『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
すれ違い…
ちょっとした事で気持ちはすれ違う
そんな訳じゃなかったのに…
後から悔いても軌道修正は難しい
「ごめんね…」
簡単そうで難しい言葉…
間違いに気がついたら素直に言おう
すれ違った心を早く取り戻す為に…
大好きな相手なら尚更に…
意地を張らないで可愛くなろう
すれ違い
ずっと、忘れられない、
愛おしい貴方との、
あの温かな日々。
そして、突然の別れ。
私の正しさが、
貴方の心を、あんなにも、
傷つけてしまったなんて。
愚かな私は、
その事に気付け無かった。
貴方は私の元を去っていった。
「もう、愛情は無いんだ」
そんな、残酷な言葉を残して。
時が経てば、きっと、
貴方への未練も消えていく。
そう信じていた。
だけど、貴方への想いは、
消えるどころか、
胸の奥で、ずっと、ずっと、
燻り続けている。
ねぇ。
私が今でも、
貴方を愛していることも、
私が今でも、
貴方を待ち続けていることも、
本当は、知っているんでしょ?
なのに、貴方は。
私の事は、もう忘れてしまったなんて、
そんな優しい嘘を吐いて、
私の幸せを願い、
私の想い出の中からさえ、
消えようとするなんて。
それでも、ずっと、すれ違い。
…私はただ、
貴方に側に居て欲しいだけ、なのに。
「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの……」
ついにこの日がきたか。
ここ数日、毎日同じ時間にかかってくる非通知からの電話。最初はいたずらかと思っていたが、電話で伝えられる場所が日を追うごとに、確かに家に向かっているものだと分かり今では本物だと思うようになっていた。
ただ、今日のメリーさんの様子は少し違った。いつもはもっと恐ろしさを感じさせる声なのだが、先ほどの声には困惑の感情が混ざっていた。
「私メリーさん。あなたは今どこにいるの?」
「急に出張の予定が入ってね、今は福岡にいるよ。多分あと数日はこっちにいるかも」
私はメリーさんに残念なお知らせを告げた。メリーさんにとって今日は待ちに待った日であっただろう。私もこの日に向けて清めの塩やお酒、効果がありそうなお札を準備して応戦してやろうと思っていたのだが、ただただ間が悪かった。
「ではそちらへ向かいます」
まるで業務連絡かのような言葉の後、通話が切れた。普通の話し方もできたんだなと感想を抱き、私はスマホを置いた。
私は電話の中でひとつ嘘をついてしまった。実は明日の夜には既に東京に戻っている。
(だって休日は遊びたいじゃないか)
私はメリーさんに言い訳しながら電気を消し眠りについた。
翌日の金曜日。
出先での仕事を終えて東京に戻ってきた私は、自宅でメリーさんからの電話を待っていた。昨日のことを思うと今日の電話がどうなってしまうのか不安になる。
(きた!)
スマホの着信音が鳴る。通話アイコンをタップして電話に出る。
「私メリーさん。今あなたが“泊まっているはずだった”ホテルの前にいるの」
メリーさんは怒っていた。
これまでとは違う圧のある声だ。私に騙されたことに相当腹が立っていることが伝わってくる。
「ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。」
メリーさんから放たれ続ける呪詛にさすがに恐くなり即座に通話を切る。
明日からの二日間が私の最後の休日となるのかもしれない。だが、すでに時間は十分に稼いだ。いまごろ福岡から東京へ、とんぼ返りの移動をしているのだろうメリーさんを思いつつ旅行の準備をする。
とりあえず明日の行き先は北海道にしよう。
-土曜日-
北海道を満喫したその日の夜。例のごとく非通知からの電話が鳴る。
「私メリーさん。今どこにいるか教えなさい」
「今は旅行で北海道にきてます。いやー、良いところですね」「…明日はそこから動くな」
一方的に言い残した後、通話が切れた。明日にはメリーさんも北海道に来てしまうのだろう。まあ、だからといって待ってあげる必要はない。明日は大阪観光だ!
