『この世界は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界は僕に優しくない
どこにも僕の居場所なんてない
だけど心は自由だからね
パラダイスは心の中にある
自分だけの世界で自由に飛び回るんだ
ほしいものはなんだって手に入る
やりたいことはなんでもできる
特別製のパラダイスだよ
「この世界は」
この世界はあなたの目にどう映ってる?
まだ見ぬ大切なあなたの目にこの世界が、
優しく温かなものに映ったら嬉しい。
そのために、私は私のできることを。
この世界は
たくさんの人がいて
たくさんの色があって
たくさんの幸せがあって
たくさんの苦しみがあって
たくさんの出会いがあって
たくさんのことからきっとできている
この世界は恋愛で溢れている。
お互いに恋をして、付き合って、結婚する。
でも現実はそう上手くいかなくて、恋に苦しんでいる人もいる。
好きな人に嫌われてる人や、好きな人にもう会えない人、振られてしまった人、好きな人に既に恋人がいる人、既婚者や教師、芸能人を好きになってしまった人など、たくさんの人が、恋に苦しんでいる。
「やめときなよ」って、周りから言われたこともあったはず。
でも、それで諦められたら苦労しないし、そんなこと自分が一番よくわかってる。
叶わないことに悩んで、何度も涙を流しても、気持ちは簡単に変わらない。
気がついたら、好きでいること自体苦しくなっている。でもね、叶わない恋でも、立派な恋だよ。
何度も傷ついて、何度も後悔して、それでも立ち上がって、向き合ってきた。
その恋は、決して無駄なんかじゃないよ。
誰に何を言われようと、堂々と胸を張っていいんだ。
恋の結末は、きっと心に傷を背負ってしまう。
それでも「恋をしてよかった」と思えるのかな。
傷つかない道なんて用意されてないのだから、全て受け入れるしかない。
傷をつく選択から逃げようとすればするほど、ますます苦しくなるのだから。
しんどい、やめたい、つかれた
なんでこの世界は辛いことで溢れてるんだろう
でもきっと
この世界は幸せなことで満ちるだろう
なぜならこの世界はキラキラに輝いてる
ただ生きているだけでは得られない
素敵な愛がいっぱい溢れている
【この世界は】#27
この世界は小さい奇跡できている
同じ日はないし、同じ奇跡が2度起こることはあんまりないから
小さい奇跡の積み重ねが毎日を作り上げているんだと思うな〜
いつかこの病気が治るという奇跡を待ちながらそんなことをふとおもったのだった。
早く治ることを願い今日も眠りにつく
そんな毎日を送っていた。
No.65
お題[この世界は]
時々 この世界はなんなんだろうって思うことがある
だって何もかもわからないじゃない
どうしてこんなに美しい惑星が出来上がったのか
どうして地球だけがこんなに生命豊かなのか
宇宙の外はどうなっているのか
命あるものは死んだら何処へいくんだろうか
そんなわかりもしないことを考えて
その未知に恐ろしくなって心が震える
死んでいくことだけがわかっているこの世界の正体を
あの世へいく日でもいいから
いつか知ることができたらいいのにな、なんて
退屈だったので、箱庭を作った。
土台に土を敷き詰めて、植物を植え、水を流し、温度調整のライトも設置し準備は万端。
最後の仕上げに、たくさんの生き物を作って箱庭に放った。もちろん、人に似せた生き物たちも忘れない。
