桜並木の下をただ並んで歩く。貴方はおそらくふんわりとした笑顔だろう。でも私は下を向き、その笑顔を感じながら涙を流している。一言も交わさず、ただ貴方のあたたかな空気に包まれながら、幸せと悲しさと寂しさのごちゃ混ぜと、逢いに来てくれたうれしさとともにただ並んで歩く。涙ともに目覚めた時、うれしさと悔いが残った。なぜ夢が醒める前に「ありがとう」と言えなかったんだと。もう二度と見れない夢なのに。
3/20/2023, 3:42:12 PM