目が覚めないうちに、僕は地下に潜り込んだ。
入くねった小道に入ると赤い提灯と白狐が
手を招く。
僕はタンブラーにブラックティーを入れ
傾けた。薔薇の花びらを巻き葉巻のふりして
香りをかぐ。
「何年ものですかキューバ産ですか」
、、、。
「はい、おっしゃる通りです」
「なるほど」
右端に座る私は、いつの間にか名を付けられた
シンプルなカクテルに目が止まる。
「いつもので?」
「いいえ、それは若すぎます」
「月日は流れました」
バーボンとチェイサーをください。
氷はお任せで。
「かしこまりました」
まだ、グラスに口をつけない間に、
一人の男性が入ってくる
名前は言わないが名刺代わりにお互い知らないふりをした
そこにいた全員が同じ気持ちだ
変わったのは、酒の種類か、、、。
年を重ねたなアイツも。
心のなかでつぶやく。変わらない名曲は
いつの間にか、新鮮な風に変わり
西暦をささやく青年がいる
西暦のシェイクで過去と今とを行き来しよう
目覚めた僕は、ミキサーでマルガリータを自宅で作っていた。あ、夢だったんだ。
いつの間にか、地上へ送り返された僕は、
成長したと思われる猫を探して見渡した
あの頃は、すぐ側にいて、
よく動物と会話してたのにな。。
元気かな?
勢いよくミキサーを、混ぜながら
その音に紛れて「会いたい」とつぶやいた。。
「いいんじゃない?」
空耳を感じた、ブラックティーは
すぐに重厚感のあるカウンターを思い出し
楽しかった思い出に今を重ね
もう、アルコールは飲めないことを伝えた
「存じてました」
聞こえてきたのは、カウンターの肩越しからだった。
僕は、何も言えないまま
いいとも
と、つぶやきバレないように
みんなのご機嫌を伺うと
ひとり、そっと店をあとにした。
氷が溶けぬ間に、愛も溶けぬ間に、
僕はほどほどに、飲み干した。
時計を見たら、深夜すぎ、
働いたな。疲れたな。
雰囲気で乾杯したいな、、
思い出の屋根を思い出し、眠りについた。
The music stopped from the loud speakers and no one could dance she picked up a mixtape and handed it to a passing DJ.
From that mixtape came a jubilant latin tune.
She says,don't stop smiling.
Because when she was a child,everyone laughed,
even though they were poor.
She whispered with her small body.
"I want you to remember that indomitable heart.
☆
星を抱きながら星を描いていく
私を見つめた瞳たちが走馬灯のように瞼をすり抜けていった、
心を分け合い、光を分け合い、言葉を分け合い
泣いた。
人生でこんなにも流した涙があるだろうか
浄化していく精霊たちの魂が優しい仏様に衣替えをする。
小さかった私は、美しさを信じ、己を信じ、己を赦して、己に泣いた。
これも天の采配か、
朝顔を育てていた少女は、友人や家族のため
急いで成長していく。
鏡に映る自分の顔が、やけにオヤジくさくて笑えてくる。
幼い頃の私は、じゃんけんおじさんにはいつも負け、
棒倒しは、いつも私で倒れてしまい
成人してようやくビールの蓋をあけるとオデコにあたる。
たまに、恋に堕ちるとすぐにダウンをとられ発展できず、幼なじみとようやく逢えたら
ドラマが最終回を迎えてしまった。
始まりはひとりの人を笑わせたい。そんな想いからだった。人には個性がある、それぞれに合った個性があり光は輝く。今は疲れたのか、周りがみえなく感じない
そっと咲く地味な個性になりえた。
両耳で、鈴を鳴らしながら、、
もう、そんな歳かぁ、、と、ひとりなげいてみる。
そんな想いで周りを、見渡すと大勢の精霊がセンスよくボケていてくれた。
あー、心はおやじの仲間入りかぁ、、
逆の立場になった私は、初夏なのに、ふと秋風を感じた。
あ、僕そう言えば、秋生まれだったなぁ...
やっぱりオレは哀愁漂う、どんぐりだ。
どんぐり拾いは、嫌いだったのになぁ
自分で自分を、そっと慰めた
ジャッチも面倒だなぁ~・ω・
エアコンの、温度を上げてみた。
7/10/2023, 3:11:07 PM