『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#きっと明日も
「ありがとうございました。」
コンビニのレジ横の募金箱
あの人は必ずお釣りを全額募金していく
今日は7000円以上入れていったな···
理由があるのだろうか?
毎日バイト時間とあの人が来る時間は同じだ
次、会ったら理由を聞いてみよう
#きっと明日も
あいつ俺に、別れを告げるだろう。
目尻を下げた、苦しそうな顔で...。それでも、微笑みながら。
あいつは...自分へ向けられるいい感情に疎い。
逆に、一部から向けられるい感情ほど、良く受け取りやすい。
そしてあいつは...優しいから。
俺がどんなに好きだと伝えても...
どんなに愛してると伝えても...
きっと、別れ話を切り出し続けるんだ。
自分の気持ちを押し殺してでも、相手の--俺の幸せを、願い続けるんだ。
...だから、せめて。
こいつが、少しでも幸せを多く感じられる様に。
少しでも、俺の気持ちを素直に受け取ってくれるように。
俺は明日も、空へと願い続ける。
74作目
きっと明日も。
消え入りそうな声で君が呟いた。
それでも静寂の中で響いた声。
明日、君は遠くへと旅立つ。
「うん。おしゃべりしよう」
この約束は、どれだけ意味があるのかわからない。それでもそうすることで満たされるなら、何度でも約束しよう。
# きっと明日も
感傷に浸るのが好きだ。
感情的な小説を読むのが好きだし、感動的な歌詞を味わうのが好きだし、悲劇的な物語を見るのが好きだ。
そうして、まるで自分が悲劇のヒロインにでもなったような顔をして、ベッドの上で静かに涙を流すのが好きだ。まるで可哀想になれた気がして。誰かに可哀想だと思われる気がして。
今日も私は暗い顔をする。
被害者を装って悲しみに打ちひしがれる。
きっと明日も。
#きっと明日も
きっと明日もハロさんは。
私が出掛けるときは引き留めてはくれないのだろう_| ̄|○
猫の下僕格差
一日が終わり
夜、
一人で
文章を打ち込む
窓の外では
秋の虫の音が
聞こえてくる
まるで
夜に溶け込んだような
自分しかいない感覚
文章を書いているのに
無になっている
自分を自覚できる
この時間が好き
きっと明日も
賑やかな一日が待っている
その前の
一服の
お茶のような時間
"きっと明日も"
あの5年間、明日になんの活力も見出さなかった。
ただ単純に、明日に《何も感じなかった》。『明日どうするか』とか普通の人なら考える事も『また明日が来るのか』とか悲観する事も、本当に何も思わなかった。絶望なら1年足らずの内に、これでもかっていう程この身に受けた。あれ以上の絶望は無い。だからと言って、俺なんかに見出す希望も無い。希望も、絶望も。だから俺は明日に《何も感じなかった》。
そんな俺に、ちょっとの希望が指してきた。それはだんだんと、自分が望んだ形ではないが、希望と絶望が俺に明日を生きるだけの活力を与えてくれた。
そうだ、この感覚だ。こんなにも胸が揺れたのは久々だ。もっと、もっと欲しい。こんな俺でも、明日に《何か》を感じていいのなら、感じたい。ちょっとの希望でも、ちょっとの絶望でも、欲しい。明日に《何か》が、俺の胸を震わせてくれる《何か》が。
そんな俺が、普通の人のように、あの時までの自分のように、当たり前に明日を考えるようになった。これを喜んでいいんだか、どうだか…。けど、普通の人みたいに明日を考えるようになって、考えている時間が好きになって、今日よりも良くしようと準備する時間が好きになった。今日を生きて明日に《繋ぐ》事をしていこう。これからも、この《当たり前》ができるように。
辛くないかな
苦しくないかな
泣いてないかな
24時間...
貴方のことばかり
どうか
心穏やかで
ありますように
と...
