『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さようならを言う前に
最後、会いたい。
この気持ちを伝えたい。
たとえ貴方に嫌われてしまっても
もう関係ない。
全部終わらせよう
この世界にさようならを言う前に
「さよならを言う前に」
私の心に触れた人
知りたくもなかった感情に気付かせてしまった人
君はこの別れに「また」がないと知らないから
この苦しみを感じるのは私だけでいいの
未来を歩む君の枷とならないように
伝えたかった想いはそっと蓋をして
花の種と共に埋めてしまおう
いつか紫色のチューリップが咲くとき
私ではない誰かの隣で
綺麗だねってそう言って笑って
私はね
得体の知れない
現実と
戦って勝つ
勝って生き残る
さよならを言う前に
にっこり本気の笑顔を渡してから、別れたい
全部最初から
やり直したい
いや、
やり直すなんてことも
なまぬるくて
最初から今までを
ずっとずっと
永遠に繰り返していたい
そのぐらい
幸せな時間だった
【さよならを言う前に】
◀◀【鏡】からの続きです◀◀
―― 59、60……約一分経過。そろそろ声を掛けてもいい頃だろう……ハグされたまま心の中でカウントしていたアランは、撫でていたひよこ頭から手を下ろしてエルンストの背を叩いた。
「エルンスト、あのときも僕たち、こんな風にハグまでしたっけ?」
からかい気味に耳もとで言うと相手は微かに身じろぎ、夢から目覚めたような風情できょとんと首を巡らせた。そして。
「……え、…… ―― わあっ!!」
間近で見たアランに驚き、次いでそのアランをガッシリと己の腕の中に収めていたという事実にも仰天して、飛び退くように身体を離すとアランへ平謝りに謝った。今度は首まで真っ赤っかにして。
「すみません、アラン……じゃなかった、ジュノーさん、その、あまりにも嬉しかったので、つい……気づいたら……本当に、失礼しました!ごめんなさい!!」
まるでドッキリ番組で色仕掛けのイタズラに見事嵌められた、可哀想な犠牲者のようなコミカルなリアクション。途中まで堪えていたが、ついにアランは肩を震わせて忍び笑いを盛大に漏らしてしまった。
「フフ……アランで構わないよ、エルンスト……アハハハ!……君ってまったく!」
素直で、邪気がなくて、一生懸命で ―― 見てて飽きない、憎めない子だ、まったく。まいったね ――
笑いすぎて座ったまま上半身をロビーチェアに倒れ込ませ、なかなか治まらない発作をやり過ごす。涙まで浮かべてた ―― 拭おうとして掛けていた眼鏡を外すと、今まで目をパチクリさせて笑い転げるアランをどうしたものかと、おとなしく見守っていたエルンストだったが、おずおずと覗き込んできてこう言った。
「あの……オリエンテーションでは眼鏡じゃなかったですよね。だから初めはあなただと気づかなかったんです。……その、髪型も…………なんというか、今よりもすっきりと整えていらっしゃったし……さらにスーツ姿で、まさにエリート然としたあなたしか記憶になかったので……」
鎮まりかけていた笑いがまた込み上げてきた。
「エルンスト ―― 君の奥ゆかしい皮肉、気に入ったよ。ハハハハッ!」
「 ―――― 失言でした!すみません!」
本気ですまなそうに謝るエルンストがまたまたツボに入って止まらない。いい加減苦しくなってきた ……ああけれど、こんなに気持ちよく笑ったのは久しぶりだなあ ――
栗色のボサボサ髪を掻き上げてひとしきり笑ったアランだったが、徐々に落ち着きを取り戻すとはたと本来の目的を思い出し、つかの間フリーズしてポツリとつぶやいた。
「そうだ、僕は旅をしていて……ランチを取りに行こうとしていた最中だったんだ……」
それなのにどうして僕はいま、空きっ腹のまま病院の一画で、一人大いに抱腹絶倒しているんだろう?それも、奇しくも再会したエルンスト・ヴィルケのおかげでだ。―― きっと素敵な旅になる ―― この予感どおり、素敵で不思議な旅がはじまりつつあるんだろうか ―― ?
