『ずっとこのまま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ずっとこのまま』
お疲れさま
今日はどんな香りにする?
新しいお湯の中にくるくる溶かして
一日の疲れ
毛穴から全部捨てて
鼻歌なんか歌ったりして
ずっとこのままいたい
ここは私だけの海
「ずっとこのまま、おんなじでいられたらって、そう思うけど、きっとつまらないよね。終わりがあるって分かってるから、この日々は輝くんだよ。」
高校3年生最後の演奏会が近づいていた。僕らはこの演奏会を終えたら、それぞれの道を歩む。工業高校らしく、卒業後は就職する人が多い。楽器とは無縁の人生を歩むようになる人もきっと多いだろう。
寂しいね、と誰かが言った。終わってしまうんだね。色々なことがあった。嫌なことだって、ううん、嫌なことの方が、本当は多かったかもしれない。
それでも終わりが近づけば、僕らは寂しいと思うのだ。楽器に込める息が、ひどく熱くなるのは、きっと気のせいではない。
「吹奏楽が、嫌いだったんだ。」
ふと、誰かが言った。しん、とみんなの楽器の音が止む。みんなの耳が、次の言葉に集中した。
「嫌いだった。皆一緒に、なんて、馬鹿げてると思ってた。でもね、あたし、今すごく寂しいよ、皆。終わってしまうのが、すごく寂しい。今になってやっと気づいたの。きっとこれから先、あたし吹奏楽をずっと忘れないでいるんだよ。人生の1つの大きな柱になる気がしてるの。」
俺も、僕も、私も、とみんなが相槌を打った。誰もが、これからの人生について考えていた。自分の人生で、吹奏楽はどういう意味合いを持つのだろう。
たゆたえども、沈まず。生きている限り、僕らの音は消えない。心を震わせて、伸びやかに、僕らは音を奏で、その音はきっと、自分を豊かにしてくれる。
誰かが、メロディを吹き始めた。伴奏が徐々に増えていく。美しい旋律だった。心のこもった、何よりも想い出に残る旋律。
ずっとこのまま、僕らの音は、消えない。
ずっとこのまま
未来は、閉ざされた。
ずっとこのまま中途半端に現在を生きていくのは、
辛い。
過去は、過去で終わったことだけど、
何もかも中途半端だ。
逃げたいが逃げれない。
運命に逆らってもこの恋は、成就したいから。
大好きな人たちに、恩返しがしたいから。
だから、負けない。
私は、やり遂げてみせる。
にゃんざぶろう。
『ずっとこのまま』
ねえ、私たちずっと一緒にいられるよね?明日も明後日も、1年後も、10年後も、100年後も。
違うよ。私たちは来世でも一緒だよ。
そうだったそうだった。来世もその次の世界でもずっと一緒だもんね。
うん。そうだよ。私たちはずっと一緒。今までもこれからも。
だからどうか、今はずっとこのままでいさせて。
……速報で……病…入院中の少女………誘拐……犯人がたった今逮捕されました。少女は怪我……なく、警察…保護………。犯人…動機………愛……るとの事でした。警察は引き続き捜査をするとの事でした。
雑音混じりのテレビから聞こえてくる音が私を現実に戻す。
誘拐犯と不治の病に冒された哀れな少女。でも、それ以前に私たちは互いに愛し合っていた。世間から絶対に認められない、穢れのない、無垢なる恋だ。最初は認められようと頑張った。何度も説明をして説得しようとした。それでもダメだった。だから逃げた。誰にも気付かれないように彼女を病院から連れ出し、誰も知らない所へ逃げた。本当はずっと世間から逃げ続けるはずだったけれど、彼女の容態が急変したから病院に戻った。彼女は逃げようと言ったけれど私にはそれが出来なかった。
私に下された刑は無期禁固計だった。彼女は私のせいで亡くなったのだから当然だろう。
看守から彼女が亡くなったことを聞いた時は私も死のうと思った。そして彼女に会いに逝こうと思った。それでも今も生き続けているのは、彼女が最期に言った
