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「脱スマホマニュアル」という本を読んだ。
この本を読んで私は、スマホでエッセイを書こうと思った。
脱すべきは、スマホというハードではなく、SNSのように無限にスクロールできるソフトのサービスだと考えたからだ。
その無限に流れる「未知」と思われるような情報を追い求めず、とりあえず自分の言葉をスマホで打てばとりあえず折衷案かと思ったのだ。
そこで、プレイストアで「エッセイ」と検索し、一番上位にあり高評価のアプリをタップした。
そこでびっくりした。開発者の方の名前が「ほその夫妻」だったのだ。私もまさに、ほその夫妻の妻である。
話題にするほどの珍しい名字でもないが、王道の名字に挙がることも決してないはずだ。ある種の運命を感じた。
もっといつものスマホでの現実逃避のように、難しい本をさらに読もうとも思ったが、この一見学生向けのような本からのアプリとの出会いは、千のスクロールにも勝る体験となった。

6/28/2024, 10:07:07 AM