NoName

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目が覚めると、そこには何もなかった。
物は愚か、色も光もない。誰かを呼んだはずの自分の声すら聞こえない。
自分という実体が存在するのか、それすらも怪しくなってくる。
「何もない部屋」、そこで生涯を終えるのが僕の罰。

7/11/2023, 3:23:27 AM