「私を連れ出してくれてありがとう。これからもずっと一緒だよ」という言葉があったからだ。
彼女を連れ出したことを後悔した事はなかった。私の後悔は、出来もしない約束をしたことだ。最初から彼女とずっと一緒にいることは無理だとわかっていた。ずっと、これ以上生きられない彼女のために着いた嘘だと言い訳をしていたに過ぎなかった。
きっと彼女は許してくれないだろうがそれでいい。これからずっと後悔して、彼女との大切な思い出を抱いて残りの刑期を過ごそう。それで、そうだな。いつの日か彼女に会えたらちゃんと謝ろう。そして、今度こそ一緒にいようと言おう。
私はいつまでも待っているから、本当に今度こそ一緒にいてね。
1/12「ずっとこのまま」
「ふぁ…あふ」
大あくびをして、頭から布団をかぶる。程なくしてアラームが鳴った。
「スヌーズ」
その一言で、スマホは従順に10分間沈黙する。布団をかぶり直して、深く深く息を吐く。最高の時間だ。ずっとこのままでいたい。
再びアラームが鳴り、またスヌーズ。
何度か繰り返した僕は、会社からの電話で跳ね起きる事になる。
(所要時間:4分)
1/11「寒さが身に染みて」
おかしいな。あなたがこんなにもそばにいるのに。
手を繋いで、体をすり寄せて、口づけして、それでも。
寒さが身に沁みて、眠れない。
ずっとずっと、あなたと一緒にいた。これからもきっと、一緒にいる。それなのに。
どうしてだろう。今日に限ってこんなにも寒い。
「今朝、お祖父ちゃんが亡くなったよ。お祖母ちゃんが布団でずっと寄り添ってた。もう認知症で誰の区別もつかないはずなのに」
「…ううん。きっと、お祖父ちゃんの事はわかってると思うよ」
(所要時間:7分)
1/10「20歳」
20歳になったら死ぬと心に決めていた。
果たして、その20歳の誕生日。死神が現れた。黒い猫耳のフードをかぶった女の子だ。
…いやいやいや。待ってよ。こんな子どもって。
「ナメたらアカンよ、お兄ちゃん」
しかも関西弁って。
「子どもでも関西弁でも死神は死神やからな。今からアンタの命もらうわ。えーっと」
ぽんぽん、と女の子はポケットを叩いて探る。
「鎌、どっかに落としてもうたわ」
そんなデカいもの落とす?! ていうか今ポケット探してなかった?
「お兄ちゃん、探してくれへん?」
小さな牙を見せて、死神はにぱっと笑った。
(所要時間:6分)
1/9「三日月」
やせ細った月が、夜空を懸命に照らそうとしている。無駄な足掻きだ。まるで俺と同じ。
月に吠える、は届かぬ願いを指すのだったか。そもそも三日月に吠えた所で御利益はなさそうだ。
行く場所はどこにもなかった。満月の夜の直後に村は焼かれた。
復讐をしようにも、俺一人に何ができる。ならば人間に紛れて生きるのか。心を殺して生きるのか。
次の満月まであと十日余り。その時俺はどうするのか。心を決めなければならない。
(所要時間:10分)
1/8「色とりどり」
赤、黄、青、白、緑。様々な国の旗がはためく。
赤、黄、青、白、緑。様々な肌の色の種族が集う。
開催国の竜族の長が、片方の翼を広げて開会を宣言する。歓声が沸き起こった。
今日から一ヶ月、平和の祭典が行われる。
子どもたちは色とりどりの旗を背負い、色とりどりの絵を描いていく。彼らが巨大な魔法紙に自由に描いた夢が、次の5年の間に現実となるのだ。
カラフルなペンで描かれた願いは、いつもひとつ。平和だ。
(所要時間:12分)
いけないと解っている。
理解した以上行動に移す責務が生じた。今まで強制してきた以上、自分だけなど許されていない。
状態の変化が確認された。対応を差し迫られた。変更を余儀なくされた。
なら、上が下した決定の遂行は絶対である。
やらなければ。やるのだ。
やれ。
そう自身に命じボタンを押した。
コマンドが実行されたのを、横目で捉えた。
許してくれと願った。ずっとこのままではいられないのだ。
ずっとこのまま
「ずっとこのまま」
ずっとこのままは幸せなの?
