20代前半の頃、マイコプラズマ肺炎になった。
初めての入院。
看護師さんに、今は部屋が空いてないからおじいさんだらけの所でも良いかと聞かれ、辛いから何でも良いので大丈夫ですと答えた。
その病室は癖の強い爺さんがいた。
たーすけてー、ヘビの皮と言う爺さん。
まいったなあとも言っていた。
おい兄ちゃんと声をかけてくる爺さんもいる。
こちらは呼吸すらままならないの、わからんのか。
当然お風呂に入れないから、温かいおしぼりみたいので顔や体を拭く。
看護師さんから2枚渡されて、こちらはおしも用ですと言われて、意味がわからなかった。
とりあえず間違いないのは、そのおしも用ので顔を拭いてしまった事。
なんか変な臭いした。
ぐったりしながら夜テレビを見る。
上手く動けなくて、テレビの画面との距離が近い。
その当時、TBSのドラマで仁-JIN-が放送していた。
ドラマが終わる前に、幼児態腫瘍が画面いっぱいに映り、目を明けるのを見て怯えた。
退院しても体調はしばらくすぐれず、体重も8kg落ちた。
大体普段通りになってきて、当時やっていたバンドのメンバーに退院したと連絡したら、悪い、バンド解散したと告げられた。
入院ってするもんじゃないな。
8/2/2024, 1:15:11 PM