クジラになりたいイルカ

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この世界は____

2023/01/16 小説日記

23:36


今まで、私はすごくいい感じの人生を送ってきたと思う。人には優しく、友達には恵まれ、家族は毎日仲がよく、こんなに恵まれた環境にいる人間そうそういないだろう。自分で言うのも何だが、私は学校ではおそらくクラスで一番優しい。

私は、鈍感で、天然で、馬鹿で、優しくて、嘘をよくついて、気づかないうちに誰かを傷つけている。そういう性格だ。正直、その性格は半分本物だし、半分嘘だ。

例えば、一部の友達からパシリ扱いされても鈍感だがなんとなく、「あ、これパシられてる」と気づくことは出来る。それでも、それよりも、この感情が勝つ。「めんどくさい」。その後、いつも思うんだ。誰も傷つくことはないし、私だって人の役に立つのは嬉しい!……

というのは、ほんの建前だ。パシられてるということに気づいている、半分嘘でできた私の性格に周りの友達は、「もー、クジラは優しんだから!」と言い、結局こっちの味方についてくれる。

私は味方になってくれる友達が増え、一部の友達は私のおかげでめんどくさいことをしなくで済む。そして、後に私の味方となってくれている友達は一部の友達を嫌い、私を守ってくれる。

どんなに嫌なことをされようとも、全て私に帰ってくる。そんないい事づくしのこの性格に生まれてきて本当に良かった。半分嘘だけど。まぁ、みんなそんなことやってるし。っていうか、みんなほぼ外面は嘘の自分じゃん。私だけじゃない、。


そうやって、うまーく生きていた。
自分の短所も長所もうまく使い、誰もが私のすることを「しょうがない」と思えるよう、毎回、仕向ける。絶対、100%の被害者が最終的に勝利するのだ。


それなのに、自分の長所をしっかりとわかっていて全てうまくいっているのに。本当の私は嘘の私をいじめ続ける。

毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日

夜になると、自己嫌悪が止まらなくなって嘘の自分が気持ち悪い、と言うんだ。



「何が100%の被害者だ」

「自分はすごいやつでうまくやってるアピールの
文?なにこれ、書いて何になるの?」

「誰に見せても返事帰ってこないんだよ?っていうかこんな文、誰が見ても気持ち悪いって思うよ」

「お前は確かに天然だし、間抜けで鈍感だ。だけど半分嘘だろ?50%じゃん。キモい」



うまく生きているはずなのに、毎日毎日、頭の中がうるさい。うるさくて、うるさくて、殺してやりたい。夜になると毎日、そう思う。



でも、朝になるとそれが夢のようにほぼ忘れてしまう。なんで泣いていたのか、なんで苦しんでいたのか、頭の中がうるさいなんてどんな感覚だったのか。夜に書いた小説日記を読んでも全く理解ができないし、共感もできない。





この世界は____

半分嘘でてきている。


0:03


あとがき

やばい。きもすぎる。なにが、半分嘘でできているなん?!きもいわ!ここまで読んでくれた方、まじで不快ですよね。読み返すと厨二病か?ってなりますわ。でも、この文は全部本物で、消してしまいたい感情と自分の頭の中にある不安や気持ちなんです。それに嘘をついたり、消したりすることはできません。ごめんなさい。

あー、!!でもやっぱりキモい、消そうかなぁ


1/15/2023, 3:21:12 PM