酔生夢死

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『神様だけが知っている』-第一作-

どうせ死ぬんだからって
向上心もなくなって
それでも
とくん とくん、と
頭痛おこす痛みがあって
痛いからって薬を飲んで、

その間もおれのなかみは
勝手気ままに動いて
動いて。動いて。
頑張りすぎて頭痛起こして治される。

勝手に血液運ぶな莫迦お前らがそんなもの律儀に 運ぶから生きる以外ができる

おまえらは揃いも揃って



勝手に生活をはじめるし
頼んでないもの運んでくるし
うるさいくらいにめちゃくちゃな文字がじゃまだなぁ。
わかるだろ

なんのための文字なんだろう
消える前になにか、伝えるためかも、ね。

何も知らない なにもしらない


この状態で、黒い画面に文字をなぞるように
浮かべるように
叩きつけるように
打ち込むのはたのしい

黒いボードから落ちてくる

様々な理由ありきなんだ生きることは、つまり
今これを打ち込んでいる眠剤を飲んだ人間は自分が認識できない野郎にひっぱられている、のだ。


だいぶ考えられなくなってきたもうすぐ世界が終わるのかな。

黒い画面から自分で打ち込んだはずの文字に殺される気さえしてくる

おれが生きたくないのに
生かせてくる身体の愚痴
を言ったから

文字だけなんだ神様に勝てるのは
その武器打ち込んで聞いて欲しい
打ち込めているかも不安になるが
おれはおれはもう少しで死ねるのか。






絶句


「まだむり」

7/4/2023, 4:02:41 PM