灰色の瞳

Open App

それでいい

誰にも認められなくても,

君は生きたいように生きていた。

それが君の第一印象。

でも僕は君の生き方が嫌いだった。

いや,羨ましかったのかもしれない。

僕と違ってみんなの前でも

自分らしく居られていて。

なぜその生き方を選んだのか

君にたずねると,

「自分の居場所があっても,自分らしく居られない

のは生きていて辛くないですか?今の子供たちは

みんな自分を隠して居るように見えるんです。

これは僕のエゴだけれど,子供たちには自分を

出して自分らしく居られる環境を見つけて欲しい

んです。でも,ただ言うだけじゃ伝わらないから

みんなの前で,隣でこのようにしているんです。」

僕はこの言葉に,君に救われた。

誰にも認められなくても,

それが本当の君ならそのままで,それでいいんだ。

変わる必要なんてどこにもない。




4/4/2023, 10:38:47 AM