-日曜日-
大阪で食めぐりをしたあとの帰宅後に毎度おなじみ非通知からの電話が鳴る。とりあえず電話に出る。
「私…メリーさん。今日は…どこにいた…の?」
「今日は大阪を観光してまわってたよ。もう昨日今日と美味しいもの食べ過ぎてお腹が大変だよ」
「そう…」
連日の長距離移動のせいか、メリーさんの声からは疲れが溢れ出ていた。でもおそらく私は今日までなのだから許してください。と、思いつつもさすがにメリーさんを不憫に感じ、今後の予定を伝えることにする。
「でもまあ、明日からは自宅にいるよ。仕事にも行かなきゃならないしね」
「やっと…ついに…」
メリーさんの言葉とともに通話が切れた。
-月曜日-
夜を外食ですませた私が歩いて帰宅していると、前方から歩いてきた女性とすれ違った。あからさまに視線をやることはしなかったが、見た感じ草臥れた様子で心配になる程にやつれていた。
すると電話が鳴った。立ち止まって表示を確認すると非通知からの発信だった。
(いや、メリーさんからの電話の時間まであと数時間はあるはずだ)
そういえば、先ほどすれ違った女性の足音がしない。恐る恐る電話を取るとスマホを耳にあてる。
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
スマホと真後ろの両方から聞こえるその声に、私は体が凍りつき身動きが取れなくなった。恐怖で目をつぶる。
油断していた。同じ時間にしか電話がこないと思い込まされていたことにようやく気づいた。
今までの人生が走馬灯のように頭を駆け巡りながら立ち竦んでいると、一向に何も起きる気配がない。恐怖を押し殺して目を開けて、ゆっくりと後ろを振り向く。
目に飛び込んできたのは、やり切った顔をしたメリーさんだった。そのままメリーさんは満足した表情とともに光になって消えてしまった。
その後しばらく周囲を確認するが何も起きない。そしてもう安全だと分かると安堵して呟いた。
「なんか、すまんかった」
『すれ違い』
「 すれ違い 」
「 吹雪 ! 」
走り 乍 大きく手を振る
『 … ! 我が君 。 どうしましたか , ? 』
「 吹雪 に 剣術 の 稽古を 付けて貰いたくてな 、 今 時間大丈夫か ? 」
少し恥ずかしそうに言えば 、 見詰め乍 小首を 傾げて
『 はい 、 自分 は 大丈夫です 、 さて どのくらい 成長したのか 見せて貰いましょうか 。 』
木刀を 3本持っては 1本を 差し出し
「 弧次郎 や 亜也子 に 鍛えられて居るから 少しは 変わっていると 思うぞ ? 」
木刀同士 が ぶつかる音が 鳴り響く中 、 約 1時間が 経った 。 2人共 休憩を 挟んで居れば 時行 が何か言いたそうだった
『 …… 我が君 、 何か 言いたいことでも , ? 』
何か言いたげ にしているのに 気付いたのか 時行の方を 向いて
「 ぁ 、 否 … ,, …… 吹雪 は 私の事を どう 思っているのか 知りたくてな 、 」
それを聞いた 吹雪は 一瞬驚いて 。 少し間を 開ければ
『 自分 は 、 我が君 の ことを 素敵な人 だと 思っています 。 』
その 表情は 何かを 隠しているような 表情だった 。
“ この気持ち 、 気付いては くれないのですね ”
「 ちゃんと 気付いてるぞ 、 吹雪 。 」
「 すれ違う 心の距離 __ 」
もうどうしたら良かったの
愛が産んだ見えない
鎖のせいなのに
_すれ違い
『Soala/すれ違い』
【すれ違い】
貴方の気持ちと私の気持ちが少し違っただけ
それが貴方の運命を変えるなんて思いもしなかった
私は貴方の横が好きだった
でも君は私じゃなくてもいいでしょ?
