『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳内が、お祭り騒ぎ。部屋の中は、血塗れ。
オレが、おまえを殺したからだ。
これでもう、誰にも盗られないで済む。
熱が失われていく体を抱いて、「愛してる」と囁いた。
おまえとは、もう会話出来ないけど、それでいい。どうせ、オレはろくでもないことしか言えないんだから。
『お祭り』
私は祭りが好きである。
それは、楽しいから。ではない。
「お祭り」
昔から存在する日本の伝統。
海外に誇れる文化。
ただ楽しむだけじゃなく
その土地の、文化の、歴史を感じられる。
感動するから、好きなのである。
「お祭り」
「ごめん、待った?」
「ふぇん、ふぇん」
「まず、焼きそば置こうか」
「全然待ってねぇよ。それより1人でめっちゃ祭、楽しんだから逆にちょっと罪悪感的な?」
「とりあえずそれ、持つの手伝うよ」
「マジ?サンキュ。最悪食べていいからさ」
「これは何?」
「8分の2になったたこ焼き」
「それは?」
「食いにくい部分だけになったチョコバナナ」
「これは?」
「芯だけになったりんご飴」
「なにこの汚いの」
「一回落とした水飴」
「ほぼゴミしか残ってないじゃない」
「紅生姜だけになった焼きそばもあるけど」
「いらないわよ!」
お祭り、してみたいな
最近は全然参加してないし
にぎやかなのが苦手だから難しいかもしれないけど
でも、友達と一緒に遊んだり、笑ったりしてみたい
にぎやかで、きっと暖かいと思うんだけど
からんからんと下駄の音が鳴る。
延珠は、この村の村長の娘だ。
今月に入ってから、このお祭り日を楽しみにしていた。
ちんとんしゃんてん。ちんとんしゃん。
太鼓と笛と鈴の音が、境内にこだまする、七時半。
次第に暗くなっていく空。月が影る夜。
下駄足が、足早になる。
ざわざわと、森の奥の方で、奇っ怪な気配がする。
この気配は、なんだろう?
延珠には、この村を守るための、霊感があった。
そう、その不思議な気配は、彼女を鎮守の森の奥へと誘うように。
(誰、誰、誰……?)
声はない、気配だけが広がっていく。
白い、気配だ。
透き通って、色がない。
こんな神聖な気、感じたことがない。
白い男が立っていた。
狩衣に、烏帽子、目を引くのはその、絹糸のような銀髪と、黄色く光る、蛇の目だった。
男は口を開いた。
「そなたのことは、幼き頃より知っている」
か細い声だった。
だが、凛と張りつめたような、一本の針を想像させた。
お腹に響く太鼓の音。
街灯の灯りじゃない灯り。
なぜか美味しく感じる焼きそば。
使い道のない風船の剣。
その場限りのお面。
近所迷惑なほどの盆踊りの歌。
持って帰ってどうするヨーヨー。
値段も気にせず射的。
あの子の浴衣姿。
色彩の暴力。
夏の風物詩。
–お祭り–
お祭り
最近、夏祭りがありました
その風景は、私が知っているものと違いました
皆、思い思いに楽しんでました
楽しむというより発表という側面が強く
純粋に楽しむというのはなかったと記憶しています
ただ楽しむというあの空間はなれんかったなぁ
お祭り
子供の頃はお祭りが好きで
…金魚すくいや綿菓子や
焼きそば色々楽しんで
いた記憶がある…
花火がバチバチと鳴り響き、
一瞬で花が咲いて…
一瞬で散っていく
何度も何度も…
ひたすら見ていた
目を輝かせ…
いまは…
花火の音さえ
うるさく感じ…
耳を押さえ…
聞きたくないの…
胸がいたいの
やめて
音に敏感になって
しまったの。
お祭りなんて実際どうでもいい。
それよりも、私が口に出したものをそのまま実行にうつさないでくれるかな?
非常に腹が立ってるんだけど。
益々、疾患が悪化しそうなんだけど。
裏で何しているのか知らないけど、何かあって娘から色々聞いて腑に落ちなかった時は覚悟してよね。
何を吹き込まれているのか全く知らないけど、
知った時が時がとても楽しみだわ。
私は誰の味方でもない。
突き落とされたから。傷ついたから。
『お祭り』
お祭りの 匂いがあると 知ったのは
きみが手を引き 笑うから、夏
『お祭り』
空気を震わす大太鼓、軽快なリズムを刻む和太鼓。揚げ物のにおい、甘い焼き菓子のにおい‥赤い提灯に大勢の人。
目を開けたらそこはお祭り会場。
着物と上でまとめた髪の間から見える、君のうなじ、りんご飴で紅く艶めく唇、繋いだ手ににじむ汗の感覚。
きっと僕は今日のことを忘れないだろう。
「また、来年も一緒に来ようね」
君と交わした約束
果たされなかった約束を僕は忘れはしないだろう。
-fin-
お祭りって…
花火があって
屋台があって
沢山の人がいて
それから…
入院してから5年、一度もお祭りに行っていない。
お祭り…今年は、行ってみたいな。
余命最期の日、君はそういった。
そしてその2時間後
君は僕より早く、虹の橋を渡って行った。
そうか、明日は夏まつりか…
…
久しぶりに、行ってみようかな。
そうして僕は
家を出た。
(今回駄作だな)
【お祭り】
皆はお祭り誰と行く?