しばらく観察していると、生き物たちはおのおの好き勝手に行動を始めた。
人に似せた生き物たちは、複数体が集まり、コミュニティのようなものを形成する。
「やっぱりそうなるかぁ……おや?」
そこに一体、ほかとは違う行動をしている個体が見えた。
その個体、彼だか彼女だかは、何を思ったか、コミュニティを自ら飛び出したようだった。
そして川(のように流した水)を泳ぎ、山(のように積んだ土)を踏み越え、海(のように注いだ真水)を手製のボートで渡った。
まさに冒険。映画にも劣らない大スペクタクル。サイズは小さいけど。
その姿を固唾を飲んで見守っていると、彼だか彼女だかは、ついに。
箱庭のガラスケースの壁、つまりは『この世界の終わり』までたどり着いた。
さて、たどり着いた瞬間、彼だか彼女だかは、なんと叫んだだろうか。
「まさか、この世界は箱庭だったなんて……」
という絶望の声だったか。
それとも、
「ついに私は! この世界の端まで到達できたのだ!」
という歓喜の声だったか。
……結局声が小さくて聞こえなかったので、それは
『神のみぞ知る』
ということにしておこう。
『この世界は』
この世界は____
今でも鮮明に覚えてる。
初めて一人で見た映画は吐瀉物の味がした。
「おえっ」とお手本のような嘔吐音が出る。私は、ポップコーンが大量に入った箱を抱えて吐き始めた。周りの目を気にして必死に口を押さえるが、止まるわけもなく、お昼に食べた牛丼と甘いキャラメルの匂いが混ざり、鼻が曲がりそうだ。映画館を出ようとしても立ち上がることすら出来ない。
吐き気が治った頃、私は姿勢を低くしそそくさと映画館を後にする。急いでトイレへ駆け込み、原型のないポップコーンをトイレへ流した。しばらく個室で呼吸を整え心拍数を落ち着かせる。それが小学5年生のときのこと。
その日からわかった。幼い頃からジブリや細田守監督の作品を見た時に感じていたぐちゃぐちゃの正体が。美しすぎて、綺麗すぎて、感情が揺さぶられすぎて、限界を超えると嘔吐するんだ。妙に納得した気持ちと、私は好きなものが気持ち悪いと感じる矛盾した自分に対しての怒りが生まれた。心の底から好きなものが見られない、聞けない、感じれられない。この世界は美しすぎるんだ。そのせいで私は私が汚れて見える。
この世は
この世は最悪だ。
この世しかしらないけど、
最悪だと思う。
でもあの世に行ったら
あの世の方が最悪だって思うかも。
今んとここの世は最悪。
この世界は
私は知っている
この世界がどれほど残酷でどれほど優しいかってこと
だから生きることを諦められないのかも知れない
不満で満ちている。
そう思う人とそうでない人がいるかもしれないが、私はどっちだろう。
不満なら現状を変える努力をすべき?
不満のまま諦める?
その選択でまた不満かどうかが変わって来るのかもしれない。
でも、努力は報われる?
頑張りは無駄にならない?
けど頑張って努力してみないとその後のことは誰にも分からない。
なんか宝くじみたいね。フフフ。
それぐらい気楽なのが良いのかも。
当たったら何しよう。
そんなワクワク感。
小さな子供が、まだ自分には出来なくて制限のある現状なのに、将来の話をしていた事、誰にも経験あると思う。
でも振り返れば今はかなりの自由度があると思う。
自由に動く体、自由に使えるお金、少なからず子供よりは自由だ。
あの時何を考えてたかな。
振り返ると何かまだできる気がしてこない?