それが嫌いだったそのくせ私が誰かの隣にいるのは
嫌がる貴方が嫌い
貴方は寂しがり屋でかまってちゃんそれが君
嫌いなところと好きなところが喧嘩して私を惑わす
でも私はそんなに甘くない
君も知っているでしょ?私がそういう人間なこと
貴方が私にどんな感情を抱いていたとしても
私には関係ない
だから見捨てたサヨナラした
ごめんね私の人生には貴方はいらない
ブルーベリーが潰れた
周りは紅く染まり人は青く光る
みんなのいい人にはなれるけど
誰かひとり
好きな人の好きな人にはなれないんだよね________。
みんなのいい人卒業したい。
すれ違い
信号待ちって無駄だよなー。信号機って無くせないのかな。電気代も浮くだろうし。全部の道を一方通行にするとか。いや、自動運転にして全ての車の動きを管理する方が早いかも。最適化すれば、信号待ちも数秒で済むかもしれない。……
ぼーっと信号機を眺めていると、こちらに向かって手を振るヤツがいた。あのあほ面は幼馴染だ。信号が変わると、見えない尻尾を振ってやって来た。
「すんごいあほ面だったけど、何考えてたの?」
お前に言われたくねーよ、と思ったが口にはせず、
「こんなとこで会うとは珍しいな」
「まーねぇ。この辺はよく誰かとすれ違うんだよね」
昨日は誰々と会った、この前は誰々とすれ違った、と楽しそうな幼馴染。駅が近いからかなぁ、などと大真面目に考えている。どうでもいい会話を交わした後、また遊ぼうねぇ、と手を振って去っていった。
また同じ赤信号を眺める。自分は誰ともすれ違ったことがないという事実に思い当たって閉口する。この道は毎日のように通っているのだ。
「……」
なんとなく損した気分になるのは、アイツに道を譲ったからに違いない。
便利になったけど
待ち合わせの場所や大事な約束
ちょっと気になることは
手元のスマホで簡単に解決できるのに
お互いの気持ちはどんなに調べてもわからない
あなたは私と似てるから、選ぶ単語や吐息や表情や間で全部わかるの。そして、あなたには私の言葉が誰よりも正しく伝わっているのもわかってるの。だからね、私はあなたに「大好き」って言いたいけど、あなたには「離れないで」と聞こえちゃうから言えないの。あなたと私は似てるのに、あなたはこんな感情を抱かないんでしょう?私があなたに支配されてるのと同じくらい、私もあなたの心臓と脳を支配したいのに、あなたは私を信じすぎてる。少しは疑いなさいよ。
あなたのことよくわかるのに、誰よりもわかるのに、一番理解できて、理解できることがうれしくて、それがきっかけで、そこが好きだったのに、今は一番あなたがわからない。隠しててもいいから、転がされてあげるから、せめて同じ感情でいて。
すれ違いといったらすれ違い通信だな。もう古いのかな。今はなんだろう。
「すれ違い」
すれ違い
今の彼氏が、このままいけば結婚したい?と聞いてきた。
それはそうだね。と答えた。
夜になってその返答が間違っていたことに気がついた。
結婚がしたいんじゃない。
2人で幸せになりたい。
ただそれだけだ。
だから、事実婚だっていい。
結婚したって週末だけ会う夫婦も居れば、1年に一回会うか会わない夫婦もいる。
結婚という決まりごとみたいなものに縛られなくてもいいかもしれない。
色んな形があるから。
お互いの幸せの終着地点を選べればそれでいい。
そうメッセージ送ることにしよう。
私の気持ちが残るように。
彼の気持ちも尊重しながらね。
【すれ違い】
ドラゴンクエストコンサートに幸運にも行けたことがある。
すぎやま先生がまだご存命で、指揮に立っていらした。
音はもちろん素晴らしく
隣の席には大切な人もいて
本当に幸せなひと時だった
忘れられないのは、開演前の会場内
沢山の人が同じ場所で
同じタイミングで
3DSの画面を熱心に見ていた様子
『すぎやま先生とすれ違えた幸運な人』
なんて
もしかしたら、いたりしたのかな?
帰宅後することがまずすれ違い通信の確認だったあの時期なんだったんだ、楽しそ
【すれ違い】
『すれ違い』
「ふっふーん♪」
秋の穏やかな午後、柔らかな光が降り注ぐ中、
女優帽を被った美しい娘が鼻歌を口ずさみ
ながら優雅に箱馬車から降り立った。
両手には、シルクのリボンで飾られた紙袋が
幾つもぶら下がっている。
「お帰りなさいませ、主」
屋敷の扉が開かれ、彼女の忠実なる執事
セバスチャンが恭しく頭を下げた。
「ただいま戻りましたわ。セバスチャン、この
荷物を私の部屋まで運んでくれるかしら?」
「かしこまりました」
悪役令嬢はお気に入りのブティックで
おにゅーの洋服を買い求めていたのである。
ソファに身を沈め、セバスチャンが淹れた
紅茶の香りに包まれながら、戦利品の整理に
没頭する悪役令嬢。
「こちらはベッキーへのカシミアコート。
そして、これはあなたへ」
小さな紙袋を差し出されたセバスチャンの瞳
に一瞬、驚きが浮かぶ。
「俺にですか?ご厚意、痛み入ります」
「ふふん。私の執事たる者、身なりには
気を遣っていただかねばなりませんもの。
さあさあ、開けてみてくださいまし」
セバスチャンが礼を言いながら袋を開けると、
中にはレースの縁取りが施された女性用の
下着が入っていた。
「え……」
思わず二度見するセバスチャン。
「あなたに似合うと思って選びましたの」
「……」
「セバスチャン?気に入りませんでしたか?」
「いえ、決してそのようなことでは……」
悪役令嬢は気づいてなかった。
自分用に買った下着と、セバスチャン用に
買ったネクタイの紙袋を取り違えていたことに。
彼女から期待に満ちた眼差しを向けられ、
セバスチャンは何とか動揺を隠そうと
必死だった。
「お父様とお兄様も愛用している
ブランドですのよ」
「左様でございますか……」
(貴族の世界では男性も女物の下着を
身に付ける慣わしがあるのか?)