さよならを言う前に、もう少し彼と過ごしていたいかな ―― 一抹の物寂しさを覚えてふとそんなことを考えていると、エルンストがひょいと、ふたたびアランを覗き込んで申し出てきた。
「昼食、まだだったんですね。僕もです。ご馳走しますから一緒に食べに行きましょう!いいところを知ってます!」
▶▶またどこかのお題へ続く予定です▶▶
今まで背中を押してくれて言わなくても分かってくれた君の笑顔が大好きだった。
突然目の前が暗くなって僕の中に大きな空白が出来たようだった。
胸が今でも張り裂けそうなほど苦しいよ、痛いよ、息をするのも辛いよ。
昨日見てた明日が一瞬で幻想に変わった。日常が非日常に変わり、僕の心は幼くなったようだ。
未熟なまま成長した中身のない自分は今日は何に対して勇気を貰い幸せを感じ頑張れるんだろう。
何も要らないからあの子に会いたい。もう何も望まないからあの日に戻って欲しい。
辛いなんて言葉、もう口にしないよ。泣きたいなんて弱音、もう吐かないよ。
僕はわがまま過ぎたね。1度の過ちで後悔が募っていく。
さよならを言う前に
もう一度戻りたい。
別れの言葉はきっと大切なものだ。
「またね」「バイバイ」
「行ってきます」「さよなら」
この一言に返事をしていれば、と思ってしまう日が来るかもしれない。
これは家族(犬や猫)でも同じだと思う。
言葉が話せなくてもきっとこっちの言葉は分かってくれている。
相手にも自分自身にも、後悔がないように一言を大事にしたい。
さよならを言う前に
「頑張ったね、お疲れさま」って言うよ
もし私が先に死んだら
夫はそう声をかけるつもりのようだ
泣いてくれないの?
夫の涙をみた事が無い私が聞く
泣かないさ
頑張って生きたんだから
むしろ笑顔だろ
ふぅん……
夫が悲しみにふけて泣く相手は、私が最初でありたい
そう思っていたので少し不満だが
いつも労ってくれる夫は、人生の終わりもいつものように労ってくれる気でいる
彼らしくて嬉しくもあった
私達は
さよならは言わない
2024/08/21 さよならを言う前に
さよならを言う前に…
アマリリスの花言葉を思いだし…
おニャン子クラブ
渡辺美奈代さんの
アマリリスに…
そして当時同じおニャン子クラブの
渡辺満里奈さんの
深呼吸して…思いだし
ギタリスト後藤次利さんの奥様
おニャン子クラブ
河合その子さんの青いスタシオン…
思いだし
おニャン子クラブ色もの
ニャンギラスの私リカちゃん…
思いだし
うしろ指さされ組の2人を思いだし
ハイスクール鬼面組のバナナの涙…
思いだした
秋元康さんの奥様 高井麻巳子さんへ
後藤次利さんの奥様 河合その子さんへ
ゆうゆ&秀ちゃんwithブラザーB…
その頃の他の好きな歌が…
KUWATA BANDO
BAN BAN BAN
~2度と会えない人なのに~
名前を…呼ぶ声…
I LOVE YOU…♪
鈴木雅之さんファーストシングル
ガラス越しに消えた夏
やがて夜は明けて
今は醒めた色
次のカーブ切れば
あの日消えた夏
君は先を急ぎ
僕は振り向き過ぎていた
知らずに別の道
何時からか…
サヨナラを繰り返し
君は大人になる
ときめきと戸惑いの…
忍ばせて…♪
LOOK
シャイニオン 君が悲しい
消えた淡い秘め事に今さら…
オンザロック一息に飲めば…
孤独さぁ…俺もその1人
傷口癒えないまま…
ベイビーカンバック…
辛い事ばかりで…
君が居なけりゃ…
ソークライ…
シャイニオン…
思い出の砂浜を…
久保田利伸さん
GADDESU 新しい―女神―から
タイムシャワーに打たれて
時の雨にさらされて踊っていたい…
そして夕焼けにゃんにゃんで毎日大暴れしてた
とんねるず…
ちびっこギャング…
そして…
マラガの国の贈り物…
マネージャーのボブ…
田代まさし氏がファーストシングル
新島の恋物語を発売
渡辺満里奈さんが好きです
木曜日のラジオを聞いてます
深呼吸して私の恋が逃げないように…
そっと息を止めて…
渡辺満里奈さん可愛かった…♪
名倉潤幸せ者だね!
