『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日も生きている。
きっと明日も朝には目が覚めて
陽の光を見ることが出来るだろう。
風の吹くのを肌で感じ
色も眼鏡を通じてだが、綺麗に見える。
無糖のフレーバーを効かせた紅茶の香りも
きっと楽しめる
ささやかだけど、明日があるって
小さな希望が 生きる力の源になる。
生きよう。今日たいしたことが出来なくても
その分貯めた力が 明日にきっと繋がるから
「きっと明日も」
変化のない毎日を、過ごす日
なんとなく、PCに向かって今、考えている。
午前中は、掃除,洗濯を済ませて、夕方に夕食して
寝る前に(日が暮れる前に)入れた洗濯物をたたんで
後は私の時間。空いてる時間は、買い物、子育て
明日も頑張っていくんだよね。
誰にも感謝や労いもないだよね~。
主婦だから。(辛)
毎日が同じことの繰り返しでも
昨日と今日では違う点がいくつもある。
ポジティブなこともマイナスなことも。
きっと明日も何かが変わる。
それがマイナスなことだとしても
楽しいことを記憶に刻めばいい。
不安という言葉ばかりに惑わされていたら
悪い方向に君の人生は進んでしまう。
だから、勇気を出して。
きっと明日も
誰かを笑わせられる君がいるよ。
そう教えてくれた、
多くの障害者に希望を与えている恩師は
私にとっての道標。
「きっと明日も」
瞼は腫れているのだろう。声をあげて泣くなんて。
大人になってから、自己肯定感はずっと低空飛行だ。
自分を許すか許さないかなんて、自分にしか決められないよね。
結局、生涯終えるまで自分と一番一緒に長くいることになるの
誰だって言われたら、小学校の同級生とか、中学の同級生とかではなく、紛れもない自分自身といっちばん長くいることになるわけだから。
許すも許さないも、受け入れるも受け入れないも、自分にしか決められないことって案外沢山あるよね。
《きっと明日も》
徐々に紅葉は色づいていく ほんのすこし寒くなる わずかに日の出が遅くなる たゆまず地球は回ってる このろくでもない星の何処かで宇宙人が缶コーヒーを啜ってる 反省しない奴は反省しないし、戦争したい奴は戦争をやめない
通り雨の続き
きっと明日も
今日は、いつものメンバーで遊園地に
来ていた。 事の発端は....
「ハイネとシズクが両思いになったお祝いに四人でWデートしようよ!!」
「あ~此処まで長かったわ~やっと長年の
夢が叶うのね~」とミーナとナイトの二人の提案だった。
「はぁ~そんな事言ってお前ら遊びに
行きたいだけだろう って言うかそんな事
祝うんじゃねぇ恥ずかしいだろう....」
(って言うか長年の夢って何だよ俺の
恋愛成就は、そんな長年待つ程 希少な物みたいに言うんじゃねぇよ....)
はぁ~とハイネはため息を吐く
そして隣に座っているシズクを横目で見ると何故だかシズクは、考え込んでいた。
(何考え込んでんだこいつ....)ハイネが
シズクに声を掛ける。
「シズクどうしたんだ....」
「あっ....あのね....友達同士が両思いになったらお祝いするなら ミーナとナイトの事もお祝いしなきゃ 二人両思いなのに私
お祝いしなかった....今からでも間に合うかなあ....」とズレた返事をよこして来たので
ハイネは、更にため息を吐く
するとナイトが見計らった様に
「だから僕達のお祝いも兼ねて四人で
遊園地に行こう!」とナイトがシズクに
呼びかける
するとシズクが目をキラキラさせて
「うん!」と頷く と三人で盛り上がって来ていたので 嗚呼 これは行く流れになって来てるなあ面倒くさいなぁと思わなくもないが....シズクがにこにこして嬉しそう
なのでその笑顔を見てるとハイネ自身
(まぁ良いか....)と言う気持ちになるのだった。
そうして 今に至る....
「....ハイネ....見て....見て....!!」
シズクがミーナと動物の耳が付いた
カチューシャを被りハイネとナイトに
ミーナと一緒に見せに行く
どうやらお店で買ったらしい.....
ミーナは、猫耳 シズクは兎耳の
カチューシャだった。
「ミーナ凄く可愛いよ 似合ってる!」
「ありがとうナイト」ミーナとナイトの
二人の間に恋人特有の二人だけの世界みたいな雰囲気が流れる。
「ハイネ!!兎さんだよ!!」とシズクが
嬉しそうにハイネに顔を綻ばせる。
ハイネ「っ・・・」と言葉を詰まらせる
両思いになってもシズクに面と向かって
可愛いと褒める事が出来ないハイネだった。
無難に「ああ・・・」と一言返すだけで
留める。
シズクは、そんなハイネの言葉が嬉しくて
照れた様にもじもじしていた。
しかし当のハイネは....(俺って奴はどうして素直に可愛いって言えないんだろう....)
