『あいまいな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《あいまいな空》
月が姿を消した夜
空と海の境が混じり合う
遥か彼方でくじらは唄う
生まれくる命を祝いで
去りゆく命を慈しむ
高らかに上がるくじらの吐息は
柔らかな潮風に乗り
ゆらり揺蕩う雲となる
雲が手を取り重なりあえば
くじらの吐息が雨となる
生きとし生けるものへ
等しく注ぐその吐息
優しくあれば恵みをもたらし
酷しくあれば命の全てを洗い流す
そして吐息は海へと還る
くじらは唄い続ける
かつては離れた丘たちへ
その魂が安らぎますように
いつか許されますように
『あいまいな空』
俺の気持ちは、空と対比している。
俺が悲しい時は空は晴れ、嬉しい時は雨が全てを奪っていく。だからデートの時も毎回雨だったし、別れた時は恨みを覚えそうになるほど快晴だった。
そんな空に、美しいと思ってしまうのが悔しい。
空いっぱいにある星を眺めている時だけは、気持ちは対比していない。その事実が、空に遊ばれているみたいで、素直に嬉しくはなれなかった。
雨が降りそうで降らない、あいまいな空。
ギリギリで耐えてるその様子は、コップの水が表面張力で耐えてるのととても似てる。
いつ決壊するかな。
雨が降り出す前に早く帰った方がいいのに、
決壊のその時、雨が降る様を見たい私もいて。
軒下で空を伺って、空が泣き出すのを待ってる。
どんな空でも見上げたら
心が晴れる
もう、ただ一生一緒に居たいんだ
物事に白黒つけるのは、マッチョな、体育会系の特徴だ。正義。ヒーロー。そういったものに憧れを抱くのは少年の頃まで。それを過ぎてヒーロー願望を持つ人は私のタイプじゃない。少年の心を持った大人、なんていない。いるのはただのガキ。
あの人の言うことも分かるけど、この人の言うことも分かる。だって世の中はグレーで、絶対的な正しさなんてないんだもの。それが物事に白黒つけない、知的な、文系の特徴、ひいては私の特徴。誇り。
真っ直ぐに白を見出そうとする人に私は思う。言わないけど思う。そんなの時間の無駄だよ、世の中を知らないおバカさん。私はないものは探さない。だって世の中はグレーで、考えないことが許されてる。
曇り空に晴れを願う。私はこれから自由が丘のブックカフェで曖昧さを憂いて、歓迎するのだから。
2024.6.14『あいまいな空』
“あいまいな空”
行ってきますと踏み出した足を引っ込めて一度家へ戻る。予報では一日中曇だと言っていたが、思いの外空には重たい雲が敷き詰められていた。
こんな日には傘を持っていくに限る。
わざわざ通販で買った少しだけ大きめの折り畳み傘をそっとカバンに忍ばせて、出番があるといいなあと空を見上げた。
ずっと嫌いだった雨をこんなに待ち望む日が来るなんて少し前の俺には考えつかなかっただろうななんて、家から近いというただそれだけの理由で選んだ学校へ向かう。
入学して、隣の席の彼女に一目惚れしてしまわなければ、俺は多分……いや絶対に傘なんて持ち歩かなかった。むしろ傘を持たないことで、傘を持ってる女のコと一緒に帰る口実にしようとさえ思っていた。
いやあ傘、忘れちゃってさ俺んち15分くらいなんだけど入れてくんね?とか言って、さりげなく傘を持ってやって優しいねって言われてぇ!なんて思っていたはずだったんだけどなあ。
参考書やらなにやらで重たいから傘なんて持ってられない!とドシャ降りの中をYシャツ一枚で帰ろうとする彼女を必死に止めて、コンビニで慌てて買った傘に入れてあげた時から、俺はなるべく傘を持ち歩く様になっていた。
彼女はけして、ありがとうとも優しいねぇとも言ってはくれない。まあ俺がむりやり傘に入れてなければずぶ濡れで帰る気マンマンなのだから、むしろなんなの?とでも思っているんじゃないだろうか。
だけどまあ惚れた弱みってやつで、一年も付きまとって傘に入れてやるうちに雨が降り出すと俺の方をチラッと見る様になったことに気づいてからは毎日雨でもいいのに、と思うようになってしまった。
「これ絶対見えないよー」
「まだわからないよ?」
女二人で山を登る。お目当ては…
「「あー」」
テラスに着いてシンクロした。
霧だらけでも、私達は手を繋いで進んだ。
「うーん見えないね」
「見えないねー」
顔を見合わせて、吹き出した。
ヘアセットを崩したまま自撮りも撮った。
雲みたいなアイスを食べていると
霧が若干薄くなって雲が見えた。
正直、感動は薄い。
あいまいな空、雨の日の雲海。
ぜったい忘れない。
「リベンジしよ!」
「ね!」
金曜日の夜、同僚に誘われてお酒を楽しんだ。
飲む前まではあんなに意気込んでいたのに。
いざとなると結局、2時間ほどで飽きた。
楽しい夜だった。それに偽りはなくて。
けど、何か足りない。
2件目に行く事はなく、自宅近くの駅にひとり降り立つ23時。
星の見えない空を少し見上げる。
背の低いビルとネオン、どこぞのシンガーソングライターと数人の観客。どこからか漂う煙草の匂いと香水。まだ終わらない夜。
いつもならタクシーを使うけど、今日は歩きたかった。
ちょうど一年前、夏の匂いが漂い始めたこの日。
君はサマーニットのワンピースを着ていた。
あんなに楽しかった夜はもう来ない。
逆に云えば、もう傷つくことも無い。
安堵しながらも、泣き出しそうな群青色の空。
三白眼に似た三日月だけが、全てを見透かしていた。
題:あいまいな空
あいまいな空
夏雲が何層も重なってワニの顔に見えたり、おじさんの顔、龍神様の顔も…その日の気分によって空も表情を変える。
空も私たちの心もいろいろな表情があってもいいし、偽らなくてもいい。
【あいまいな空】
最近は快晴の日もあれば曇り、雨の日などコロコロ空は表情を変える。空はいつも私達に違うものを見せてくれる。いつもありがとう。これからもよろしくお願いします
遠い彼方に
漂う雲
どこに行くかも
曖昧なまま
優雅に揺れて
流れていく
曖昧な空
僕の気持ちも
君の気持ちも
飲み込んだような
空を見上げて
決めたんだ
「一緒に前に歩こうよ」
これが僕の答え
どんな天気なのだろうか。
どんな色をしているのだろうか。
それを見て今の気持ちは?