ミーちゃんが好きな俺には…
かなわへんけどねぇ(笑)✨
『さよならを言う前に』
「もう時間だ」
彼はにっと笑みます。
私は「もう行っちゃうのか?」とか「まだここにいろよ」とか、伝えたい言葉が喉に突っかかって、そのまま目を伏せてしまいました。
生ぬるい風が頬を撫でて、ひぐらしがカナカナと鳴いて、落陽のオレンジに夜が溶け込み始めていました。
肌に張り付く湿気も、これから降るだろう雨の匂いもしました。でも、この時間だけは、この夕日は、彼を照らし続けていて欲しいとさえ思いました。
私が「さようなら」を言いかけた時、
「ちょっと待って」と彼が口を開きます。
「最後に…、見ておきたい。忘れないように」
と、こぼした彼は、先程までふざけたように笑っていた面影をなくすほど、突如、神妙な面持ちになりました。
息をしたら顔にかかってしまいそうな距離で、身動ぎしてしまいましたが、なんとも真剣に私の顔を見つめるのです。
まるで…もう私たちは二度と会えないようでした。
私は、彼の底知れぬ、しんとした黒い瞳が恐ろしくなって目を逸らしました。そして、なんだか悲しくなって、胸の奥底が冷える気がしました。
理由は聞いてはいけない気がしました。
暫くすると、彼のいつもの明るい雰囲気が戻ってきました。戻ってきたと思ったら、こんなことを言うのです。
「あほ面」
彼はまた、にっと笑むのでした。
さようならを言う前に、笑ってくれたおかげで、
私の記憶の中の彼は、ずっと笑顔なのです。
「あ、佐藤くん、今帰り?」
誰も居ない放課後の教室。夕日が斜めに差し込んでいる。
そこで委員会を終え帰り支度をする僕に、話しかけてきた存在があった。
戸口を見ると、クラスで—–いや、学年で一番人気の池上さんがそこに居た。
今帰り? と声をかけられたが、僕は「え? 今の、僕に言った?」と軽くパニックになっていて、何の返事もできなかった。
……こういうところが、コミュ障陰キャなんだよなぁ……。
何も言えない僕を気にせず、池上さんは自分の机の中からペンケースを取り出している。
ああ、どうしよう。彼女に伝えるなら今しかないんじゃないか? でも伝えても気持ち悪がられるだけかもしれない。でも……。
僕がそんな風に迷っているうちに、彼女は「それじゃ、また明日!」と明るく笑って教室を出ようとしている。
いや! 迷ってる場合か! 今だ! 今しかないんだ!
僕は自分を鼓舞しながら、精一杯の勇気を振り絞って池上さんを呼び止めた。
何? と振り向いた彼女に、僕は小さく深呼吸をしてから、出来るだけ静かな声で言った。
「スカートのファスナー、開いてるよ」
僕の言葉に、池上さんは自分のスカートを確認した後、「ああぁぁぁ!」と叫んで蹲ってしまった。
良かった。伝えることが出来た。
僕が気付いたのは昼休みだったけど、きっと誰かが教えるか、自分で気付くだろうと思っていたのだ。
うん。良い事をした。
彼女の僕に対する印象はきっと、『他人のスカートをじろじろ見るキモオタ』になっただろうけど。
「……じゃあ池上さん、また明日」
蹲ったままの池上さんにそう言い、僕は教室を出た。
明日からは、スカートをじろじろ見る変態キモオタとして生きていこう。
そんな風に考え、思わず力無く笑う僕の背後から、とても小さな声で「教えてくれて、ありがと」ときこえた。
お題『さよならを言う前に』
さよならを言う前に、
あなたにもらったものを返したい。
あなたにもらった笑顔の分、
あなたを笑顔にしたい。
あなたを泣かせてしまった分、
笑顔で返したい。
優しいねなんて言わないで。
借りっぱなしが嫌なだけだから。
さよならを言う前に
何を言う?
