Omothi

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君に逢えた、ただそれだけで涙が溢れるくらい恋をしていた。
君の日々の不可欠でありたかった。

わかっているよ、もう会えないことなんて。
あの日からずっと、心から君が離れてくれないんだ。

君とすれ違った時に香る匂いが好きだった。
何の香水を使っているの、なんて聞けやしなかったから。
今宵も僕は、君のふりをした香水に包まるんだ。


〝香水〟

8/30/2023, 10:12:01 AM