皆はどぅ思うのかしら( ᐡᴗ ̫ ᴗᐡ)💭
私ね ここのアプリ気に入ってるの?
何かあっても受け入れてくれないかしら!
それだけでいいから
それ以上は望まないから
ただ書いて 満たされるから
ここに 居させて
自分はずっとこのまま何もしないでいるつもりなんだろうか
好きな人がいるのに
メッセージを待ってばっかり
来なかったら病んで、
ストーリーで盛れた写真のせて
かわいいって思ってくれてるかなとか思っちゃって、
「なああんた、ずっとこのままでいいって、本気で思ってんの?」
ひっきりなしに車が行き交う交差点。
その歩道に立つぼくに、少し離れたところに立つ彼女が、突然話しかけてきた。
その声は、女性にしては低く掠れていた。服装はライダースジャケットに細身のパンツ。肩まで伸ばした茶髪はぼさぼさだ。
「……えっ」
誰からも見向きもされない日々に慣れ過ぎていて、不意打ちに動揺した。
まさか、ぼくに話しかける人間がいるなんて。
返す言葉に迷っていると、彼女はしびれを切らしたように大股でこちらに寄ってきた。
「『えっ』、じゃないよ。あんただよあんた。目が合ってるだろ」
怖っ。ガラが悪すぎる。
逃げ出したいが、足がうまく動かない。
……足が。
「……足元を見てみなよ。これ全部あんたのためだぜ」
そこには、山ほど積まれた花束、お菓子、メッセージ。
「みんなあんたが大切だったんだな。
なあ、ずっとこのまま、ここにいるつもりかい?」
『ずっとこのまま』
ずっとこのまま
素晴らしい物語だった
映画館で観て大正解だ
とくに終盤の展開が印象的でまだ心の中に残っている
この余韻に浸っていたい
エンドロールよ終わらないで
ずっとこのまま持病と付き合っていくのかな。
妊娠がきっかけで採血でわかった
元々持っている糖尿病。
またインスリン、、。お腹に毎日打っつからアザだらけ
治ったと思ったらまたアザができて
血が出る、、痛い。
私は、今年受験する無職です。家族や元担任の先生、友達に日々サポートしてもらいようやく今年受験ができます。 今は受験期なのですが、毎日ネッ友さんと通話したりして遊んでいます。正直私は、受験して合格したい気持ちもありますが、それよりも今の毎日通話して遊んで何も考えずに日々を終える方が楽しく感じてしまいます。毎日学校に行くこと、朝に起きることを頑張っている人の方が偉いですが、私にとってそれは違います。毎日ストレスに耐えて苦しむより、自分の楽しいことをしていた方が人生楽しいからです。だから、私は自分の人生の中で最高潮に楽しいと思える今のままずっといたいです。
『ずっとこのまま』
出会ったあの日から
時間がたっても
色褪せることのない君と
二人でずっとこのまま
一緒に過ごしていたい
END-名も無き小説家-
「ずっとこのまま」
この温もりを手放す日がくるとは。
【#23】
スクール・オブ・バナナフィッシュ
僕は自然史博物館のすぐ近くにある広場で、本を読んでいた。土曜日の昼だったこともあり、広場には子供や大人がレジャーシートを広げて、その上でランチをしていたりした。僕はあまりお腹が空かなかったので、家から持って来たバナナを二本食べたばかりである。
僕が医者から言われたのは、『とにかく陽を浴びること』。だから、仕事以外で(そもそも既に仕事は辞めているのだが)久しぶりに家の外に出て歩いてここまで来たものだから、やけにしんどさを感じた。何か別の病気かもしれない。心の病の他に何か別の、恐ろしい病気だったりして。