きっと明日も
貴方を想い
空へ願いを
「明日会える?」
君からしたら ただの誘い
だけどその一言だけで
僕の何気ない1日をいとも簡単に
綺麗な景色へ変えていく…
無邪気に笑って
小さなことで落ち込んで
ありがとう って
君の無邪気な笑顔が
また僕を嘘つきにさせる。
きっと明日も
僕にとっての君は
1番近くて とっても遠い人…
眠れない長い夜に
既読のつかないメッセージを読み返す。
- Your Friend -
きっと明日も
会いたくなって
会いたくなって
電話口の柔らかい声に
包まれて
あぁ~明日部活だ、だるっ
うわぁ~テスト不安だよ~
そんなことを思ってる
でも君と会うと幸せで
ちょっと話せただけで嬉しくて
目が合っただけではしゃいで
君を見ると頑張れるんだ
昨日も好き
今日も好き
きっと明日も好きだよ
きっと明日も今日と同じ
それは避けられない
ある日親に欲しいものを聞かれて、正直に答えた
初めは嬉しかった
二日目も幸せだった
三日目でおかしいと思った
四日目でもう嫌になった
明日で五日目、もういらない
望んだものとはいえ、何日も同じだと嫌になる
これをリクエストしたあの日の自分を殴ってやりたい
ああ神様、もしも願いが叶うなら、
カレー以外のものを食べさせてください
きっと明日も
きっと明日も 素敵な1日になる
君と一緒に居るのだから
毎日つまらないと思ってた僕に
キラキラをくれた彼女
話す時に
服の裾をツンツンしてくる仕草が
たまらなく愛おしい
いつも美味しそうにご飯を
食べる君を見るのが好きだ
何気ない会話の中でも
笑顔を絶やさない彼女
君と居ると
本当に毎日が幸せだと感じる
だから明日は
君の笑顔が 最高に弾けるように
誕生日をお祝いするよ
生まれてきてくれて
そして
僕と出会ってくれて
ありがとう
きっと明日も、お気に入りの珈琲を淹れて
「美味しい…」と独りごちるように
文章を考えてストーリーを編み
スマートフォンに物語を書き込んでいる事だろう
5月からはじめた『書く習慣』は
着実に"習慣"となっている
#きっと明日も
きっと明日も
同じようなことをしているだろう
きっと明日も
同じような人達といるだろう
きっと明日も
景色は変わらないだろう
とても信憑性のある経験的法則だ
全部自分次第なのに
勝手に明日に呆れている
それに気付くのが遅すぎた自分にも
気づいて尚変わらない自分にも
呆れている
きっと明日もこんな感じだろうな
20230930【きっと明日も】
きっと明日もあなたの道ときみの道が交差することはない。交わらない軌道が、星の笑い声だけを後に引いてみせる。未来に帰ってくる無人探索機は言うだろう。ただいま。あなたはそこできみの声を初めて聞く。それを“交わった”と解釈するかはあなたにお任せするし、きみは存分に悩んでも良い。あなたときみがそうして充分に望んで信じた未来を、星々は決して笑いはしない。
また明日
手を振りあっさり背を向ける
信じてるから 今日の続きを
#短歌 #書く習慣 20230930「きっと明日も」
きっと明日も(9.30)
ふなぁあ、とあくびをして窓辺に座る。少し傾いた日差しが気になるけれど、首筋を抜ける爽やかな秋風を思えばなんてことはない。
「速い」
低く鋭い声が飛ぶ。むっとした少年の鼻息が少し荒くなった。ゴリゴリがらがらとうるさいアナログな音が店内に響く。
『喫茶アヴリオ』
非常にわかりにくい、石畳の路地に押し込まれるように建つその店はしかし、無期限の休業中だ。理由は今まさにあくせく豆を挽いている少年を一人前にするため。だがマスターの治らない顰めっ面を見るとまだまだかかりそうだ。
頼むから潰さんでくれよ。
そう思いながらのびをすると、ふわりとさくらんぼのような香りが近づいてきた。そっと店の中を伺う少女はうっとりとマスター見習いを見つめている。私がふっと笑って歩み寄ると、少女は甘く焦がれた顔で愛おしそうに私の頭を撫でた。
やれやれ。今日も仕事をするかな。
毅然と尾を振ってカウンターに飛び乗る。にゃあお、と少女の気持ちになって呼んでやると、少年は救われたように歯を見せて笑った。コーヒーの匂いに染まった、水に荒れた手に頭を擦り付ける。間接キス、ならぬ間接なでなで。私にもよくわからんが、少女をみやると幸せそうなのでよしとする。
きっと明日も彼女は来るのだろう。いつになったら直接話せるのやら。
まぁ、日課がなくなるのもな。
猫はふなぁあとあくびをして瞼を閉じた。
突然の別れ。「無かったことにしてほしい。」
私のことが受け入れられなかったのだろう。
そう感じ、「分かった。」と背を向けた。
だけど、簡単に割り切れるものでもなく、
「どうして」と毎日のように泣いた。
1日が終わった夜更けに。一人の時間になった時に。
ふとした瞬間のときでさえ。
そんな日々を過ごした。
きっと明日も泣いている。
ただ、時間は優しいもので、
少しずつ、傷ついた心を癒やしてくれて、
泣いていた日々も、過去のことにしていってくれた。
あの頃の私は、もういない。
もう大丈夫。
今日もいろんな事があり、よく笑った1日だった。
きっと明日も笑っている。
「きっと明日も」
ファンタジー
300字小説
長い『明日』
ガキの頃、竜人の俺には、人間の友達がいた。
近くの農村の男の子で、俺達は毎日のように森の入り口で待ち合わせ、森を駆け巡って遊んだ。
「また、明日な!」
夕刻になると奴は村に帰る。きっと明日も。そんな日が続くと俺は信じて疑わなかった。
「……長い『明日』だったな……」
あれからどれだけ経っただろうか。ガキの竜人が大人になるほどの月日を経て、俺はようやく森の入り口に佇む奴に再会した。
ゆらりと揺れる淡い影は傷だらけで、右腕と左足が肘と膝から無かった。
「……いろいろ、あったんだろうな……」
そっと影に手を伸ばす。
「あれから修行を重ねて、俺も一人前の僧侶になった。俺がお前をお前達の言う『天の国』へ送ってやろう」
お題「きっと明日も」