『この世界は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『この世界にぶら下がっている』
鳳仙花の呪咀で眠れない ベッドはタガメのように
つぎの獲物を狙う 私は変わらず眠れない 貴方の背中で眠れない この世界にぶら下がるソーセージ
三本焼いて明日の朝食 だけども今は眠れない
朝は来るのか来ないのか この世界で眠れるはずも無い
【この世界は】
市場で一玉120円で売られていた、白菜を買う
旬の食材とあって肉厚
家に帰って包丁を入れる
隙間から虫さんがこんにちはしてくる
黒い甲虫みたいなやつ
芋虫みたいなやつ
なんか死骸を軒並み流水にて除去
完成された小さな世界の崩壊
アベンジャーズなら私が悪役だ
全ては静かに排水溝へ消えていく
そうして鍋が完成する
この世界は、とても美味しい
【この世界は】
自分の立っているところからしか
見渡せないちっぽけな世界も
名前も知らない誰かの「ちっぽけな世界」の集合体
この世界は美しくて汚い
だったらせめて、自分の世界は美しくあるように、
そこから明かりが広がるように、
笑顔でいたい
この世界は残酷だ
平等を謳いながら平等はなく
人の心には差別が残り
自由を謳いながら自由はなく
決められた枠の中で人は生きる
けれど
この世界は美しいと
君が信じるのであるならば
私はそれを信じよう
この世界はきっと美しいと
『この世界は』
この世界は残酷だ。平等、平和、友情、恋愛。
そんな生易しい言葉ばかりが飛び交うわりに真実は
いつも薄暗くドロドロとしている。
夢を追って夢が折れ、希望を持って絶望に落ち、
そして一体自分は何者だったのか。
それすら忘れてしまう。
現に、私は夢から覚め希望が絶望に変わり
ただ毎日呆然と息をして、世間から目を背け薄暗い
部屋の中で1人でいる。
友情も恋愛も平等も平和も何もかもがないのである。
それでも生きるしかないのだから、
死という恐怖に打ち勝つことができないのだから。
やはり世界は残酷なのである。
まるで柵に守られているような、
檻に閉じ込められてしまったような
何とも言えない世界だ
この世界は
この世界は残酷だよ。
生きていくのすらきつくて辛くて
でもなんでかな
「生きたい」とも思う。
少しこの世界が好きになれたらなんて
いや一生思わない。
「この世界が好き」なんて
どこまでも身勝手で傲慢で、汚くて
そんな世界に生まれてしまった僕らだから
綺麗であり続ける方が、
綺麗でいる方が難しいよ。
この世界は
少し変わった世界。
幸せなほど不幸もある、一生の幸せは存在しない。だけど、みな理想を求めて頑張っている、自分では無駄だと思っても努力する人は多い、初めはみな同じだと思っていたのに、全く違う存在だ、面白い世界だな。
途中で逃げ出すことが許されるこの世界で
どこか遠くで消えていく誰かの声も
冬になると白くなる息も
見えないところで輝く星月も
全部この世界を形作っているんです
この世界は
「愛」や「希望」なんて言葉じゃ語れないほどに
たくさんの夢を与えてくれた
嫌いな世の中だけど
生きたいと思えるこの世界が好きだ
この世界は
この世界は無限大で未知数で知らないものだらけ
まだ見ぬ新種の生き物がいるかもしれない
誰も知らない世界の秘密がまだまだあるかもしれない
全く新しいコンテンツもこれから沢山できるし
明日思いもよらない事が起こったりするかも
悪い事も良い事も
この先の未来で大切な誰かと出会うかもしれない
もしかしたら自分が日常で使っていた物や作り上げたものが未来で貴重なものになってたり有名になっているかも...しれない
不平等で混沌としている世界でも見方を変えれば中々面白いもので溢れている
視点を変えてもう少しだけ、この世界を楽しんでみよう
貴方がやったのよね
お前がやったんだろ
こいつがしたんだ
お前のせいだ
世界は罪のなすりつけあいばかり
この世界はとても小さく弱いものなんだと
思った
『この世界は』
弱肉強食 食うか食われるか
歴史の残酷な真実は
ねじ曲げられ
覆い隠され
弱者だけがバカを見る
最近いろんな小説で「異世界」をうたうものが多くある。
みんな現実世界が嫌なのだろうか、だから異世界を作り出して、そちらに逃げ出したいのだろうか。
確かにこの世界は残酷だ。
努力は報われるなんて言葉があるけれど、報われない努力のほうが圧倒的に多い。
遅くまで勉強して努力をしたのに、アラームにも気づかず寝坊してテストを受けられず、努力が無駄になったり、ね。
親のえごで生まれた子ども、それが今度は制度で生め生め言われる世界だ。
真面目にいきているのに、正直者がバカをみる詐欺師が高笑いをする世界だ。
こんなこの世界、逃げたしたくもなるよね。
幸せや嬉しいことよりも、明らかに辛いことや悲しいことのほうが多い。
ただ、こんなこともよく聞く『さいごは良いことしか思い出せない』と。
この世界から消える時は、この世界の良いことしか思い出せないようになるのだろうか。
こればかりは、最期にしかわからないことである。私の最期か、世界の最期か。
【この世界は】
ここはどこだろう
私は何してるんだろう
いつまでこうしてるんだろう
歩かなきゃ
もっと遠くに行かなきゃ
これじゃ何も始まらない
何も見えない、聞こえない
この美しい世界がそう思わせる
まだ知らない美しいを教えてくれるから
今は煩雑さの中にある幹を探してる
成長した枝は長くて
いたずらに私を迷わせるけど
一歩ずつ辿っていくだけ
辛くてもそれが未来に繋がるなら
楽しさを見いだせるなら
ここにいる意味があったと思えるはず
#この世界は
この世界は
偽り…
何を信じればいいの
何も信じられない…
不安…
一瞬でもいい…
信じたい
『この世界は』
この世界は、私と繋がってる。
でも私と彼の世界は、二人だけの世界。
世の中にはたくさんの世界がある。
それらが繋がり合って、大きな世界になってる。
二人だけのこの世界は、二人だけのもの。
だから、自由に生きて良いんだ。
ここだけは許される。
そんな世界で在りたい。
守りたい。
笑っていたい。
二人で手を繋いで生きてゆきたい。
そんなことをふと思って、メッセージを送る。
「声が聴きたい。」
しばらくして、電話が掛かってきた。
『どうしたの?』
彼の声、二人だけの通話の世界。
ベッドに寝転がりながら繋がる世界。
音だけで、声だけで伝える。
「ありがとう。電話してくれて。」
(ありがとう、繋がっていてくれて……)
想いを込めて、気持ちを伝える。
この世界を繋いでいくために。
残酷だ
by進撃の巨人 ミカサ・アッカーマン
この世界は絶対なんてない。
でもそんな中で私は君に会えた。
ホント奇跡だよね。
お題〈この世界は〉