こうしてのんびりと本を読んでいると、生を実感する。ほんの半年前まで銃弾が飛び交う世界に居たとは思えないくらい、平和だ。さっき食べたバナナもそうだけど、あの世界ではバナナは貴重な食糧だったものだ。それが今じゃ当たり前に店で買える。あれほど泥水を濾過した水を飲んでいたのが馬鹿らしくなるくらい、すぐそこに自動販売機がある。
つまり、僕はラッキーだった。だけど、何も幸福を感じないんだ。この半年間ずっとだよ。きっともう僕は別の国からやって来たのだろう。僕は、この世界で一人ぼっちだと思った。仲間は皆死んでしまった。僕が今読んでいる本もちょうど、そんな内容なんだ。
もう帰ろう、と立ち上がり、海沿いを歩いて帰る途中、不思議な魚の群れを見た。その魚は、本で読んだものにそっくりで、僕は彼らに余ったバナナを与えて、一匹がそのバナナを咥えて消えていくのを確かに見た。バナナを食べる魚が本当に居たのが、嬉しくて仕方なかった。同時に、僕は一人ぼっちじゃないという気持ちが沸き上がってきていた。
遠くで、広場ではしゃぐ子供達の声が聞こえた。
No.5『ずっとこのまま』
〝ずっとこのまま〟周りの目を気にして生きていくのかな。こんな生き方でいいのかな。
もっと好きなことをしたい。
誰にどう思われたり言われたりしても気にしないで好きなことをやる。
そうゆう生き方に憧れる。まぁ当たり前だけど悪いことはダメだけどね。
「あれやりたいなー」「いつかこうゆうことにチャレンジしてみたいなー」って口で言うのは簡単だけど行動に移すのは難しい...
でも何もせずに後悔するより、やって後悔する方がいいなってあたしは思う。
だからちょっとずつ行動に移せるように頑張りたい。
たった一度きりの人生。
〝ずっとこのまま〟で終わるのは嫌だ。
2024.1.12.˹金˼
ずっとこのまま
もしずっとこのままでいられたら
未来への不安とか人間関係とか全部投げ捨てられるのに
幸せな時間で時が止まっちゃえばいいのに
こんな世界じゃ疲れちゃうよね
ずっとこのまま
今中学二年の私
周りには秘密で付き合っている彼もいる
来年は三年生
高校受験があってどの行事にも最後がつく年
今は付き合っていても高校が離れてしまえば別れてしまうかも
と最近考えるようになった
でも今もこれからもきっと大好きだから
もし高校が違ってもずっとこのままがいいな
「私の何がいけなかったの」
たわいもない日常が私を蝕んでいく。
私らしく生きていたいだけなのに
そんな日常は暮らせない。
私はどうしたらいいの
「俺は一体なんの人間なの」
俺の事を話せば流される。
誰かの話を流せばいいというのなら
それは俺じゃなくなっていく。
俺はどうしたらいいの
相反する感情
分かち合えない
人の掌、底知れない
視界遮るは僕の傷み
人間が人間じゃなくなればいいのに
そう嘆いた。井戸の中
はきたいの渦
生きていたいと願う人ばかり。
やっぱり探してみるよ
僕の意味を
#ずっとこのまま
~コソコソ小話~
最後の段落の「はきたいの渦」は、2種類の意味があります。「吐きたい」「は期待」上手く繋げたりしたらいい感じになると思います。いや、させてください
どこまでを望むのか
永遠か、終わりか。
今のままを望むのか
変化を求めるのか。
何にせよ。どちらにせよ。
全てが良くなることを祈ってる。
終わりが終わらない幸せを。
幸せが更新されるのを
待っている。祈っている。
–ずっとこのまま–