一年後、俺はどうしているのだろうか。高校を卒業して、きちんと働くのか。それとも働けずに日々を生きるのか。高校の最終学年の夏、そんなことを考えていた。そんな不安を打ち明けたら、あなたはそっと俺の背中に手を当てた。「大丈夫。君ならちゃんと生きていけるよ。俺が保証する。また何かあったら話しなさい」優しい言葉と手の温もり。俺は顔を上げて頷いた。
6/24/2023, 10:40:40 AM