もう泣かせたくないのに.....
離れたくないのに....
もっと もっと喜ばせたいのに....
結局 告白も意気込んで決意した割に
最初に言い出してくれたのはシズクから
だったし.... 俺 もしかして彼氏らしい事
全然シズクにしてない....
その事実に思い至りハイネは、内心
落ち込んでいた。
暫くして四人は、乗り物のアトラクションやレストラン ショッピングなどを堪能して帰る頃になった。
「楽しかったわね!」「うん!」
シズクとミーナが話している後ろで
ハイネは、落ち込んでいた。
それを見て取ったナイトがハイネに
声を掛ける。
「ハイネどうしたの?」ナイトがハイネを
覗き込むナイトの問いかけにハイネは、
ぶっきらぼうに...
「別に....唯 俺っていつまでも格好悪いなあって思っただけだよ...」
「ふ~ん ハイネも自分の事に関しては
鈍いんだね!」
「はぁ....どう言う意味だよ!」ハイネの
問いかけにナイトは、答えず
「じゃあ僕達は、此処で失礼するね!」
「ハイネちゃんとシズクを送って行きなさいよ!シズクじゃあまたね!」
こうしてミーナとナイトは、手を繋いで
先に自分達の家へと帰って行った。
シズクは、今日は、凄く楽しかった。
皆と居られて.... ハイネと居られて....
だから今シズクは、最高に幸せだった
このまま寮に着かなければ良いのに
そう思ってしまう程....
シズクは、ちらりとハイネの顔を見る。
私の大好きな人は、普段は、ぶっきらぼうで意地悪で厳しいのに 私が本当に困っている時や助けて欲しい時は、いつも一番に
駆けつけて私の事を助けてくれる
ヒーローみたいに格好良くて大好きな人です シズクは、ハイネの顔を見て
くすくすと笑う
「はあ~何笑ってんだよテメェは」ハイネ
バツが悪そうにシズクを睨む
シズクはその睨まれた顔すら
初対面の時は、あんなに怖かったのに
今は、全然怖くない ハイネが色んな表情を自分に見せてくれる事が心から嬉しい
「....ハイネ大好き!」シズクは、満面の
笑顔をハイネに見せる。
それを見てハイネは...「ばっ馬鹿 うるさい こんな公衆の面前で好きとか言ってんじゃねえ うぜえんだよ ほらもう
さっさと行くぞ!」「うん....」
こうして二人は、並んで歩き出した。
きっと明日も大好きな人に会えます様に
二人は、心の中でそう同じ様に願っていた。....。
きっと明日も
今日も沢山勉強をした。
もうすぐ日付も変わる時間なのか。
ぐぅっと体を伸ばして、大きな欠伸をする。
きっと明日の夜もこんな時間をすごすのだろう。
でもこれは、私が勝たなければいけないことだ。
明日も頑張ろう。私なら大丈夫。
今日と同じ日が続いていく。
そう信じていたい。
いつか必ず終わりがくると、知ってはいるけれど。
「きっと明日も」
きっと明日も
あいさつさえ出来なかった
教室のドアを開ける前にあんなに予行練習したのに
目が合うと頭の中で考えてたことがどこかに行っちゃって
ただ顔が赤くなることしかできなくなっちゃう
きっと明日もこうかもしれない
でもそうじゃないかもしれない
明日はドア開ける前に深呼吸でもしてみようかな?
きっと明日も
明日って、あるのかな?
