見えない未来へ
お疲れ様。今日もひと休み。
今日は、少し苦しい毎日をすごす君へのお手紙。
いま何を考えてる?
高校どうしよう、
明日の仕事は大丈夫だろうか、
誰かに迷惑かけたかも、
嫌われたかも、
明日も生きていいのかな。
色々あるよね。
「そんなこと考えたって未来は見えないよ」
そんなこと知ってる。
知ってるけど、考えずには居られない。
君の頭の中は、少し忙しいね。
やらなくちゃいけないこと、
やりたいこと、
嫌だったこと、
傷ついたこと、
反省したこと、
たくさんある。
いろんな色の紐がいっぱいあって、
コマ結びみたいに絡んでる。
忙しくて、苦しくて、いっぱいいっぱいで。
嫌になるね。
君はきっと、見えない未来を見ようともがいてるんだね。
君の目の前の未来は暗くて、どうあっても見えない。君はその暗闇が近くにあることを恐れてる。
目を瞑って。
息を吸って、ゆっくり吐いて。
君の暗闇は、本当に真っ黒かな。
よく見たら少しの光があるかもしれない。
暗闇から目をそらさないで。
暗闇の中に少しだけ光る、君だけの心を探してみて。
無心で。
誰にも邪魔されない、君だけの時間。
考えない時間を過ごそう。
君の見えない未来を、
その暗闇の中に星を見つけるために。
星がないなら、描けばいい。
君が望む未来を。
苦しいことも、嫌なことも、君だけのもの。
今だけは全部捨てて。
君の暗闇に輝く一等星は、
どんな色かな。
深く潜って、見てみよう。
おやすみなさい。
11/20/2025, 1:56:38 PM