジ 夕暮れ時 季節の移り変わり
センチメンタル モラトリアム
ナーバス ヒステリック
留守番 帰り道 バス停
ティーンエイジャー かっこいい かっこ悪い
空き缶 公園 家族連れ
空気の匂い ホットスナック
疲れと眠気 でんでんでんぐり返しでまた明日
うちの猫が外を見て
たそがれている
まだ2歳半だが…
この風格は
いったいどこから来たものだろう
…ん?
たそがれているのかと思いきや
外の網戸についたカメムシを凝視していた
やめてくれ…
心底そう思いながら
私はカメムシとうちの猫から目線を逸らした
なぜこんなにカメムシは
網戸に付くのか
本当にゴメン被るものである
「たそがれ」
黄昏、と聞くと寂しく感じる。
でも、よく考えたらよく聞く言葉だけど、語源とか詳しい意味って何?と思って調べた。
そしたら、「かわたれ時」という言葉が出てきて、増々???
黄昏時は、薄暗い時間帯で、夕焼けの薄暗い中景色が黄金色に輝く時間帯。主には夕方。
かわたれ時は、辺りが薄暗くて「彼は誰ぞ」から来ていて、顔の区別がつきにくい時間帯で、主に明け方を指すことが多いんだって。
初めて知った。
普段何気に使っている言葉は、自分ではよくわかってるつもりになってるけど、ずっと思い違いしてたり、微妙に違うニュアンスで覚えてたりする事もある。
このアプリを使うようになって、ちょっと気になる言葉とか、わかったつもりでいた言葉とかを調べるようになった。
今までも知らない言葉は調べてたけど、わかってると思ってる言葉は調べる事なんかなかった。
でも、調べてみると、結構自分の思い違いとか、世間的にも誤用があるとか、色々な発見があって楽しい。
いくつになっても、何かを発見したり、知らない事を知る事は楽しい。
そして、いつまでも、それを億劫がらずに出来て、楽しめる自分でいたいと思う。
ナミブ砂漠を歩く夢を見たんだ
熱風が吹いて喉が痛いくらいに渇れて
汗をかくために多めに水分補給して歩く
靴ヒモの所でトカゲがくつろいでる
小動物の方が自然界では僕よりも強い
オアシスに着くと現地の人は明るさに癒される
こんな暑さでもおおらかに笑いあってる
本日のオアシスの外れの宿に決めた!
晩御飯は羊のコブを炒めた料理と豆の干物とチャイ
コブは少し脂が強くて豆との相性がいい
砂漠地帯の夜は寒くて日中の暑さがウソの様に思える
星は綺麗で誰か隣に居たらと
そんな事を考えた
そんな夢を見た
ねぇ…ミーちゃん…
今何を見てますか?
僕は夢を見たよ
君を隣に感じる夢を見たよ
たそがれ
黄昏に染まる街。
どことなく寂しさがある。
時報が鳴る。
子供の頃はこの時報を合図に家に帰った。
今の私のこの気持ちはノスタルジーだろうか。
それとも黄昏ているのだろうか。
たそがれ
日が落ちるスピードが増すこんにち
ぼくはそのスピードについて行けるだろうか
駅のホームで彼女を待つぼくは、思わず目を奪われた
たそがれにスマホのレンズを向けた
「見て!めっちゃきれい!!」
と送信した数秒後、
こっちからも見えるよ
と声が聞こえた気がした