ありがとうございました
ありがとう
等感謝する
出会えたのは決して奇跡ではなく
偶然ではなく
必然だったし成長させてもらえたから
「ずっと嫌いだったよ」
君は、私に顔すら見せず
その言葉だけを言い残して去ってしまった
君は何も変わらないね
痛く、突き刺すようなその言葉は
酷く、暖かく震えていた
さよなら さようなら
何気ないその日の別れる頃に使う言葉
今では バイ〜バ〜イ なんて帰りに挨拶をする
そう、何気ない言葉だと思ってた
あの日までは
その日はとても疲れて帰って直ぐに寝てしまった
夜中に電話の通知で起こされる
キミからの電話
何時もと変わらず電話に出ると
キミの声が…いや、すすり泣く声が聞こえた
どんな返事をすれば良いか分からずただ黙っていた
すると、小さな声で「ごめんね」と聞こえた直後に電話が切れた
なんだか嫌な予感がして家に向かう
家の前でインターホンを鳴らす 夜中に近所迷惑だ
構わず鳴らし続けたがキミは出ない
管理人さんだろうか 人が向かってき
あぁ…怒られるだろうか
でも、管理人さんなら鍵を開けてくれるだろうか
事情を話し、警察を呼ぶと言われ
到着した警察と部屋に入る
やけに静かな部屋
リビングに向かうとテーブルに体を預ける様に寝ているキミ だけど何かおかしい
テーブルの上には、飲めないアルコールの空き缶が数本と散らばった睡眠薬と空き瓶
声をかけていた警察が振り返り横に首を振る
あぁ、遅かったんだ…
それからの記憶は無い アレからどう家に帰ってきたのだろう
朝、目が覚めて目尻が濡れている
また、この夢か… もう何年も前なのに…
今でも時々、自分が何か気付けることがあったのでは
なんて後悔する
「さようなら」ではない「サヨナラ」
人は今日を生きても明日なんて分からない
別れはいつ起こるかなんて分からない
自分からソレを選ぶ程しんどい時が無い人なんて居るのだろうか
ソレを選ばない人が偉いわけでも無い
「サヨナラ」ではなく「ありがとう」で幕を閉じたい
#さよならを言う前に
「さようなら」って「左様なら」って書いて
そうならないといけないのなら、
お別れしないといけないのなら、っていう
潔いあきらめの言葉なんだって昔読んだ本に
書いてた。
時計の止まったあなたのからだに触れている
手を離して、こうじゃないといけないなら
なんて諦められる筈がないのに。
「さよならを言う前に」
ー さようならと言う前に ー
ありがとうと笑ってみせて。
感謝していると言えば良かった。
行かないでくれと言えば良かった。
·····好きだったと、言えば良かった。
いつもいつも、そうだった。
大切なものに無くしてから気付く。
その存在がいかに自分に影響を与えていたかを知る。
伝えたかった思いを伝えられず、つまらない意地やプライドで見栄を張って、去っていく背中を無言で見送った。
そうして後に残るのは、置いていかれたという身勝手な疎外感。
さよならを言う前に、もっと思いを伝えれば良かった。
END
「さよならを言う前に」
いのちのはじまりは
いのちのおわりで
すくわれてもいるよ
しんぱいしないで
こわかったんだ
きみがいつくちをひらくか
ふるえるてに
そっとてをかさねて
こわれていくのが
かなしかったのに
もういいよが
あげられなかったの
あのばしょがきみの
さいごのぶたいだ
いのちのおわりは
いのちのはじまりで
「さよならを言う前に」
***
昔からsyrup16gという
バンドが好きでして
解散前はそれはもう狂気まみれで
私も多分に狂っていて
「さようなら」が言えなかったな、と
いい加減年を取ったので
今の五十嵐も大好きだよ。