楽しい。寂しい。モヤモヤする。果てしなく続くものに思いを馳せて。
曖昧な空。曇りのような晴れのような。暗くて何も見えやしない。君にはこの空がどう見えるのかな。
今日はなんとも言えない天気だ
雲りのような雨のような
雨は降っていないはずなのに
なぜか雲はものすごく暗い黒だ
今日はせっかくの休日なのに
はぁ、
ため息まで吐き
心まで暗くなりそうだ
外は暗いから今日は家から出ずに
1日を過ごしたのだ
お題_あいまいな空
鳥が囀り、朝日が私の死んだ顔を照らし、冷たい風が私をあおる。
あぁ、朝が煩わしい。
どんなに朝を恨んだって、あの子が帰ってくる筈がないのに。
ふとバルコニーから下を見ると、遠くであの子が遊んでいるのが見えた。たしかに。
「いかなきゃ」
そういって、私は______________________________
あいまいな空
変な表現だと思う。
あいまいな空模様、ならわかるけど。
失恋した。
大好きだったあの人に
今日、振られた。
涙を必死に堪えようと上を向いて、
自分の視界からは、
雨のような大粒の水が止まることを知らず溢れた。
「どんな雨でもいずれ止む」
だから私は、雨が止むのを待った。
ひたすら、私が振られた場所で
端っこで1人、雨を降らして。
20分くらいしたら、雨が止んだ。
空を見上げると、空は真っ青に染まっていた。
まるで新しい恋がみのったかのように。
あぁ、いやだな。
この天気。
あぁ、嫌だな
こんな気持ち。
捨ててしまいたい。
(題・あいまいな空)
「あいまい」この言葉は日常的に使うだろうか
あいまいな関係、あいまいな言葉、あいまいな気持ち
色々あるけどあんま使わないな(笑)
あいまいな空って今の、自分の気持ちみたい
「あいまい」も「空」も正直好きだけど
あれよね、不思議な感じになって好きなんだけど
本音を言うと君とあいまいじゃない関係になりたいな
【あいまいな空】
あいまいな空って言われて浮かぶのは…雨降りそうだけどまだなんとかもってるーって空かなぁ
なんと言っても私はまわりのみーんなが認める雨女でありまして・・・
なので、あいまいな空の時は私が職場から帰ろうとすると
『あーーーちょっとだけ待って!先に出るからっ!』ってみんな一斉に言いだすんだよね〜まったく笑
で、もうすぐ家に着くって頃に信じられないくらいの土砂降りとかね、ほんとあるある〜
まず浮かんだのはこんなところでしょうか
そして今回も明日の19時までたっぷり書き込む予定です!
まずはお風呂で想像、妄想に浸って参ります
スッキリ爽快!
お風呂での想像、妄想の世界に浸ると次々浮かぶ浮かぶ
たーだ、上がるころには『あいまいな空』は何処行った?ってくらいに内容がそれていましたが笑
『曖昧』に焦点をあててみて考えると…自分には曖昧さはあまりないなーと
すぐに返事をしなかったり、答えを出さない時でも、自分の中では迷いはほぼなく明確に決まっていることが多い
ただ、タイミングや伝え方を思考しているだけ
これだけハッキリしているとショッピングや食事のメニュー決めも即決タイプに見られがちですが…そこはじっくり考えて迷って最善をさぐる笑
私にとってオシャレや食事はとても重要なモノなんだと思う
おはようございます♪
今日の朝空は〜あいまいではなく、雲ひとつない澄みきった青
暑いけど気持ちイイ
さてと、ホットコーヒーを淹れますか…