家族?友達?彼氏彼女?
お祭りと言えば何が思い浮かびますか?
金魚すくい?
屋台?
【昨日出せなかったm(*_ _)m】
お祭りは大好き。
特に夏祭りが好き。
人々のエネルギーが溢れてる。
お祭りの中に飛び込んで命を燃やしたい。
お祭りに来た。
花火を見て、さぁ帰ろう。
「じゃあね」
スタスタ。
「……?ここどこ?」
私はいつの間にか知らないところに来ていて、
道の両端には幾つもの提灯がぶらさがっていて……
この日から私はお祭りに行こうとしなかったなぁ
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
お祭り
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
黒い影に覆われた空には蝉の気配はない
真っ暗な部屋の中で
月の光だけがそこにいる
六畳の上の私は月の光を浴びても光ることは無い
段々と花火の音が響く
またひとつ、またひとつ
はっきりと私の耳に届くけど
それはまるで置いてかれてるようで
ゴミを捨てるのも
食事をするのも
息をするのも億劫になる
''そこ''に行けば何かが変わるのかな
光に当たれば私は輝くことができるとでもいうのかな
貴方と手を繋いで
お祭りに行きたいな
人混みに紛れて
貴方に寄り添って
少しだけ甘えてみたいよ
ずっとずっと
好きでいられたら
どんなに幸せだろう
過ごした時間の数は
少なくても
思いの数は
数えられない程で
重なる思いが
このまま
永遠に続きます様に
大空で花火が2人を
彩る時に
2人になれて笑えます様に
。
それは夏休みだから。
蝉が忙しく鳴くから。
軒に座って食べるメロンバーがとても美味しいから。
風鈴がカチンと揺れるのが氷の音の様だから。
駆ける坂道が、
どの季節よりも足取りが軽いから。
ねぇ
─夏の風は心を幼くするんだよ?
夜の空を金魚が泳ぐ。
はしゃぐ瞳はまあるいりんご飴。
わるくないねって
─あなたの声が聞こえた。
もうすぐ○度目の夏がくる。
風になった思い出を抱いて
もうすぐ 夏がくる 。
2年ぶりのお祭り
告白するんだ。好きな人に
親が買ってくれた浴衣来て
そんなにしたことも無いメイク
短かった髪も1年半以上かけてロングにした
頑張って巻いた髪の毛
どう反応してくれるかな。
好きな人は可愛いって褒めてくれたよ。
ものすごく嬉しかった
そして最後の大イベント 花火
私は振られる怖さを振り絞って花火が上がる瞬間に告白した
「好きです!」
二人の間での沈黙 周りの声が聞こえなかった。
「ごめん。」
「え………」
振られたんだ。振られちゃったんだ。
分かってたよ。
だって告白した相手は
女の子だもん。
お祭りにいった記憶はここ数年ない。本当に小さい頃に親に連れられ、赤い可愛らしい浴衣なんかを着て人混みの中を妹と手を繋ぎながら歩いた記憶が最後のものだと思われる。
出店の食べ物は普段よりも数倍は美味しいとはいうもので、親にねだって買ってもらった焼きそばや綿あめは普段家で食べるものよりも格段に美味しかったように思う。手がベタベタになって最後には手を洗う場所ばかり探していたような記憶もある。
1番の思い出は金魚すくいだ。赤や黒の金魚たちが青い入れ物の中でヒラヒラと泳いでいる。小さなポイを握りしめて私と妹は一回だけ金魚掬いをやらせてもらう。金魚をポイに乗せた途端に破けて金魚は逃げてしまう。2人とも失敗したところで、出店のおじさんに1匹ずつ残念賞として金魚をもらった。小さな赤い金魚をビニールに入れて家に帰る。大きな水槽に入れられた2匹の金魚は私が高校を卒業するまでは生きていたように思う。
今夜はお祭りがある。わざわざ遊びに出ては行かないが、微かに聞こえてくる出囃子や子供たちの笑い声を聞くと遠い遠い昔を思い出す。むせるような夏と人混み、妹の手の熱さ、懐かしく幸せな思い出の一つである。