氷菓

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-街の明かり-
私は夏も好きだけれど冬も好き、どっちも混ざっちゃえばいいのに という中途半端な性格です。
夏は夏祭りで街がにぎわうし、青空に入道雲がもくもく 不思議なくらい重そうなのにふわふわういている姿を見るのが大好きです。
冬は雪化粧で覆われて、クリスマスムードにみんな飲み込まれて幸せを享受することが出来ます。それに、なにより(しつこいようですが)空がどこまでも澄み渡っていて、湿度がなくてカラッとしている、日がすぐ落ちてしまって街灯しかない夜をふらふら彷徨うのが良いのです。

今は夏だから日がなかなか落ちず、日光の明かりできらきら輝いているけれど、冬の お店や街灯から受ける人工的な明かりに照らされて輝かされている、いわば月のような情景も どちらも見応えがあります。
どっちかだけ、なんて もったいなくて、寂しいから、夏と冬が一緒に来てくれたらどれだけ素晴らしい景色なんだろうと思います。
でも、ぶつかり合って無くなっちゃう、なんてこともあるから別れてるのかな、なんて取り留めもなく考えている今日この頃。

夏と冬のいいとこ取りのどこまでも澄んだ空が続けばみんな幸せになれるのでしょうか。
きっとそんなことないし、これからも嫌なことは積み重なっていくけれど ちょっとずつ 少しでいいから何か自分なりに紡いでいければいいなと思います。

7/8/2024, 10:33:57 AM