カナサチル

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チャイムが止んで
教科書を閉じた。

重たいカバンは、前カゴに放り込んで
坂道を 漕がずに下る。

膨らむ白シャツは 僕の翼
ネクタイを抜ける 五月の匂い。

「何者か」にならなきゃいけない 毎日は
あのアスファルトに 置いていこう。

行き先なんて、決めなくていい。
今はただ 風の吹くほうへ。

【 風に身をまかせ 】

5/14/2026, 10:26:18 AM