この世界はよく分からないものでできている
私はこの世界に馴染めるかわからん
でもいつかは体も心臓も動かなくなるから
まぁ何も気負いせずに生きますわはい
#1 この世界は
ボクにはこの世界が難しい。
生きることも死ぬことも消えることも。
ヘラヘラしていればヘラヘラするなと言われ
イライラしていればイライラするなと言われ
泣いていればそんな事で泣くなと言われ
仕事へ行きたくないと言えば皆当たり前にしてると言われる
どうしてこうも生きにくい世界なんだろうなぁ。なんてどうしようも無いことばかり考える毎日。
明日は笑えるといいな。このだだっ広い世界の片隅で。
私は見られることがとても怖い
誰がどんな時見ているかわからない
外で歩いている時、食事をしている時、手を洗う時、
買い物をする時、空を見上げている時
一人でいないことはいいことだが
同時にとても自由だとは言い難い
私は誰かに見られているのか
私はどのように診られているのか
私はどのように観られたいのか
私はまだわからないままでいる
この世界は私をみている
私もこの世界を睨みつけてやりたい
人間は楽しい記憶より悲しい記憶の方が残るようになっている。
それは人間としての防衛本能で、危険回避するために必要なことである。
テレビの中の偉い先生が言っていた。
ただでさえしんどいことばっかりのこの世界で、そんな本能があるなんて。
もう、人間として生きていくのをやめてしまいたい。
この世界がしんどいから違う世界に行きたいな。
どこにいくのがいいだろう。
おばあが言っていた、あなたはニライカナイで暮らしているって。
ニライカナイは楽園なんだって。
きっと危険なんてなくて穏やかに過ごせるんだろう。
防衛する必要がないから、悲しみより楽しさばっかり記憶に残るようになるだろう。
俺もその世界に連れて行って欲しい。
その世界でのんびり釣りでもできたら最高だ。
でも、そうしたらあなたを失ったこの悲しみも薄れてしまうのだろうか。
あなたに会えた喜びで上書きされてしまうだろうか。
それは嫌だ。
やっぱりニライカナイには行けないや。
この痛みを一生持ち続けたいから、この世界で生きて行くことにするよ。
この世界はもう終わる。見ての通りに。
誰も世界が終わるなんて思っちゃいなかった。よくある下らない終末論。取るに足らない陰謀論。空想にすらなりやしない、ただの与太話だと。だが現実はどうだ。この有様だ、笑えるだろ?
……墓標なんざいらねえと思ってたんだが、何も残らねえってのも寂しいもんだな。世界が終わるってんだから、誰も彼もそうなんだろうけどさ。神様ってのが本当にいるんなら、もしかしたら、見てんのかも知れねえけど。ああクソ、祈りの一節も出てきやしねえ。
呆気ないもんだ。次はもっと、いい世界に――――
『この世界は』
残酷で、脆く暗い。それが私の世界だ。
いつまで経っても変わることがない。だけど、そんな世界にも一筋の光がある。その光こそが星屋ルナ、貴女だった。貴女の儚い光によって私は生かされている。実際に会うことも話すこともできないけれど、彼女は私の唯一の希望であり光だ。
この世界は残酷で、脆く暗い。それでも私は今日も生きている。
「何回殺そうと思ったか」
ゴミ箱のように醜悪な言葉だ。まだ目を合わせづらい僕はしかし、彼に同調した。
「わかる」
これは紛うことなき本心だった。同意するのは確実に自分を落とすような真似だ。けれど彼の口をついてでたのはまるまる僕の言葉だったからしかたない。
「この仕事向いてないわ」
どちらともなく愚痴は溢れる。ふだん仲悪いくせに、こういうときつくづく同期だなと思えた。
「あとちょっと、頑張ろうぜ」
そう言って、それぞれの仕事に戻る。
この業界ではそこかしこでこんな場面が生まれている。
「一体この世界にはどれだけの価値があるだろうね」
彼は鉄柵の向こう側に立って、此方側に踏みとどまったままの僕に問いかけた。
「此処は、生きているだけで地獄だ。誰にだって容赦なく襲い来る苦痛や絶望。平等なんてあったものじゃない。不平等が彼方此方に蔓延っていて、皆それに気づきはするものの見て見ぬふりを決め込む。必要なものは貰えないのに、欲しくないものは無限に与えられ、その重みで窒息寸前。なけなしの希望を抱いて浅い呼吸をする。水面から顔面だけ出して辛うじて息継ぎするような毎日」
そう言って自虐的な笑いをこぼす。彼の顔は半分以上が暗闇に溶け込んでしまっていて、もうはっきりとは見えなかった。
彼は僕に冷たい声で問うた。
「ねぇ、君は此処に価値があると思うかい?このどうしようもない境遇に抗ってまで、生きる価値があると思うかい?」
僕は答えられなかった。彼を救うための最適解を、見つけられなかった。僕は、無力だった。押し黙ったままの僕に彼は背を向ける。
「この世界に価値を感じたのは、君と出会えたことくらいだったよ」
ありがとう、そう呟いた後、彼は奈落へと身体を沈めた。
暗闇の底で、命が弾ける音がした。