「あの頃の私へ」
辛かった。しんどかった。
未来に希望なんてなかった。
この道を選べば良くなるとか成長出来るとか全く考えてなかった。というか考える余裕もなかった。
この道しかなかった。
自分が自分でいられると思ったのは。
夜中に何度も外に出てグルグル考えた。自分に言い聞かせてただけかもしれない。
これ以上自分に失望したくなかった。
小さい頃に想像していたようなかっこいい姿なんてなかった。みっともないし、どこまでもダサい。
それでも誰かのせいにしたり、ヤケになることもなく、ギリギリ自分を保つことができた。よく頑張ってるよ。
あの時の選択が正解だったかはまだ分からない。
でも不正解ではない。消去法の人生だけど、考え抜いて選択肢を消してきたから後悔はない。
まだこの道は途中だ。胸を張ってこの道が正解だったといえるようになる頃には、きっとあの頃の醜い自分も少しはマシに思えるかな。
5/24/2024, 11:41:28 AM