青ざめるセバスチャンをよそに、
悪役令嬢は無邪気に続ける。
「では早速、ここでつけてみてくださいまし」
「は?」
「あなたが身に着けた姿が見たいのですわ。
ね、いいでしょう?」
「…………」
(ここで?今すぐに?)
セバスチャンは険しい表情でしばし硬直して
いたが、やがて意を決したように顔を上げた。
「ご命令とあらば──」
自らの衣服に手をかけ始めたセバスチャンに
悪役令嬢は驚いて顔を真っ赤に染める。
「セバスチャン!?
なぜ服を脱ごうとしているのですか!」
「主のためならば、この身の恥じらいなど
捨て去ります」
「どういうことですの!?」
その後、二人の誤解は無事解けたのであった。
このためには
こうするべき。
わたしたちは
みんな
それぞれに
思い
がある。
目的達成のために
色んな手段も
考えつく。
でも
こうするべき!
が強過ぎると
そうじゃない考えの人を
ねじ伏せたり
蔑ろにしたり
イジメたり
してしまうことがある。
思いが強い
って
残酷。
#すれ違い
すれ違い
むかし飼ってたニャンコの話
うちのトイレやお風呂は廊下の先にあって
いわゆる行き止まり
人間がトイレに行こうと廊下を歩くと
猫が向こうから小走りでやって来て
すれ違うことが多いのでした
あれってやっぱり避けられてたんかしら
お風呂場付近にに追いつめられる不安から
人間と鉢合わせする前に
あわてて逃げてたの?
そのくせこっちがお風呂に入ってるときは
ドアの前でニャアと鳴いて中に入れてーって
来たりもしたんだよね
入れてあげるとお風呂の蓋の上に
しばらく居たりしてた
もうずっと前の記憶
今回のお題で思い出すことができました
ありがとう
【すれ違い】
少し哀愁漂うイメージ
とはいえ
袖振り合うも多生の縁
とも聞く
新しく知り合った人と話していると
意外な共通点や
共通の知人に辿り着く事も少なくない
顔見知り程度の相手が
後々になって
重要人物になる事もある
すれ違うことも無く一生を終える人が殆どの中
時を同じくし
知り合い
言葉を交わし
となれば
やはり縁なのだと思う
少し何かが違えば
すれ違う事もなかったかも知れない
夜空の星を見上げれば
自分の悩みなんかなんてちっぽけな
ってのと
似た話にも感じるが
その解釈が
自分にとってプラスに働くのなら
乗っかっていいんじゃないかと思う
マイナスにはすぐに乗っかれるから
同じようにプラスに乗っかっても良いはずだ
色々と考えてしまった後は
プラスを見ながら楽に行こ~ぜ
人は自分の考えが「正義」だと思っている。
たとえ意見がすれ違い、対話を試み、
相手の意見を尊重しながら謙虚に応対しようとしても
最後はどうしても自分の「正義」を
譲ることはできない。
その「正義」は自分が信じている物事の全てであり、
それを否定することは生存意義を失うも同然である。
その「正義」の対立の究極形が、戦争だ。
私達は自身と「正義」の価値観が似ているほうに
どうしても肩入れしがちだが、
もう片方の「正義」も
それを掲げるに至った背景や歴史を調べていくと、
それなりに「そう考えても仕方がないか」と
諦観できるくらいの筋は通っていることはままある。
どちらの「正義」も正しくて、間違っているのだ。
今、私が「正義」だと思っていることは、
他の誰かにとっては紛れも無い「悪」である。
だが、だからといってそれを捨ててしまえば、
私は自分を悪人だと責め続けるだろう。
生きるために、「正義」という名の「悪」を
振りかざし、手を汚し続けていることを
心に留めておかねばならないと思う。
青春の余生を過ごしているだけのわたしが乗るべき列車が来ない