明日生きてるかどうかなんて
誰にもわからない
だから、やりたいことは
今、やるんだ
きっと明日も
今日もあなたは来てくれた
きっと明日も来てくれるのだろうか
来て…ほしいよ…
広すぎるこの部屋で、1人で過ごすのは寂しいから…
きっと明日も
きっと明日も……。
祈りのように、あるいは呪いのように、
密かに呟かれた言葉。
心からの希求であろうと無かろうと、
笑顔であっても涙であっても、
何も変わりはしない。
そう思って、
未来が見えないわたしたちは、
朝の光が差すまで目を閉じる。
でも目覚めたなら、
ほんの少しでもどうか、
明るい方へ一歩。
きっと明日も
きっと明日もいつも通り
いつまでそう思うことが出来るだろう
いつも通りなんて日はないと
きっと明日もいつも通りに
いつも通りではないと気づくだろう
「きっと明日も」
「きっと明日もいい日になる」と思える日よりも「きっと明日も悪い日だ」と思うことが増えるようになったのはいつからだっただろうか。
最近になってやっといい日とも悪い日とも言えないような毎日を過ごすようになってきたのは、悪い日が減ったというよりは悪い日のハードルが高くなっただけだと思う。
かと言っていい日のハードルが下がったわけではないんだけれど。
まだ18で「歳を重ねる」という表現をすると上の世代の方々から叱られそうだが、歳を重ねていくうちにいい日のハードルは上がっていく気がする。
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の歌詞に、『小さい頃は神様がいて不思議に夢を叶えてくれた』とあるが、大人になるというのはこの『神様』の存在に気がつけなくなることではないのだろうか。
この『神様』は『毎日愛を届けて』くれていた。
もしかしたら今も、夢を叶えて、愛を届けてくれているのかもしれない。
いや、きっとしてくれているのだろう。
私達が気が付かなくなっても、『神様』は私達の小さな夢を叶え、私達に愛を届けてくれているのだ。
歌は『優しい気持ちで目覚めた朝は大人になっても奇跡は起こるよ』と続く。
今となっては憂鬱な気持ちで起きたり、何かに急かされて起きたりすることが多くなったが、小さい頃、そんな事があっただろうか。
まあ人によるとは思うが、私は毎日優しい気持ちで目覚めていた気がする。
起きたら1階から温かな朝食の香りがしていた。
お日様がのぼって、寝室を明るく照らしていた。
ベランダの近くの電線に、小鳥がとまって鳴いていた。
そんな小さな“愛”を私は毎日新鮮な気持ちで受け取っていた。
この“愛”が当たり前になった時、私達は大人になってしまうのだろう。
試しに今日の帰りは鼻歌を歌ってみようか。
歩道橋の上から星空を見上げてみようか。
そしたら、もしかしたら、「きっと明日もいい日になる」と思えるかもしれない。
きっと明日も苦しいかも楽しいかも幸せかもお前とうまく話せるかもやっぱり気まずいままかもしれない
『きっと明日も』
本屋でたまたま目にしたおまじないの本に妙に惹かれてしまい、母にねだって買ってもらったのはずいぶんと昔の話。おまじないだけでなく魔法使いのなり方までもが書かれていたその本に衝撃を受けた私はその日から今日に至るまで毎朝魔法の練習を続けている。けれど成果はいまだに目に見えてはこない。
集中しているさなかにひそひそと聞こえてきたのはいつの頃からか聞こえるようになった家庭菜園に植わっている野菜たちのボヤキ。やれ水が足りないだの葉っぱの密度が高すぎるだのの文句を解決していくと、次第に声も聞こえなくなっていった。
気を取り直して深呼吸の後に手をバッと前に出す。
「出でよ炎!」
手のひらからは何も出ない。カッコいい攻撃魔法をバシッと決めてみせるという夢は昨日に引き続き叶わなかった。
「もうちょっとな気がするんだけどな……」
「それ10年前も言ってたね」
朝日差す庭先にて首を傾げる横で母は洗濯物を干し終え、家に戻っていった。
テーマ“きっと明日も”
「明日の天気は、晴れでしょう」
そんな機械的な言葉しか言わなくなった
この箱は、随分と昔に廃れていたのかもしれない。
明日の天気は、晴れ
そう何日も言っている。
けれど、連日、雨。
止むことを忘れているかのように
降り続く雨。
ここ数日、そう。
真っ黒な雲で覆い尽くした空。
きっと明日も雨。
物語の世界ならば
この辺りで、聖女やら勇者やらが
転移して来て、原因を解明!
とかしてくれるんだろうけど
そんな事は起こり得ない。
ただの異常気象。
昨日の私の後悔も
今日の私の後悔へ
きっと明日も
私は私のままなんだろう
#きっと明日も
きっと明日も何も変わらない。今日と何も変わらない。
そう思っていたら違ったんだ。
真っ暗な道を歩いていたら、知らない人に包丁で肩を刺されたの。
相手は私より歳上のおばさんだった。
私はこのまま包丁を相手に戻しては駄目だと思い、自分の肩に刺さった包丁を取られないように押さえてた。
引っ張る力とそれを拒絶する力。相手が男なら勝ち目はないが、女ならまだ可能性はある。
痛いよ、痛いに決まってる。それでもまた相手の手に渡って私の体内にある血が外に出てしまうよりも、ありとあらゆる箇所を何度も刺されるよりも百倍マシ。だってそうしないと私が確実に死んじゃうから。
私は重たい買い物袋を持っていたので、それを道路を走る車に向かってぶん投げた。
一か八かの賭けだった。当たらなければ意味がない。
結果、ベコンという音がした。一か八かは当たったのだ。
当然何事かと車から人が降りてくる。相手は私を刺すのを諦めて一目散に逃げていく。
「ごめんなさい……車は後で弁償するので、警察と救急車を呼んでください……」
あの日以来、私は明日がくるのを奇跡だと感じるようになった。
#45 きっと明日も